1. えりも|アラフィフ 会社員の東京サバイバル日記
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2025-12-07 08:30

#36 バレリーナの情熱🩰〜あれからウン10年

知り合いのいない東京に去年越してきました。 慣れない環境に戸惑うことも多いけど なんとかやってます💐

今回の写真は森下洋子さん🩰✨の著書
「バレリーナの情熱」の表紙です

先日森下洋子さんが出演されるコンサートに行ってまいりました✨✨
オペラ・オーケストラの演奏も堪能できて
幸せな1日♪

バレエ会のレジェンド森下さんの言葉
1日休むと自分に分かる
2日休むとパートナー(仲間、先生)に分かる
3日休むと観客に分かる

もしかしたら現代は違うのかもしれませんが
衝撃的でした

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サマリー

えりもがバレリーナの森下陽子さんの舞台を観る機会を得て、彼女の情熱やバレエの大切さを再認識しています。長年の憧れを叶える舞台で、年齢を超えた美しさと力強さに感動し、仕事への取り組み方についても考えさせられています。

森下陽子への憧れ
こんにちは、えりもです。このチャンネルでは、アラフィフにして初の東京暮らしを始めた私、えりもが、戸惑いながらも、東京での暮らしを楽しめるようになっていく過程をお届けしています。
さて、突然バレエの話なんですが、先日、新宿文化センターのリニューアルオープニングコンサートに行ってきました。
このコンサートは、新しく生まれ変わったセンターの再開を祝う1日限りの特別なプログラムとなっておりまして、オペラもバレエもオーケストラも、名作の名場面がぎゅっと凝縮されたなんとも素敵な舞台でした。
その中で、私がどうしても行きたいと強く思った理由がありまして、それはただ一つ、バレリーナの森下陽子さんが出演されると聞いたからです。
知ったのは11月の下旬だったんですけれども、コンサートの開催が12月の頭だったので、当然良い席は残っていませんでしたが、もう席の良し悪しとか言ってる場合でもなく、とにかく行きたいということでチケットを取り当日を迎えました。
今回のタイトルにあるバレリーナの情熱なんですけど、これは私がもう30年以上前ぐらいに読んだ森下陽子さんの著書のタイトルです。
その中には有名な言葉が書かれてまして、バレーは1日休めば自分に分かり、2日休めばパートナーに分かり、3日休めば観客に分かるというもので、初めてこの言葉を読んだ時、私まだとても若かったんですけれども、すごく衝撃的でした。
なんてストイックな世界なんだろうと思って、ずっと心に残っていました。
若い頃バレーを見るのが大好きだったんですけど、森下陽子さんについては昭和63年放送のNHKのクラシックバレー入門も毎回欠かさず見ているほど好きで、
ご主人の清水さんと一緒に出ていらっしゃいました。
今思い返してみたら、あれ昭和だったんだって結構びっくりしたんですけど、時は流れて、今に至るという感じです。
ただバレー好きだったって言っても、当時は地方に住んでいたこともあって、生の公演を見に行ける環境もあまりなかったですし、タイミングが合わなかったりとか、
あとバレーってチケットもすごく高いので、行きたいと思ったからといって、特に若い時なんかはなかなか手が届かないものであったりもしたかなという記憶があります。
気が付けば、一度も森下さんの舞台を見ることもなく大人になりまして、さらに30歳くらいまではよくバレーを見たりしていたんですけど、
いろいろ環境の変化とか自分の変化もあって、バレーへの興味からは少し距離ができていた時期もありました。
そうした中で、去年バレーが好きな知り合いが一人いるんですけど、その方から森下さんってまだ踊っているんだよっていうお話を聞いて、
えーって、あの時から、もうあの時からって私が10代とかそれくらいの時からなんですけど、それからもう何十年も経っているはずなのにって結構びっくりしまして、
驚きと同時に、お元気なうちに一度でいいから生で舞台を見てみたいと思うようになりました。
そして今回たまたま知ったんですけれども、オープニングコンサートに出演されるというのを見まして、都内でもありますし、これは行かなければと思ってチケットを取りました。
行く前に調べてわかったんですけど、森下さんってもう70代なんですよね。
舞台での感動
70代でバレーなんてもう本当に踊れるの?っていう余計な心配をしてしまうほどで、世界には確かに70代を超えて舞台に立たれていた方も少なくではありますけれども、
いらっしゃることはいらっしゃるんですけど、もうほぼいないと言っても間違いないぐらいなんですよね。
当日前半がオペラで終わりまして、後半のバレーパートが始まったときに森下さんが舞台に登場した瞬間に客席が静まりかえったのが私にもわかって、空気が止まったような感じになって、
一斉にみんなが息を呑む音が聞こえそうなぐらい、そんな感じでした。
前のめりになって舞台を見つめる人とか、両手を腕の前で、両手を胸の前で組む人とか、
多くの方がこの瞬間をしっかり見届けたいみたいな空気が伝わってきました。
私はオペラクラスを持参していていたので、それを除くとですね、そこには確かに70代のおばあちゃんになられた森下さんの姿があって、
細くて、明らかにおばあちゃんなんですけれども、だけど同時に紛れもなくバレリーナの森下陽子さんが立っていました。
若い時のようなダイナミックさはなかったんですけど、動きが儚くて柔らかくて、
どこか演じる少女のようで、全身からバレーを愛し続けてきた人の強さが滲み出ている感じがしました。
著書の中の言葉、「一日休めば自分にわかる」という先ほどの言葉通り、
この方ってもしかすると本当に一日も休まず積み重ねてきたのかなと思えるほどの空気を感じました。
大げさなんですけど、魂に響くというか、短い時間ではあったんですけれども、すごく感動するというか、響く舞踊でした。
好きなことを仕事にできる人って多くはないし、その好きの中でも何十年も同じ情熱を持ち続けたまま進められている人ってさらに少ないと思うんですけど、
森下陽子さんの姿を見て、バレリーナという仕事を越えて生き様を見せていただいているような気がしました。
私たちの仕事ってバレエほど特別じゃないんですけど、どんな仕事も日々の積み重ねでできているんですよね。
当たり前のようでつい忘れてしまうことなんですけど、この日森下さんの姿と著書の言葉を思い出しながら、また思い出すことができました。
今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。それではさようなら。
08:30

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