エンジニアストーリー by Qiita
日本最大級のエンジニアコミュニティQiita プロダクトマネージャーの清野俊文です
この番組では日本で活躍するエンジニアをゲストに迎え
キャリアやモチベーションの話を深掘りしながら エンジニアの皆さんに役立つヒントを発信していきます
ゲストは元グーグルソフトウェアエンジニアで現在は独立して
ブルーホエールシステムズ株式会社を創業されています 植山瑠衣さんですよろしくお願いします
よろしくお願いします
今回ですね植山さんとお送りするテーマは オープンソースでビジネスする理由です
今回はですね今やっていらっしゃることについて いろいろお伺いしていきたいなと思ってます
最初ですねお伺いしたいなと思っているのが 植山さん今はグーグルから独立して
会社をやっていらっしゃると思います 独立した経緯というか
そこを背景みたいなところを最初お伺いしてもいいですか
そうですね
えっと私が会社辞めたのが2020年のことだと思うんですけど そうなんですねちょうどコロナで
その出社がなくなったぐらいの時期なんですよね はいはいはい
グーグルとかみたいな会社の面白いところっていうのは基本的には
強いエンジニアがたくさんいてそういう人と直接話せるっていうのが
コミュニティ的なところっていうのは結構大きくてですね
なので出社がなくなるとあんまり面白くないなと思って
でその頃にですね
その金融緩和とかがあってすごいグーグルの株とかが
コロナショック
ならぬコロナバブルですごい上がったりとかして
グーグルとかの給料とかってその一部は株でもらってるんですよね はいはいはいそれはですね
まあ金融知識のある人たちは
そういうのを売ってもっとリバランスしてたんですけど僕は
全突破でそのまま持っていたので
なのでそれがすごい上がったので
じゃあもう仕事1回やめるかと思って
それで何となくやめちゃってですね
その後はね単にブラブラしてたんですけど
それでその頃はまだスタンフォードの授業が微妙に残っていて
それで
一番最後にですね
その自由政策的なことをやる授業っていうのがあって授業ではないんですけど
何かを作ったらその作ったことをもって単位を上げるみたいな
はいはいはいはいはい
ものがあって
で一番最初に教授と話をして何を作るかっていうのを決めてそれを毎週
話し合って親職報告して
で3ヶ月で何らかのものを作るみたいなやつがあって
まあ時間が
会社向けあるものですからじゃあ何か面白いものを作ろうと思って
それで
最初はコンパイラを作ろうと思って
その一番最初の
教授との面談に臨んだんですけど
何かそのプランあんまり新規性ないねみたいなこと言われて
で
いろいろ話をした結果
まあ何かすごい早いリンカーだったら作れますけどねみたいな話をしたらそれ新規性あるねみたいになって
はいはいはいはい新規性あるかなと思ったけどまあ
じゃあ作るかと思ってそれで作ることになってで3ヶ月でそこそこのものができて
うん
でそれをじゃあ続けるかと思って続けた結果
じゃあこれをついでにビジネスにするかと思って会社になったというのでまあ成り行きなんですよね
えーあそうなんですね最初大学の
授業の課題としてやってたものをそのままビジネスにしちゃったみたいなそんな感じなんですね
そうです課題としてしょうがなくしょうがなくというとあれだけど単に
課題として
作る流れになってから作ったものっていうのがはいはいはいはいこれ
まあ会社辞めたし自分で商売もやってみたかったからじゃあこれをネタにして
稼ぎるかどうかとちょっと試してみるかって
まあ会社になったっていう感じですね
ああじゃあもともとこう独立しようと思って会社辞めたとか全然そういうことではないんですね
ああ全然違います
会社辞めて悪くはダラダラして
ただけですね
なんかその時はまだアメリカにいらっしゃったって感じなんですか
その時はもう日本にいましたああそうなんですねもう日本帰国してたんですね
まあとはいってもコロナの頃なのでまあどこにいてもあんまり関係なかったですけどね
特に初期の頃ははいはいはいはい
なんかそこから実際それをビジネスにしていこうみたいになった時って
なんか具体的になんかどういうことをやっていらっしゃったんですか
そうですねオープンソースだったのでもう最初からオープンソースとしてやっていたので
まあじゃあオープンソースとして挑戦してみるかと思って
オープンソースのマネタイズというのはやっぱり難しくてですね
サポートで稼ぐことができるかもしれないし
あるいはその新規開発にお金を取ることもできるかもしれない
あとは
GitHubスポンサーズでお金を集められるかもしれないみたいな
でもそんなにたくさんのマネタイズ方法があるわけではないんですよね
まあなんかサポートみんなが使うようになったらサポートとかで儲かるんじゃないのかなと思ったんですけど
はい
まあ実際にはそんなに儲からなかったですけど
そうなんですね
ただ
結果的にはですね
サポートも
まあゼロ件というわけではなくて一応
GitHubスポンサーズとかもドルだてでそこそこの楽園になっているので
なので両方合わせると
多分7000円ドルか8000円ドルぐらいは毎月の売り上げになっていて
まあ演奏場が今は
すごいことになっているので
まあ100万円を超えるぐらいの売り上げはあるような状態になっているんですよね
えーすごいですね
でも本当にOSSを作っているだけっていう感じですもんね
そうですねオープンソースソフトウェアのサポートと
あとは寄付
GitHubスポンサーズでそれぐらいになっているっていう感じで
なので結構
悪くはないというかすごい上手くはいってる方だと思うんですよね
はいはいはいはい
なので
まあ
ね普通に食べていくっていう意味では東京だと全然困らないような
まあ東京都心だとあれかもしれないですけど
はい
まあ
日本の給料からするとむしろ良い方に入ります
そうですね
で利益率という意味では
はい
ほとんど自分以外のお金が使わない商売なので
はい
サーバーとかですらいらないですからね
そうですねソフトウェアだけなら
なので
オープンソースで食っていけるかっていうと
食っていくぐらいのレベルっていうのは
はいはいはいはい
商売してるとは言えると思うんですけど
いやーなんかそこすごい目から鱗というか
なんかやっぱ日本だとそのOSSってどっちかっていうとこうボランティアっぽい
なんか本当にどっちかというと趣味でやってる方が多くて
そこでお金をこう稼ぐつもりでやっているみたいな感じではないし
前回のお話にもあったような感じで
ビジネスとしてOSS
仕事としてOSS活動しているみたいなのも
あんまり日本ではまだ馴染みがない気がしているので
なんか今のお話すごい
結構そんぐらいいけるんだみたいなのを感じましたね
そうですね金額としては結構分かりならないものがあると思いますね
なんかそこって何ですかね
あの本当に作っているだけなのか
なんか作るプラスなんかそういう支援の働きかけみたいなのもやってたりはするんですか
そうですねまずは人に使われるものを作るっていうのが当然必要で
それが大前提なんですけど
あとはサポートが必要だったらここにコンタクトしてねみたいなのを作ったりとか
あとはちょっとブログ書いたりとか
ただあとはリリースの音ごとにそのGitHubスポンサーズよろしくみたいなのとか
まあYouTuberとある意味同じですよね
サポートスクライブライクお願いしますみたいなのと同じ
コモメにやっていくとか
まあそういうので
あとはですねサポートとかは会社によってはですね
オープンソースソフトウェアで
便利層でもサポート契約がないとなかなか使えない
社内的な事情で使えないみたいな
社内規定で使えないみたいな会社があったりとかして
へーそんなのあるんですね
そういう会社は適当にダウンロードしてきてコンパイルして使うっていうのが許されてない
はいはいはいはい
のがあったりとかしてそういう会社と僕のところにコンタクトしてきて
サポートいくらみたいなことを聞いてくるわけですよ
はいはいはいはい
そういうことを聞かれてじゃあいくらっていうのをこっち決めてないわけなんですよね
相場もわからない
はいはいはい
それで一件はじゃあ5000ドルっていうのを言って
そしたら向こうが相談してきて
じゃあ5000ドルでいいっていう風になって
それで月5000ドルもらってるんですけど
いやめっちゃいいですね
それ多分1000ドルって言ったら1000ドルになって
3000ドルって言ったら3000ドルになったと思うんですけど
ねお金持ってるところは持ってるというか
まあそれでただ5000ドルが1件みたいなんてちょっと不安定だから嫌ですけどね
1000ドルが5件の方がいいんですけど
でもまあ実質サポートってじゃあ何をやるかっていうと
ほとんど何もやる必要なくってそういう場合には
とりあえずサポートが本当に必要だからやってるというよりは
社内事業でそういうものを必要としてるだけであって
なので質問とかもほとんど来ないみたいな
はいはいはいはいはい
へーすごい夢ありますね
なんかやっぱ日本でもOSS的な活動をやってる方ってすごいいらっしゃるとは思うんですけど
やっぱさっきの話の通りあんまりビジネスとして繋げてやってるみたいな方はいらっしゃらない気がしてるんですよね
なんかそこのこう何て言うんだろうな
OSSはビジネスとしてやっていく上で気をつけてることとか意識してることってあったりしますかなんか
そうですねまず一番最初に必要なのはやっぱり商売根性だと思うんですよね
それこそがアメリカとかが日本よりももっと商売がうまくいってる理由じゃないかと思って
まあ当たり前ですけどやっぱり子供がなんか夏休みの時に渋滞の列にレモネード売ってるみたいな根性というか
英才教育かなと思ってそういうのってやっぱり必要だと思うんですよね
あーなるほど
この間もですねなんかこういうなんか割と広く使われてるオープンソースのプロジェクトをやってるといろんな人から勝手にコンタクトされてきて
でこの間はミゲルデイカザっていう人とチャットをしてなんか彼はGNOMEを作った人なんですけど
GNOME
GNOMEデスクトップ
はい
あとザマリン
はいはいはいはい
作った人なんですけど色んなアドバイスを聞いてもしないのに
でなんかオープンソースを専門にしているVCがあるからちょっと話を聞いてみたらいいんじゃないみたいなこと言われて
VCのお金別に必要ないんだけどねっていう話をしたらでもVCから例えば10万なんか1000万ドル入れて
でその一気にチームをブーストして何かを作るっていうのもアリだみたいな
はいはいはいはい
まあじゃあ話聞いてみるかと思って
そしたらやっぱりVCオープンソースを専門にしているVCの人はオープンソース詳しくてですね
はいはいはい
マネタイズ何とかのプロジェクトがどうやってマネタイズしてるみたいな話を色々聞かせて
僕のプロジェクトあんまりインプレスされなかったようですけど
そうなんですね
使われるは使われるだろうけどこれをお金にするのは難しそうだなっていう当然の
話になりました
なんかそこのこうお金になるOSSとお金にならないOSSの違いって何なんですかね
なんかねそれは一番お金になりそうというかなってるっぽいのはどうもデータベースっぽかったですね
ああそうなんですね
データベースというのは
はいはいはい
ガチでサポートをみんな必要としているみたいな
はいはいはいはい
なんか知らないけどそのなんかのデータベースを勝手に動かしてぶっ壊れたりとかしたら大変なことになるから
はいはいはいはい
だから本当に誰か面倒見てくれる人が欲しいみたいなとかあったりとかしてそういうところは本当にかなり契約しやすいっぽい感じがしましたね
へーなるほどじゃあ本当になんかソフトウェア単体だけである意味ですごい便利なツールってよりもそれを使いつつやっぱそれでこうビジネスをやっていく上で
サポートとか欲されるようなものの方がビジネスとしてはスケールしやすいみたいな感じなんですかね
そうみたいですけどねあとはいろんなビジネスモデルがあり得るので
はいはいはい
例えばあるものをオープンソースとして提供していてそれのエンタープライズ版みたいなやつっていうのが有料になっているパターンとか
あるいはオープンソースのソフトウェア自体はソフトウェアなんだけどそれの何かリポジトリ的なアップロードしないといけないやつっていうのは有料会員制になっているとか
はいはいはい
それがあるっぽくてただ聞かれたのは逆に質問されたのはですね
というわけでなんかこういろんな国のオープンソースプロジェクトというかオープンソースのやってる会社に投資してて
で日本にも投資先を探してるんだけどオープンソース日本でビジネスやってる人いなくないって聞かれて
知ってたら教えて欲しいんだよって言われて
うーんってそもそも日本のオープンソースプロジェクトは知らないっていう
はいはいはい
まあRubyは有名だけどねみたいな話をしてるけどRuby以外有名なやつってそんなにあるっけみたいな話をしたんですけど
はいはい
まあだからプロでもあんまり日本でオープンソースの商売やってる人っているんだっけみたいな感じの話っぽかったですけど
へーそうなんですね逆に言うとそういうことを日本で今やっていくのはなんていうか市場がまだ法は全然してないので
可能性としてはありそうですよね
あのオープンソースでなんかのビジネスをやるとなるとワールドワイドでやることに当然なるので
どこでやるかってアドバンテージもディスアドバンテージもないと思うんですよね
ある意味平等な戦いをやってるはずなのに日本に存在しないっていうんで
だから多分発想がないとか
まああとは英語の問題とかそういうことだと思うんですけど
ただ今はですねそういう障壁っていうのはすごい下がってると思うんですよね
例えばじゃあオープンソースじゃなくてってなるとじゃあシリコンバレーにいないとダメかっていうと
まあそれこそワールドワイドの方でもできるし
そうですね
あと英語の問題とかも今やチャットGPDとかを使うと
はいはいはい
すごいちゃんと直してくれるんですよ
はいはいはい
なのでリードミーとかも怪しい英語で書いてもちゃんと直してくれるし
はいはいはい
かなりそれっぽくやってくれると思うんですよ
なのでむしろかつてなく今やウィンドウが開いてると思うんですよね
なのでそういうところそういう意味ではむしろ今がまあもともとチャンスがあったわけだけど
敷居はすごい下がってやりやすくなってると思いますけどね
まあとはいえ儲かるかどうか全てはその何をやるか次第ですけど
はいはいはいはい
そうですねやっぱりそのさっきの話もあったんですけど
そもそものその日本でやっぱOSSでビジネスをやっていくって発想がまだない
やっぱりそれが選択肢としてそもそも上がってもこないみたいなのが今の日本な気がするので
まああとはオープンソースである必要ないんですよね
オープンソースをしたいっていう気持ちがあるんだったらいいけど
ただ僕はですねやっぱりどっちかを取るのがいいと思っていて
オープンソースのプロジェクト何かを作るのが一番最優先だったらまあそれをやればいいと思うんですよね
ついでにお小遣いを稼げるんだったらまあそれでいいぐらいになる
お金を稼ぎたいビジネスをぶち上げたいっていうのがあって
あるんだったらそれをまず第一に考えるべきであっても
そのためにオープンソースがなくオープンソースを選ぶべきではないんだったら
選ばない方がいいと思うんですよ
ぶれちゃうので
なのでオープンソースでありつつお金も両方稼ぎたいって言うと
なかなか難しい話になってくると思っていて
なのでまあどっちかは取った方が心理的には良いと思うんですよ
オープンソースプロジェクトをぶち上げたいか
新規ビジネスをぶち上げたいっていうどっちかでいいと思うんですよね
どっちもやる人が少ないっていうのはまああると思うんですけど
なんか上山さんは逆になんでこうOSSとしてそれをやってるんですか
そうですね僕はなんとなく成し崩して始めているので
なので最初からオープンソースだったので
でおまけでビジネスにしているだけなので
なのでそういう意味ではオープンソースで儲けるっていうのが
僕の場合には主眼ではなかったっていう話ですよね
小遣い稼ぎができればいいなっていう感覚でやっていて
まあ未だにある意味そういう感覚でやっていると
例えばVCを入れて人を雇ってどんどん拡大してみたいな風になってないのは
なんでかっていうとそういうふうにマインドでやってるわけじゃないからってことです
本当になんかこうなんていうんですかね
もともとのところで言うと大学で課題としてやってきたところから
そこからオープンソースにあえてオープンソースにしたっていうか
そもそもオープンソースで始まっているから
そのままオープンソースをやり続けているというのが上山さんという感じなんですか
そうですね
あとは今はドルを稼ぐのがかつてなく有利になっているので
なので1000ドルだけでも稼げれば15万円なので
毎月15万円もらったら嬉しいかって言ったら当然嬉しいよね
500ドル台も7万5千円なわけです
それってすごいハードルとしてはかなり低くなってますね
300ドルでも5万円ですからね
なのでちょっと挑戦してみるのもいいと思いますけどね
なるほどなんかそのOSSとしてビジネスやっていく上で
なんて言うんですかね
さっきのビジネスとしてのスケールみたいな話もあると思うんですけど
手を貸す時間とかお金を得るためにやらないといけないことってどのくらいあったりするんですか
そうですね法人を設立したりとか
なんか会計とか面倒くさいっちゃ面倒くさいですけど
ただすごいトランザクションがたくさん発生するわけでもないので
まあそんなにすごい手間がかかるというわけではないですね
なんかそのソフトウェア自体のメンテナンスとかはどうですか
ソフトウェア的な意味では私の今作ってるやつというのはもうほぼほとんど完成していてですね
安定しているしそんなに新規機能やるべきことが残ってるわけじゃないっていうので
むしろ新しい何かまた別のものを作らないといけないっていうフェーズに差し掛かってると思うんですよね
なのでまあそこについてはちょっと考え中なんですけど
それこそ大きいビジネスを目指すのか
なんかちょろって作ってみんなが便利に使っていて
自分もお小遣いをもらえるようなやつを目指すのか
そもそも何を作るべきなのかっていうのはちょっと考えていかないといけないなって思ってるんですけど
はいはいはいはいはいなるほど
じゃあなんか逆に言うとずっとこうなんていうんですかね
サポートはもらってはいつつずっと手を動かし続けないといけないとかそういう感じではないんですかね
そうですねある程度のところまで行くと特にツールみたいなものっていうのは
ある意味完成っていうところがあると思うんですよ
例えば基本的なコマンドのじゃあ例えばLSとかTAとかが新機能あるかっていうと
数年に1回ぐらいはあったりとかしますけどあんまりないですよね
そうですねそれと似たようなシチュエーションにだんだんなってきていて
それよりはもうちょっと変化というものはありますけど
というのも外の環境が変化しているので
例えばコンパイラーも変わってるし実行環境も変わってるし
まあユーザーのニーズもなんか特殊のニーズも出てくるかもしれないしっていうので
はいはいはいはいいくつかはありますけど
ただ一番最初のとにかく全部作らないといけないっていう忙しいフェーズから
一通り全部作ったけどっていうところまで差し掛かった後っていうのは
どう考えてもやらないといけないことは減るわけなんですよ
ある意味そこで手がかなり離れるので
なのでまあなんかをやるなりやらなくてのんびり暮らすも良しですけど
まあちょっと考えないといけないですね
逆に言うとそこを作り切っちゃえばサポーターもらい続けはしつつやっぱ手が開くので
新しいことにも挑戦したりとかそういうこともできたりするってことなんですかね
そうですねそういうふうではすごい美味しい話だと思います
GitHubスポンサーズとかもGitHubスポンサーズくれてる方と非常に感謝してるんですけど
あれ満スリでずっと永続的にキャンセルしない限りはもらえるので
なのでかかってる手間に対してお金をもらってるわけでは別にないわけなんですよね
なので一回完成しちゃって便利であるという価値を提供し続けてるけど
自分の手間というのはそこまでかかってない状態である意味においてはすごい良い話になるわけなんですよね
でそこをそれをてこにしてまたなんか新しいやつをぶち上げるっていうのも可能になるわけで
まあそういう意味ではなんかやるべきなんでしょうけど
あーなるほどなんかちなみに今こうやりやろうとしていることとかやりたいなーって思っていることとかってあったりするんですか
そうですねこれ何回か別のところでも言ってたりするんですがC++コンパイラーとか書くのが面白いんじゃないかなと
へーはいはいはい
C++コンパイラーまあC++じゃなくてもいいですけどラストとかでも言っちゃいいけど
まあなんかC++とかがやっぱり広く使われてる言語でC++コンパイラーとかって遅いんですよね
あーそうなんですね
コンパイルに何秒とかまあファイルによって何十秒とかかかったりとかすることもあるわけなんですよね
はい
メイクとかもう一瞬では終わんないですよね
まあ確かにそうですね
何分とか何十分とか下手すると待たされたりとかしたり
であれって本当にあんなに時間かかる必要あるのっていうところが疑問に思っていて
へー
多分あんなにかかるのはおかしいんですよね
はいはいはい
僕はコンパイラーチームで働いていたのでグループの
なんとなく理由はわかる想像できるとか想像できて
はい
あんまりそこでコンパイラーそのものの速さをめちゃめちゃ頑張って作ってるわけじゃないんですよね
はいはいはい
コンパイラーエンジニアは一般的にはコンパイルされたコードの速さというのをどちらかと言うと
そうですね
コンパイラーそのものを超速にするみたいなことを第一目的に作ってるわけじゃないんですよね
なのでどうしてもやっぱり遅くなっちゃう
しかもどんどん遅くなっていっちゃう
はいはいはい
っていうのがあって
なのでコンパイラーのそのものの速さを追求するっていう方向でコンパイラー作ると
10倍とか100倍とかのオーダーで速いものを作れるんじゃないかっていう気がするんですよ
はいはいはい
そうすると今までビルドに40分かかったプログラムっていうのが1分以内とかで終わるかもしれない
あるいはありがちな開発環境ではファイル1個編集してビルドして実行してみたいなのをやると
それだけで20秒30秒かかっちゃうみたいなのって普通ですけど
それが1秒で終わるんだったらめちゃめちゃ嬉しいわけなんですよね
そうですね
問題はC++コンパイラーを1から書くっていうのはどうにかしちゃってるレベルの大きそうな仕事に思うんですけど
ただ僕もある程度大きなプログラムを1から書いて境界標準みたいなやつにした経験から言うと
多分みんなが思ってるほど難しくはないと思うんですよね
へーそうなんですね
というのもみんながそこで難しいと思ってるけど本当に難しいことは実証されてないというか
はいはいはいやってないからみたいな
みんな本当に作ったわけじゃないので作ってみたら多分作れる範囲だと思うんですね個人的に
なので作ってみてダメだったらそれはいいと思うんですよ
作ってみたらやっぱりめちゃめちゃ仕様がでかくて1人の手で終える話じゃなかったっていうのが分かったっていうのもあると思うんですけど
作ってみてできたっていうんだったらそれはすごい良いことだしみんなそれは使いたいし僕も使いたいんですよね
だからそのレベルでの挑戦っていうのをやってみるっていうのは良いと思うんですよね
いやすごいやっぱ夢がありますね
なんかそれをやっぱりなんて言うんだろうな
本当に1以降ソフトエンジニアとして仕事をしている上だとやっぱそういうのって余裕もなければビジネスとしてやるみたいな発想もない気がするので
そこはまさにOSSとしてそういうことを取り組んでいるところがあるからこそできるんだろうなってお話聞いてて今感じました
上山さん3回にわたりありがとうございました
ありがとうございました
本当にいろんなお話を書いてすごい楽しかったです
最後に何かお知らせありましたらよろしくお願いします
特にないですけどGitHubスポンサーズしてくれる方がいらっしゃったらしてください
あと僕の書いているソースコードは単声こべで書いているというかわかりやすいコードを書くっていうのをすごい頑張って書いているので
もしプログラムそのものに興味がある人がいたらソースコードを読んでみるとかなり面白いかもしれません
特に低レイヤーの細かいところを知るためには最適なリソースの一つになっていると思うのでちょっとベータを押してみてください
はい上山さんありがとうございました
またお待ちしております
今回はですねGoogle退職後OSSのビジネスというところをやっていらっしゃる上山さんにいろいろお話を伺いました
本当にこの3回にわたりですけど本当に普段聞くことができないようなかなり貴重なお話をたくさん伺うことができたのですごい面白かったなと思っています
かつやっぱり僕自身のモチベーションにもつながるお話もすごかったのでこれから僕も新しい挑戦とかできたらなって思いました
この番組では感性質問リクエストなどをお待ちしております
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