地頭と採用
水曜日8時になりました。こんばんは、Sakiです。
Mioです。水曜日の縁側は、東京と北海道で働く私たちが日々生じる疑問や感じたことについて語る約30分のポッドキャストです。
会社員、企業、経営などの立場を聞くする私たちが、リアルな体験をもとに緩く、時には熱くお届けします。
はい。
はーい。
はーい。
えっと、じゃあ、今日いくつか話したいことがあるんですけれど、まずひとちゃん、またお便り、お便りと言いますか、投稿いただいているので、Sakiさんに読みます。
読みます。これは、えっと、違和感ワードの回ですよね。なんか、いろんな言葉にちょっと違和感だよね、みたいな話をした回があるんですが、
この回のことで、えっと、違和感ワードは地頭です。職場の採用の場面で、地頭がいい人が欲しいという話を聞きました。発言者は、物事を分析して考える力や言語化力がある人を意味して使っているようですが、組織として必要としている具体的な力の言語化を曖昧にしたまま、地頭がいいというワードで採用の場で共通理解と判断を求めるのを強引に感じ、
同時に、候補者を判断する発言者が、地頭がいいのか、と疑問に思った経験があります。ということで。
いやー、これ、うなずきしかないですね。
よく使うよね、地頭がいいと。
まず、よく使われてましたね。最近でこそ、そんなに私を周りで聞かなくなりましたけど、でも、一時期、地頭、地頭、いってた気がしますね。
いやー、よく、でも本当、この採用の場面でっていうので、よく聞いた気がするな、私も。
わかる、わかる、わかる。結構、エージェントさんでも、すごい使う機械です。
確かに、確かに。
こちらが求めているのは、こんな人です、みたいな話をする時に、地頭力、地頭力って言ってたの。
地頭力。
すごいすごい、そうなんだ、地頭の力なんだ、すごいな。
なんか、これは逃げてる言葉だと思っちゃ、思いますね、やっぱり。
うん、確かにな。でもまあ、便利、なんとなくわかるっていう意味で、なんかすごく便利な言葉かもね。
わかる。本当そうですね。いや、でもここ書いてくださってますけど、
必要としている具体的な力の言語化を曖昧にしたままっていうのは、本当にその通りですよね。
うーん、いや、そうだよね。難しい。なんかこう、うーん、そうね。
でもこういう言葉がさ、たぶんその組織の中においての、ちょっとしたズレみたいなのを生んでいくんだろうなとも思うよね。
わかるわかる。そうですね、なんとなくふわっとみんなが、うんうんってわかりそうな丸められた言葉を、
共通のもととして使うとそうですね。
うーん、ちょっとずつズレるんだろうなって、なんとなく思っちゃう。
でも本当はね、アンケートを、いろんな違和感ワードについて募集したいねとかって話をね、反響もあったからしてたんですよね。
うんうん。
そう、なんか私がちょっとなんかパッと他にアイデアとして、なんかこれとかあれとかっていうふうに思いつけなかったので、
ちょっとそのアンケートできなかったんですけど、またでも言ってもいいですよね。
そうですね、そうですね。
なんかでもこういう場面、例えば採用の場とかで、地頭っていう言葉に、うんって思うっていう時に、
例えばこの場面で他に出てくる言葉、コミュニケーション力ってありません?
あー、あるかも。
地頭が良くてコミュニケーション力が高い人ってよく聞く気がする。
うーん、よく聞きますね。
聞きますねー。
うん、確かにな。
うふふふふ。
いやでも確かに採用の時にいろんなこう、人を判断するって言い方悪いけど、こうカテゴライズする言葉がある、出てくるかもね。
そうですね。
うーん。
そうですね。
いやー、でもほんと今さきさんがお話したように、こういう、あー確かに私たちも例をもらうと、
分かるーとか、確かにーってなるんで、皆さん是非、これもあるんじゃない?これもじゃない?みたいな送ってもらえるとすごい嬉しいです。
嬉しいです。
はーい。
Mioの休職
あ、じゃあちょっと話を変わるんですけど、
あのー、私、東京のスタートアップに所属をしてるんですけど、
辞めることにしまして、
はーい。
はーい、そうなんですよー、8月の末が最終出社だったんで、
うんうん、どれくらいいたんでしたっけ?
いたのはー、1年半いましたー。
そうかそうかー。
はい。
お疲れ様でしたー。
あー、ありがとうございます、ほんと。
ほんとにとっても、あのー、いい、あのー、組織ですごい大好きで、
とてもとても楽しく充実していたんですけど、
まぁちょっとあとで話せたらなーと思うんですけど、
ちょっとご縁があって、10月から別の会社に行くことになりまして、
いやー、楽しみですねー、それもー。
はい、でね、頑張るぞー、またリモートなんですけど、
うんうんうん、そう、で今の会社は8月末が最終出社で、
で、結構有給があって、でー、あのー、まるまる1ヶ月、9月は、
在籍しながらも有給消化をさせてもらうんですよね。
うーん、最高。
そう、でー、あのー、もうなんか、なんかいろいろやってたら、
あっという間に、まぁ今この収録してるのが9月頭なんですけども、
9月に入っちゃったみたいな感じで、さあ1ヶ月、どうしよう状態なんですよー、今。
うーん。
で、私、この1ヶ月の過ごし方として選択肢が4つあって、
はい。
はい。
1個が、親子留学なんですね。
で、これは、私今もう長女中1なんですけど、次女が小学校1年生で、
小学校だったら、数日間は休んでも、そんなに影響ないかな、ということで、
私も1ヶ月休めるってなかなかないから、
うーん。
子供を連れて、どこかの国に父留学しようって思ってるのが1個なんですね。
最高。
うーん、そう。で、これ私、長女の時やったことあって、
ねー。
そうね、さきさん。あ、そうそう、その時さきさんとハワイで会ったりしてましたよね。
そうですよー。
ねー。
そう、私がまだね、ハワイに住んでる時に、そう、長女ちゃんとね、一緒に来てくれたんですよね。
1ヶ月の過ごし方
そうなんです、そうなんです。あと、私のパパンも一緒に行って。
そうそう、そこでほんとに、一緒に飲ませていただいたりね、なんかバーベキューしたりね。
うわー、懐かしい。
なんだかんだ、なんか結構会いましたよね。
何回も。
なんかね、3、4回会った気がする。
そうです、そうです、何回も会いました。
私はホナルルからちょっと離れたところに滞在していて、ホームステイ。
そうだ、そうだ、そこのお家にも私お邪魔したよね。
そう、来てもらって、なんかあの、アメリカの、ハワイ生まれなのかな、
シェフの方と日本人のご夫婦のお家に、なんかその、お料理も、
シェフからお料理を教えてもらいながらホームステイできるみたいな夢のようなプラン。
私の父と娘と私で参加させてもらって、参加させてもらってっていうか、私たちだけ泊まりに行ったって感じなんですけど、
で、そこのお家すごいオープンなお家で、よくパーティーとかをしていて、そこにさきさん来てもらってとかってね。
ありがとうございました。
懐かしすぎ。
そこでうちの父がさきさんの大ファンになって、今でもファンです。
いやいやいや、そんなそんな、こちらの方こそです。最高楽しかった。
楽しかったですよね。
うん、超楽しい。
良かったですね。
海でバーベキューしたりとかして。
した。さきさんの同僚の方が。
あ、そうそうそう。
隠してくださって。
そう、シェフ。
リトさんっていうね。
陽気なおじちゃん。
懐かしいですよね。
なんかめっちゃお父さんと乾杯してたよね。
めっちゃしてた、写真残ってる。
なんかうちの父って英語話せないんですけど、で、リトさんは英語の方ですけど、なんか分かんないけどめっちゃ話してましたよね。
そうそう、息統合してたよね。
すごい乾杯するやんってなってたよね。
めっちゃしてた。
私なんか今写真を見返してても、なんかグラス持ちながら喋ってますよね。
さすがでございます。
何語で何を話してたか分かんないけど。
通じ合ってたね。
通じ合ってた。
私もその時は一つの会社に所属をしていたんですけど、サバティカル休暇みたいな感じで1ヶ月いただいて、2週間ハワイ、1週間フィリピンに行ってたんですよ。
そうだそうだ。
私は大学の先生と英語の英会話レッスンみたいなのを日中は受けていて、子供はその大学系列の幼稚園、だから現地の幼稚園に通うっていうのをやってたんですよね。
それがとってもいい体験だったので、それを別の国なりフィリピンなりでやるのかっていうのが一つ目の選択肢で。
もう1ヶ月が断食道場なんですね。
これは私は断食大好きで定期的にやるんですけど、別に一人でもできるんですけど、私は家族と一緒に住みながらお料理とかもしながら断食ってできるんだけど、
静岡にあるサナトリウムの話って聞いたことあります?
ないです。
なんか最近伊達希美子さんが行かれていて、それ私ちょっと夫から聞いたんですけど、
お医者さんがいらっしゃって、その監修のもとに断食をホテルですか?
ホテル?
まあ宿泊施設でするっていう感じなんですよね。
えーむずろーい。
アクティビティもあって、ヨガとか、あとはジオグラフィツアーみたいな、なんかその静岡の自然の中をみんな歩くとか、
先生から医学的な講話を聞く時間があったり、まあなんかいろいろ一人だと体験できないプログラムが用意されていて、そこに行く。
なるほど。何日くらいのなんかコースみたいのがあるんですか?
そうなんです。コースいろいろあって、2泊3日もあれば、1週間プランもあれば、もっと長くて、9泊とか、もっともっと長く行った人は2週間とかあって、
すごい。
でまあそこに行って確かに断食して体をすっきりさせながら、つんどくして、もうとにかく読むみたいなのもいいなって思ってるんですよね。
うんうん。
それが2つ目で。
3つ目は海外に一人で行こうかなって思っているんです。
でこれもなんか私目的のない旅が絶対できない人なんで、一人の過ごし方わかんない人だから、なんか目的ありきで、
例えばバレエ好きだからロイヤルオペラハウスで、もしバレエやってたらバレエを見るっていう目的を一つ作って、その周辺で日程を組み立てるとか、
これを見たいとかこれをやりたいとかっていうのを1個見つけてその国に行くっていうのをやろうかなと思ってるっていうのが3つ目なんです。
4つ目が私再三行ってますけどマクドナルドでバイトするっていう夢があって、
で、マックで1ヶ月働かせてもらうっていうのを考えてるんですよ。
これを人に話すと様々な意見をもらうんですけど、今のところは親子で海外に行くのがいいんじゃないかっていうのが一番多い意見で、
自転で一人でどこか目的を持って旅に出るっていうのがいいんじゃないっていうのが今までいただいたご意見なんですけど、
さきさんが今、今の私のこの選択肢に囚われず1ヶ月自由に過ごせますってなったらどうしますか?
一人旅かな私だったら。
一人旅。
海外。
海外、海外。
会いたい人に会いに行く。
分かな。
だからその私、私で言うところのその目的、例えばバレーを見に行くとかっていうのを誰々さんに会いに行くっていう風にしてってことですね。
うん、とか行きたい、そうね、人に絡む何か場所、何か今パッて、ちょっとまたゆっくり考えたら違う結論になるかもしれないんですけど、
昔一緒に働いてた子が今パリのちょっと先で働いてるんですよね。
前お話されてました。
フランスのパリからちょっと離れて1時間ぐらい電車で行くのかな、12時間行くところでシェフやっていて、ファームというテーブルみたいなそこで育てた野菜とかを使って、
お料理食べれて、泊まれるところも一緒についてるみたいなところがあって、そこにずっと行きたいと思ってるからそこに行くっていうのがパッて思ったことと、
日本の強みとは?
ヨーロッパ行くんだったらいろいろ回りたいなって思って、ブルーボトルの社長で、ジェームスは創業者だけど、ブライアンっていう人がいるんですけど、彼はアイルランド出身なんですけど、
アイルランドに保養所、リトリート施設みたいなの作ったのって、それでスパもあって、サウナもあって、泊まれるみたいなところを作ったみたいで、そこも行きたいから、そこ行ってとか言って家庭に今夢見ちゃいましたけど。
いいですね、でも一緒に働いてた方が、なんか新しい挑戦をしている場所に行くって考えるだけでワクワクしますね。
うんうんうん、すごくする。しやっぱちょっと長い休みがないと、ヨーロッパとかね、なんかちょっと行きにくいじゃないですか。
確かに行きにくいと思う。
だから、ちょっとそういうのいいなとか思っちゃった。
確かに。
行きにくい、やりにくい。1ヶ月ないと、1ヶ月というかこの長い期間がないとやりにくいっていう視点で考えたら、確かに一人でヨーロッパかな、ヨーロッパに住むんです。
私だったらね、でもなんかさっきのみなさんの4つ聞いてたら、ちょっとマックは短期が難しいかもしれないけど、
そうですね、受け入れが。
私全部やりたい、全部3つできるんじゃないとか思っちゃったけど、そんなこと言って。
それはちょっとあれ。
あー全部?
欲張りすぎ。
でも、たとえ、あ、なるほどね、確かに親子留学はどっちにしても私マックス1週間だなと思ってた。子ども学校あるんで。
で、でしょ?で、断食道場もまあ1週間でしょ?
あ、そしたら?
うん、なんか最後に断食してリフレッシュして終わるみたいな感じかなとか思って。
で、勝手に。
なるほどね。
で、もうだからもう今週末からどっか行くみたいな。
で、なんか下の子、現地集合とかできないのかなとかさ。
あー、でもできるかもしれない。
勝手に。
あれでね、その飛行機にキッズプログラムみたいなので、1回ここら辺に貼ったことはある。
そうそうそうそう。
で、なんかもうね、ご本人があれだけど、もし大丈夫だったら、現地待ち合わせで、空港で待ち合わせて、一緒に親子留学して、で、一緒に帰ってきて、断食道場最後行ってリフレッシュして終わりとか。
確かに。
よく終わり。
いいかもしれない。
でも確かに、いろんな食っていろんなものを食べて、胃腸が疲れるかもしれないけど、最後すっきりして新しい職場に行く。
はい。
美しいですね。
確かに。
なんなら、断食道場の、あ、ダメか。
いや、断食道場、何考えてんだろう私。
断食道場って、別にそのプログラムを受けなかったら、日中フリータイムなんですよ。
うーん。
だから、断食道場にステイしながらマックで働くとかって思ったけど、バカみたいです。
できるわけないですよね。
それはちょっと多動すぎる。
そうですよね。
揚げ物揚げてるんでしょ。
できないですよね。
ちょっとすごい苦行ですよね。
何考えてんだろう。
ダメだった。
でも分かんないけど、全部は無理かもだけど、2つとかだったらできるかもじゃない。
確かに。
じゃあ断食道場はマストでいようかな。
もうこれ1個決めないとできないと思うから。
うんうんうん。
これはやる。
楽しみ楽しみ。
楽しみ。
また報告しますね。
うんうんうん。
いいですねいいですね。
なんか海外の話をしていて、かつ前回のエピソードでさきさんが夏にタイに行ったっていうお話をしてくれたんですけど、
私もこの夏休み海外に行ってきまして、
私は台湾に行ってきたんですよね。
台湾は私の家族と、また出てくるうちの父、青森に住んでるうちの父を連れて、
私は3泊で行ってきたんですけど、
さきさん台湾はお仕事で行ったことありましたよね。
そうですね、あれいつが最後かな、でも結構前かも。
えっと、2018年とか9年、8年かな。
なんかそれぐらいが最後だから、もう5年ぐらい前かもしれないしね。
うんうんうん。
みゅうさんはいつぶりですか?
台湾自体は初めてで、
初めてか、そっかそっか。
初めてなんですよ。
それで海外自体は、コロナの直前にイタリアに行ったのが最後だったので、
本当パスポートを持って飛行機に乗るのもすごい久しぶりな感じだったんですよね。
3、4年ぶりみたいな。
そうそうそう。
そんな台湾だったんですけど、
純粋に本当に楽しくて安全な国で、
食べ物も安くて、美味しくて、
何一つこう、ちょっとストレスとかちょっと怖いなって思うことなく過ごした約1週間?
異論も含めてなんですけど、
そんな楽しかったなって思う反面、なんかちょっと心に残ったことがあって、
なんかそれはですね、日本産のソフトウェアを全然見なかったんですよ。
台湾に行って、日本製の車、トヨタとか三菱かな、とかスバルとかの車を、
乗用車、自家用車もそうなんですけど、工事現場の車とか、
あとはバスとか、運送、それこそ黒猫山とか走ってたりとかしたから、
日本で見る車たくさん見たんですよね。
国ごとの役割分担
私、あとエレベーターとか、機械系も日本のそれこそ、さっきも言いましたけど三菱とか、
東芝とかの、いっぱい見たんですよ。
私、あとは食品も、日本産の食品っていっぱい見て、お菓子とか、
お茶の国ですけど、お茶もあったし、お酒とか、日本酒とか、
なんかそれが割と高級スーパーに置いてあったりして、
いっつも人がいて、買い求めている、見たし、
あと小売店、そごうとか、三菱あったかな、
あ、あったあった、とか、そういう百貨店も見たんですよね。
で、夫と、やっぱ日本のメーカーすごいね、とか、
なんか日本の食品すごいね、とか、
あと小売店に行けばサービス業もやっぱすごいね、とか、
すごいね、すごいねって、日本は、みたいな話をよくしてたんですけど、
夫も私もソフトウェア業界で働いていて、
ソフトウェア業界っていうか、うちの夫はアプリでサービスを作っているっていう、
国内だと結構ユーザーさんがついていらっしゃるサービスの会社にいて、
私も行った時点では、日本のインターネット系のスタートアプリにいて、
っていう感じなんですけど、
全然その、日本初のソフトウェア、やばい、そういえば見てなくない?って気づいたんですよ。
アプリって結構あって、例えばですけど、
メトロに乗る時のワンデイパスみたいなのもアプリがあって、
それがポイントと連携してたりとかしてなんですけど、
国産で作っているし、
あらゆるソフトウェア、私たちも現時でインストールして一部使ったりとかしてましたけど、
国産だったりとか、あとはもう本当にメガテックが使っているような、
Googleマップとかはね、それこそ全国、全世界中で使えるものだけど、
日本のソフトウェアにマジで全然お世話にならなくて、
使っている人もいなかったし、
メトロとかに乗って他の人どんなアプリ使っているのかなってチラッと覗いたりすると、
LINEは使ってたけど、でもLINEもね、日本初ではなかったりするじゃないですか。
確かに。
そういう意味で言うと、私たちがいるソフトウェア業界って、
日本国内だと結構進行産業として、
一時期から人がそっちに流れているとか、
お金もそっちに割と集まっているとか、
そういう傾向を見たりしてきたけど、
でも、すごい自分たちに胃の中のかわずかを感じて帰ってきた旅だったんですよ。
へー、そうか。
そう、だから海外の方から見たら、
日本の例えば、メーカーで働いています。トヨタで働いています。
ワーオみたいな、きっと。
あとは、食品でわかんない、サントリーで働いていますとか、
サントリーでこういうものを作っていますとか、
ワーオみたいな感じになるんだろうなと思いつつ、
ソフトウェアっていう意味だと、まだまだ知られているものがないから、
ここの業界にいる以上は頑張らないとね、っていう気持ちになって帰ってきた旅でした。
そうか、面白い視点。
うん、そうなんですよね。
さきさん一時期、それこそ会社を辞めるっていう話をしてた時に、
日本初のプロダクトとかサービスを海外に持っていくっていうところのお手伝いも興味あるし、話してたじゃないですか。
その話もよく思い出していて、
さきさんが見た時に、海外にこれを持っていったら日本の強みが活かせそうとか、
差別化できそうみたいなものって何ですか?っていうのも聞いてみたいなと思って、
この話題を持ってきました。
最近、ちょっと話ずれちゃうかもなんですけど、
最近、公演以来が多い中で、いろんな話させていただくんですけど、
日本って外から見た時に何が強みなんですか?国としてみたいなことを質問されることが多くて、
海外で見た時の日本の強み、国力っていうか、何かどこにあるのかみたいなことを聞かれることがあったんですけど、
私は飲食とか店舗ビジネスっていうちょっとリアルな業界にいるから、
全体が分かってるわけじゃないんだけど、
1個思った時に話したことが、
オペレーションを作るのがすごい得意っていうのがすごくあって、
ブルーボトルの時の話をそこでよくさせてもらうんだけど、
新商品が出るとか、新しいメニューが出るみたいな時に、
店舗の中でどういう風にオペレーションするかとか、レシピをどうやって作るかとか、
もっと言うと、店舗作りの時のバーの中のレイアウトとか、
そういうことって日本で全部作り込みをやって、世界に展開したりするんですよ。
それは日本人がそういうのが得意だからだし、
作り込むっていう意味での機材メーカーさんの能力とか、
設計者さんの能力みたいなのがすごく高いっていう意味でも、
スタンダードなプレイブックを作るのが、やっぱり日本から始まりやすいんですね。
そういうのが役割分担として日本に来ることが多い。
ソフトウェアの不得意
一方で、例えばアメリカとかって、ブルーボードの中で言うとアプリを開発してたりとか、
システムのバックエンドの売上管理のツールを作ってたりとかっていう、
エンジニアの能力が高くて、その人たちが作れるものの幅とか広がりとか、
そういうのが大きいから、そこにそういうのを頼っているみたいな現状があって、
国ごとにその役割分担を、本国がここだからそこで全部やって落とし込むっていうことじゃなくて、
国の特徴を生かして、それぞれが世界に貢献するみたいな、
そういうことをやってるんですみたいな話をよくさせてもらうんですけど。
で、その話を思うと、新しいものってあんまり得意じゃない。
世界的に見て得意じゃないんじゃないかと思っちゃったのですよね。
だからそういう意味でのソフトウェアとかアプリとか、そういうものが生まれにくいというか、
なので例えばインフラみたいなことを、ヤマトさんとか、
そういうことのほうが得意って、そういうところにあるのかなって、今聞いてて思ったんですけどね。
それが全部じゃないけど、傾向として、そういうことってあるのかなって思った。
面白い。オペレーションを作るのがすごく得意。
あとなんかもう一個事例で話すのは、
うちのドリッパーって、ブルーボトンドリッパーって、
オリジナルで全部設計図から書いてるんですね。
設計図?
水のフローレートっていう、どうやったら水が一番早いスピードで落ちるかみたいなのを計算して、
その計算に基づいて、ドリッパーを設計して、
例えば角度だったりとか、中にリムっていってポコポコしてる筋みたいのがあるんですけど、
それも角度とか、高さとか、そういうのを水が粒状になって落ちていくときに、
どういうふうな状態にすると、一番早く落ちるか、まっすぐ落ちるか、
それが要はノイズがなく、水がコーヒー豆の中に浸透して落ちてくっていうことにつながるから、
有田焼きと日本の技術力
美味しいコーヒーが淹れられるっていうことで、
MIT、マスチャムセッツ工科大学の研究者の方たちが、それを設計図書いてて、
どうなんですか?
それを実現するってなったときに、プロダクトにするのには、
どのアメリカの会社もできなくて、
最終的にたどり着いたのが、日本の有田焼きで、
有田の人たちが今、焼いてくれてるんです、手作りで。
えぇー、振り肌が立っている、そうなんですか。
そうそう、そういう意味では、古い技術とか、技術力、
陶芸っていうか、ものづくりみたいな、よく言われるクラフトみたいな話の、
精度の高さとか、再現性みたいなところは、
日本はもう一個高い部分なのかもしれない。
でも、発明的なところ、このナレッジをここに生かして、
新しいものを作るっていう発想は、アメリカ人が考えたことだから、
それがボトムアップで、有田焼きの現場から生まれるかっていうと、
分かんないじゃないですか。
そうですよね。
だから、掛け合わせみたいな話もあるのかもしれないから、
なんだろうね、私が経験した中で言うと、
オペレーションに落とし込む力と、ものづくりみたいなところの精度の高さは、
日本が誇れること、世界に誇れることなのかなという経験はあるかな。
なるほど。
オペレーションを作るのがすごく得意っていうのを聞いて思ったんですけど、
コンビニもめっちゃ見たんですよ。
セブンイレブンとファミリーマートを。
コンビニこそ、店舗づくり、レイアウトづくり、オペレーションですよね。
そうだと思う。
これがあれだけ店舗数を台湾で見たっていうのは、やっぱり強みが生きてるんでしょうね。
やっぱり展開しやすいっていうか、マニュアルみたいなものを作って展開するっていう上では、
上手に作れてるのかもしれないよね。世界基準でできるようなものが。
なんかそれは純粋に誇らしいですよね。聞くと。
本当にそう思う。だからなんかわかんないけど。
もちろんそれだけじゃないかもしれないし、私が知らないこともたくさんあると思ってるけど、
私のいた業界においては、そういうふうなことを活用してきた、強みを活用してきたっていうことがあるから。
なんかね、同じようにソフトウェアの業界の中でも、何かしら生きるものとか生かせるものとかが、もしかしたらあるのかもしれない。
確かに確かに確かに。そうですよね。
新しいものを作るのが苦手なのかもっていう話もおっととしながら帰ってきたんですよ。
でもそれはそう思うし、でも逆に言うと、もっといい形で再現するのは得意だと思うんですよね。
精度高く。初動のゼロイチは無理でも、1になってるものを作り上げるとか、精度高く再現するとかは得意なのかもしれないし。
そういうこともあるよね。
そうですね。
日本のコンビニの強み
だからなんか、わかんないですけど、国力みたいなものはもっと高めたいと思うからこそ、
個人的には駆け合わせが面白い突破口になるのかなーなんて勝手に思ってるんですけど。
うんうんうんうん。
そうそうそう。
なんか、好きでやりたいことをやるっていうのってもちろん素晴らしいことだと思うんですけど、
得意なことをやるってやっぱり大事だなって思ってて、得意なことをやってるとそれが好きになっていくし、さらに評価されていくから、
評価されるから、より認められて好きになっていくっていういい循環ができるなって思っていて。
得意なことを好きじゃないと結構不幸だなって思ってるんですよね、私個人的に。
うんうんうん。
その意味で言うと、日本人が得意であるっていうところにもしかして、今っていろんな自治体がスタートアップ支援みたいになっていて、
特に北海道とかでもそれこそインターネット系のスタートアップを起業することに支援してたりとかするんですけど、
もっとそもそも日本人が、あんまり得意じゃないその分野かける新しいことをやるっていう、もしかすると不得意不得意が重なっているものを支援していくっていうよりも、
日本人が得意だとされているところに対して、もっと成果って言ったらあれだけど、出やすいものに対して支援をしていくっていうのは、もしかするとちょっとハッピーなのかもしれないなって今思ったりしました。
確かにね。そうだね。
でもなんか日本の教育とかもそうじゃないですか、なんかこう、ダメなところを平均にあげることに力をかけるみたいな、なんか褒めて、伸ばすみたいなことも、もちろんすると思うんだけど、そっちに力を入れることよりも、
マイナスをプラスにすることの方が大事みたいな?
そうなんですよ。
だから、思考的にそういうふうになっちゃってるのかもしれないね。
めっちゃそれ、私たぶんそれ5時間くらい話せる気がしてて、今うちの娘中学生になったんですけど、中学校の評価を見ててめっちゃそれ感じる、やっぱり原点できる場所を探してるんですよね。
で、全員が平均点に行くっていうことをすごく良しとしている、平均点以上になると。
だから得意を伸ばせない、得意に集中できないんですよ。
でも大人になったら得意を伸ばそうとかなるじゃないですか。
何が正しいのかわからないけど、事実として平均的に強みに、自分の強みにフォーカスすることなく弱みにフォーカスするような感じになっているっていうのはやっぱりすごい感じるところありますね。
確かにね、あるよね。
ある、めっちゃある。
ちょっと時間がなくなってきたので、行くんですけど、またここで続きを話したいなと思います。
はい。
はい、水曜日の祝話では皆さんからのお便りご意見、テーマーをお待ちしています。
プロフィールトップのフォームからお送りください。
またインスタグラムでは交代で編集講義を続けていますので、ぜひご覧くださいね。
もし番組を気に入っていただけましたら、フォロー・評価をいただけるととても嬉しいです。
今日も最後まで聞いてくださりありがとうございました。
それではまた来週水曜日にお会いしましょう。