衆院議員削減法案と新型糖尿病の研究
群馬県のニュースをお伝えします。
（１）自民党と日本維新の会が提出を目指す衆院議員定数削減法案を巡り、共同通信者は、「小選挙区25、比例代表20」の削減となった場合の定数配分を試算しました。
自民党と日本維新の会が提出を目指す衆院議員定数削減法案を巡り、共同通信者は3日、「小選挙区25、比例代表20」の削減となった場合の定数配分を試算しました。都道府県単位で議席配分することを前提に、小選挙区の提出を大幅に減らすと都道府県間の「1票の格差」が拡大するとみられます。
試算によりますと、小選挙区は東京が3の減少、千葉、神奈川、大阪は2の減少となりました。
群馬、茨城、栃木などは1の減少でした。
一方、比例代表は南関東、東海などが3の減少、北関東、東京、九州が2の減少でした。
（２）生活習慣や遺伝などが発症リスクとなる2型糖尿病に関し、群馬大学などは女性を対象とした研究で、
日本人の発症リスクが白人のおよそ2.3倍だとする結果を発表しました。
生活習慣や遺伝などが発症リスクとなる新型糖尿病に関し、群馬大学未来先端研究機構とオーストラリアのクイーンズランド大学の共同研究グループは3日、女性を対象とした研究で、日本人の発症リスクが白人のおよそ2.3倍だとする結果を発表しました。
群馬大学によりますと、アジア圏の女性の発症リスクに関する情報は限られており、BMIと人種の組み合わせで解析した点に新規性があるということです。
研究グループは、日本、中国、イギリス、スウェーデン、オーストラリア、オランダ、アメリカの7カ国に住む女性およそ73万人の疫学データを活用しました。
一方、BMI別に比較しますと、肥満の日本人の発症リスクは、適性体重の白人の最大19倍以上に及んだということです。
紀留市の生活保護問題と交通事故
群馬大学とオーストラリアのクイーンズランド大学は、女性の健康をテーマとする共同研究を2023年から本格的に始めました。
（３）桐生市の生活保護で不適切な対応が行われた問題をめぐり、桐生市は市に対する厚生労働省の事務監査の結果を公表しました。
桐生市の生活保護で不適切な対応が行われた問題をめぐり、桐生市は3日、市に対する厚生労働省の事務監査の結果を公表しました。面接相談時の会話録音データを活用した状況確認方法が確立されていないなど、市の改善策の実効性を問う指摘がありました。
桐生市は来年1月6日までに県を通じて改善状況を報告します。
桐生市の福祉課はマネジメント面での課題があるとした上で「これまで実施した改善策についてさらに踏み込んだ取り組みが必要」と受け止めました。
（４）太田市で74歳の男性がトラックにはねられ死亡しました。
2日午後9時ごろ、太田市の市道で歩いて横断していた74歳の男性が左から来た大型トラックに離れました。
男性は太田市内病院に救急搬送されましたが、胸を強く打ち死亡しました。
太田市によりますと現場は片側2車線の直線道路で横断歩道はありませんでした。
目撃者が119番通報したということで警察が詳しい事故原因を調べています。
（５）3Dプリンターで使った立体のカルタを使って誰もが楽しめる「上毛かるた」の遊び方を考える授業が玉村町の小学校で行われました。
障がいのある子も一緒に学ぶインクルーシブ教育のモデル校となっている玉村町の上陽小学校では、
近くの特別支援学校の児童とともに「上毛かるた」を使って誰もが楽しめる遊び方を考えてきました。
3日は4年生と特別支援学校の児童およそ60人が参加して、
目の見えない彫刻家が制作した木彫りの上毛かるたを元に、「山」や「だるま」など3Dプリンターで立体的に表現した札を使い、
自分たちで考えたルールで遊びました。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。