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2024-08-06 10:00

【読みやすさの作り方】フォント選びが人々の印象をどう変えるか

UDフォントと読みやすいデザイン(大きさ・色・余白) ▼ ちふねこさんのXはコチラ https://x.com/tifune_nft/ ▼ 過去放送をVoicyで探す ⁠https://r.voicy.jp/0pvmbkvZ9eA

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こんにちは、フリーランスデザイナーのちふねこです。今日は、読みやすさの作り方について、フォント選びが私たちの印象をどう変えるのかっていうテーマでお話ししていきたいと思います。
まず結論から言ってしまうと、フォントで何が変わるのかっていうところなんですけど、もうタイトルにある通り、フォント一つで読みやすさが変わるっていう話を今日はしていきます。
もちろんフォントで与える影響の変化って、その読みやすさ以外にもいろいろあります。
例えば世界観だったり、このフォントで受ける印象、このフォントだとなんか優しい感じ、フレンドリーな印象を受けるなとか、高級感感じるなとか、そういった何というか抽象的な感情みたいな変化はもちろんあるんですけど、今日はその中でも特に読みやすさっていうフォントの力についてお話ししたいなと思います。
メインはフォント選びで読みやすさ変わりますようなんですけど、後半では読みやすさを作るにはフォントを選ぶだけじゃなくて、もっとデザイン面で色だったり、大きさ、あとは余白の作り方とか、
もっとちょっと具体的にデザインで応用するときに読みやすさを担保する注意点というかポイントもご紹介したいと思います。
そもそもなんでフォントで読みやすさが変わるのかっていうところからなんですけど、まずフォントって一つ一つコンセプトがあるんですよね。
そういうあるコンセプトに基づいて作られた、デザインされた文字の塊、集合をひとまとまりで書体とかフォントって呼ぶんですけど、それがそれぞれ
作りたい世界観があったり、あとは適した使用場面、こういう時に読みやすいフォントにしようみたいなコンセプトとか、そういったフォントによってあるんですよね。
おすすめの世界観、作りたい世界観だったり、使用場面っていうのがあるので、選ぶフォントによってその受ける印象だったり、読みやすさっていうのが変わってくるんですよね。
例えば同じ民調体でも横書きの時に読みやすいフォントと縦書きの時に読みやすいフォントみたいな、そういうコンセプトの違いで
フォントを分けているものとかあるんですよね。 まあこんな感じでフォントの種類ってたくさんありますけど、それぞれにコンセプトとかおすすめの使用場面
みたいなのがありますよっていうところで、今日はその中でもUDフォントっていうのをご紹介したくて、このフォントの中に
頭文字でUDって入ってたり、フォントの名前の途中にUDって入ってたりするものがあるんですけど、皆さんも見たことありますかね。
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で、このUDって何の略かっていうと、ユニバーサルデザインの略で、そのユニバーサルデザインってフォント以外でも結構
バリアフリーデザインとか、 街づくりでよく聞くかなぁと思うんですけど、段差をなるべくなくして車椅子の人でも使いやすい
街づくりとか、駅にめちゃくちゃエレベーター増えてるとかもそうですし、 そういったその身体的な能力の差
とかに限らずあらゆる人、みんなにとって使いやすい、 わかりやすいみたいなデザインのことをユニバーサルデザインって呼んだりするんですけど、これがフォントにおいてもあるんですよね。
そのフォントで言うと誰にとっても読みやすいとか、 しっかり文字の判別がしやすいみたいな
そういう視力にちょっと欠点があるみたいな人でも しっかり読みやすいようにデザインされているフォントがUDフォントです。
でフォントにおけるユニバーサルデザインって具体的にどう違うのか? 普通のフォントと何が変わっているのかっていうと、
その似たような文字の差をしっかりつけるだとか、 なるべく画数を減らすみたいな、なるべくシンプルな形にするとか、
あとは濁点と反濁点の違いもわかりやすいようにより強調したり、 っていうような工夫がUDフォントではされてるんですよね。
でこのUDフォントの凄さがわかるエピソードが一つありまして 奇跡のフォントっていう書籍で紹介されてたんですけど
ある小学生の男の子のお話で、その子は普通の本とか教科書の文字っていうのがどうしても読めなくて
どうせ俺は無理だからみたいな感じで途中で読むの諦めちゃうっていう子がいて、 その子のためにその小学校ではちゃんと
普通の教科書を読ませるんじゃなくて、パソコンとかの画面を使ってズームしやすくしたり 色を自由に変えられたりみたいなそういった工夫をしてたんですけど、それでもどうしても読めない
っていう子がいたんですよね。それでその先生、小学校の先生が試しに教材のフォントを
UDデジタル教科書体っていうフォントに変えてみたんですよ。 でそしたらその男の子がこれなら読める
俺はバカじゃなかったんだって言って、それまで読むの文字を読むっていうのがなかなかできなかった男の子が
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フォントを変えることでしっかり読みやすくなったっていう事例があるんですよね。 という感じでこれぐらいフォントには
その種類によって読みやすさが格段に変わるだとか、そういうポテンシャルがあるんですよね。 これを聞くとじゃあ全部UDフォントにすればみんなが読みやすくていいじゃんって
なるかもしれないんですけど、ただここで強調したいのはそのフォントを変えることで 読みやすさが大きく変わるようにそれぞれ
その持ってるコンセプト、フォントが持ってるコンセプトによって与える印象が変わってくる っていうところをお伝えしたくて
もちろんその自分が作りたいデザインが読みやすさ最優先のデザインならUDフォントを使う意識
使うようにすればいいんですけど、例えばカフェのメニューとかでもっとカフェの世界観 高級感のあるカフェならそういったフォントでより世界観を作り出したい場合もあるだろうし
その中でも細かい文字はUDフォントを使った方が読みやすいかなみたいに、そういった使い分けもできると思うんですよ
という感じで今日はフォントっていうのはそれぞれコンセプトがたくさんあって その中で読みやすいものがあったり、より伝えたい世界観が変わってきたり
っていうのがあるのでデザインをする上でフォント選びっていうのは結構大事ですよ っていうのが今日のお話です
で最後にそのフォント、読みやすさっていうのを作りたい時に フォントをとにかくUDフォントにすればいいのかって言うとそうじゃなくて
そのフォント選び以外にも文字の大きさだったり配色 あとは余白の作り方で読みやすさにも大きく影響があって
例えば大きさで言うと文字の大きさは潰れない大きさだとか太さにしたり あとは読ませたい文章、長い文章とかは大きくしすぎない方が読みやすかったり
っていうような感じで大きさっていう一つの視点でもより適切なデザインっていうのがあります あとは色で言うとよく私もこの配信で言ってるのが明度差をとにかくつける
白黒にした時の明暗の差ですね 具体的なテクニックとしては文字の何か写真の上に文字載せる時とかは文字の下にベタを色ベタを敷く
例えば黒い文字で背景が緑の木々の森の中みたいな写真だったら 黒い文字って見づらいと思うんですけどその黒い文字の下に白い帯を引くみたいな
そういった感じで明度差をしっかりつけたり あとは文字の周りに光彩っていう加工だったりドロップシャドウっていう影をつけたり
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っていうことでも明度差をしっかり強調するっていうのができます あとは余白、文字周りの余白を適切にとる
具体的には文字同士の間隔、横の間隔だったり あとは行と行の文字の塊の間隔をしっかりとるとか
文章の上下左右にしっかり余白をとる なんか枠の中にすごい文字ギチギチに詰め込んじゃうとかたまにあると思うんですけど
そういうのはすごく読みづらいので しっかり文字の周りに余白をとるっていうのも読みやすさに繋がります
ということで今日は読みやすさの作り方について 特にフォント選びっていう視点でいろいろお話ししていきました
菊武フリーランス講座の毎週火曜日はこんな感じでサクッと学べるデザインのお話をお届けしています
今日も最後まで聞いてくださりありがとうございます
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