特別な月曜日の始まり
遠くで鳴る、雷とえりあし
ポッドキャストプログラム、フロムリッスン
いたずらな浮世で佇む人よ、危ぶむことなかれ。
まもなく嵐は過ぎ、果敢に顔を出したリスが、今にも歌い出しそうなフクロウを見つけて、耳を澄ませる。
木々が戯れる木漏れ日の中で、賛美歌の支度を整える。
このポッドキャスト番組は、趣を大切に、時に古典的に、時に最新鋭に、ホラーなに入りながら、少しだけおしゃべりなフクロウの話し声に耳を傾ける番組です。
特別な月曜日
クリスさんのね。
最近、サッカー頑張ってるんだけど。
サッカー好きだね。そんな頑張ってるんだ。
どうしたの?世界でも行くの?
奈良県でね、シニアリーグっていう40歳オーバーのカテゴリーがあって、
そこ、4つ上から順にプレミア1部、2部、3部ってあんねんけど、
一番トップのリーグでやらせてもらってんのよ。
40歳の中でも一番レベルの高いリーグでね。
得点王になりたくて俺は。そこでね。
そんな目標を掲げて1年間ちょっと頑張ってねんけど、
平日、仕事がだいたい本当に早く終わったら5時半に終わるのよ。
高速で帰ったら、だいたい30分ぐらいで家に着くのね、地元に。
最近って明るいやん。
明るい。
1時半ぐらいまではちょっと明るいからさ、公園に行って練習するんですよ。
サッカーの練習を。週1回ね。
それに付き合ってくれる友達がまたいてて、
その日はね、本当に特別やなと俺は思う。
具体的に?
40歳やん。
40歳よ。
で、付き合ってくれる友達も40歳。
同級生だ。
一緒のチームやねんけど、
なんていうかな、40歳にもなって公園で6時半ぐらいからサッカーの練習を本気ですんねんけど、
本気で付き合ってくれんねんか。
めっちゃ特別やなと思うねん。
サッカーって一人じゃできないのよ、練習って。できんねんけど、内容が全然違うから相手がいるのといないの。
でも本当に同じような感じで、
俺こんなことやりたい、こんな練習したいからちょっと付き合ってくれへんって言ったら、
全部やってくれるからさ。
その人はチームの人じゃないの?
チームの人、チームの人。
じゃあお互いの練習ね。
まあまあお互いの練習にはなってる。
けどいつも誘うのは俺の方やからさ。
ほんと付き合ってくれてんだ。
この日練習しようや、みたいな。
それはすごいめっちゃ恵まれてるし、本当に感謝よね。
ほんとだね。
でもそれぐらいグリーさんが要なんだじゃん、チームの。
いやいやそんなことはない。
要でもなんでもないな。
まあそう、点を取るということに特化してるキャラクターに今はなってるから。
なってんだ。
そうそうそうそう。
ちゃんと結果を残して、なんだろうな、まあまあそうだよね。
俺必要やろっていうことをアピールしたいっていうのは確かにある。
なるほど。
うん。
でもなんかこの歳になってまでこんなに頑張ってサッカーするんだなっていうのにもびっくりしてねえけど、
うん。
あのそう、まあ充実してるよね、この日々が。
そんなにサッカーなんだね。
そうやね。
他にいなかった?
サッカーなんだ。
そうそうそうそう、ちょうどちょうどよかった。
でもサッカーっていうのと、同じ熱量で会いに来てくれる人がいるっていうのはもう安心感だよね。
そうやね。
うーん。
健全な遊び
そう。
それもある。
うん。
うーん。
まあその子は、このポッドキャストも聞いてくれてるのよ。
あ、そうなんだ。
うん。
いつもありがとうございます、お付き合いいただいて。
いつもありがとうございます。
いい人ですね。
いい人です。
で、全職が一緒だよね。
あー、事務職?
公務店で一緒に働いてて。
はいはいはい。
で、僕は現場監督やったけど、その子は設計師さん。
うーん。
じゃあせっかくですから何か一言。
一言、いつもありがとう。
いつもありがとう。
母じゃないだろ。
そうそうそうそう。
この歳になってもね、本当になんだろうな、高校生のような日々を過ごさせてくれてるのはやっぱり、同じ時間を共有してくれているやすがいるからです。ありがとう。
うん。やすさんの特に好きなところはどこですか?
えー、なんか、あのー、テンションすごく合わせてくれてる。
うん。
し、あのー、サッカーもめっちゃ好きやから、やすもね。
うんうんうん。
ずーっとサッカーの話、その飲みに行っても。
うーん。
で、結婚して春から、奥さん。
なんか奥さんにプレゼント買ってあげなよ。
そうやな、そうやな。
うんうん。
じゃあ最近あった。
あ、奥さんも聞いてくれてるみたいよ、これ。
こんな将来会話を聞いてくれる人申し訳ないですね、本当に。
でもやっぱりそれグリさんの魅力よ。
いやいやいやいやいや。
それはもうグリさんがこんだけ言われてもへこたれずに会話してるっていうのも魅力ですよ。
まあでもなんかその、なんていうかな、どっかに飲みに行って、
じゃあ夜のお店に行こうやとかっていう展開には全くならんから。
あ、それも言っとこ。
うん、そう。
もうサッカー、サッカーだけして買えるっていう。
うんうんうん。
もうめちゃくちゃ健康的で。
ピュアなね。
そう。
うんうんうん。
使っても1000円。
経済的。
グランド代1000円。
ほうほうほうほう。
めちゃくちゃもうあれよ、そうそうそうそう。
それはいいね。
いいと思う。
私もいいと思う。聞いてて思う。
そうそうそうそう。
最近かっこよかったヤスさんのプレーは?
いやー、あるよ。
うん。
あるある。
うんうん。
具体的にどれか、点決めましたよ、点決めました。
え?
ちょっと具体的にってサッカー難しそう。
いいね、別に私分かんなくていいんだよサッカー。
はいはいはい。
じゃなくてヤスさんがそこで、
あ、俺のこんなプレーをこういう風にかっこいいと思ってくれてたんだっていう一個。
あーでもね、こうやっぱいつもロングキックの練習を2人でやるんやけど、
うんうん。
40メートルか50メートルくらい離れて、
うん。
こうボールを蹴り合うんやけど、
うん。
ボール蹴るのすごい上手なのよ。
うん。
で、リズムに乗ってこうボールを蹴るっていうのを蹴ってもらったら、
うん。
同じようにそういうボールを返したいなと思うから、
うんうん。
その俺自身もキックがだんだん精度が上がってきてる。
うーん。
うんうんうん。
すごいいい影響をね与えてもらってるっていうのもあるし、
うん。
試合とかも一緒やから、
うんうん。
今日もユミちゃん、あれ良かったよって。
言ってくれるんだ。
言ってくれね。
神様じゃん。
ペペリスかって。
見てくれてたん。
言ってくれて。
あのプレー見てくれてたん。
優しいね。
え、ぐりさんのどこがいいか今度インタビューしてきて。
あ、僕のね。
どう?
はいはいはい。
優しいね。リーダーなのか、そのチームの。ではないんだヤスさんは。
そうそうそう。ヤスさんの紹介で、
うんうんうん。
ヤス君の紹介でそのチームに行く流れになって、
うんうん。
そう、今なんかこう、はい、頑張らせて戻ってます。
ねー。やっぱ持つべきものは友達なんだよね、別だけど。
まあ確かに、いや本当にその通り。
うーん。
うん、本当にその通り。
本当にお金で買えないものって、やっぱ仲間なんだと思うよ。
あー、はいはいはい。
友達って、その目的とかを共有し終わったら、友達はなくなっちゃうわけじゃないじゃん。
うんうんうん。
一緒にいることが友達じゃん。
うん。
仕事だってさ、プロジェクト終わったら終わりじゃない。
うん、確かに。
っていうところでやっぱね、人生かけて友達作るのは大事だと思う。
いやー、ほんとよ。
うーん。
うん。
それはいい平日だよ、月曜日じゃん。
月曜日だ。
そうね。
それぐりさんの優勝。
ぐりさんの優勝。ありがとうございます。
おめでとうございます。
やすさんにもぜひこの優勝をお渡ししたい。
まあ確かに。
そして許してくれる奥様にも優勝を渡したい。
そうですね。
うん。
いや本当にありがとうございます、毎回毎回。
うーん。
うん。
健全に遊んでるそうです。
健全?めちゃめちゃ健全?そんな。
健全じゃないのはぐりさんだけです。
いやそんなことない。ゆみちゃんも健全よ。
はい、次。