1. 営農とサブカル
  2. ギギが食べてるステーキから考..
今回取り上げるのは2021年公開の映画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」。
作中、中盤に出てくるヒロインのギギがステーキを食べるシーンを解説するためだけに1時間近くにわたって、宇宙世紀の食糧生産事情について語っていきます。
「閃光のハサウェイを見たけれど、他の宇宙世紀ものはちょっと」という方も、「閃光のハサウェイ見てないけれど、ガンダムは嗜むよ」という方、ジオニズムもシオニズムも一般常識だろというガノタの方も、聞けるようにはなってるつもりで作っておりますので、よかったら聞いてみてください。

題材となってる作品の公式WEB
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
http://gundam-hathaway.net/

今回の参考図書
永瀬唯 著 「宇宙世紀科学読本―スペース・コロニーとガンダムのできるまで」
https://www.kadokawa.co.jp/product/199999853155/

今回のキーワード
スペースコロニー / コロニー落とし / 飼育密度 / +2℃シナリオ / エレズム / コントリズム / イデオロギー

チャプター情報
OP
概要
Aパート 宇宙世紀の食糧生産事情
Bパート 牛が地球の特産品となる理由
Cパート 宇宙世紀で「牛」を食べる特権性
まとめ 朝食シーンで描かれたかもしれないこと & ED
00:06
皆さん、ご無沙汰しております。この番組を配信しております北海道在住30代米農家をしておりますジョンと申します。よろしくお願いいたします。
本日は2021年11月21日月曜日となっております。また配信が1ヶ月近く空いてしまったんですけれども、皆さんいかがお過ごしでございましょうか。
私の方といえば、相変わらず忙しい日々を過ごさせていただいているような状況となっております。
北海道の農業者なので、ここ最近はさすがに外仕事ももうないよねっていうふうな状況にはなってはいるんですけれども、
その代わりにですね、コロナ禍も落ち着いてきたことでイベント販売が再開になったりですとか、
あとは各種生産部会とか、そういうふうな出益関係のことが増えておりましてね、
1日のうち朝9時と夕方の3時から予定があって、その後飛び飛びでいいっていうふうな感じでですね、
点々と予定があるような感じで面倒くさいような日々を過ごしているような状況となっておりますね。
相変わらず米の精米発送やら何やらも、細々とではございますけどね、あったりしておりますので、
それらもこなしつつ何とか日々過ごしているような状況となっております。
自宅の方に目を向ければですね、私の子供2人はスクスクと育っておりまして、
大変元気よく育ってはいるんですけれども、少なくとも彼らの相手をしているとですね、
私、冬場は土日祝がお休みになるんですけども、土日祝、子供の面倒を見て全て潰れるというふうな状況になっておりますね。
そんなような状況下でですね、少ない余暇を削って収録やら何やらを準備してたりするわけなんですけれども、
ペースを落とさざるを得ないというふうなのが実情というふうになっておりますね。
ここ最近はですね、特に今回扱います機動戦士ガンダム、閃光のハサウェイを扱おうと思ったが最後ですね、
ひたすらガンダム作品を見続けられなければならないような、そんなような状況になっていたりはしてたんです。
今回、なんでこんなに大変なことになっているのかというふうなことをね、この冒頭のオープニングパートを使ってお話をしていきたいんですけども、
この閃光のハサウェイの劇場版にはですね、ヒロインであるギギアンダルシアさんというふうな方がですね、
とある場所でビーフステーキを四個玉食べているというふうなシーンがあるんですよね。
このステーキを食べるシーンについてはですね、電撃オンラインというふうなゲーム系の情報を載っけておりますサイトの方に、
機動戦士ガンダム、閃光のハサウェイ、ギギがステーキを食べるシーンには注目してほしいわけがあるというふうな形でですね、
制作順へのインタビュー記事が上がってたりはするんですよね。この記事によれば、ステーキを食べるというふうなシーンはですね、
原作小説にはないシーンとなっておりまして、すごく短い時間の間にですね、このヒロインのギギがステーキを短い時間で食べきるように、
うまいこと音を繋いだりとか、あとこの食べる時間のコントロールをするのを複数人の原画マンで担当するのが難しいので、
03:03
それを一人の原画さんがひたすらステーキ肉の書き込みとかをやってたりしてたそうなんですよね。
で、ステーキの焦げ具合なども細かい部分までこだわって仕上げたそうなんですよ。
で、このインタビュー記事によればですけども、このシーンのアイディアはヘルプでアニメーション監督のカーボーイビバップなど、
ここ最近実写化もされておりますけれども、それの監督でおなじみの渡辺真一郎さんがアイディアとしてこの辺のことを出してたりしてたそうなんですね。
で、それでこのシーンを作るためだけにですね、この監督、ハサウェイの監督の村瀬秀光さんと渡辺真一郎さんとで、
サンライズ周辺にあるステーキ屋さんにわざわざ食べに行って参考にしたとかね、そんなことが書いてありましたけれども、
なんでわざわざこんなような面倒なことをして、そしてこんなに作画コストをかけるまでして、牛肉を出したかったのかっていうふうなところがですね、
ちょっと今回私引っかかっておりまして、これについて話そうと思うとですね、宇宙世紀全般について語らなければならないというふうな、
そんなような面倒くさいことになってしまったわけなんです。で、こういうふうな部分に突っかかるのはね、面倒くさいオタクのやりがちなことなんですけども、
基本的な意図としては、例えばこういうふうな食べ物を出すっていうふうな演出の方で、ギギというヒロインのキャラクター演出以外にも、
特にないんじゃないかなって思われる方の方が多いかなと思うんですけども、それ以外の意図があるのではないか、
牛肉というふうなアイテムにはこういうふうな意味があるのではないかというふうなのがですね、今回私がしたくなっている話の骨子となっております。
というわけで、今回の農業描写探偵では、このギギさんが食べているステーキ描写を解説するためだけにですね、
宇宙世紀開白から、先行のハサウェイで描かれるマフティ導覧、つまりは0年から105年にかけて、長い長い宇宙世紀においての食べ物と人類の歴史について、
ちょっといろいろと話をしていこうと思っております。内容的にね、素人お断り感がすごいような題材ではあるんですけども、
とりあえず私が今回対象としておりましたのは、先行のハサウェイを見たけれども、他のガンダムはそんなにっていうふうな感じをね、
なるべく若い方を中心に向けてお話をしていこうと思っておりますね。なので、ガノタの皆さんには一般常識っていうふうなところもちょいちょい触れざるを得ないかなと思いますけどね。
その辺も改め踏まえてちょっとお付き合いいただけると嬉しいかなと思います。あと、先行のハサウェイは見てないけれども、とりあえずガンダムだったら、あのシリーズは見てるとか、
宇宙戦機モノあれは知ってるとかっていうふうな方でも、とりあえずは話はついてこれるかなと思いますね。
スパローバはどうかと思うけど、ギレンの野望とか、あとはGジェネレーションとかやってたら話は通じるんじゃないかなとは思いますね。
あと、怖いけど今回はガノタの皆さんに向けてもですね、一応敬意を込めて、多分こういうふうなところは考えたことがないのではないですかっていうふうなところで、
ご提言できるような部分があるかなとは思いますけれども、そんな感じでですね、ちょっとガノタの皆さんにはお手柔らかに聞いていただければなというふうに思いながら、
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ちょっと今回いろいろ準備しておりますので、だいたい1時間ぐらいになるとは思うんですけども、長丁場お付き合いいただけますようお願いいたします。
というわけで今回も参りましょう。Aノートサブカル。
この番組は北海道の中心部、札幌市のちょっと東側にあるエベッチ在住のジョンさんが、サブカル作品の中に現れるほんの少しの農業描写からその世界の食料事情をディテクティブしていく、
聞いた人の作品の見え方がちょっと変えられたらいいな、農業描写考察プログラム農業描写探偵のお時間となっております。
今回扱いますのは、2021年公開の映画、機動戦士ガンダム、閃光の狭いを扱っていきます。
この原作はですね、もともと同名の原作小説が出ておりまして、こちらを書いておりましたのは機動戦士ガンダム、ゼータガンダム、ザブルゼータガンダムなどでおなじみの富野由紀監督が1989年から90年にかけて全3巻で出版した小説が元となっております。
ちょうど上中下巻出ておりまして、この上巻が今回扱っている映画の内容になっているというふうなものとなっておりますね。
一応あらさじだけザラッと紹介させていただきますけれども、アムロ・レイとシャア・アズナブルの最後の決戦を描いた映画、機動戦士ガンダム逆襲のシャアから12年後の宇宙世紀105年を舞台に、かつてアムロとシャアの戦いを見届けたハサウェイ・ノアが腐敗した地供連邦政府に反旗を翻す姿を描くというふうなものとなっております。
監督をしておりますのは、唯一面白かったプロジェクトイトー作品の虐殺機関でおなじみの村瀬秀光さんが務めているようなものとなっておりますね。
この村瀬秀光さんは富野由紀監督がゼータガンダムの新劇場版を撮られた際の原画スタッフとしても描かれてた方で有名な方となっております。
今回こんな感じでですね、さらっとあらすじだけ紹介させていただいて、早速ですね、今回のお話で重要になってくる劇中の朝食シーンについてどんなような人が出てて、どんなようなものを食べられてたのかというふうなお話をさせていただこうと思いますね。
モビルスーツ戦とかそういうふうなのはですね、とりあえず私は結構下から見るとモビルスーツって怖いなっていうふうなのが感じられる描写で非常に面白かったなっていうふうなぐらいにとどめておいて、
今回大事な部分についてちょっといろいろと話をしていきますね。で、このシーンはですね、前日なんやかんやありまして、この作品のメインになっておりますところの主人公、ハサウェイ・ノアと、それと謎の少女ギギ・アンダルシア、それと地球連邦軍の大佐になっておりますケネス・スレック大佐っていうのがいるんですけども、
この3人がですね、一堂に会してダバオーにある連邦軍基地の司官直堂で、みんな揃って朝食を食べるというふうなシーンとなっております。で、このシーンの登場人物ちょっとそれぞれ深掘りした話をしておくと、まずこのヒロインのギギ・アンダルシアさんというふうな方なんですけども、この方はですね、
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地球連邦政府のオエラ方やセルブしか乗れないことでおなじみのハウンゼンという風な飛行機に乗っていたハイティーンの女の子となっておりまして、乗客の中でもどういった繋がりで乗れているのかっていうのが全くわからないんですけれども、とりあえずどうやらオエラ方のパパがいるっぽい女性となっておりますね。で、この方の平たく言うと港区女子的なポジションっていう風な感じになってもらえるといいかなと思いますね。で、この方はですね、このシーンにおいて分厚いビーフステーキを一人で食べてるんですけども、
これをほんの数分のシーンで全部食べきるっていうふうなことをやっておりまして、このステーキシーンは注目ですよっていうふうなことがインタビュー記事で書かれているような形となっておりましたと。で、もう二人出てくるんですけども、とりあえずこのケネス・スレッグ大佐、地球連邦軍の大佐が一緒に出てきて、彼は遅れて朝食に参加するのでメニューがはっきり分かっているので、それぞれちょっと話をしておきますね。
彼は、地球連邦政府公館を暗殺し続けている反連邦政府組織を捕まえるために地球に配置害を受けた×1独身の30代男性の方となっておりますね。で、このケネスさんはですね、いろんな女性に粉をかけて行ったりはするんですけども、その感じでですね、同様にハイティーンの女の子であるギギにも手を出そうとするパパカツおじさんだったりするんですよね。
で、お仕事は基本的にはマンハントにはなるんですけれども、連邦軍を指揮して人狩りをするという風なこともあったり、モビルスーツ船の指揮をですね、明らかに人に対する被害、街に対する被害が出るようなことも平然とやってのけるような、そんなような非常な面も併せ持っている大佐という風な感じになっております。
ただ、ハサウェイとはなんとなく不思議な友情というか親近感を持っているような、そんなようなキャラクターとして描かれてたりはしておりますね。で、ケネスさんがこの朝食の時に食べているものという風なのがですね、スクランブルエッグ、ベーグル、ソーセージ、スパゲッティ、サラダ、それとローストビーフを食べてたりしております。
で、こちらはですね、秋葉原駅前にあるガンダムカフェというのがあるんですけども、こちらの再現メニューとほぼ同じものを食べているだろうなという風なのが劇中の描写を見てても確認できるようなものとなっております。で、登場人物の一人のもう一人がですね、主人公であるハサウェイ・ノアなんですけども、彼は機動戦士ガンダムの頃からずっと出ているブライト・ノアの息子となっております。
映画版のですね、逆襲のシャアでちょっとどうかしていることをいやらかしまして、それでいろいろあったんですけど、連邦軍の評価の中では評価されたりされなかったりという風な状況となっておりますね。で、これはですね、原作小説と映画版でちょっとやっていることが異なっているというところで、評価の違いはいろいろあるんだなぁと思うんですけれども、とりあえず映画準拠のことをやったんじゃないかなという風なところで、劇場版の方は話が進んでいるようなものとなっております。
で、一作目の方では特に劇中では明かされてはいないんですけども、彼はですね、今現在、反連邦政府組織マフティのリーダーとなっております。で、この反連邦組織マフティの要求はですね、地球環境の保全のために全人類を宇宙に移住させることという風な感じで謳われておりまして、彼自身もその意識のもと、いろんな行動をしてたりはするわけなんですね。これに関してはですね、Cパートで詳しく話をしていきますので、とりあえずこんなところで覚えておいてください。
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で、この朝食のシーンでは、ハサウェイは劇中では特にご飯を食べ終わっているんですよね。だから残りは、ディナーロールが数品と、あとはサラダがメニューとしては残っているようなものとなっております。
で、彼が食べていたものの全部をですね、一応ガンダムカフェの再現食のメニューの方からちょっと引用させていただきますけれども、食べているのはディナーロール、レバーパテ、マーガリン、サラダ、チリコン缶、野菜スープ、スクランブルエッグを食べているという風な感じになっております。
で、原作小説においてここで何が食べられていたかという風な描写はですね、とりあえずハサウェイにおいては何も記述はありません。
ただ、ギギとケネスについては食べているものがちょっと一応出てくるので、そちらもご紹介しておきますね。
例えば、ケネスが食べているのはベーコンとスクランブルエッグ。これはメニューにスクランブルエッグは出ているけどベーコンは載っていませんね。
あと、ギギの方はですね、ステーキ肉を食べてはいなくてですね、エッグスタンドの卵を食べているという風な描写が残っていたりするんですよね。
イメージ的にはホテルっぽいイングリッシュブレックファーストをしているという風な感じとして描いているのかなと私は思っておりました。
ただね、四巻食堂でエッグスタンドのものを食べているというのがなんか変だなぁと思うんですけど、要はお高そうな食事をしていたという風に思ってもらえるといいかなと思いますね。
そんな感じでですね、この朝食シーン、三者三様にそれぞれちょっと特徴があるような食べ方という風なのをしていたりはするので、今回の映像とサブカルにおいてはですね、この朝食シーンを元にして宇宙世紀において牛を食べるという風な行為について、それについていろいろ詳しく話をしていこうと思っております。
この宇宙世紀においての牛云々の話とか農業についての話とかですね、モビルスーツやメーカーとかそういう風なものと比べるとガンプラを作るのに1ミリも役に立たないような話となっておりますので、ガノタの皆さんにとっても知らない話があるんじゃないかなとは思いますので、とりあえず今回は3パートに分けて根節丁寧に解説をしていこうと思っておりますので、長くなりますけどお付き合いのほどよろしくお願いします。
あと今回原稿を書いていて気づいたんですけども、作中に関するネタバレはですね、過去作含めてほぼありません。逆襲の社員については若干あるかなと思うんですけども、それ以外についてはですね、食べ物描写についての話ばっかりとなっておりますのでね、そんな感じで過去作これから聞いても大丈夫だよという風な感じになるかなと思ってたりしておりますね。
あとはガンダムをはじめとしたモビルスーツの話は色々書いてて思ったんですけど一切出てきませんので、その辺は足からずという風なところでよろしくお願いいたします。というわけで今回の押し流しについて話をしていきますけれども、まずAパート、スペースコロニーの食料生産事情ってどうなっているのという風なお話を最初にしていこうと思います。
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ここからはですね、ちょっと長くはなるんですけども、まずスペースコロニーの大きさがどのぐらいでどういう風な感じのものを作ってという風な感じのことをAパートの方で話をしていきます。この辺はですね、ガノタの皆さんにとっては一般常識に含まれる部分だったりするのかなと思いますけどお付き合いいただけると嬉しいなと思いますね。
あとその後Bパート、牛が地球の特産品になる理由があるという風な感じのことをね、ひたすら話をさせていただきます。この辺の部分もですね、ガノタの皆さんにとっては一般常識かなとは思いますけれども、一応聞いてもらえると嬉しいなと思いますね。
あとCパート、ここからですね、宇宙世紀において牛肉を食べるという風な行為の特権性についても話をさせていただきますね。あとですね、Cパートの方では詳しくガンダム世界、そういや、牛って結構出てきてるけどその辺の部分はどうお考えですか、ジョンさんという風な部分も入っておりますのでね、よかったらその辺も踏まえて聞いてもらえると嬉しいかなという風に思います。
このAパート、Bパート、Cパートをまとめて話した後で最後にまとめを話して終わりという風な感じになっておりますので、大体1時間くらいお付き合いのほどよろしくお願いします。というわけでAパートの方、入っていきます。
Aパート、宇宙世紀の食料生産事情について。
今回の話をする前にですね、私が主に参照している資料についてご紹介をさせていただきます。私、今回の本やら原稿を書くのに主に参考にしておりましたのが、機動戦士ゼータガンダム、ダブルゼータガンダムの科学講習を担当されてた永瀬忠さんという風な方がいるんですけども、彼が書かれた宇宙世紀科学読本、スペースコロニーとガンダムのできるまでという風なものを種本にしていろいろと考えていこうと思います。
ただですね、ガンダムの世界、特に宇宙世紀においてはですね、いろんな作品があるわけなんです。それぞれにおいて、それぞれの時代にあった科学講習やら何やらをされているおかげでですね、科学講習みたいな部分については、過去の出来事を描いている、未来の出来事を描いてはいるんだけど、それが作られたのが未来において、2000年代とか2000年代後半に作られたもんだから、講習が過去回とだいぶ違っているよという風なことがあったりする作品だったりします。
これはですね、ガンダムという生きの長い作品だからこそ起こるものだったりするわけなんです。その中で設定の矛盾やら何やらという風にいっぱい出てきたりするんですけども、私はとりあえず今回、映像化されているガンダム作品の特に宇宙世紀のものだけに絞って話をしていこうと思っておりますので、そういう風な前提で聞いていただけると嬉しいですね。
あと、機動戦士ガンダムサンダーボルトというのがあるんですけども、これはまた別のパラレルワールドみたいな話になっているので、ここの話は除外いたしますという風なところで、そういう風なのを理解してもらえると嬉しいですね。
あとはゲーム化作品とかもですね、不思議な設定がいっぱい出てきてたりするんです。例えば、コロニーが落ちた地でとかに出てくるアスタロス計画とかそういう風なものまで含めるとですね、「知るか!」って話になってきますので、そういう風なものを置いておきまして、とりあえず劇場版ある程度皆さんが見られているようなものから設定を引っ張ってきているよという風なもので話を覚えてもらえると嬉しいかなという風に思いますね。
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ちなみに今作、閃光のハサミの設定交渉はですね、石井二郎さんという、なんか結構ゲームクリエイトやら何やらをされている方がいるんですけども、この方がされてたりはするんですけども、少なくとも原作小説やら何やらを読み込んで設定交渉をされてたりはするわけなので、このゼータガンダム、ザブゼータガンダムとかの設定交渉とかも引き継いでいる可能性が高いなという風な前提でお話をさせていただきますので、
その辺を踏まえて、これからちょっと、そもそもスペースコロニーとかどういう風な状況なのという風なのを話をしていきますね。で、宇宙世紀、そもそも人類ってどんなところに住んでいるのという風なところからお話をさせていただきますね。この辺はね、一般常識に含まれるような話だと思うんですけども、一応抑えておいてくださいなという風なところでちょっと話をしていきます。
で、まず宇宙世紀はですね、宇宙移民が始まった西暦末期から始まっております。だから今の現在の世界から持続になっていて、まあ大体100年から200年ぐらい先の未来が舞台になっているよという風に思ってもらうといいかなというふうに思いますね。で、人類はですね、地球連邦政府公館ですとかその関係者といった一部の人だけが地球に住んでいて、大部分が月面ですとか、
あとはサイドと呼ばれるラグランジュポイントに建設されたコロニーの中に住んでいるようなものとなっております。設定上一生懸命今回掘ったんですけども、宇宙世紀105年においての人口は不明となっております。ただ、一年戦争の頃には100億人を超えていたという風な話となっております。
で、一年戦争の際にですね、100億人が大部分がいなくなっているという風なことを考えて、とりあえず今回のエノートサブカルでは分かりやすさ重視で現在の地球人口と同じ77億人と仮定して話をしていこうと思いますね。で、そのうちの20億人が地球に住んでいて、残りの57億人が宇宙にいるという風な感じで話を進めていきますね。
ちなみに地球人口が20億という風なのはですね、富野さんの原作小説の方に、9世紀と比べて人口が5分の1になった旨の記述がありますのでね、そこから引用してそういう風な形で話をしていきますね。で、それぞれちょっと話をしていきますけども、まず月面ですね。人が多く住んでいる場所といえば、とりあえず月面が一番多いのかなとは思いますけれども、そこの最大都市であるフォンブラウン市とかはですね、人口が5000万人住んでいるという風なものとなっております。
ただ広さは分かっていないんですけども、月面に基地を作って、ここが多分地球移民の始まった最初期の頃に開発されて、今でも一番大きな街という風に言われているのがこういう風なものとなっておりますね。で、月面以外の場所にはどういう風な場所に住んでいるのかというと、人類の大部分はスペースコロニーに住んでいるという風にされております。
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スペースコロニーはですね、皆さんあのガンダムを知らなくても多分一度は何かで見たことがあるかなと思いますね。特にインターセラーとかね、映画で見られてた方は、あ、スペースコロニーの形まんまやという風に思ったと思うんですけども、まああんな形のものとなっております。
ガンダムの世界に出てくるスペースコロニーはですね、開放型と呼ばれるシリンダー状のコロニーとなっております。直径が6.4km、長さが30kmという風になっておりまして、円筒内部が軸方向に沿って6つの区画に分割され、人々が生活をする陸部分と外部から太陽光を取り込む窓部分があり、交互に各3面ずつに配置されているという風な感じになっております。
窓の外側には太陽光を受ける巨大なミラーが設置されておりまして、そこで反射した光が対面する陸地を照らし出すようになっております。太陽に対するミラーの角度を調節することで、季節感や時間の経過などの日照のコントロールという風なのが行われているそうなんですね。
スペースコロニーはどういう風なエネルギーで動いているかというと、基本的には太陽光のエネルギーで動いているという風になっております。
なので、ミラーは常に太陽の方向を向いていたりするわけなんですね。だから、ミラーの開いている方向をずっと見ていくと、太陽が常にあるよという風な状況になっております。
スペースコロニー、何人ぐらいの人が住んでいるのという風な感じなんですけど、こちらは設定上1000万人が上限ぐらいなんじゃないのという風には言われるんですけれども、ガンダム作品をいろいろ見ておりますと、最大で1500万人ぐらい住んでいるという風なことがあったりはしておりますね。
どのぐらいの人口密度になるのかという風なのを私は今回計算をしてみたんですけれども、とりあえず開放型のコロニーにおいては、居住エリアの表面積はですね、いろいろと計算をしますと、およそ3000ヘクタール、300平方キロメートルという風になっております。
広さで言ったらですね、北海道は三笠市と同じぐらいの広さになるかなと思いますね。
これがですね、人口がもしも1000万人であるのであれば、コロニーの人口密度って3.3万人が1キロ平方メートル四方に住んでいることになるんですよね。
これは日本で一番人口過密な都道府県でありますところの東京都の人口密度が6168人が1平方キロメートルの中に住んでいるという風な計算になりますので、東京都の5倍以上の人口過密ぶりっていう風に思ってもらえるといいかなと思いますね。
一人当たりの居住面積33平方メートルという風なことを考えると、全部家とか庭とかにしてもですね、結構過密な状況になるのかなとは思うんですよね。
なんですけれどもガンダムの世界においてかなり自然豊かなイメージがあるのがこのコロニーの内部だったりするんですよね。
なんせ山があったり湖あったり森とかあったりしますからね。
あまりにも過密なような状況になるのが変なので、おそらくは5,6層ぐらいになっている多層構造の建物なのではないかなと私は考えておりますね。
なので表層の方はああいう自然地味な広さのものにはなっているんだけども、実際に居住しているスペースとか仕事をするスペースっていう風なのはコロニーの外側に近い、外壁に近い部分で行われているんじゃないかなというのはちょっと考えるかなと思いますね。
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ただそういう風な描写がなかったりするので、ちょっとこの辺の部分はよくわからないなという風な感じになっておりますね。
ちなみにジオン広告のあったサイド3っていうのがあるんですけども、こちらの方にあった密閉型のコロニー、だから6面全部が陸っていう風になっているものだったらもうちょっと人口密度は軽減されるのかなと思うんですけども、
こちらは設定上2倍の人が住んでいるということになりますので、2000万人から3000万人が住んでいるという風な状況になるんですよね。
だから人口の過密度合いとしては結構過密なものにはなるんじゃないかなと思いますね。
そんな感じでスペースコロニーにはですね、結構過密な状態で人は本当は住んでるんだけど、設定上はちょっと、あとは描写上もちょっとそんなのは感じさせられないような、そんなような状況になってたりしております。
このスペースコロニーがですね、地球圏には7つサイドありまして、これらがそれぞれ30から50キグつぐらいスペースコロニーが人サイドにおいて置かれているよという風なものとなっております。
ただ、この総数というのは公式の設定上は特に設定されていないようなものもあります。
何だったら、例えばゼータガンダムにはですね、55番地事件みたいなのが起こっておりまして、
ナンバーが50を超えているようなところもあったりするので、結構サイド自体はたくさんあるのかもなという風な状況になってたりしておりますね。
このスペースコロニーどうやって作ってたりするのかという風なものになるんですけども、
それこそ開発の最初期に至ってはですね、地球から資材を運んでいたという風なことは言われてたりするんですけども、
ある程度宇宙で定住ができるようになったらですね、基本的には月からエネルギーとかそういう風な資材やら何やらを養立てたそうなんですよね。
というのも月の中にはですね、例えば水とか酸素の原料であります氷がですね、実は氷の状態で月の中に存在してたりとか、
あとは木製の衛星とかにはですね、氷の状態で存在している水とかが結構あったりしますので、
そういう風なものをですね、地球からジェットエンジンやら何やらで運ぶよりもですね、時間はかかるんだけど遠くから引っ張ってきた方が楽という風なところで、
いろいろと宇宙からいろんなところから鉱石とか固まっている状態で持ってきて、それを使ってコロニーを作っていったという風な形で設定を言われておりますね。
なので、例えば機動戦士ガンダムの作中に出てきたア・バオアクーですとかソロモンですとかアクシデスとかの宇宙要塞ってあったと思うんですけども、
こちらもですね、もともとは資源採掘のために引っ張ってこられた小惑星という風な形で言われてたりはするんですよね。
それの鉱山というかそういう風なのの役目が終わったところに基地を作って宇宙要塞にしたっていう風なのがああいう風なものだったりするそうなんですね。
で、スペースコロニーの建造自体はですね、お金自体はすごくかかりはするんですけれども、どんどん増やしていくっていう風なことは可能になってたりするんです。
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地球のラグランジュポイントは限られてはいるんですけども、例えば地球圏から離れて火星の近くとか水星の近くとか木星の近くとか、
そういう風なところまで広げていくとですね、コロニーをどんどん設置できる場所っていう風なのはいっぱいありますのでね。
なんせ一応この宇宙世紀の歴史を紐解いていけばですね、宇宙世紀100年から木星圏のラグランジュポイントで再度というか、
スペースコロニーの開発というのが始まっているような状況となっておりますのでね。
それがそのうち木星帝国っていうよくわからないものをこさえて、地球連邦政府に牙を剥いてくるという風なのがあるんですけども、これはまた別の話なので置いておきます。
そんな感じでですね、コロニー自体は増設はどんどんできたりはするけれども、ラグランジュポイントは限られているという風な状況になっておりますね。
で、そんなような状況で宇宙世紀、食料生産はどうやってるのという風な話なんですけども、
こちらはですね、スペースコロニーには必ず農場のプラントという風なのがついてたりするんですね。
というのも、この農場のプラントどういう風な場所についているかというと、皆さんシリンダー状の開いた窓の窓と窓と窓の頂点をですね、うまいこと円周に沿うようなものをちょっとイメージしてもらうんですけど、
この円周状にですね、ドーム型の農場プラントという風なのが多数配置されております。
これは、どのスペースコロニーにも必ず設置されているんですよね。
描かれてないこともあるんですけど、必ず設置されてますよという風な形で設定状はなっておりますと。
それはですね、ミラーの影に隠れないような3つのブロックに分かれて配置されておりまして、コロニーの住人の食料を補って余りある生産能力を持っているよという風な感じで、
永瀬忠さんの方は描かれておりました。
ただ、過剰分はですね、半ば義務的に地球連邦への輸出が決められておりまして、コロニーの暮らしは楽ではないよという風なのが、
こっちはですね、オリジンの宇宙世紀ことはじめという風なのが描かれておりまして、
そのようなので、一応コロニーにおいての農業という風なのはここで全部賄われており、
一応コロニーの中の人々が食べる分とかという風なのは全然有機転換とかができるよという風にものとなっております。
この農業プラントはですね、一応機動戦士ゼータガンダムの中の後半にてという風な階にも出てきてたりはするんですよ。
モビルスーツが2機入ってちょっと狭いなという風な感じの大きさになっておりますので、そんなに広くはないかなと思いますね。
ちなみにこのゼータガンダムで出てきた際にはですね、果樹が植えられておりました。
ただ、今現在でガンダムをリブートし直したり、そこの設定工程を加えるとしたら、
これはまるまる多層構造の植物工場とかそういう風なものになってた方がいいのかなとは思うんですよね。
ただ、当時植物工場の概念がなかったおかげでですね、そんなような描写になってたのかなと私は思っております。
で、宇宙で農業生産をするってなるとですね、当然のことなら水とか酸素とか土とか炭素とか肥料とかいるようになってくるんですよ。
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で、水に関してはさっきも話した通り、氷の状態で宇宙空間に存在しているものを見つけてきて引っ張ってくるという風なものになっております。
なんせ、この宇宙世紀の人類はですね、木製までいろんなところにヘリウム3を取ってこれるような、そんなような技術力も持ってたりはしておりますので、
そんな感じで氷やら何やらを探して採掘してっていう風なことをやっているようなものとなっておりますね。
で、水と酸素とか、あと炭素とかそういう風なものもですね、宇宙空間の中で養たてることができるっていう風なことになると、
あと問題になるのは土と肥料になってきたりします。
土に関しても月のレゴリスと、あとは人間とか動物が出すような有機物、これをですね、うまいこと組み合わせたりすることで土を作ることができますし、
肥料に関してもかなりこういう風な食品残渣とかそういう風なものを大器化したものでうまいことやれるんじゃないかなと思うんですね。
で、そんな感じでですね、肥料やら何やらって風なのは宇宙で循環できるようにして設定上はかなりの量の生産量ができるようになっているって風に言われております。
で、あとこの辺のロジックなんですけども、長瀬さんの本によれば24時間日光を照射できるっていう風なところと、あとは環境をコントロールできること、
エネルギーは無人像に太陽光発電を取れるところから有り余る生産能力を持っているよっていう風な形が言われてたりするんですよね。
ただ、長瀬さん自身のちょっと勘違いっていう風なのがありまして、それはですね、植物24時間日光を当てたところで生育は倍速にはならないっていう風なところだったりするんですよね。
これは当時わかってられちゃらなかったのかなという風に思う部分なんですけども、植物も明気と暗気と言いましてですね、植物も眠る時間を必要とするんですよね。
そのため、24時間日光を明けてからって倍速にはなることはないかなとは思うんですけども、ただ100年も宇宙空間でそういう風な農業やら何やらをしているので、
品種改良でそういう眠る時間が短い時間とか、あとはY化してそれなりに収量も取れるようなものとかっていう風なのが品種改良されてるだろうなという風なのが考えられますので、そんな感じでですね、とりあえずある程度コントロールが効いて、
あと地球上だとエネルギーが無人像に使えなかったりするおかげで植物工場って結構ペイするのが難しかったりするんですけども、これも宇宙空間だったらコストの折り合いはつくだろうなってところで説明はつくかと思います。
そんな感じでですね、あり余る食料生産量もあるしっていう風なところで、スペースコロニーは増やしていきさえすれば人類が住む場所とかそういう風なものとかは何とかなるよっていう風な形で設定がつけられているようなものとなっております。
ただ宇宙空間で農業をする際にはですね、別の制約があるんですよね。それは何かといえば場所が狭いことになるんですよね。
こういう風に場所が狭いことっていう風なことになってくると、作物体の大きさがでかいものっていう風なのは育てるのが効率が悪くなってくるんですよね。
例えば牛の餌になるシジトウモロコシとかも作るのが難しくなってくるだろうなと思いますし、あとはバナナとかあとはヤシの実とかかな。
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そういう風な巨大のものとかは作るのが効率悪いような状況になるとは思うんです。
作れなくはないとは思うんですけども、食料生産には向かないなっていう風な感じになると思いますね。
この同様のことがですね、動物の方にも言えてですね、育成をするのに場所をくったり、飼育密度が広い動物を食肉に使うのには効率が悪いような状況になるんですよね。
なので永瀬さんの著作においてはですね、牛は育てるのが向いてないような生き物だなっていう風なのは一言だけ書かれておりまして、
じゃあ何が食べられているのかといえば、ニワトリ、ブタ、ウサギ、ワニっていう風な形で書かれておりましたね。
これらの動物が選定されておりますのは、食品配備器物をこれらが食べるっていう風なことができるからっていう風なことで書かれてたりするんですけども、
それと同時にですね、これらが飼育密度が狭いからっていうのがあるんですよね。
もし今現在の科学講座で私がうっかり入ることになったとしたらですね、
これに培養肉ですとか、植物を原料とした植物肉ですとか、あとは昆虫肉を加えるだろうなという風に思いますね。
そんな感じでですね、ガンダムの世界においては場所の制約を受けて作れるものはあるし、作れないものは作れないよっていう風にはなってるんだけど、
とりあえず食料生産自体は全然余裕があるぐらい作れちゃうよっていう風な形で設定上はなっているという風なところで、
今回Aパートの方では押さえておいてもらえるといいかなと思いますね。
あとちょっと余談なんで話したいことを追加しますけども、スペースコロニーにおいて実は魚介類っていう風なのも育てようと思えば育てられるような設定があったりしておりますね。
あとこれどういう風なロジックかというと、コロニーの窓部分ありますよね。
あの窓のガラスというか、ちょっとそういう風などういう風な材質かは分からないですけど、
あの間にですね、水が張ってありまして、その中で魚を育てているっていう風な設定も存在してるんですよね。
これは宇宙船を防ぐために水を投下させといた方がいいよねという風なところで水を置いているという風なのなんですけど、
水を置いてるんだったら次に魚を育ててっていう風なことをやった方がいいよねというところで、
そこの中で魚を育てているなんていう風な設定とかもあるそうですね。
ちなみにこの設定が活かされているのはですね、ガンダムユニコーンの原作小説にどうやらそのガンダムユニコーンの主人公であるバナージが
バイトでこのコロニーの窓部分の魚が出したフンで汚れたバクテリアの部分の窓掃除をするなんていう風なのをやってたっていう風な話が出てたり出てなかったりしたそうですね。
そんな感じでですね、コロニーにおいて農業とかはそれなりにしてたりはするんだけど作ってるものは限られてるよっていう風なところはお分かりいただけたと思いますので、
ここからはですね、とにかく虫を育てるのが大変なんだけれども、
じゃあどのぐらいだったら流通できそうなのか、あとはどこだったら簡単に育てられるのかっていう風な話をBパートの方で詳しく話をしていこうと思います。
というわけでBパート入っていきます。
Bパート、牛が地球の特産品となる理由について。
36:01
Bパートでは牛を育てるのにどのくらいの場所が必要なのかっていう風なところからお話をしておいて、
宇宙世紀において牛がどのぐらい流通しているのかっていう風な話をちょっとさせていただこうと思います。
まず最初にですね、Aパート後半の方に出てきた飼育密度の説明からちょっとしていきましょうか。
この飼育密度というのはですね、家畜が子供を産んだり育てたり寝たり起きたりするために必要な最小限の面積っていう風なのを密度の形で出したのがこの飼育密度だったりするんですよね。
で、牛を育てるのに必要な飼育密度というのは1頭あたり7平方メートルという風になっております。
2畳ぐらいの大きさで済むっていう風な感じになりますよね。
これが他の家畜になりますと、例えば豚ですと0.7平方メートル、鶏ですと0.07平方メートルという風な感じになりますので、
牛の10分の1、100分の1で済むという風な形になりますと、それはね、これらの方を取りますよねっていう風なものになってくるかなと思いますね。
で、もしも放牧だけで牛を育てているようなコロニーがあったとしてもですね、
牛一頭あたりの牧草地、基本的には60から70あるほどの牧草地が必要という風に言われておりますので、
コロニー全部の陸地を放牧地にしたとしてもですね、5000頭ぐらいしか飼えないような計算になりますね。
これだと流通している量としては非常に少なすぎるので、仮にですね、フリーストール方式という風に言われている、
1ヘクタール規模の牛舎が、1ヘクタールが3000ヘクタールですか、3000社あるスペースコロニー1基をちょっと想像していきましょうか。
ここですと、1牛舎あたり100頭育てられるという風な形になりますので、
表面積全部牛舎にした場合は30万頭の牛がスペースコロニー1基で育てられるという風なものとなっておりますと。
これをちょっと考えていきましょうか。
この牛を育てるのにですね、牛はどのぐらいの飼料が必要になるかというと、
1日で30キロの飼料を牛一頭あたり食べるそうなんですね。
そういう風なことを考えると、30万頭の牛を育てている場合、1年間養うのに350万トンの飼料が必要という風な形になりますね。
こんな感じになっておりますので、これを養駄てるために必要な牧草地というか、
そういう風な飼料作物の面積という風なことを考えるとですね、ちょっと頭が痛くなるような面積になるかなと思います。
ただ、これをですね、食品残差とかそういう風なものでやろうと思うとですね、それなりには何とかなるかなと思います。
という風なのも、牛の飼料を食品残差から作る実例というのは実は存在していたりするんですよね。
といっても、食べ残しとかそういう風なものを使っているというわけじゃなくてですね、
みかんの皮とかキャベツの外葉とか、要は食品を作っている際にどうしても出てきてしまう有機物というのがありまして、
それらを何とか養駄てるという風なことができればですね、
今現在の世界でも食品のロスが13億トンぐらい出ていることを考えると、
もしかしたら宇宙においてもそのぐらいの食品ロスというのは出ているかなとも思うので、
39:01
それらを有効利用して何とか育てるという風なことは、スペースコロニー1基分の牛だったら何とかなるんじゃないという風なところで目をつぶっていこうと思いますね。
で、こんな感じでですね、スペースコロニー1基でムリクリ牛を作っていたとしたら大体30万トンぐらい作れますよという風なところで話をしていきますと、
で、現在の世界ぐらいの牛乳を流通させているとするとですね、この牛だけがいる牛の楽園のようなスペースコロニーは何基必要なのかという形になりますけれども、
こちらはですね、国際連合食料農業機関というFAOという風に略される団体がですね、2019年に統計を出しているんですけども、
2019年において生産された牛肉は7127万トンという風になっております。
およそ1.5億トン相当の肉用牛からこちらが出てきているという風なものになりますね。
つまりはこの牛専用のやつがですね、500基ぐらいというかそのぐらいは必要になるという風なものになりますね。
なので、サイド1からサイド5まで全部牛が住んでいるようなスペースコロニーじゃなければこのぐらいの量は作れないという風な感じになりますね。
飼育するだけでこれなので、また牛の飼料を作るとしたらなお面積が必要になってくるという風な感じになりますので、とてもじゃないけど無理だなという風な感じになりますね。
ちなみに令和3年度の日本の肉用牛の飼育とするんですけども、264万頭が盗撮されたり育てられたりするという風な状況となっております。
で、たかたか1.6億人の日本人を賄うだけですね、これで足りなくて、牛肉は世界から467万トン輸入しておりますと、これはざっと1750万トンくらいに相当するような量となっておりますので、
この日本人ぐらいの人口を賄うためだけでもですね、かなりの量のスペースコロニーが必要になるかなという風な状況になりますので、
そんなようなことをですね、宇宙で考えるとなると、牛が住むコロニーを作るようか人が住みかを作った方が良くないという風になりますね。
ただでさえ人口過密なような状況になっておりますので、宇宙空間において牛を育てていくというのはあまりにも無理があるんじゃないかなという風な設定上あるかなと思います。
ただ、これをですね、月面都市とかで作ればもうちょっとはいいんじゃないとか、採算あんじゃないとは思うんですけども、月面は月面でですね、ちょっとドーム状の地球環境に模したようなものを作っていかないといけなかったりするという風なことを考えると、
それなりに広げれば広げるほど宇宙空間に酸素を送り込むようなスペースを使わないといけなかったり、餌を育てるスペースを作らなくてはいけなかったり、あとは重力もいるしとかで、
とにかくいろいろとエネルギーが食いそうなので、月に作ってたとしてもそれなりにトラブルはあるんじゃないかなと私は思っておりますね。
あと、宇宙空間に牛をたくさん浮かせておけばいいじゃないという風な発想もちょっとしてみたんですけども、これはおそらくアニマルウェルフェアネス的にダメだろうねという風になりますね。
42:03
自由に動けて動物として生きていかせるように形をしなければならないので、とりあえず重力は絶対に必要だなという風なことになりますので、多分無理だろうなという風に思いますね。
そんな感じで、牛を育てる場合には水と空気と場所と資料と重力が必要になってくるわけなんですね。
この合理性をクリアできる場所はどこかといえば地球しかないかなとは思うんですけども、
地球は地球で農業が非常にしづらいような状況になってたりするんですよね。
ただ、宇宙空間と違って水も空気も場所も重力もタダで手に入りますからね。
それを考えるともうちょっとはやりやすくはなっているんじゃないかなと思いますね。
ちなみにスペースコロニー、水も酸素も場所も重力も税金がかかっているようになっておりますのでね。
それを考えると宇宙上で牛を育てているという風なのは、農業としてはメリットがないことなんじゃないかなって私は思っておりますね。
具体的に地球の農業の状況というのはどんなのになっているかという風なこともちょっと話をしていきましょうか。
この閃光のハザード映画が舞台になっておりますUC105年なんですけども、ここまでに都合4個のコロニーが地球に落下しております。
この落下地点はですね、まず最初の一発がオーストラリアに落ちて、オーストラリアの大陸のほとんどはクレーター海になってたりしておりますね。
そして北米大陸に一発落ちて、これで当時の地球連邦政府が持っていた国争地帯というのがだいぶダメになっておりますね。
その後イングランドに一発落ちて、中央アジアのチベットのラサに一発落ちてという風なので、都合4個落ちているようなものとなっております。
この中央アジアの方のチベットのラサはですね、当時の地球連邦軍政府の地球連邦軍の本拠地が置かれていた場所となっておりますので、
影響も結構でかかったのかなという風になっておりますね。
このガンダムの世界においては、コロニーという大質量のものを地球に落とすという風なことが頻繁に計画されてはそれを止めるという風なのがやられがちだったりするんですよね。
一応ガンダムの世界、こういうような大量破壊兵器的なのを使うのはやめましょうねという風なのを決めた南極条約というのは存在しているんですけどね。
それを無視してよくこういう風な感じで質量兵器を使って地球に対する攻撃というのが行われているようになっております。
ちなみにこのコロニー落としの威力なんですけれども、核兵器の10万倍くらいの威力という風に言われておりますのでね。
本当に影響落としは一番でかいかなという風に思っておりますね。
一応ガンダム世界、科学交渉とか本当にしっかりやられてるなという風なのを、いろんな作品のやつとか設定を掘ってみてて思うんですけども、
コロニー落としの影響についてはとにかく過小評価されがちだったりしておりますね。
私が前回お話をしましたターミネーター界の方でも話しましたけども、
核の浮遊以外にでもですね、衝突の浮遊、インパクトウィンターという風に言われている現象がありまして、
これは隕石の衝突に合わせて起こる氷河期なんですけども、これが何回も起きてたんじゃないかなって私は思うんですけどね。
45:03
ただガンダム世界においてはそういう風なのはなく、地球はどんどん温暖化していって、
ハサウェイの世界においてはですね、地球の平均気温が2度上昇しているという風なことを言われておりますね。
これは富野さんの原作小説の方にもすでに書かれていたことになっておりまして、
当時の多分地球環境の予測で地球平均温度が2度上がったら海面が上昇して住めなくなる国が出てくるし、
あとは気候変動がえらいことになってるよという風なのも盛り込まれてたものなのかなと思いますし、
そういう風なことを考えると、さすが富野監督、未来に生きてらっしゃるなという風なのはちょっと思ってた部分だったりはしておりますね。
そんな感じで地球において農業ができる場所っていうのは結構限られてくるんです。
残ってる場所としては、例えばヨーロッパですとか、南米大陸ですとか、中国ですとか、アフリカですとか、
その辺が唯一農業ができる場所なのかなと思うんですけれども、
劇中の描写上でですね、9世紀の乱開発によって年々砂漠が進んでいるような状況となってるんですよね。
そのため、農業できる場所っていう風なのもすごく少なくはなってて、牛の餌を作ったりするっていう風なことも難しくなってるのかなと思うんですね。
ただ、宇宙空間と違って空気も水も重力もタダでありますので、育成自体はできたりしております。
なお、飼料に関しては、宇宙からの輸入は容易にできるかなと私は考えております。
これはですね、コロニーの方で作ってたものをですね、食品残済やら何やら、そういう風なものを地球に輸入するってことは全然できるかなと思うんですね。
何せ、地球に向かって落とすだけなので、エネルギーもそこまでかからないかなと思います。
ただ、逆に地球から宇宙への輸出となるとですね、重力に逆らうロケット燃料とかを燃やして飛ばないといけないという風なことを考えると、コスト高いになったりするんですよね。
なので、地球で牛肉やら何やらを育てて地球に住んでいる人だけ食べるという風なことはできるんですけど、これを宇宙に輸出するってなると結構高らかになるんじゃないかなと私は思っておりますね。
そんな感じで、宇宙世紀において、地球と地球に関係のあるところであれば、牛肉とかそういう風なものにアクセスするという風なことはできたりはすると思うんですけれども、宇宙に住んでいるスペースノイドの皆さんはですね、遠遠い食べ物になっていたのではないかなと私は考えております。
こんなような感じでですね、育てたりする、育成したりすることが大変な牛なんですけれども、ガンダムの過去作とか作中を見ているとですね、割と牛が出てくるんですよね。
これについてはCパートで詳しくお話をしていって、そしてこんなような牛を食べているのは誰と誰かという風なところを最後に本に話をしていきますね。ではCパート入っていきます。
Cパート 宇宙世紀で牛肉を食べる特権性について
はい、ではCパートでは早速Bパートの終わりの方に出てきたですね、希少な牛がなんで作中にたびたび出てくるのという風な説明からさせていただこうと思います。
ガンダムの過去作ちょこちょこ見ておりますとですね、結構牛が出てくるんですよね。
例えば機動戦士ガンダム、ファーストガンダムのテキサスコロニーの方にはですね、角がついている、バッファローのような牛が走っているシーンが出てきてたりしておりますし、
48:08
あと機動戦士ゼータガンダムの中にはですね、このAパートの方でちょろっと話しました、農業プラントが出てくる階にですね、牛とか羊とかという風なのを遭遇するシーンがあったりするんですよね。
あと機動戦士ガンダム逆襲のシャアの劇場版において、サイド1のロンデニオンというところでネオジオンと地球連邦政府の秘密会談が行われた後で、
シャアが玉の床に馬に乗って散歩をしている際にですね、ばったりアブロと遭遇しちゃうという風なシーンがあるんですけども、このおそらく自然公園のような場所で放牧されている牛という風なのに遭遇するんですよね。
こんな感じでですね、ちょこちょこガンダムの世界においては牛が育てられたりするという風なことがあるんですけども、これはですね、肉用牛とか楽能牛とかそういう風なものではなくて、コロニーの中の人に田園風景というか、そういう風なものを見せるためだけの、見せるための牛なんじゃないかなって私は考えております。
というのも、例えばテキサスコロニーはですね、観光と楽能を目的としたコロニーという風な形で説明されておりますし、あとゼータの方に出てきてたコロニーもですね、観光用のコロニーという風に言われておりまして、ラーカイオラムの面々で玉のお休みに行っておいでという風なところで、うっかりハマンカーンと遭遇したりなんだりするという風なのがあったコロニーなので、これも観光用のコロニーなんだなと私は思っておりますね。
あとサイドワンのロンデニオンなんですけども、こちらも放牧が行われているのは自然公園の中なので、農村風景、要は地球の風景という風なものを見せるためだけに作られたものなんだろうなって私は思うんですよね。
というのもガンダムの世界、特に宇宙世紀においてはですね、一歩外に出れば人間が生きていけないような環境になっているという風なところが人間にとってどれだけのストレスになるのかというのはちょっと私は想像つかないんですけども、それを軽減させられるためにですね、例えば食堂には地球の風景を投影するように全面をモニター張りにされてあるとか、あとはコロニーの内部の方には結構自然豊かな景観というのはわざと作られていたりはするんですよね。
これは宇宙で暮らしていくために人が自然に触れて何とか正気を保っているために必要な措置なのではないかなと思うんですよね。
そのため景観のための鑑賞用の牛として育てられているということはあるんですけれども、これはあくまで鑑賞用なので一応の家なのでお乳も出すだろうし死んだら肉も出ると思うんですけども、これもお高い値段がするんじゃないかなって私は思っておりますね。
そんな感じでですね、鑑賞用の牛やら何やらは存在はしていて、そしてあと地球上で牛が育てられているかもねっていう風なところはあるんですけども、こういう風なものの中の牛肉とか牛乳とかを食べているシーンという風なのが劇中でも度々出てきております。
例えば機動戦士ガンダムの第10話のガルマチルっていう風なところ、これは地球上でのシーンになりますね。
51:01
ニューヨーク市の製材会の用人とジオン広告軍の交流パーティーでリブステーキが並んでいるというのがあります。
これは地球なのでね、地球なので育てていたし、あと当時はまだコロニーが一発しか落ちてないという風な状況だったので、まだ育てがいがあったんだろうなという風な状況になっておりましたね。
この当時いたのはですね、ジオン広告軍のザビ家の御祖父のガルマザビとかがいたんですけども、彼は特に手をつけなかったりしておりましたね。
その後、牛肉が出てくるシーンというのはちょっと時代が飛びますけれども、ガンダムユニコーンの中にですね、ラーカイラムという風な逆襲のシャアにも出てきてた船があるんですけども、
こちらの中に寄品用物資を運び込まれた上にですね、その当時ラーカイラムで保護されていたジオン広告のお姫様であるミナバザミがですね、ロフトビーフサンドを食べてたりはするんですよね。
そんな感じですね、こういう風にセレブの皆さんとか、お偉方の皆さんという風なのは割と牛肉を食べるというようなことができたりしております。
で、あともう一方というか、牛肉を容易にアクセスできる立場の人々がいたりはするんですよね。誰かといえば地球連邦軍だったりしております。
例えば、連邦軍の食事の中にはですね、牛肉にまつわるような、牛に関する食べ物というのは結構出てくるんですよね。
例えば、新劇場版のゼータガンダムでは、ラーカイラムの中でカミーユが牛乳を飲んでたりしております。
あと、ラーカイラムの中の食堂ではですね、成形肉のようなハンバーグのようなものを食べているシーンとかも出てきておりますね。
こちらのガンダムカフェではハンバーグになっておりましたけども、そんなような食べているシーンがございます。
あと、外せないなという風に思うのがですね、ホワイトベースの中に出てくるハンバーガーだと思います。
このハンバーガーはですね、ハサウェイのお父さんであるブライト・ノーマンをバクバク食べておりましたし、
お母さんの死んじゃった元恋人のスレッカーさんもバクバク食べてたんですけれども、
こちらの肉ももしかしたら牛肉を使われてたんじゃないかなと思います。
というのも、地球連邦政府、というか地球においては牛肉を育てるという風なことが要因になっておりますし、
あと、地球連邦政府の成り立ちとかそういう風なものを考えると、
もしかしたらアメリカ式のどこでもかしこでもアメリカを持っていくという風な思想が使われてたとしたら、
地球連邦政府においては結構、牛肉やら牛に関するアクセスというのは容易だったんだと思うんですよね。
そういう風な感じでですね、地球連邦政府、おそらくは牛肉やら何やらをバクバク食べていて、
あの世界においてはセレブか地球連邦政府関係者だけは牛肉をたくさん食べられていたような状況にいたのかなと私は考えておりますと。
あとちなみにちょっと余談で挟んでおきますけれども、
ダブルゼータガンダムの中にですね、ネオジョーンのパイロットでキャラシーンさんという風な方がいるんですけども、
彼女、プロフィールに好物にステーキという風なのをあげてるんですけどね、
これがビーフステーキだったかどうかはちょっと私はわからないです。
っていうのもね、ちょっと私あの今回色々調べたんですけど、
ダブルゼータガンダムをね、最後、初から最後まで見るのがきつくてやれてなかったっていうのはありますね。
54:04
ちょっと確認はとれてないんですけどもね。
ただ、あのダブルゼータガンダム、キャラクターのプロフィールに好きな食べ物という風なのは全員のけてあるんですけどもね、
これを食べてるシーンが別段ないという風なのはおなじみシリーズだったりしておりますので、
まあステーキっていう風に言ってるだけなので、もしかしたらビーフステーキではなくてですね、
ポークステーキとかチキンステーキとか、
そういう風なものだったかもしれませんねっていうところでお茶を濁してもう次の話をしていこうと思いますね。
で、最後にこれらこういう風な状況になっている牛肉がスペースノイドにとってはどのように見えるものなのかという風な部分をですね、
ガンダム世界において地球連邦政府が持っているイデオロギーと、
それに対抗すべく生まれたスペースノイドたちのイデオロギーという風な観点からお話を付け加えさせていただこうかなという風に思っております。
この部分がですね、一生懸命探したんですけど公式設定がほとんど見つからないような状況となっておりまして、
私の見解という風な形で受け取ってもらえるとありがたいかなという風に思っております。
この話をする前にですね、最初に皆さん、機動戦士ガンダムの逆襲のシャアで、
シャアが地球が持たんときが来ているのだっていう風に言いながらアクシス落としをしておりましたけれども、
あれ、なんであんなことをやったのかという風なのをきちんと説明できる方っておりますか?
私が今回インターネット上で色々調べたんですけども、ピンとくる答えになられている方がいらっしゃらないでですね、
多分こういう風なもんなのかなという風なのをここから考えていっております。
このシャアの思想自体はですね、そのままマフティが引き継いでいるというか、
似たような思想を持っているという風な状況になっております。
マフティが言っているような要求という風なのは、概要パートでもお話をしましたけれども、
地球連邦政府に地球からすべての人類を宇宙にあげることを要求しているんですよね。
ガンダムの世界においては、地球連邦政府とその他の勢力が戦う場合という風な理由が2つあります。
それの1つは、例えばザビ家が起こしたジオン公国の独立戦争のようにですね、
自分の自治権と独立を認めてくれよという風な形で内紛を起こすという風なのがあるのと、
それともう1つは、地球連邦政府の解体を狙って、そのイデオロギーの根幹である宇宙移民計画の完遂をさせるよう促していくという風な方向があるんですよね。
シャアがやろうとしたことと、今現在マフティが狙っていることという風なのは、おそらくこういうことなのではないかなと私は考えるわけなんです。
こういう風なのになる理由という風なのがですね、このそもそもの地球連邦政府の成り立ちという風なところから話をしていかないといけないんですね。
地球連邦政府、設立の経緯は実はよくわかっておりません。
というか公式の方で設定されてないんですね。
なんでかというと、この部分を設定するだけでもですね、かなり長いお話がかけてしまうぐらいめんどくさい部分になるんですよね。
57:03
という風なのを、地球連邦政府、地球連合ではなく地球連邦政府なんですよね。
アメリカとか中国とかそういう風な超大国ではなくて、そういう風な国ではなくて、それらが全部ひっくるめになった統一生態として生まれたのがこの地球連邦政府なんです。
なんでこういう風なものができたかという風に言われているのは、とりあえず地球の環境がニッチもサッチもいかなくなっちゃって、人類を宇宙にまで住むところを増やしていかないと生きていけないよねという風に追い詰められた人類がこの超国家生態を選択したという風に言われているんですよね。
で、そのため超国家的になったおかげで、とにかくあの移民、難民とか移民とかそういう風な皆さんをですね、片っ端から宇宙に行かせられるだけの強制力を持った超大な軍事力という風なものを誇らなければならないし、あとは宇宙開発なんてすごくお金がかかることをやるためにですね、超国家的に予算を組んでそういう風なものをやって、
そしてあの月とかスペースコロニーとかを開発しつつ木星にエネルギーを収集しに行ったりという風な木星戦団を組織して送り込んだりという風なことをやってたりはするわけなんです。
で、こういうようなことができるぐらいの大きな団体にならなければ宇宙移民計画という風なのがそもそも遂行しなかったという風なのがあって、
多分あの話の設定としてはですね、宇宙に暮らしている人がいるという風な設定を作るために生まれた地球連邦軍だったり地球連邦政府だったりするわけなんですけども、そんな感じで地球連邦政府はですね、
イデオロギーとしては宇宙移民を完遂させることと、その完遂と同時に地球の保全を行うことという風な二つの目的を持っているような、そんなような政府だったりするのかなと私は考えております。
あとこれに一個付け加えるんだったら人類の、人類圏の拡大という風なのも入るかな。
こんなようなイデオロギーを持ってたりはするのが地球連邦政府という風な形となっております。
で、これはですね、こんな感じで超大なすごく計画やら、力やらを持って組織されてはいるんですけれども、でっかくなりすぎた組織がなりがちなものといえばですね、とりあえず官僚主義が横行するようになりまして、どんどん上層部にいる人方の中心、都合がいいように世の中を動かされるようになってしまって、どんどん腐敗していってしまって、今現在はこんなことになっているという風な状況になっております。
で、具体的に何がこんなことになっているかというと、地球連邦政府、要は宇宙移民がある程度完了してしまったらですね、今度は宇宙移民が完了してしまうと困るような状況になってくるんですね。
何でかというと、そんだけコロニーやら何やらに影響力を持ちつついるという風なことがですね、地球宇宙移民が完了してしまうと、そもそもそのお題目みたいなものがなくなってしまうから、なくなってしまうと困るよねってところで、地球に居座るようになっているのではないかなと私は考えております。
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なので、地球連邦政府交換とかそういう風な形は、方々はですね、地球に家を持ちたがるという、要はエリートが地球を独占しているという風な部分もありったりはするんですけれども、そもそも地球連邦政府として地球から人がいなくなってしまうと、あのイデオロギーが完遂してしまって、自分たちが存続している目的がなくなっちゃうっていう風なところが結構なくなると困る部分なのかなと私は思うんですね。
で、これ、そういう風な考え方だけだから、地球保全のためだけに人を残せばいいじゃんとかっていう風なことになってくると、そうそう、この部分で地球連邦政府はそういう風なロジックを作って、自分たちだけは例外ですという風なところで例外規定を作って、それが先行のハサフェイの劇中でハサフェイが例外を許す限り不正が生まれるんだっていう風に言っているようなセリフの元になっているのがこの辺の部分だったりはするんですよね。
そんな感じで、地球連邦政府、宇宙移民が完遂してしまうと我解することになるっていう風なのを防ぐためにも、地球に人を残し続けなければならないという風な状況になってたりはすると私は考えております。
でね、こんなイデオロギーの部分なんてどうでもいいじゃんかよっていう風に思われると思うんですけどね。
皆さん、ガンダムユニコーンのラプラスの箱の中に何が入ってたかっていう風なことを思い出してください。
えっ、あんだけあってこんなものしか入ってないのっていう風なものが入ってたと思うんですけれども、そうなんですよ。
結構こういう風な設立時の理念とかそういう風なものとかを揺るがされるという風なのはですね、それだけで影響を与えられるものなんじゃないかなって私は思うんですよね。
で、それを狙ったがためにシャアはアクシズウオートシなんてものをやって人類の強制宇宙移民を遂行させようとしたのではないかって考えると、
私は第二次ネオジオン紛争のめちゃくちゃなほぼやけっ端なサイゴみたいなアクシズウオートシはですね、そういう風な目的で行われたものになるんじゃないかなって考えると私はスッキリするかなと思いますね。
で、そんな感じで地球連邦政府、イデオロギーが元々は宇宙移民を完成させるために作られたような生態だったりするんだけど、人がいないと困るっていう風なところで今現在は居座っておりますと。
一方のスペースノイドはどんなような考え方を持っているのかというと、スペースノイドはスペースノイドですね。
宇宙に住んでいる間にエレズムとコントリズムとそしてニュータイプ思想という柱になるような3つの考え方を順次思いついていくような状況となっております。
これらを3つを合わせてジオニズムと言うんですけどね。
ガンダムふわっとしか知らない人でもジオニズムって言葉なんか聞いたことがあるなと思いますけれどもね。
ファーストガンダムの方でもジオニズム云々の話とかがちょこちょこ出てたりはしてたので、知っている方もいるとは思うんですけどね。
順番に話をしておきますと、まずエレズムという風な思想が生まれます。
このエレズムという思想はですね、宇宙に住んでいた宇宙移民の皆さんがですね、地球は絶対不可侵の場所で人類はすべて宇宙に住むべきだという風なことを考えるようになった思想があるんですよね。
1:03:04
だから、生まれながりにして宇宙にいるんだけれども、故郷の地として見上げることができる地球をですね、新生死するようになったという風な思想が宇宙世紀の1040年代に生まれてたそうなんですよね。
これが発展というか、いろいろこれがまずできているような思想となりますと、その後でシャアのお父さんでありますジオン大君という風な人がいるんですけども、
彼が提唱したのがコントリズムという風な概念というか思想となっております。
これはコロニー一つ一つで自治独立を行い、経済的にも自立して、地球連邦政府と対等な立場になっていきましょうねという風な思想なんですね。
で、これに加えてあの有名に単独で有名になりすぎているニュータイプ思想という風なことが加わりまして、全部ひっくるめてジオニズムという風なものとなっておりますと。
で、シャアがどこまでこのジオニズムを信奉してたかというのは、劇中を見る限りそんなに考えてなかったんじゃないかなという風な気もするんですけども、
でも道具としてはこちらを使っていたのではないかなと思うんですね。
で、そしてマフティの思想自体もですね、このジオニズムがどっかこっかに根っこにあるような状況になっていて、そしてそのリーダーをしているハサウェイも同じような思想を持っているのではないかなと私は考えております。
で、このことがふわっと食事の中にも現れているという風なことがありますので、最後にその部分をお話して、今回のお話はまとめとさせていただきたいと思います。
では最後、エンディングパートの方でまとめの方を話していきます。
はい、ようやっとまとめパートに入っておりますけれども、今回はですね、このまとめパートで、今回の劇場版先行のハサウェイで描かれてたかもしれない食べ物の話という風なところで、
あの朝食のシーンで描かれていて、こんなような意図も実はあったんじゃないのという風な話を最後に話をさせていただいて終わりとしたいと思います。
まあ大体ここまで聞いてたらどんな意味合いを持っているかというのはわかっていただけると思うんですけども、まずギリギリがたくさんパクパクパクパク食べているステーキなんですけども、
これどういう風な意味を持っているものかというと、これは地球の特産品で、特に食べられておりますのはセレブオア、地球連邦政府関係者という風なものとなっております。
これを堂々と頼んで食べているという風なことはですね、まあ側としては地球の方にいる側の人なんだなという風な記号にもなっているのかなと思います。
当然のことながらケネスの食事にもローストビーフが入っておりますのでね、地球連邦政府軍に属しておりますから、そういう風な心情的にもそういう風なものになっているんだろうなとは思っております。
特にギリギリが食べているステーキ、すごくいっぱい食べておりますよね。これはもう本当に特権階級かっていう。
ミネマザビだってローストビーフサンドぐらいのつつましいものしか食べてなかったのに、バクバクステーキ食べておりますからね。
そんな感じで、ちょっと今現在一作目の段階ではどういうぐらいの立場にいる人なのかわかんないですけども、
1:06:03
特権階級の方に位置するような形で努力をしているんだろうなという風なことが感じられる、そんなような記号にもなっているかなとは思います。
一方の主人公のハサウェイなんですけども、ハサウェイ食事が終わっておりますけれども、おそらくハサウェイは牛肉を食べなかったんじゃないかなって私は考えております。
という風なのも、ハサウェイは劇中3度食事をしております。
一度目はダバオに着いた1日目の昼ぐらいだと思うんですけどね。
ジョリーバーガーというチキンを出すチェーン店っぽいところでご飯を食べております。
さっき食べているような食べ物なんですけども、チキンナゲットと米で挟んだとおぼしきバンズの何かをサンドしたもの。
多分ライスバーガー的なやつだと思うんですけども、そんなのを食べております。
2度目はホテルの部屋で下びら目のムニエルを食べてるんですよね。
ちなみにこの下びら目のムニエルはですね、原作小説にホテルの部屋でこういう風なものを食べているという風な記述があるので、原作通りの食べ物を食べてたりはしております。
3度目があの朝食のシーンとなってるんですけども、ハサウェイは食事が終わってパンとサラダしか残ってはいなくて、
食べていたものはおそらくガンダムカフェの再現食に入っているようなものなんじゃないかと思うんですけども、
その際に見てみて思うものは牛肉に関するもの、乳製品といったものが含まれていないような食べ物になってたりするんですね。
これはハサウェイ自身がスペースノイドとしてそういう風な活躍をしているという風なところから、
いろいろ思うことあって牛肉は食べなかったんじゃないかなという、食事の選択の喧嘩、こういう風なものになっているのではないかと私は考えております。
一方の同じスペースノイドの生まれのはずなのに、ギギやケネスはこの辺のことは気にせずバクバク食べているという風な部分もですね、
スペースノイド感で本当に考え方の違いに温度差があるんだなという風な部分も表している部分なんじゃないかなという風なのは思います。
そんな感じでですね、牛肉を食べている食べていないで、この3人のうちの亀裂の入り具合という風なものも実は表していたんじゃないかなっていうのが、
今回長々と話をさせていただいた結論の部分という風になっておりますね。
そんな感じでですね、ここまで私はいろいろと推論やら何がを積み重ねて本当に長々と話をしてきましたけれども、
制作人の方にですね、こんな話をしてもですね、え、そうなんですか。全然考えてませんでした。
怖いみたいなことを言われる可能性もあるなという風なのは思ってたりはするんですけどね。
ここまで長い話を皆さんがお付き合いいただいて楽しんで聞いてもらえてたとしたら何よりだなという風なところで今回のお話は締めさせていただきたいと思います。
というわけで今回も長々とお聞き下さいましてありがとうございました。
ぜひ皆さんよかったらですね、配信ツイートのリツイートなどで拡散の方にご協力いただけるとありがたいかなというふうに思っておりますね。
その他、今現在あのいいね評価ができるようになったスポティファイの方でもいいね評価や高評価の方をつけていただくのをお待ちしておりますし、
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あとはアップルポッドキャストの方でもですね、よかったら高評価のレビューやら何やら寄せていただけると励みになりますので、よかったらご協力いただけるとありがたいです。
で、あと当番組のご感想はですね、ツイッターのハッシュタグAののAにサブからのサブ、Aサブとつけてお寄せくださいますようお願いします。
この他、メールアドレスとかフォームネスとかそういうものもご用意しておりますので、こちらはツイッターのプロフィール欄の方からリンクが貼ってありますので、その辺から探してご連絡いただけるとありがたいかなというふうに思っておりますね。
で、あと今回こんな感じでね、ガノタの皆さんって本当にすごいんだなというふうなことを色々調べながら思ってたりしてたんです。
一応何調べても先輩ガノとかの考察の形跡があるというふうなところがですね、震えが来る作品だなというふうなのを思ってたりしてたんですけどもね。
多少なりとも新しいことは言えたんじゃないかなって思ってはいるんですけれども、新しいことを話したら話したらですね、ガノタの皆さんからこの辺の部分が違うんじゃないか。
その考えはこの設定を元にされているとは思いますけれども、この設定と矛盾しますがいかがお考えですかみたいなのが来る可能性もあるなと思ってたりするんですよね。
その辺の部分はですね、お手柔らかにコメントいただけるとありがたいかなというふうに思っておりますね。
だいぶ私家事、育児、仕事でメンタルをやられておりますので、お手柔らかにお願いしますというふうなところで今回のお話は締めさせていただきたいと思います。
というわけで今回も長々とお付き合いいただきまして誠にありがとうございました。では次回もお楽しみに。
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