ノーベル賞受賞のニュースを受けて、かわむーが学校のホームルームで生徒に伝えたかった、人生における大切な視点について語ります。
現代の子供たち(そして大人たち)を縛る「役に立つ」という呪い。コスパ・タイパを求めすぎて、目の前のロマンや好奇心を無視していませんか?
今、無駄だと思っていること、一見「無用の用」に見える学びこそが、将来どこかで点と点が繋がり、最強の武器になります。
目の前の物事を楽しむ「楽しむ力」こそが、究極の準備であり、キャリアを切り拓く力です。
#ノーベル賞 #無用の用 #計画的偶発性 #クランボルツ #マーク・グラノヴェッター#キャリアデザイン #探究学習 #タイパ #楽しむ力
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▼「好奇心のたまり場」とは?
「好奇心のたまり場」は、福岡の現役高校教員のかわむーが日々の生活の中で生まれる好奇心やワクワク、問いやモヤモヤをリスナーの皆さんと一緒にじっくりと味わう番組。
みんなんで好奇心を持ち寄り、日常を少しだけ豊かにする「知の冒険」に出かけましょう。
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はい、始まりました。好奇心のたまり場。この番組は、福岡の現役高校教員が、教育や学びの場作り、探究、キャリアなど、日々の生活の中で生まれる好奇心やワクワク、問いやもやもやを、リスナーの皆さんと一緒にじっくり味わう番組となっております。
パーソナリティを勧めます。川向こと川村周平です。よろしくお願いします。
ということで、今回が2回目の配信ということで、あのー、多分冒頭の挨拶も前回に比べてちょっとだいぶ変わってはいるんですけれども、なんか別の番組みたいになってたらすごい申し訳ないなと思いつつ、結構ですね、とりあえず始めちゃおうという気持ちで、第1回を撮ったので、なんて言うんでしょう、ノリで撮っちゃってるところがあってですね、実はこれ編集も試しにですね、あの、アドビのオーディションでちょっと取り込んでみて、
フィラーなんかは切ったりはしてるんですけど、ほとんどそれぐらいですかね、ちょっと編集をしてアップしたんですけど、実は台本もほぼ書かずにやってまして、いつも、いつもっていうか今回もなんですけど、そう、なんで、どんな感じがいいんかなーっていうのをちょっと今模索中で、なんか聞くところによるとやっぱり台本はみんな作るみたいなんですけど、
なんか台本があったらあんまりなんか気軽に喋らないなーっていう気持ちがあったので、一旦台本なしで2回目も撮ってますので、やっぱその場のノリで喋ることが多くなってしまいますけれども、ちょっとそこはご愛嬌ということで、あの、やっていければなというふうに思っております。
あのー、前回まあ自己紹介簡単にしたんですけど、実はちょっとまだ付け足しで自己紹介をしようかなと思ってまして、実はあのー、今回ポッドキャスト始めるにあたってですね、実は学校の方でもあのー個人的にラジオ番組を始めてまして、そっちの方は完全にまだクローズドでやってるんですけど、なんか先生たちの取り組みだったりとか、あのー先生たちの探求みたいなところをちょっと深掘りして、
なんかそれがなんかコンテンツとして面白い形で他の先生たちにも聞いてもらって、なんかお互いをなんかこう押し合えるような、そういう文化づくりみたいなのができたらなーっていうところで、これも完全に耳ぐりさんのを習ってやってるところなんですけど、なんかそういうところもあって、ちょっとなんかラジオはやる側もちょっと楽しくなってきてるので、今回好奇心のたまり場というラジオ番組を個人的に始めてるっていう感じになってます。
はい、というわけでちょっと2回目もやっていければなというふうに思っております。
で、今回ですね、えっと2回目ということで、まあちょっと1個テーマを話したいなとは思ってるんですけど、今回ですね、あのー最近学校で子どもたちに喋ったことをちょっとテーマに話をしたいなというふうに思ってまして、あのーまあうちも高校で、まあ中学、小学校あると思うんですけど、大体朝のホームルームっていうのがあるわけなんですね。
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あのーまあ大体連絡事項があって、その後まあ5分間とか10分間とか、まああの先生たちが喋ったりするっていう時間があるんですけど、まあなんか基本は子どもたちに時間を渡してるんですけど、まあたまに私が喋る時間もあって、なんか伝えたいときなんかは先生ちょっと喋っていい?っていう感じで喋るんですけど、えっと10月の頭ぐらいにできた話をですね、ここでちょっともう1回取り上げようかなというふうに思ってます。
で、どんな話かっていうと、あのー10月の頭にノーベル賞が発表されたじゃないですか。日本からもノーベル生理学賞とノーベル科学賞で班大の坂口先生と京大の北川先生が受賞されたんですけど、いつぐらいでしたかね、10月の6日とか7日とか、それぐらいの時期だったかな。
で、ちょうどあの学校が秋休みが明けたくらいで、なんか秋休み明けだし、なんか子どもたちにいい話しないかなーっていうところでちょうどのタイミングだったんで、あ、この話するしかないじゃんと思ってテーマを選んだんですよね。
で、ちょうどその日朝職員室でも結構その話題で持ちきりて、いろんな先生と話したりをしてて、ちょうどホワイトボードにもあのうちの教頭が、北川先生のところで話題に上がってた幸運は準備された心に宿るっていうふうな名言をですね、ホワイトボードに書いてて、あ、これホットな話題ですよねーって言って職員室でまず朝ちょっと話題になったんですよね。
で、もともとこの名言っていうのが、あのフランスの最近学者のパストゥールが言ったものでして、まああの世界史で言うとおなじみのあの狂犬病ワクチンを作ったっていうところで、だいたいあのね世界史の選択試験とか共通テストで、だいたい四択問題で出てきがちなあいつなんですけど、で、あの先生によってはですね、これあの俳句のやつじゃーんって言って、なんか俳句でも、私ちょっと俳句はですね、実はあのう、
狂いのオタクではあるんですが、ちょっと俳句はですね、実は覚えてなくて、なんか俳句の中でもこのワードが出てくるみたいなんですよね。で、あ、これ俳句のやつだっていう先生もいれば、なんかいろんな感想だったりとかコメントが職員室でも巻き起こってまして、
で、あとですね、このメッセージに加えてですね、ちょうど北川先生が大事にされている言葉っていうのがいろんな記者会見だったりとかニュースで報道されてたので、それも併せてホームルームの方で紹介をしたんですね。
で、どんなやつかっていうと、まず北川先生が大事にしている言葉っていうのが2つあって、まず慶念の心っていう言葉ですね。要はどんな苦難があっても柔軟に立ち向かうというか、何があっても立ち上がるんだみたいな慶念の心というのが1つと、あとは無用の用っていうキーワードですね。
これ本当最近ずっとキーワードにというかホットワードになってましたけれども、要はこれもともと中国の諸子百家の宗師が言った言葉なんですけど、要は一見役に立たないようなものでも役に立つんだというふうな言葉なんですね。
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で、これを併せて北川先生が記者会見の中で言ってまして、準備された心に古文が宿るというところもですね、要は北川先生もいろんな出会いがあって、友達に恵まれて、それがある種準備された心であって、最終的にはそれが実を結んで今回に至ったんだというふうな話をしてました。
要は突然宝くじというか、大きなものがドカンと当たるわけじゃないんだというふうな話をされてたわけなんですよね。
で、これ聞いてめちゃくちゃいいなと思ってて、というのも最近ずっと私自身考えてたことがあって、これも子どもたちにちょっと話をしたんですけれども、最近ですね、私これもう呪いじゃねえかなってちょっと思ってるんですけど、役に立つってすごい呪いじゃないですか。
もっと端的に言うと、コスパとかタイパとかっていうのがここ何年かでめちゃくちゃ言われるようになってて、中でもこの役に立つかどうかっていう判断基準でいろんな人たちもそうだし、特に子どもたちですね、結構物事を選んじゃってるなーっていうのがちょっと私自身結構課題感としてあってですね。
例えば先生やったらめっちゃ共感してくれるんじゃないかなと思うんですけど、先生それって勉強して何の役に立つんですかみたいな、これむちゃくちゃ言われませんか。
私科目が歴史なので結構ですね、これもうなんだろうな、しょっちゅう言われるんですよ実は。先生歴史って勉強して何の意味があるんですか。これ何か役立つんですかみたいな。
結構言われてきた経験があって、今でこそもうずっと歴史を教えてますし、今でこそ私の言葉でですね、例えばなんかよく言う海外旅行に例えられて説明されることありますけど、日本のことって日本にいただけじゃわからないじゃんっていう。
海外に行って日本の良さがわかるっていうところもあるので、要は今の時代の良さだったりとか今後どうなるかっていうのはやっぱりちょっと時間軸ずらして、いろんな視点ずらして見ることで今の良さだったりとか今後の可能性っていうのが見えてくるから、やっぱり歴史っていうものも過去の視点を持って今の時代だったりとか未来を見ていくんだ、そうすることでやっぱり見えてくるものもあるよねっていう風な話をしたりだとか、
単純に歴史やれば視点増えるじゃんって。やっぱちょっと目の前の物事なんかを俯瞰して見れるようになるし、ちょっとやっぱり人生行きやすくなるよね、楽しくなるよねっていう風な話をやっぱしたりするんですけど、なんかやっぱそれって子供たちにあんまりやっぱ、うーんって感じなんですよね。
個人的にこの先生何の役に立つんですかってめちゃくちゃ嫌いなんですけど、これ言われるの。なんか最近の課題感として子供たちは特にですけど、目の前の物事にのめり込んだりだとか、なんか純粋に楽しんだりできなくなってるんじゃないかなっていうのがちょっと思うところとしてあって、なんか役に立つかどうかのその指標で判断するってめちゃくちゃもったいなくないですか。
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なんかそれこそね、さっきの無用のようじゃないですけど、すごいなんかいろんな可能性を潰してしまっているというか、なくしてしまっているなーっていうのがちょっとあったので、それも最後にあのショートホームルームの最後にちょっと伝えたんですよね。
やっぱ役に立つかどうかって正直わかんなくないですか。たぶん我々もそうですけど、なんかこれ役に立つだろうなーと思って、なんか勉強したこととかやったことって案外役立たないというか、なんかあんまり微妙で、実は実際なんかそのこれどうかなって思う役に立つかどうかわかんないようなことの方が実際役に立ってたりするじゃないですか。
だからやっぱなんかそういうのを高校生の間にも大事にしてほしいなっていうのを結局ショートホームルームに伝えたんですけれども、やっぱ時代にもよりますよね正直。やっぱこれもう時代的ななんかやっぱ呪いだなーってちょっと思ってるんですけど。
やっぱSNSが子どもたちに一般化してもうスマホをもう1日中ずっと握ってる子たちなので、なんかやっぱ知りたい情報だけにアクセスするっていうのはもう当然の流れになってますし、なんかあとそうですよね、例えば読書離れなんかも本当にそうですよね。
自分の知りたい情報だったりとかなんか自分の心地の良いものしかやっぱり今目に入れないというか向き合わないような気がしていて、それこそねよく言われる文化庁の調査で1月に1冊も本読まない人が今6割ぐらい、6割超えてるらしいんですよね。
で、それこそちょうどこの前の授業で子どもたちに最近本読んだみたいな話をしたんですけど、これ3年生に聞いたんですけど、やっぱり半分以下でしたね。やっぱちょろっと聞いても、やっぱなかなかちょっとコスパが悪いというか、欲しい情報がすぐ手に入んないじゃないですかみたいなことをちらっと言われて、まあそうだよねーって思いながらですね。
なんかそんな話をしてたんですけども、なんかこうやった、ある種役に立つっていう呪いをですね、解く鍵っていうのはなんかないかなーっていうところで、私なんか2つあるなーって思ってですね、実はこの2つ自分自身が生きる上でですね、大事にしてる考え方でもあるので、今日最後にその2つの話をできたらなというふうに思ってるんですけども。
まず1個がですね、キャリア論でよく出てくるジョン・クランボルツの計画的偶発理論ですね。
まあよく言うプランド・ハップスタンス理論ってやつなんですけども、要はこれ何かっていうと、まあ知ってる人も多いと思うんですけど、個人のキャリアっていうのが8割は予想しない偶発的なことによって決まっていくんだっていうふうなそういった考え方ですね。
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なんでそういった偶発性、偶然みたいなものをある種計画的に設計をしていく、そうすることで人生をより豊かにしていこうっていうふうなキャリアの考え方があってですね。
これ要はさっきの幸運は準備された心にのみ宿るっていうパスツールの言葉とも正直通じるところがあるなと個人的に思ってて、結構キャリア論いっぱい考え方あるんですけど、私が一番好きな考え方ですね。
で、結局この偶然を計画的にデザインしていくってなったときに、やっぱ行動特性として大事なものが5つあってですね。
まず1個目が好奇心、2つ目が持続性、3つ目が柔軟性、4つ目が楽観性、そして5つ目が冒険心っていうこの5つが行動特性として大事だよねというふうに言われています。
で、私自身この5つすごく今でもやっぱ大事にしてるし、結構この5つを軸に動いてるところが正直あって、なんか目の前のことに対してもなんかパッとなんか意味がわかんないというかなんだろうな。
何に繋がるかって正直わかんなくても、なんか自分の好奇心のセンサーが反応したらですね、多分これは絶対どっかでなんか自分の身になるというか、絶対どっかで役立つよなーってちょっと楽観的に。
ある種の冒険心を持ってチャレンジをするようにしてて、なんかそういう好奇心とか衝動っていうセンサーを働かせるっていうのは私のここ数年のなんていうかな、ポリシーというか大事にしてるところで、なんか今のところ結局本当にそれがいい方向に進んでるというか、なんかそのおかげでなんか人生が楽しく過ごせるなーっていうのがあるので。
まずなんかこの役立つっていう呪いを解く鍵っていうのは一つはこのグランボルツから得られるのかなというふうに思ってます。
で、二つ目がですね、これは社会学になるんですけれども、マーク・グラノベッダーっていう学者がいて、グラノベッダーが述べているウィークタイズ理論ってやつですね。
これ日本語で直すと弱い渋滞っていうやつなんですけど、これ要は家族とかそういった同僚とかそういったの強い渋滞、要はストロングタイズ。
日頃からずっと一緒にいる人たちっていうのはある種同質性が高くて、なんかそのそうではなくてそれ以外ですね。
例えばそこまで頻繁に会うわけじゃないけどネット上で繋がってる友達だとか、勉強会で一緒になる教員とか、ある種違う業種の飲み友達とか、
そういう弱い繋がりみたいなものが社会学的にはそういったものが新しい情報だったり価値を生み出していくんだというふうなそういった考え方になってます。
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なので正直これだけ時代が変化していく中で、よく部下時代とも言われますけれども、10年後のキャリアとか正直わからんじゃないですか。
ぶっちゃけ教員って子供たちに将来どうしたらいいのとか、5年後どうしたらいい、10年後どうしたらいいみたいな結構聞きがちなんですけど、わからんくないですか。
大人でも5年後どうしてると思うとか、10年後何してるって言われても正直わからん。正直僕もわからないです、何してるか。
教員やってないかもしれないし、教員やってるかもしれない。どこで何してるか正直わかんないんですけど、
まずは自分の好奇心のセンサーというものをしっかり磨いてというか、可動域高くセンサーを働かせて、一見役に立たないようなものでもそれをある種楽しめるような人であることが大事なんだろうなっていうところと、
あとはさっきのウィークタイズ理論に代表されるように、いろんな強い繋がりばっかりじゃなくても、ゆるい繋がりというか、いろんな繋がりを持っておくことが大事なんだろうなというふうに思ってます。
この辺りが役に立つという呪いを解く鍵なんじゃないかなというふうに思って話をさせていただいた次第です。
こんな感じで話してるんですけど、これも結局台本なく喋ってるんで、話が結構2点3点というか重なってたら申し訳ないなと思ってるんですけれども、そんなことをちょっとホームルームのノーベル賞の話から思ったという次第ですね。
この辺りの話とかキャリアの話とかっていうのは業種関係なくできる話だと思ってますので、いろんな方々とこの辺りに好奇心を持って話せたらなというふうに思っております。
子供たちにもいろんな話はするんですけど、やっぱりSNSですよね。正直。
ちょっと話ずれますけど、これも衝動で喋っちゃうんですけど、SNS…ちなみにうちの学校スマホOKなんですよ。
大体の学校ってまだあれじゃないですかね、学校にスマホ持ってきていいけど授業中というか休憩時間とかスマホ触っちゃダメだよみたいな感じがあると思うんですけど、
うちは休憩時間とかスマホOKなんですけど、休憩中見てるとみんなずっとスマホ見てるんですよね。
その繋がり方というか、せっかくオフラインで学校に来てて、休憩時間ずっとスマホを持ってスマホを見てるみたいな、それもどうなんだろうって思ったりもするし、
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ある種ですね、いろんなペルソナーを持って我々も生きてるじゃないですか、特に子供たちに関してはスマホで24時間ずっと友達だったりと繋がってるっていうところで、
学校の仮面みたいなのがずっと自分の鎖のように繋がれてるんだろうなと思うと、やっぱりしんどくなっちゃう子も増えちゃうよなと思ったりもしてて、
SNSとの付き合い方というか、さっきの無用のようじゃないですけど、やっぱり自分の可能性を狭めるというか、チャンスを失わせてしまうものかもしれないなとかちょっと思ったりもしてます。
このあたりはまた別で話ができればと思うんですけれども、そんなことを思っておりました。
第2回はちょっと深めの話をしましたけれども、好奇心のたまり場では皆様からの感想をお待ちしております。
ハッシュタグ好奇心のたまり場、もしくはGoogleフォームの方でお便りもお待ちしておりますので、ぜひ皆様の好奇心をお寄せください。
あなたの知りたいが誰かの面白いになる好奇心のたまり場、パーソナリティは河村こと河村周平でした。
それではまた。
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