1. エンジニアストーリー by Qiita
  2. #007 TypeScriptとエンジニア..

株式会社クラフトマンソフトウェア 取締役CTOのsuinさんがゲスト。読者3万人のTypeScript入門書『サバイバルTypeScript』を公開中のsuinさんと番組ホストの清野隼史が 「TypeScriptとエンジニアキャリア」といったテーマでお話しします。
<トークテーマ>
・TypeScriptの魅力
・TypeScriptとJavaScript
・入門書『サバイバルTypeScript』が無料なワケ
・『サバイバルTypeScript』のターゲット層
・『サバイバルTypeScript』執筆の経緯
・アウトプットのモチベーション
・suinさんのエンジニアキャリア
・クラフトマンソフトウェアの事業内容
・クラフトマンソフトウェアでの仕事内容

<suinさんのQiitaページ>
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#エンジニアストーリー
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エンジニアストーリー by Qiita
日本最大級のエンジニアコミュニティ、Qiita プロダクトマネージャーの清野俊文です。
この番組では、日本で活躍するエンジニアをゲストに迎え、
キャリアやモチベーションの話を深掘りしながら、
エンジニアの皆さんに役立つヒントを発信していきます。
はい、今回のテーマは、TypeScriptとエンジニアキャリアになります。
はい、僕自身もですね、TypeScriptを書いているので、今日は色々お話できるとありがたいなと思って
ます。
ゲストにはですね、TypeScript入門書サバイバルTypeScript執筆者の一人で、
株式会社クラフトマンソフトウェア取締役CTOのsuinさんにお越しいただいています。
はい、普段ですね、あのQiitaの方で記事とても拝見させていただいているので、今日とってもワクワクしています。
よろしくお願いします。
はい、それではですね、早速本日のゲストをご紹介させていただきます。
読者3万人のTypeScript入門書サバイバルTypeScriptを公開中のsuinさんです。
suinさんよろしくお願いします。
皆さんこんにちは、TypeScript入門書サバイバルTypeScriptを書いているsuinです。
よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
今日はですね、もうTypeScriptからsuinさんのキャリアまで色々お話をお伺いできるととてもありがたいなと思ってます。
はい、ではですね、早速なんですが、もうTypeScriptについて色々suinさんからお話をお伺いできるとありがたいなと思ってます。
suinさん、入門書も執筆されていたりとか、あとQiitaの方のオーガナイゼーションでもYYTypeScriptみたいなオーガナイゼーションでコミュニティ活動とかもやっていらっしゃったりすると思うんですが、
そもそもそういう活動をしたくなっちゃうまで、TypeScriptっていうところに対して多分suinさん今魅力を感じていらっしゃると思うんですよね。
ぜひそこのsuinさんがなんでTypeScriptにそこまで魅了されているのかみたいなところの魅力をぜひお伺いしたいです。
そうですね、TypeScriptの魅力というと、やっぱりJavaScriptとQiitaは切り離せない関係にあるから、そのJavaScriptについてまず話していくのがいいかなと思うんですけど、
そもそもなんでJavaScriptなんて後ろ者でアプリを開発しないとならないのかっていうそもそも論があると思うんですよね。
例えば、WindowsのアプリだったらCシャープとか、iPhoneだったらSuitといった専用の開発言語ってものがあると思うんですけども、
これらの言語と比べるとJavaScriptってちょっと言語的に物足りないなっていう部分が正直あるんじゃないかなっていうふうに思っています。
僕自身の経験で言うと、2010年頃に業務システムの住宅開発のとある現場で働いてたんですけども、
Windowsアプリとかそういったデスクトップアプリっていうのはインストールして使うタイプのものだと思うんですよね。
そういったものって結構顧客からアプリの導入の抵抗感があったりとかして、
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その導入の抵抗感っていうのは、例えば新しいアプリケーションを導入しようとすると倫理を経て許可を得て入れないといけないといったところとか、
主にそういった倫理面ですかね、があって、なかなか開発しても導入するまでの手間っていうのがあるっていうような課題があって、
ウェブアプリケーションっていうのはある意味抜け道だったんですよね。
なるほど。
はい。
で、ブラウザがあればとりあえず他のアプリケーションを入れる必要がないということで、そういった倫理を取る必要もないですし、
アップデートとかもウェブを経由してすぐにできるので、例えば社員さんに更新してくださいといった手間がなかったりとか、そういったメリットもあったと。
これは業務システムの話なんですけども、例えば2C向けのウェブサービスだったりすると、
やっぱりブラウザ一つで使えるっていうのは結構利用ハードルが下がってくるっていう特徴があって、
うんうんうん。
そういった背景があってウェブアプリっていうのは急速に広まってきたと思うんですよね。
うんうんうんうんうん。
で、ウェブアプリを作る以上、やっぱり切っては切り離せないのがJavaScriptだったというところに話が戻ってくるんですけども、
JavaScriptとは付き合わざるを得ないっていう状況に今なっていますよね。
やっぱりいろいろ正直な感想をプログラマーの皆さんに聞いてみると、
JavaScriptって必ずしも評判の良い言語ではなかったのかなと、思いますね。
うんうんうんうん。
確かにJavaScriptってこう、何ですかね、使う場面はすごい多い。
まさにブラウザでも使いますし、最近だとなんだったらブラウザ以外のところのアプリ作るのによく使われると思うんですけど、
それってなんか、JavaScriptがめちゃくちゃ便利とかめっちゃ使いやすいとか洗練されてるから使われているってよりも、
どっちかっていうとそういう歴史的な経緯の方が、結果としてそこが広がっているから使われているみたいな感じなのかなというのは僕も感じているところです。
そうですね。まさにその通りで、いくつも画面があるようなシステム、特に大きいシステムを作ろうとすると、
そういった辛さがいろいろ出てくる言語であるのはまだ変わりないのかなというふうに思っていますね。
もちろんJavaScript自体もできてから20数年の間にちょっとずつ良くなってきてはいるんですけれども、
まだまだ辛さがないというか、他のモダンな言語と比べて言語機能が充実しているって言われると、まだまだちょっと足りない部分があるのかなっていうのが正直なところですね。
ウェブアプリケーションで作りたいものがどんどん大型化してき始めたのが、たぶん2010年代だと思うんですよね。
はい。
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その火付け役となったのが、Googleマップの登場だと思うんですよね。
Googleマップなんですね。
それまでJavaScriptっていうのはそんなにアプリケーションを作るための言語っていう認識があまりなかったというのが僕の正直な感想で、
その代わりとして使われてたのが、例えばAdobeのFlashだったりとかJavaAppletだったと思うんですよ。
うんうん。
Googleマップがなんですごかったかっていうと、そのJavaScriptだけで作られていて、かつその挙動がネイティブアプリのようにグリグリ動かせる。
地図をグリグリ動かせる。拡大も縮小もページ遷移なしでできるみたいなところが、たぶん画期的だったんじゃないかなっていうところで、
Googleがそういった洗礼を作ってくれたおかげで、
JavaScriptって意外とアプリケーション作れる言語なんじゃないみたいな認識がエンジニアに広まっていったのかなというふうに思います。
そういった形で大規模化のニーズが高まっては来たんですけれども、
JavaScriptはいかんせん大規模なシステムを書くにはモジュールがなかったりだとか型がなかったりだとかそういった弱点があって、
ちょっとまだ使いにくいと。タイプスクリプトはまず型があります。
そしてモジュールもありますというような形で、その大規模な開発のニーズを結構捉えた言語として、2012年に発表されたんですね。
タイプスクリプトの魅力は何なのかというところに戻ると、その型があるというところが一番強いなかなというふうに思います。
ありがとうございます。じゃあ、型があるのはもちろんそうなんですけど、やっぱりウェブ開発のそもそものトレンドというか、フロントエンドがどんどん大規模になっていって、
多分大人数で作るようになっているし、アップデートもすごい走るようになっている中で、JavaScriptよりタイプスクリプトの方が型もあるしメンテナンスもしやすいよねっていうところで今流行ってきていたりとか魅力に感じる人が増えてきているというような感じなんですかね。
型があるおかげで、人ってミスをするものだと思うんですけども、ミスを防ごうと思ったらチェックをちゃんとしましょうという話になってくると思うんですけども、それは理想論で、
大規模になってくると人力でのチェックっていうのはどんどん難しくなってくると思うんですよ。コード量が増えてきて、一個一個細かく見ていく余裕はないみたいなところが現場レベルでの課題だと思うんで。
型があることでそういった細かいチェックっていうのをタイプスクリプトのコンパイラーに任せられるっていうのがJavaScriptにはないタイプスクリプトの強みだと思います。
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型があることで頻繁なチェックを行えて不具合の早期発見の機会が増えるっていうようなメリットも出てきて、そういうところが結構エンジニアにとって評価されているのかなっていうふうに思います。
ありがとうございます。実は僕もフロントエンド開発、結構普段やったりすることもあって、JavaScriptでもタイプスクリプトでもやったことあるんですけど、
やっぱりタイプスクリプト一回やってからJavaScriptやっちゃうと、この変更がどこに影響を出るかわからない恐怖というか、触っていくところの安心感みたいなものもJavaScriptとかタイプスクリプトとかでも全然違かったりするので、
まさにスウィンさんおっしゃってたような魅力は僕もわかるなーって思いながら今聞いていました。
まだまだ他にもタイプスクリプトの魅力って語り足りない部分があるんですけども、これはまた次の回ですかね。
はい、ありがとうございます。
ついて深掘りしていきたいと思います。
はい、ぜひまたもっといろいろお伺いできればなと思います。
はい、ではですね、ちょっとトピック変えさせていただきます。
スウィンさん、先ほど紹介のところでもちょっとご紹介させていただいたんですけど、サバイバルタイプスクリプトっていうウェブの本を書いていらっしゃると思うんですけど、こちらについてもうちょっと詳しくお伺いすることって可能ですか。
サバイバルタイプスクリプトはタイプスクリプトの入門書として一般に公開しているもので、
巷にはタイプスクリプトの入門書が結構出てきてまして、そういった普通の書籍と違うところがサバイバルタイプスクリプトにはありまして、
まず無料で読めるっていうところが一番大きいですかね。
なんで無料かというとオープンソース的に作られているんですね。
これまでに50名以上の方が参加されていて、1人の僕だけが書いてるわけじゃなくて、他にも力を入れて書いてくれる方が数名いらっしゃって、
それ以外にもスポットで参加してくれるコントリビューターの方がいたりだとか、そういった形でみんなで一つの本を書いてるっていう風な書籍になっています。
この入門書っていうものをそもそもOSSでみんなで作っていくっていう取り組み自体がすごい面白いなというふうにお話を聞いていた感じました。
ちなみにこのタイプスクリプト入門書を書いていらっしゃると思うんですけど、どういった方をターゲットにしているとか、どういうふうに使ってほしいみたいな思いがぜひあったらお伺いしたいです。
サバイバルタイプスクリプトのターゲットとして真っ先にイメージしているのは、
入門書とは言いつつも、プログラミング全くの初心者という方は想定していなくて、
これまでに他のプログラミング言語をやったことある方で、2番目か3番目かわからないですけど、何番目かの言語としてタイプスクリプトに入門してみようという方を対象にしています。
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なぜそういうふうなターゲット設定にしたかというと、入門書を書くにあたってタイプスクリプトの入門者の方にいろいろヒアリングしてみまして、
タイプスクリプトが全く最初の言語だったという方が結構少なかったんですね。
それで最初にタイプスクリプトをやる前に主に使っていた言語は何ですかというふうな質問をしていったら、
PHPだったりとかRuby、Java、Python、そういった言語でバックエンドを主にやられていて、
ついでにフロントエンドもやってくださいという形でフロントエンドの方も引き受けることになってしまったみたいな、
そういったストーリーの入門者の方が多くて、そういった方たちを常に念頭に置きながら書いています。
なるほど、ありがとうございます。
じゃあタイプスクリプト、そもそもプログラミングがまだやったことない人がタイプスクリプトを学ぶ人向けってよりも、
そもそもプログラミングがやったことあるけどタイプスクリプトってそのもののパラダイムみたいなものを知らない人向けみたいなところもあったりするって感じですかね。
そうですね。もともとやっていた言語がPHPだったりRubyだったりするんで、
JavaScript自体もやったことあるんだけどそこまで得意じゃないとかあまりよくわかっていないっていう方も多くて、
サバイバルタイプスクリプトを書き始めたのは2019年の年末でもうすぐ3年になるんですけども、
その当時はタイプスクリプトについての入門書っていうのはあったんですけども、
JavaScriptを一緒に学べる入門書っていうのがあまりなくて、
なるほど。
サバイバルタイプスクリプトではJavaScriptも一緒に学べるっていうところを押し出して書いています。
ありがとうございます。確かにタイプスクリプトの技術書とか読むと、
そもそもJavaScriptの拡張しているものですというか、そこをベースにした言語ですっていうところから話が始まっているので、
みんなJavaScriptを知っている前提で書かれているような確かに読んでいて、僕も確かにって今感じました。
そうですよね。みなさんJavaScript知っているでしょうっていう形で。
そうですね。なので、ぜひリスナーの方もプログラミング経験あるけどまだタイプスクリプトやってない方は、
ぜひこちらのサバイバルタイプスクリプト手に取っていただけるといいんじゃないかなというふうに今思いました。
ありがとうございます。
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今サバイバルタイプスクリプトについていろいろお話をお伺いしたと思うんですけど、
そもそもっていうところで、
どうしてこういう活動というか、この本、執筆活動みたいなのが始まったのかっていうところの経緯みたいな、
きっかけだったら経緯みたいなところをお伺いできると嬉しいです。
きっかけとしては、もともとYYタイプスクリプトっていうオフラインイベントを開催してたんですね。
YYタイプスクリプトっていうのはどういうイベントかっていうと、
タイプスクリプトプログラムが集まって情報交換をしたりだとか、雑談を通して交流を深めるっていう会でして、
勉強会というよりかは座談会に近い形でイベントをやっていました。
YYタイプスクリプトを十数回やってみて、気づいたことが一つあって、
来る、いらっしゃる方が固定化されてきて、あまり新しい方がお見えになることがないなってことに気づきまして、
東京を中心に開催してたんですけども、意外とタイプスクリプト使ってる人ってまだまだ少ないのかなっていうような感想を持ちまして、
まだまだそのタイプスクリプトを普及させる余地があるのかなというふうに考えて、
であれば今その座談会をやるのではなくて、入門書を書くことで、
これからタイプスクリプトを学んできた人たちを増やしていけたらなというふうな思いで、
その座談会から本を執筆する会、執筆会っていうような形にシフトしていったっていうのが経緯になります。
なるほど、ありがとうございます。
スインさん、本当に今の初心者向けにそういうものを出していきたいとかもそうですし、
普段聞いたでも記事たくさん書いてらっしゃると思うんですけど、
そこら辺のそもそもコミュニティ運営をしたりとか、いろいろアウトプットをするモチベーションってどういうところにあるんだろうって今お話し聞いてて、
本当にいろんな人たちのためにってスインさんいろんなことをやってらっしゃるような印象を持ったんですけど、
何をモチベーションにっていうところで原動力みたいなところをお伺いできるとありがたいです。
もともとYYTypeScriptを始めたのは、会社でTypeScriptプログラマーを採用したいっていうところが出発点でして、
そうなんですね。
TypeScriptプログラマーを採用しようと思ったら、プログラマーとの接点が必要だなっていうことで座談会を始めたんですね。
いろいろな経緯があって、座談会は一旦やめて執筆会になったんですけども、
それも一つは採用の目的があってやったんですけども、
やってるうちにやっぱり読んでもらってフィードバックを得られたりだとか、
読んですごいわかりやすかったとか反応を得られたりして、そういった部分もやっぱり楽しくなってきて、
採用目的もありつつ、誰かのインプットの役に立つっていうところもモチベーションに織り混ぜながらずっとやってるような形ですね。
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やっぱり反応があると嬉しいっていうところも正直なところあるので、
読んでいただいた反応とかも見ながら、それを執筆のチームとかにも共有しながら、
執筆の方を進めてるっていうような形ですね。
ありがとうございます。今採用のお話あったと思うんですけど、やっぱり最近の採用というか、
やっぱり繋がりみたいなすごい大事だと思ってて、それを作るために、いろんな会社さん技術ブログとかやってたりすると思うんですよね。
やっぱりそこって、ひろきさんのどこかのコラムで書いてあった採用目的にそういうのやるなみたいな、そういう話があった気がして、
でもまさにそもそものアウトプットとか、そういう誰かの人のためにっていうところを一個モチベーションにやっていった方が結果として、
そういうやっぱ採用みたいなところに繋がっていくのかなっていうのは改めて今お話聞いてて感じたので、
やっぱ誰かのためにやるっていう活動している人のところにやっぱこう人が集まってくるみたいなのもちょっとあるのかなみたいなお話聞いてて今感じました。
採用目的で初めては見たものの、あまりその採用目的としては役に立ってなくて、どちらかというとその誰かの役に立っているっていうところが今一番大きい感じですね。
ありがとうございます。
続いてはですね、スインさんの今までのキャリアについてお伺いしてみたいなと思います。
本当に今いろんな運営活動とかタイプスクリプトのところの発信やってらっしゃると思うんですけど、
そもそもスインさんがタイプスクリプト好きになっていったきっかけもそうですし、そもそもそこまでに至るところでスインさんがどういうエンジニアとしてのキャリアを築いてきたのかみたいなところをお伺いしてみたいです。
僕がプログラミングを始めたのは中学生の頃なんですよね。14歳で独学でプログラミングを始めたんですけども、
そのきっかけとなったことがすごいとっても些細なことなので、ちょっと恥ずかしいんですけども、2000年頃ですかね、ちょうど。
その頃のインターネットって今のインターネットとは景色が全然違くて、LINEとかもないですし、iPhoneとかもないですし、もちろん動画なんてない時代で、
ネット上のコンテンツで楽しいのって言ったらテキストコンテンツがメインだったと思うんですよね。
はいはいはい。いわゆるチャットみたいなやつってことですね。チャットというか掲示板みたいな感じですか?
そうですね。掲示板とかチャットとか。チャットもCGIチャット、ちょっとインターネット老人化みたいになっちゃって恐縮ですけども、
CGIチャットっていうものが、CGIチャットって技術ですかね、がありまして、パールというプログラミング言語で書かれたウェブ上のチャットがあって、
趣味でそのCGIチャットの方に入って、知らない人と雑談するっていうのが、中学生の頃のちょっとした趣味で、
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ちょっと今だと考えられないんですけども、当時のCGIチャットって、HTMLを打ち込むと相手の方にもそのHTMLがそのまま表示されるっていう、
今で言ったらクロスサイトスクリプティングっていう脆弱性に当たるんじゃないかっていう。
そんな感じだったんですね。
そんな感じで結構ゆるかったんですね、セキュリティも。その時にチャットをしていると、ある参加者がチャットの発言に色をつけてたんですよね。
デフォルトだと発言の色って黒だったんですけども、ある人が青にしたりとか赤にしたりとかしていて、
それってどうやって色をつけてるんですかっていうふうなのを聞いたら、HTMLのタグというものがあって、それを使うと色がつくよっていうことを教えてもらって、
タグっていうのを覚えると、発言に色をつけたりとか、不当時にしたりできるんだっていうのをそこで初めて知りまして、
そこでちょっとHTMLに触れるきっかけがあって、HTMLを学んでいったら、HTMLを学ぶとホームページっていうのが作れるらしいっていうのを知りまして、
であればホームページを作ってみようと思って、当時だとGeoCitiesとか、今は昔YahooがやっていたHTMLのホスティングサービスがあるんですけど、
そこに自分のホームページを開設したりとかして、そこからHTMLを学んだら今度はもっと何がホームページでできるんだろうっていうのを探っていったら、
JavaScriptというものがあるらしいっていうのことを知りまして、そこでJavaScriptを使うと今度アニメーションができるとか、アラートが出せるみたいなのを知りまして、
そこでJavaScriptに入っていったっていうのが僕のプログラミングの追い立ちですね。
じゃあきっかけはチャットとかそういうところでの、いわゆる遊び心というかをつけるために勉強していったってところなんですね。
本当に遊びで。
そこをきっかけにプログラミングを始めていったと思うんですけど、そこから実際エンジニアとしてもお仕事をされていらっしゃったと思いますし、
今はもうちょっと経営っていうところでいろいろやってらっしゃると思うんですけど、そこら辺の流れみたいなところをお伺いできるとありがたいです。
そうですね、高校生になった時にあるちょっとマイナーなオンラインゲームにハマりまして、
そのオンラインゲームの攻略サイトがなかったので、またホームページを作ろうと思って作ったんですけども、
その時にオープンソースのCMSで、その時ちょっと人気だったZoopsというCMSがありまして、それを導入して、それを基盤に攻略サイトを作っていきました。
Zoopsで使われているプログラミング言語がPHPだったんですね。
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Zoopsを使うにあたって、自分で機能拡張とかZoopsを改造したりだとかするためにPHPっていうのを学ぶ必要があるらしいっていうことを知りまして、
そこでPHPを学んだりとか、あとMySQLですかね、データベースの使い方とかを学んでいって、
それまではJavaScriptでフロントエンドをちょっといじくるみたいな話だったんですけども、
そこから僕のサーバーサイトプログラミング人生が始まりまして、むしろそっちの方が奥が深くてサーバーサイトの方にのめり込んでいったっていうのは高校生ぐらいですかね。
へー、そうなんですね。
それでずっとサーバーサイトでPHP、主にランプ環境でプログラミングをしてまして、
大学生の時もその延長上でずっとやって、卒業後に就職しようと思ってある企業に就職したんですけども、
その時もやっぱりPHPとMySQLを使ってZoopsを使った受託系の会社に入って、しばらくは受託系で業務アプリの開発をしたりして、
その後、25歳でフリーランスとして一旦独立して、今から9年前に株式会社クラフトマンソフトウェアを代表の森と一緒に共同創業したっていうふうな流れになっていますね。
ありがとうございます。なんかもうお話聞いている感じ、もうすごい早いタイミングでプログラミングに触れてますし、
そこから創業するまでがものすごいスピード感でいろんなことをやってらっしゃるなというのを聞いていて、
僕自身も今ちょうど26歳ぐらいなので、同じ時期にスインさんがやってらっしゃったことを考えると本当にすごいなというふうに聞いていて感じました。
今お話の中にもあったクラフトマンソフトウェアさんの事業内容みたいなところだったりとか、どういう思いで創業されたのかみたいなところをお伺いできるとありがたいです。
もともとクラフトマンソフトウェアを立ち上げるきっかけになったのは、テスト自動化のウェブサービスを作ろうというところが出発点になっています。
クラフトマンソフトウェアを創業する前に森と一緒にテスト自動化のツールを開発してまして、
それを業務システムのテストの自動化に用いてみたら結構使えるんじゃないかっていうのと、
あとそのテストに結構時間をかけて困っている現場多いんじゃないかっていうところがあって、
これ創業していろんな人に提供したらビジネスになるんじゃないかっていうことで、二人で独立して会社を立てたっていう経緯があります。
27:03
なるほど、ありがとうございます。
テストまさにテスト周りってまだまだ今も結構テスト書く文化とか広がったりはしてますけど、
やっぱまだ大変なところはあるかなというふうに思っているので、
そこに対して取り組んでいらっしゃるところは、僕一エンジニアとしてもすごい嬉しいというかすごいことに取り組んでいらっしゃるなというふうに感じています。
そうですね、結構テストの自動化って単体テスト、ユニットテストと呼ばれる部分って結構自動化が進んでいるのかなというふうに思うんですけども、
例えばブラウザを使って画面をポチポチしたりとかキーボードを入力して、画面がどういうふうに変化していくかとか、
画面上にバリデーションエラーのメッセージがちゃんと表示されているかとかそういったものをチェックするので、
結構まだ人手でやられている現場が多いのかなというふうに思います。
そうですね、実はKiitaとかもいわゆるちょっとA to Eテストみたいなのを回していたりはするんですけど、
細かい体験のところのチェックとか、そういうのはやっぱりちょっと人手でやってしまっているようなところもあったりするので、
そこら辺がもっと自動化されるといいなというのは僕は思っていたりします。
そうですね、統計によると高数の半分がテストを締めているというふうに言われてまして、
この半分といっても全部がA to Eテストにかけているとかではないと思うんですけども、
いろいろテスト設計とかそういうのを含めて半分だと思うんですけども、
それにしてもテストを手作業でやるってあんまり楽しくない仕事なのかなというふうに思ってまして、
ロボットのような単純作業が多いというか、そうした現状をどうにか打破したいなという気持ちがあって、
テスト作業を限りなくゼロにしたいなというふうな思いで、
日本語でテストを書いたらその通りにテストが実行されていくというふうなプロダクトを作って、
それでそのテストのサービスを提供していこうというふうな流れで会社を始めました。
ありがとうございます。もう多分エンジニアを聞いているリスナーの方たちもそういうの欲しいみたいに思っている方たちもいっぱいいらっしゃる気がします。
クラフトマンソフトウェアさんの今取り組んでいらっしゃることを今お伺いできたなと思うんですけど、
その中でスウィンさんご自身がどういうお仕事をされているのかみたいなところもぜひお伺いしたいです。
先ほどお伝えしたテストの自動化サービスというのはやってみたんですけども、やっぱり顧客がつかなくて、
途中でそのビジネス自体をちょっと一旦止めようと思って、今はやってないんですね。
そうなんですね。
その代わりに、うちの会社の強みは何だろうっていうところを考え直してみて、
自社の強みとしてはアプリ開発もよく分かっているし、インフラの構築運用も精通しているっていうところが自社の強みだなっていうところと、
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あと自社のビジョン、エンジニアの仕事をクリエイティブで楽しいものにしたいっていうところが弊社のビジョンでして、
そういったビジョンにも合致する仕事で、あとはあれですね、顧客のニーズとして結構お客さんに言われたことが、
アプリ開発に集中したいっていうような要望が出てきていて、そういったアプリ開発に集中したいっていう課題を解決できる、
ビジネスって何だろうっていうようなことを考えたところ、インフラの構築運用サービスをやってみようかなっていうようなことになりまして、
そこからクラフトマンソフターっていうのはテスト自動化の会社からインフラの構築運用サービスを提供する会社に生まれ変わりまして、
そうなんですかね。
ただインフラを受託するだけにはならないように心がけていまして、具体的にどういうことをやってるかっていうと、アプリのことがよくわかってるんで、
お客さんがデプロイしたいアプリをしっかり分析して、それに合った最適なインフラを提案したりだとか、
アプリ開発のチームと連携しながら一緒にインフラを考えていくとか、アプリのアクセスが増えるタイミングとかを密に連絡取りながらインフラが落ちないように調整したりとか、
そういったことを技術的にはテラフォームによるインフラの構築の自動化だったりとか、Kubernetesを使ってインフラを堅牢化したり、
あとは開発チームと密に連携して、開発からリリースまでの業務フローをいい感じにして、開発からリリースにかかる時間を短縮したりだとか、
リリースを頻繁にできるようにする、俗に言うCICDの環境構築だったりとかをやっています。
ありがとうございます。今お話の中に出てきたようなサービスとか事業によってインフラの運用とかっていうところを一緒に考えてくれるっていうのがめちゃくちゃ素晴らしいなというふうに感じました。
そういう受託とかってどっちかというと任せたいベースでお願いして構築してもらってみたいなパターンも多いと思うんですけど、
そこを一緒に作っていってもらえるっていうのはすごいいいなというふうに話し聞いてて思いました。ありがとうございます。
それがクラクタバンの主なビジネスなんですけども、僕が今何をやってるかっていう質問だったと思うんですけども、
僕自身はインフラの業務にはあまり携わってなくて、その代わりに何をやってるかっていうと、自社サービスの開発と社外エンジニアとの接点作りっていうところを主にやっています。
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自社サービスの開発についてなんですけども、主に弊社ではインフラの構築運用を受託でやってるんですけども、
その受託をしながら学んだことを自社のサービスに転換しようというふうな動きがありまして、その開発に僕は携わってるんですね。
プロダクト名としてはApps Lastっていう名前のプロダクトで今作っていて、まだちょっと公開はできてないんですけども、このプロダクトもインフラを支える。
インフラを支えることでアプリケーション開発者が開発だけに集中できるようにするようなウェブサービスでして、
例えば何ができるかっていうと、インフラの構築が自動化できたりとか運用とかが自動化できて、
例えばアプリ開発者がコードを書いてGitプッシュしたら、そのアプリケーションに最適なインフラが自動で構築されて、
その稼働中も負荷分散だったりとか、障害対応とかセキュリティ対策とか一切気にしなくてもいいっていうふうなインフラが勝手にできて、
面倒を見てくれるよっていうふうなウェブサービスを今作っています。
そんなサービスがあったらめちゃくちゃ欲しいですね。
ではスインさん、今日はありがとうございました。
まだまだタイプスクリプト周りとかお話足りないので、次回もスインさんとお送りできればと思います。よろしくお願いします。
今日は普段こういうお話できる機会あんまりないので、僕もスインさんのプログラミングを始めたきっかけとかすごい聞いていてワクワクしました。
さて、この番組では感想や質問、リクエストなどをお待ちしております。
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Kiita株式会社はエンジニアを最高に幸せにするというミッションのもと、エンジニアに関する知識を記録共有するためのサービスKiita。
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