00:05
こんにちは。スタイリストのてしがわらです。
今日のテーマは、パーソナルスタイリストに必要な伝える力についてお話をしていきます。
ファッションが大好きだから、好きなことを仕事にしたいから、
昔ファッションは自信なかったけど乗り越えたから、
あるいは昔からオシャレだねって言われたから、
そういった理由でパーソナルスタイリストに興味を持って目指す方も多いと思うんですね。
それは本当にお一人お一人の才能ですし、そこは大きな強みになります。
ただ、実はそこプラススタイリストとしてお客様から選ばれ続ける、
リピートを続けていただくためには、やっぱり伝える力がとても重要なんじゃないかなって思っているんです。
例えば、今音声聞いていらっしゃるあなたが、
このお洋服お客様に絶対に似合うって思っていても、
それをお客様に伝わるように言葉にできないとやっぱり伝わらないんですよね。
で、むしろいいですね似合いますよという言葉だけだと、
もしかしたら相手は本当かなとか、
社交事例かなとちょっと不安になる場合もあるかもしれないです。
だからこそパーソナルスタイリストは、
しっかりとその理由を言葉にしていく力っていうのが求められます。
例えば、このシルエットが素敵ですね。
もうなんかそれらしく聞こえますけど、
もっと具体的にしたいんですよね。言葉にしていきたい。
例えば、このシルエットだと腰の位置が高く見えるから、
足長効果があってスラッとして見えるんですよと、
そういうふうに言った方がちょっとワクワクしませんか?
お客様目線で言っても。
なので、なぜそれが似合うのかについて、
しっかりとロジックで伝える。
これがお客様とお客様の納得感と安心感につながるというわけです。
もう一つ大事なのは、私は言葉の選び方だと思っています。
例えば、専門用語ばかり使っても、
お客様はイメージできないので伝わりづらいんですよね。
かといって、なんか曖昧すぎて可愛いだけだと、
説得力っていうのがなかなか増さない。
強くならないですよね。
なので、例えば、
あなたは骨格ウェーブさんだからとか言いがちかもしれないですよね。
03:05
骨格について勉強されている方だったら。
というのではなく、
例えば、上半身は華奢に見えるから、
柔らかい素材やフィット感のあるトップスがすごく綺麗に着こなせますよとか。
そのように相手が分かる言葉で伝えるっていうのが、
プロの選ばれるパーソナルスタイリストとしての信頼につながっていきます。
そして最後になんですが、
伝える力ってもともと持っている人だけがうまくいくものでもないです。
鍛えることができるっていうことですね。
要は練習をすればいいんですよ。
あとは慣れ。
というわけで私の講座でも、
やっぱり最初うまく説明できない。
あなたは骨格ウェーブさんだからとか、
そこで提案に持ってこうとする。
そういう方も結構いらっしゃるんですが、
それで相手に伝わらないっていう風に最初悩んでいた方ほど、
今では練習を積み重ねてリピートされていて、
お客様から信頼されていますっていう風に感謝されていくんですよね。
というわけで実際のスタイリングの練習の中で、
どう伝えたら伝わるかみたいなところを講座ではやってるんですけど、
この音声でもそのあたりのエッセンスを、
少しでも伝わるように伝えていきたいなって思っていてこのテーマにしたんですが、
いかがでしたでしょうか。
センスだけじゃなくてちゃんと言葉で選ばれるスタイリストになっていきましょう。
というわけでまた次回の配信でお会いいたしましょう。
