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2024-01-27 32:25

異説「ゴリラ女房」/<怪奇的で不思議なもの>の人類学

2 Stars

今週のテーマは沖縄の民話「ゴリラ女房」

とてもインパクトのある民話として一部界隈で有名になったこともあるこの民話。

じつは世界各地に類話(似ている話)が存在しているこの民話の、裏側に隠された真実について想いを馳せてみています。

ぜひお聞きください。


ほんとにあるよ、ゴリラ女房

ウチナー民話のへや ゴリラ女房(方言)


今回の種本

<怪奇的で不思議なもの>の人類学 廣田龍平 青土社


伊集院光さんがゴリラ女房について話していたよ、という記録

伊集院光、沖縄の民話『ゴリラ女房』の内容をテレビ番組でも話すが「全然オンエアされない」と明かす「あまりに酷くて(笑)」



サマリー

怪奇なものと不思議なものについての人類学の本には、民話の中のゴリラ女房に関する話があります。ゴリラ女房の伝承は世界中で見られるため、その広まりの経緯を調査しています。若者たちはゴリラの群れに置き去りにされ、1人の若者がゴリラ女王と関係を持ち、子供を産みますが、その子供は女王によって殺されてしまうという奇妙な生活が描かれています。このエピソードでは、ゴリラ女房という話を通じて、異文化婚姻や子供の殺害など、人類の歴史や社会における悲劇的な出来事について考察されています。また、ゴリラ女房に関する異説も検討し、この話が世界中で広まった理由も考察しています。

目次

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皆さんこんにちは。この番組を配信しております北海道在住の米野を介して、
孤高のポッドキャスターのジョンと申します。よろしくお願いします。
皆さん確定申告いかがお過ごしでございましょうか。
私はインボイス制度も電子帳簿保存法も大嫌いと思いながら日々生活をしております。
こんな感じでいろいろと愚痴を並べ立てたいところなんですけどね。
最近はオープニングでやることがいっぱいあったり、なるべく短くしたくしたかったりというふうに思っておりますので、
泣く泣くこちらの方は割愛させていただいてですね。
早速前回の振り返りの方から話をしていこうと思います。
前回私パウパトロール意外と面白いですよというふうな話をひたすらさせておきまして、
それに対する反応というふうなのがXの方でいくつか抜粋してご紹介をさせていただきます。
XのアカウントネームQさんよりコメントいただいております。
Netflixで時々カバー画像を見たことあったけれど、映画化されるくらい人気だとは思いもしなかった。
映像的にそんなに高くないし正直にそんなに人気が出る作品とは。
同じくXのアカウントネームサニートラさん、子供が小さいうちは触れるコンテンツも新しいものになりますね。
私の最新は穴行きですって感じでコメントをいただいておりました。
ありがとうございます。
そうですね基本的に子供が触れるものを受けることによって、
親の頭の中にどんどん蓄積していくってこと結構あることかなって私も思っております。
本当に子供がいなかったら見ることねえだろうなってぐらいパパとロールのアニメ版はのっぺりしております。
ただのっぺりはしてるんですけどね。
なんかやっぱりお話の作り方とかそういうふうなものが結構
ソリッドにまとまっていて特に映画版に関してはなかなか面白い展開とかがあったりしますので
よかったらお時間があったらちょっと見てみると面白いこともあるかもなっていうふうには思っております。
ただやっぱり大人だけで見るとそんなに面白いものかって言われると怪しい部分があらーなっていう
ふうなフィクション作品ではございますからね。
まあなんか機会があったらちょっと見てみるといいんじゃないでしょうかね。
特に1作目とかは大人向けのコンテンツだったら考えられないようなトラブルがたくさん起こりますし
2作目の劇場公開されているやつは結構後半は爆発的なスーパーヒーローものをやってたりしております。
だからディザスターの規模とかも桁違いになってたりするので
その辺もありまして結構面白い部分もあらーなとは思っておりますのでね。
まあお時間があったらぜひとも見ていただけるといいんじゃないでしょうかってところで
今回のお話の方入っていこうと思います。
民話のゴリラ女房
今回はですね私人文学書と言っていいのかな
本のタイトル怪奇的で不思議なものの人類学というふうな本を読んでおりました。
この話はですね結構面白くてですねそれについての内容の紹介をしつつ
この中の特に一章をまるまる使ってですね
民話のゴリラ女房についてお話をしている回というふうなのがあるんですね。
その中で何を話されているかというとこのゴリラ女房という素敵なあまり
民話で聞くことのないゴリラというふうな単語のついているお話があるんですけども
このお話が意外と世界中で類話が見られるよというようなところから
どのような形で伝播をしていったのかというふうなのを追っている章があるんですね。
それについていろいろと話しつつ私がこのゴリラ女房というふうな説を受けて
どのようなふうに思ったのかというふうなのをいろいろと話をしていこうと思います。
なんで今回もだいたい30分ぐらいでお届けしようと思っておりますので
今回も最後までお付き合いいただきますようお願いします。
というわけで今回も参りましょう。
営農とサブカル
この番組は北海道在住の米岡にして
ここのポッドキャスターのジョンが日々のAノート日々の生活をこなしながら
触れたサブカルについてオルタナティブな批評をしていくオーディオエッセイ番組です。
今回扱いますのは怪奇的で不思議なものの人類学という制度者から発売されております。
平田隆平さんという人類学者兼民族学者というふうな形の方がやってらっしゃる本だったりしております。
この本どんなような本なのかというと
帯文に妖怪は本当に存在しないのかというところから書かれてある通り
妖怪とかインターネット上で広まってるような不可思議な話とか
そういうふうなものを人類学とか民族学の目線で現代的な解釈をするとしたら
どんなふうになるのかっていうふうなものが書かれている本だと
ざっくりと認識してもらえればいいのかなと思ってたりしております。
この本を読んでいてへーっていうふうに思ってたりしてたのが
民族学の方で今現在妖怪についての研究というふうなのは終焉化されてるっていうふうなところが
書かれておったのがちょっとびっくりしたりへーって思ってた次第だったりしてたんですね。
この終焉化っていうふうな意味がですね
要は脇に追いやられてるとか中心の研究テーマからは外れてってるよっていうふうな話をなって
それが何でなのかっていうふうなところをですね
柳田邦夫から紐解いていったりで現在においてそういうふうになっていないのかって
なかなかと人類学とか民族学とかそういうふうな知見の言葉を駆使して説明をしていくって
現代の妖怪研究
ふうなのが一生まるまるで語られておりましてですね。
だからこういうふうな章を読んでですね
この間優しい民族学の人と話をした際に
そう私好きな民族学漫画のキャラクターなんですけど
冷えた礼二郎と胸肩クマグスって人がいてですねみたいな話をしたらですね
嫌な顔をされてたのはこういう理由だったんだなっていうふうなのが
この本を読んで初めて納得ができていた部分かなと思っております。
今現在こういう民族学においてこういう妖怪研究とかそういうふうなものが
なかなか発展していかないというか研究がうといくな
されにくくなっているかっていうふうな部分はですね
基本的に妖怪を信じている世界に住んでいる人が
今現在の日本にほとんどいないからっていうふうなのが大きいかなと思っております。
これどういうふうなことなのかというと妖怪がいた時代
それこそ柳田邦男が研究やら何やらをしていた時代というふうなのですね
そういうおかしなもの不可思議なものというふうなのが存在していた時代だったらしいんですね。
だから存在していると信じられていた時代だから
ちょっとこの本の中に載っていてすげえ面白いなというふうに思ったのがですね
学者の人民族学者の人がその河童の研究をしていて
河童の伝承やら何やらを話している人々に話を聞いていくというふうなところがあって
それで河童の話をしてくれるおじさんとかにいろいろ聞いている時にですね
学者先生さんよ河童って何かの動物になるんだいっていうふうに聞かれていたりだったそうなんですね
これ面白いのは河童が妖怪という明らかに存在しないような生き物ではなくて
いる生き物として捉えていてそしてそのなおかつ何かの動物になるのかっていうふうなところを聞いているっていうふうなのが
これが妖怪がいると信じられているような状態だっていうふうなのが
たぶん本書の主張というかそんなようなことなんだろうなっていうふうなのを読みながら思っていたしないだったりするんですね
でこんなふうになっている人って基本的に現代日本では危ない人だったりするじゃないですか
まあ怪奇スポットとかそういうふうなところに突撃するような危ない人とかもいたりするわけなんですけれども
けれどもそういうふうなものをいるとか自然に存在しているとかっていうふうなのを信じられている人に聞いて初めて
民族学の研究テーマになり得るんだっていうふうなところから
現在においてはなかなかそういうふうなのを研究がしづらくなってるよっていうふうなのが
一生の段階では結構語られてたりしておりましたね
この辺の話とかも結構面白かったなというふうに私は読みながら思っていた次第だったりはするわけなんですけれども
ただ書いている内容が結構自分の知らない民族学人類学の単語がいっぱい出てくるようになってたので
インターネットで調べ調べ読んでたりするので私も多分に間違いながら覚えていたようなものかなとは思いながら
本書を読み進めていたところちょっとこの本の中の第7章にゴリラ女房とその仲間
エイベアハルト121からAT485aっていうふうな章がありまして
この話の中でゴリラ女房というふうな民話についてひたすら調べて話をしていくというふうな回がありまして
この回がすごく面白かったので今回はこれをもとに当番組の方をちょっと進めさせていただこうかなと思っております
さっきからゴリラ女房ゴリラ女房っていうふうな話をしてるんですけどもね皆さんこの話ご存知でしょうかね
あのTBSラジオの深夜の馬鹿力というラジオの帝王のイジュインヒカルさんがやられている番組を昔からお聞きの方だったら
なんとなく聞いたことがある話かなと思うんですよね
これイジュインヒカルさんがですね沖縄県とかの方に旅行に行った際に
その辺にいるおじいさんおばあさんとバス停でたまたまばったり時間を潰すことになって
なんか面白い話ないというふうにおばあちゃんに聞いたところですね
そこのおばあちゃんが話してくれたというのがじゃあこの話知ってるゴリラ女房っていうふうに出てきた
そういうふうなゴリラ女房というふうなタイトルの昔話をイジュインさんがヒカルさんが聞いて
それについて話をしていくというふうなエピソードが昔深夜の馬鹿力の方で放送されてたりしておりました
このゴリラ女房というふうな話あんまり昔話にゴリラっていうふうな単語が出てこないもんですね
なんかやっぱりタイトルのインパクトがすげえっていうふうなのと
あとお話も結構インパクトが強い話なんですよね
これどんな話なのかというと昔々船でいろんな島々を探検して歩いている若者グループがおりました
この若者グループはとある島の山奥の方に川を遡上していきながら森の奥の方に入っていくと
それで開けた場所に出てきてその開けた場所でキャンプやら何やらを張ろうかというふうなところで
いろいろと準備をしてたりするとその中から一群のゴリラに囲まれてしまいまして
若者の逃亡とゴリラ女王
危害を加えられるかもというふうにビビってしまった若者たちはわたわたと準備を片付けて船に乗って逃げようとするんですね
この若者グループ全部で5人いたんですけどそのうちの4人は船で無事に逃げをせることはできるんですけれども
1人だけそこの中に置き去りにされてしまったんです
この1人はそのままゴリラの大きな特にこのゴリラの一群の中で最も大きなゴリラの方に
ついてこいというふうな合図をされましてそれでゴリラに言われるがままゴリラの群れの中に戻っていくと
ゴリラたちは若者に果物を与えてそれで一緒に暮らしていくことになるんですね
そんなようにゴリラと若者の奇妙な生活っていうふうなのが1年ほど経った頃なんですけれども
若者とゴリラの間で特に大きなゴリラっていうふうなのが実はメスゴリラでどうもこの部族の
女ボスというかそういうふうなのをやっているゴリラだったらしいんですね
このゴリラと動物であっても情が湧いてしまってこのボスゴリラと関係を持って
ボスゴリラを妊娠させてしまうんです
そしてその後で子供が生まれてするんですけども
そんな感じでゴリラの子供とゴリラと一緒に暮らしていって
俺もずっとここで果物を食べながらゴリラとして暮らすのかというふうに若者は考えていたんですけども
どうしてもゴリラの群れの中で暮らしていくのが嫌だった若者は
イカダをひっそりと作り始めてそれで密かに逃げようとします
これでゴリラたちイカダを作ってるっていうふうなところが
そもそもイカダとか船とかっていうのがよくわからないので
何をしてるのかわかんないけど若者がなんかやってるっていうふうにはそのままほっとってたそうなんですけど
なんですけどもある日イカダが出来上がって若者がこっそりと川から逃げようとするとですね
それを子供を抱いたボスゴリラに見つかってしまうんですね
若者はそのまま川の方でイカダで下っていくのでどんどん離れていくんですけども
それを見たボスゴリラの方が行くな行くなというふうな感じで大きな声で泣き叫びながら
そしてある時瞬間ギャーっていうふうな声がするという
後ろを振り返るとボスゴリラが抱っこしていた赤ちゃんの
バラバラに引き裂いてしまうっていうふうなことがあったんですね
それでこのお話は終わっていて
これ沖縄県は四谷村の義馬というふうなところの民話の方でオチとしてついてるのはですね
女はこういう訳のわからないことをすることがあるから
あまり追い詰めてはいけないよっていうふうな教訓みたいなのが作って
いうふうなところがオチとしてはなってたりするんですけどね
なんかすげえ話でしょそれもありまして
井上ひかるさんこの話を結構いろんなところでしてたりするそうなんですけどね
けれどもなんかで結構テレビの方ではオンエアされずに
お流れになってるよっていうふうなのがなんかインターネット上の記事でなってたりしておりましたね
このゴリラ女王のお話私は井上ひかるさんの話知っていたっていうふうなのもあるんですけども
世界中に広がる似たような話
その後これについていろいろと調べてる人とかそういうふうなのがインターネット上でちらほらおりまして
例えばポッドキャスト番組おばけラジオの茂岡さんというふうな方が同人誌を出してたりするんですね
その中の方ではこのお話特にゴリラ女王についていろいろと調べたところ
大正時代の本集でも同じような話が実話として語られていたっていうふうなのを調べてたりするんですね
これ載ってる雑誌が現代真珠話というふうな本でタイトルゴリラ女王の恋という章がありましてね
こっちの方で語られているのはボルネモのミトー河川を走行していた日本人の集団が
ゴリラの集団に襲われ一人が捕まってしまう
その一人の男がゴリラ女王の長愛を受けて子供が生まれる
7年の後男はイカダを作り逃亡するがそこにゴリラ女王が現れ叫び声を上げつつ子供をバリバリ引き裂いた
そしてこの事件を語る日本人に助けられたのだったっていうふうなエピソードがですね
どうもこの同人誌の方には載ってたりするそうなんですね
こんな感じでですねこのゴリラ女王というふうなお話なんかインパクトが
すげえ強いお話だったりするわけなんですけども
世界中にどうもこのお話に近しい話類はが存在してるんじゃないかっていうふうなところがですね
本書の中でたくさん挙げられてっております
例えばこれ以外にもっと古い日本国内の記録で言うと
江戸中期の国学者カダの有宣というふうなのがですね
白猿物語というふうなのを書いてたりしております
こっちの方はゴリラを白い猿に置き換えたお話なんですけども
内容はそっくりとなっております
ただ白猿物語の結末は子供を引き裂くんじゃなくて
白猿が子供と一緒に受精自殺をするというふうな感じになってたりするんですね
この他著者はこんな感じでゴリラ女王の類はとか
そういうふうなものを一旦整理してそこから
似ている類はが世界中に存在しているよっていうふうなのを
つまびらかにしていくっていうふうなのが本書の中では描かれております
ちなみにこのゴリラ女王の類はでですね
例えば虎女王というふうなパターンもあったりしております
この虎女王の場合はですね
ゴリラ女王と同じく途中の船で逃げ出すところまで
っていうふうなところは同じだったりするんですけども
こっちの方は男が子供を連れていくっていうふうなのがあるんですね
ちなみに似たような話だと虎女王以外に
ゴリラ女王の全く男女を逆にしたバージョン
女性がゴリラの群れにさらわれて子供を産んでっていうふうなパターンもあるんですけども
そっちの方も子供を連れ帰るというふうなパターンの結末もあったりしております
その場合はどうなるかというと一人残された虎とかゴリラとかはですね
嘆き悲しんでそのまま石になってしまったり
泣きがらになってしまったりっていうふうなことがパターンとしてあったりしておりますね
ちなみにその後生き残った子供は結構いい大人になって
故郷に外遷する感じで親の動向を調べに行くと
親がそんな感じで亡くなっているっていうふうなのがあったりするそうなんですね
こんな感じで世界中にあるっていうふうに言われて
具体的にどこにあるのっていうふうな感じなんですけども
どうも発祥として思われている地域というふうなのは
例えば朝鮮とか中国とかそのあたりがどうも発祥なんじゃねえかというふうに思って
言われておりますその他ロシアとかヨーロッパの方に伝わって
アメリカの方とかアフリカの方にまで広がっていったりするんですね
だからイランとかイラクとかの方の中央アジアの方にも似た話が結構あったりしております
例えばゴリラの部分をシルアという本能の説明では野女
野生の矢に女と書いて野女というふうなので表現されておりましたけど
要はヤマンバ的なやつそういうヤマンバ的なやつの妖怪に置き換えたようなバージョンもあったりするんですけども
基本的にこんなようなゴリラ尿棒型の類はというふうなのが存在しておりまして
それが世界中にあるよっていうふうなのが言われてたりしております
本書の中ではこの広がり方とかの方の説明として
ロバートブラストというふうな研究者の方が話をしている
類はがどのような形で世界中に広まっていくかというふうなパターンを挙げております
こちらの方のパターンでは修練または独立発生電波共通起源の3つが挙げられておりまして
ゴリラ尿棒型のお話に関しては事例間の言語的な関連もなければ
地理的に連続していないというふうなところからおそらく修練というふうなのに
分類にはなるとは思うんですけども
著者自身はゴリラ尿棒型の説話の諸省の事例が
言語的にも地理的にも繋がりがないわけないのにも関わらず
本当にいろんな違いがあるにも関わらず登場人物と舞台を入れ替えるだけで
ほとんど同じような話になっているというふうなところから
修練ではなくて同一の起源を持った話が
伝播していったんじゃないかっていうふうなところから世界中に
どのような形で伝播していたのかっていうふうなのを調べるというふうなのを
本書の方ではやってたりしておりますね
本書の方ではそんな感じで世界各地の類は
ゴリラ尿棒的な話っていうふうなのをいっぱい集めまして
どこからどこにどう伝わっていったのかっていうふうなのを追っていくような話となっております
その内容については詳しくはこの本を買って読んでいただければなとは思ってはいるんですけども
ゴリラ尿棒型話の謎
本書で後半の方で謎として残されておりました話の部分の方を
私の方でちょっと考えていこうかなと思っております
ちなみにこのゴリラ尿棒の話でどうもこういうふうな感じで
伝播していったんだろうなっていうふうなところまで話されているんですけども
ゴリラ尿棒の話が男女を入れ替えるだけでお話として成立するのはなぜか
人と動物がそのまま関係をするのはなぜか
なぜ水と技術が人と異類を分断するのか
最後どうして子供を殺すのかについて
いろいろと考えていこうかなと思ってたりしております
でね私はこのゴリラ尿棒というふうなお話
井上ひかるさんの話を聞いて思った率直な感想なんですけども
あんまり笑い話にしていいような話ではないんじゃないかなというふうな感じがしてたんですね
やっぱりゴリラの立場になってみるとですね
ゴリラかわいそうっていうふうな感じのするそんなような話だったりするわけなんです
いやでもゴリラじゃんっていうふうな部分もあるんですけどね
なんせねそうお話によっては
ゴリラが若者をさらったかのような感じも描かれてたりするんですけども
たぶん元の話とかその辺の部分を読んでたりすると
残った若者を不憫に思って世話をしてたゴリラで
そしてそのまま若者と関係を持ってしまって子供ができてしまってっていう
そしてひどいことを知るのは若者の方なんじゃないっていうふうな印象がですね
昔からありましてそれもあってですねこのお話っていうふうなのが実は
ちょっとそういうような異文化感の婚姻とかを
ゴリラ女房の起源
メタファーにしているようなそんなようなお話なんじゃないのかなって
ふうに私自身はちょっと考えておりましてその方向から
さっきの疑問についていろいろと答えていこうかなと思ってたりしております
具体的に言ってしまうと私はこのゴリラ女房というふうなお話
異文化婚姻の結果の悲劇を隠蔽するためのお話なんじゃないかなとすら思ってたりしております
そして本書の方ではこのお話は同一期限のお話が
伝播していったんじゃないだろうかっていうふうに語られてはいるんですけども
私はこれ過去こういうふうな中世とかそういうふうな時代において
似たような悲劇が世界中で起こっていて
結果的にこのお話にまとまっていったんじゃねえかなっていうふうな
なんでさっきの分類で言うとこの修練進化説っていうふうなの
修練進化した結果このお話にまとまっていったんじゃねえかっていうふうな説をちょっと押して
それで話をしていこうかなとは思ってたりしております
1個これの原話というかこういうふうなことが起こってたんじゃないかなっていうふうなエピソードが
この本書の中にも載ってたりするのでそれをちょっと紹介していこうと思います
こちらは1617年にフランスで出版された
ジャンモ家のアフリカアジア東西インド旅行記というふうな本に載っていたエピソードと紹介されております
西インド諸島のある島に漂知役した船乗りの男がインディアンの女に出会い
言葉は通じなかったが因によって結婚すること
女は船乗りの男のために植物を取り現地の人々との通訳をこなした
それから2,3年ほどたち子も生まれた船乗りは故郷に帰ろうなどとは思っていなかったが
ある時港にイギリス船が停泊しているのを見えにして
裸のインディアン女と一緒にいることを恥じ妻を捨て去った
女は嘆き悲しみ激しい憤怒に駆られ
子を手に持って二つに引き裂いた
片方を海の方の船乗りに投げつけもう片方を手元に残した
助けた船の人々は無言らしい様子を見て男になぜ女を残していたのかと尋ねた
すると男はあいつは野蛮人だからもういらないんだと言った
作者のジャンモケはこの男に対して激しい嫌悪の情を催したと述べているという風ながのが
本読書の本位も持ってたりするわけなんですね
明らかにこれが原話とは言わないんですけれども
おそらくこれと似たようなことがこのゴリラ女房を話す
根本的なモチベーションになっていたんじゃねえかなって私は思うんですね
こういうような例えば船とかそういうようなところで旅をするような人々にとって
ありがちなお話だったんじゃないかなっていうふうなのは私の説だったりするんですね
これうまく説明するのがなかなか難しいかなと思うんですけども要は
こういうふうに船とかそういうふうなもので移動ができるような文明を持っている人々と
あと飼料採集とかそういうふうなのをなりわいとしている人々とか
船とそういうふうなので行き渡ってしまうって
ふうなことが多分古代の社会においては結構な頻度であったんだと思うんですね
そしてたまたまその場所で行きざるを得なくなってしまった結果
そこでいて何となくそこの生活に馴染んでいって子供もできたんだけれども
里心ができて帰ってしまって結果としてこういうようなお話になってしまったんじゃないかなって
ふうには思うんですね
でそれが何でゴリラ女房の形になってしまうのかっていうふうなのはちょっと順番に話をしていきますとですね
まずそうですね水と技術が人と衣類を分断する
例えばゴリラとか鳥と虎とかあとその他のシルアとか怪物とかが
なぜ水と船で分断されるのかこれは簡単ですよね
文明がその人とその人を隔てるような代物になってるから
それがそのまま機能してるんじゃないかなと思っておりますで
男女を入れ替えるだけでお話が成立するのはなぜかこれに関しても
きっかけは同じであって結果が結構違っているかなって
ふうに私は思ってたりしておりますっていうふうなのも
これ男性が主人公の場合と女性が主人公の場合では子供を連れ帰ろうとするっていうふうなので大きく違ってたりするんですね
例えば男性が主人公のゴリラ女房の場合は子供は基本的に置き去りにして
そして女房の方にバラバラに引き裂かれてしまいます
ただ女性が主人公の方だと子供を連れ帰ろうとするっていうふうなのが入るんですね
ちなみに男性であっても子供を連れ帰ろうとするというふうな話があるんですけども
けれども本書に載っているゴリラ向こう入り方っていうふうには表現されてたんですけどね
女性が主人公のパターンにおいては子供を連れ帰ろうとするっていうのが描かれておりました
ちなみに連れ帰るのに失敗すると旦那のゴリラの方にバラバラにされてたりするわけなんですけどもね
けれどもそういうような感じのことが描かれていたりするので
男女間で結末は死害度も話が同じようになるのは同じような悲劇
男女であっても同じように発生するからではないかっていうのが私は言えるかなと思っております
あと残り2つに関してこれどうして子供を殺すのかからちょっと考えていきましょうか
子供の殺害
これはそうなんですね
人類史を紐解けばっていうふうに大冗談で言っていいのかどうかわからないんですけれども
こういう狩猟最終民とかそういうふうなものに関しては結構子殺しをするというふうに
いろんな記録が残ってたりするそうなんですね
私は今回ゴリラ女房の関係で例えば狩猟最終民族においての子殺しっていうふうなのを調べてみたんですけども
結構な事例が存在してたりするわけなんですね
子殺しをするような野蛮な奴らだっていうふうなわけではなくて
こっちの方は子殺しをせざるを得ない理由があってやむなく子殺しをしてしまっているという狩猟民族ならではの悲しい理由があったりするわけなんですね
例えば狩猟最終民族農業とかそういうふうなのをやってるわけではなかったりするので
農業とかそういうふうなのをやってる場合もあるんですけれども
けれどもある程度狩りとかそういうふうなので食べ物とかその辺が得られる量というふうなのが決まってたりするわけなんですね
それのおかげで例えば子供があまりにも多くなってしまったりですとか
あとは明らかに障害を生まれても生まれてしまった場合ですとか
そういうふうな場合にはやっぱり子供を育てていくことができないので
母親自らが殺してしまうことっていうふうなのがどうもあるようなんですよね
これはそれこそキリスト教の宣教師とかそういうふうなところが人々が
いろんな未開の民族というふうに言われているところの方に行って調べていった結果
どうもそういうふうなのが日常的に行われてるんじゃないかっていうふうなところの記録が結構残ってたりしております
具体例を出せよっていうふうな部分を話し始めるとなんか嫌な気分になっちゃったりするので
皆さんちょっと各自ググっていただきたいなと思うんですけどねそんな感じで狩猟最終の方に行われている
小殺しっていうふうなのは結構な頻度で行われております
ゴリラ女房とかその辺がなぜ子供を殺さねばならないのかといえば
例えば片親になる未婚になってしまうというふうな場合になっていると前の男が残していった子供がいると
例えば再婚に不利になってしまったりですとか
あとそもそも婚欠児っていうふうなところで見た目が違ったりすることで周りのところから
省られがちになってしまってそしてそれが親がもう二人揃っているのであれば守ってあげて育てることもできたのかもしれないけれども
けれども片親になってしまった場合にはこの子のことを殺さなければならないっていうふうなことになって
それでその場で引き裂くなんていうふうなことをやることもあったのかもなとは思っております
人と動物の関係
ただ実際にその場で本当にバラバラにしていたのかどうかっていうふうなのは私の方ではさっぱりわからないんですけどね
けれどもこういうふうな場所に暮らしていてそしてなおかつこういうようなことを目にすることっていうふうなのが
この旅人とか若者とかはあったんじゃないかなと思います
そういうふうに自分が離れることによって自分の子がどうなるのかっていうふうなところが分かっていたことから
相手がそういうふうに子供を引き裂いてしまうというふうなことが描かれてたり話の中に膨らまされて入っていたんじゃないかなとは思っております
そしてこの子供をバラバラにするっていうふうなのは
相手の怪物性を強調するための道具の一つでもあったのかなと思っております
最後にこのゴリラ女房においてどうして人と動物がそのまま関係するのかっていうふうなところから終わりについて話をしていこうと思います
これなんでそもそも疑問に思われているのかっていうふうな部分だったりするわけなんですけども
いろんなお話ありますよねそれこそ昔話とかそういうふうなところで例えば鶴の恩返しとかもそうですけれども
人里に行ってきたりする衣類は人間の姿に化けて人間と関係を持ったり人間に何かしてあげたりというふうなことをやるんですけども
ゴリラ女房の場合は逆で相手の場所に行って衣類と人間とっていうふうなののまま関係を持つっていうふうなところが
ゴリラ女房の方で特異的に描かれてるっていうふうなところが話されてたりするわけなんですよ
これが何でなのかっていうふうな部分を話をしていこうと思ったですね
要は相手が自分とは全く違うような存在だからだっていうふうなところなんだろうなとは思うんですね
それこそ例えば異界の方に移動して相手と自分も同じようなゴリラになって関係をするのではなくて
あくまで人間でゴリラとして関係ゴリラと関係を結ぶっていうふうなところが
やっぱり自分と相手が違うものなんだっていうふうなのを表現するためにこの辺の部分が入っていたんじゃないのかなって
私自身は思ってたりしてこれこういうふうに言うことによってどういうふうなことの効果が得られるのかというと
話して明らかにこういうふうなゴリラ女房みたいな体験談を話す人っていうふうなものですね
もしもこれが人間が相手だったとしたらさっきのジャンモケの感想と同じく
ゴリラ女房の異説
聞いた人から明らかに激しい嫌悪の情を抱かれるようになるっていうのがあることだろうなとは思うんですよね
実際にゴリラ女房の方の女房の方を可哀想じゃねっていうふうに思うような私の感想というふうなの
多分間違っちゃいねえとは思うんですけどね
けれどもそのまま話すと明らかにそうなってしまうけれどもそれを同情されるようにするにはどうしたらいいかというか
相手が子供を引き裂くような見た目が人間ではない何かだったら同情されるというか
自分の方が加害者から被害者に変わるっていうふうなことができるんじゃないかなって私自身は思うんです
っていうふうなのもありましてこのゴリラ女房的な話
もともとは世界各地で同じようなことが起こっていて
そしてそれを人に話す過程で相手は野蛮人だから怪物だからっていうふうなところを表現するために
相手をこういうゴリラとか怪物とかシルアとか虎とかそういうふうなものに
貶めて話を広げていったものなんじゃねえのかなと私自身は考えております
だからこういうふうな感じで世界的に広まっていってその形に落ち着いていって
この話の方に落ち着いていった理由っていうふうなのは多分どっか国家で混ざっていったからじゃないかなとは思うんですけどね
けれどもこのゴリラ女房というふうな話なんとなく話したくなるような人々がいたっていうふうなのは
多分こういうふうな部分もあったんじゃねえかなっていうふうに
ゴリラ女房の考察
素人の民族学者が思ったところで今回のお話を示させていただきたいなと思っております
こんなような感じのやつを村方教授とか比枝玲次郎とかは
やってたりするわけなのであの辺のお話としてするんだったら
まあ通るかなと思いますけどね
多分これがこういう人文系の研究室で話をしたとしたら
担当教官に激怒られするんだろうなというふうに思ったところで
今回のお話を示させていただきたいなと思っております
というわけで今回もこんなような感じをさせて話をさせていただきましたけども
これからもこんな感じでいろいろなものについて
批評やら何やらをこれからもやっていこうと思いますので
また来週も楽しみにしていただけるとありがたいです
というわけで今回もお付き合いいただきましてありがとうございました
お相手はAノートサブからのジョンでしたではまた来週お会いいたしましょう
32:25
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