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2024-12-27 05:00

2024年12月27日 いせさきFMニュース

12月27日 いせさきFMニュース

(1)年収の壁123万円で県と市町村45億円減収

(2)企業・団体献金「廃止も選択肢」山本知事

(3)父親殺害で館林の50歳長男逮捕

(4)高崎ホテル強盗事件、少年を家裁送致

(5)伊勢崎市が国保税滞納額を誤徴収

サマリー

群馬県では、所得税の非課税枠引上げに関する試算が発表され、企業団体献金の扱いについての議論が続いています。さらに、暴力事件や誤った徴収事例が報じられ、県内の治安と行政の対応が注目されています。

所得税と非課税枠の試算
群馬県のニュースをお伝えします。
(1)所得税が生じる年収103万円の壁に関して、自民・公明両党が与党税制改正大綱に123万円までの非課税枠引上げを明記したことに関連し、
県は26日、非課税枠が拡大した場合、県と市町村で45億円の減収になるとの試算を明らかにしました。
県の個人県民税が6億円、地方交付税が17億円減り、市町村の市町村民税が9億円、地方交付税が13億円減る見込みです。
ただ、地方交付税については、2025年度は一般財源総額が確保され、実際の交付額は2024年度より増額となる見込みです。
県民税や市町村民税も物価高や所得増の影響などで上振れる可能性があり、実際の減収幅は未知数だということです。
非課税枠の引上げについては、国民民主党を加えた3党が協議を続けています。
(2)国会で来年3月末までに決着が先送りされた企業団体献金の扱いについて、
山本知事は26日の記者会見で「すっぱりと企業団体献金を廃止するのは選択肢の一つだ」とした上で、
継続する場合でも、透明性を確保するための仕組みが不可欠だという考えを強調しました。
24日に閉会した臨時国会では、政治改革が焦点となり、
政策活動費の廃止などが明記された政治改革の3つの関連法が成立しましたが、
結論が持ち越された企業団体献金の扱いについて、石破総理大臣は、来年3月末までに結論を出す考えを示しました。
山本知事は26日の定例会見で、この企業団体献金の扱いについて、
「すっぱりと企業団体献金を廃止するのは選択肢の一つだ。
これまでは急にやめるというのは少し乱暴な気がしていたが、
不信を招いてきた政治家の責任だと思うようになった」と述べました。
一方、継続する場合でも、誰でもオンラインで収支報告書が確認できるなど、
透明性を確保するための仕組みが不可欠だという考えを強調しました。
(3)25日、館林市の自宅で70歳代の父親を殴るなどして殺害したとして、
50歳の長男が殺人の疑いで逮捕されました。
警察の調べに対して長男は「父親をたたいたが致命傷を与えたつもりはない」と供述し、
殺意を否認しているということです。
逮捕されたのは館林市の無職、赤坂和博容疑者50歳です。
警察によりますと、25日午前9時ごろ、
自宅で父親の好博さん77歳を殴るなどして殺害したとして、殺人の疑いが持たれています。
警察は母親から消防に「夫の意識がなく、呼吸もしていない」という通報があったことをきっかけに捜査を進めた結果、
26日、同居している長男を逮捕しました。
調べに対して「父親がうそをついたので頭にきて、たたいた。
致命傷を与えたつもりはない」と供述し、殺意を否認しているということです。
警察は2人の間で何らかのトラブルがあったとみて、詳しいいきさつを調べています。
(4)先月、高崎市にあるホテルの客室に押し入って、宿泊客の女性から携帯電話を奪ったとして少年ら3人が逮捕された事件で、
警察は26日、17歳の少年ら2人を家庭裁判所に送りました。
この事件では、もう1人の17歳の少年も今月、家庭裁判所に送られています。
家庭裁判所が今後、3人の生活状況や家庭環境などを詳しく調査して処分を決めることになります。
(5)伊勢崎市は26日、国民健康保険税の滞納額の徴収で、誤って別人男性の預金を差し押さえてしまったと発表しました。
男性は、本来差し押さえるべき人物と同姓同名の上、生年月日も同一でした。
市が住所の確認を怠ったことが原因で、男性に謝罪し、誤って取り立てた額を返金しました。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。
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