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2024-12-31 1:09:55

第194回(2)『2024年映画ランキングベスト10②』メンバー10位~6位発表

旧シネマート心斎橋支配人・キノシネマ心斎橋副支配人のヨーコさんにゲストとしてお越しいただき、各々の2024年ベスト映画の話をしました。

中編では、メンバーの10位~6位を発表しています。

■ゲスト

・ヨーコさん https://x.com/orewayokodayo

■メンバー

・山口 ・マリオン https://twitter.com/marion_eigazuke ・オーイシ https://twitter.com/pteryx_joe

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サマリー

このエピソードでは、2024年の映画ランキングの10位から6位が発表され、韓国映画やインド映画など多様な作品が紹介されています。特に『フクロウ』や『正義の行方』などの作品について、それぞれの特徴や魅力が語られ、感動的な内容となっています。第194回では、2024年の映画ランキングからメンバーの10位から6位が発表され、作品について様々な意見が交わされました。特に、映画の内容やテーマ、キャラクターの描写に対する深い考察が行われ、聴取者も楽しめる内容です。ポッドキャスト第194回では、2024年の映画ランキングの10位から6位を紹介し、特に「ジュラシックパーク」や「クワイトプレスデイワン」などの映画のテーマやメッセージについて深く掘り下げ、視聴者の関心を引き寄せます。また、濱口隆介監督や三宅翔監督の作品についても語られ、映画が持つ深いメッセージや観客との関係性が考察されています。このエピソードでは、2024年の映画ランキングの10位から6位が発表され、それぞれの映画について深く語られています。特に『君の色』や『落下の解剖学』など、青春やSNSに絡んだテーマが取り上げられ、映画が持つメッセージについても考察が行われています。2024年の映画ランキングの10位から6位について解説し、映画のストーリーやテーマの深さについて考察されています。

ベスト10から6位の発表
では、我々からまずは、ベスト10位から6位を発表していきたいと思うんですけど、
順番のシステムによって決めたんだと思うんですけど。
サイコロシステムですね。
やだなぁ、怖いなぁ。
順番決め.comを活用させていただきます。
あるんですよね、本当に。
順番決め.comはフィクションではないです。
発売しません。
ぜひ検索窓に入れてください。
嘘みたいな名前ですからね。
順番決め.comは。
法が出たら絶対嘘だなって思いますよね。
またまたみたいなやつね。
あっさりインターネット描写って。
絶対に言う。
でも世の中意外とそういうサイト、文字数カウントとか。
意外とそんなまんまやなってありますよね。
すごい。
あるもんだわ。
4人の名前を箇条書きして。
これをいきます。
あっ、1番になっちゃった。
1番、洋子さん。
2番、山口さん。
3番、大石さん。
4番、マリオさんで。
ベスト10から6はその順番でいきたいと思います。
では、洋子さん。
私の10位からタイトルを言っていけばいいですかね。
10位はフクロウ。
これ続けざまに言っていいんですか。
6まで全部言ってしまって、それから1個ずつ話していただいて。
9位はヒューマニスト、ヴァンパイア、シーキング、コンセンティング、スーサイダルパーソン。
凄い。
凄い。僕は噛みますよ、1回絶対。
8位は時々私は考える。
7位、ソウルの春。
6位、正義の行方です。
ヒューマニストヴァンパイアの魅力
結構あれですか、シネマートであったやつも。
そうですね、シネマート10位から6位はちょっとシネマート色が濃いですね。
濃度が、確かにシネマートであったなって感じですね。
そうですね、本当だ。そう言われてみれば。
そうですね、これ1個ずつ言っていけばいいですか。
シネマートという映画館で働いていたので、韓国映画は一般の人よりは数見ていると思うんですけど、
毎年結構な量見る中で、フクロウは本当に何も考えずに楽しめる、ちょっとしたサスペンスでありミステリーでありみたいな感じの韓国時代劇ですね。
フクロウっていうタイトルが思わぬところで聞いてくるやつです。
それでフクロウっていうタイトルなんだねっていう。
これ気になってたんですよね。
ぜひ見てもらいたいです。
本当に韓国映画は割と最近は社会派な、それこそシネマートでよくやってた実録ものみたいな。
韓国近代史にとかいうのが多かったですけど、フクロウは本当にもうめっちゃ面白かったなっておばちゃんたちも帰りに言ってくれるような円溜めものでしたね。
これ続けて言っていいんですか。
どうぞ。
9位のヒューマニストバンパイアシーキングコンセンティングスーサイダルパーソンは、令和のバンパイア映画です。
今までって、例えばブラッドピットみたいなすごい美男子の吸血鬼が美女の首筋に噛みつくみたいなイメージじゃないですか。
簡単に言うとインタビューイズバンパイアなんですけど、そういう感じの後はバンパイアとバンパイアハンターのアクションみたいなものがすごいもてはやされるバンパイア業界だったと思うんですけど、
この映画は全然違うんですよ。
主人公の女の子はバンパイア一家に生まれるんですけど、チース痛くないんです。
だから誰かを傷つけてまでチースの嫌って言って。
でもお父さんお母さんとかはチースはない規定から変野郎言う。
今やったら私らがチースを都合してあげれるけど、もう一人立ちして自分でチースに行きなさいって言われるけど、どうしても嫌っていう女の子の話です。
ファルコン・レイクの女の子です。
このタイトルまんまです、話。
さすがに長いっすよ。
さすがに長いです。
僕もラジオで話しましたけど、さすがに変えてくれってことですけど。
ツッコミ待ちですもんね、タイトル。
正確にチケット買うとき言える人とか全然いなくて。
全然いなくて。
あのほら、吸血鬼の。
じゃあ次8位。
時々私は考える。
これ私も時々考えるんですけど。
自分が死ぬときのことを考えちゃう主人公の女の子。
スターウォーズの子ですね。
会社で働いてるけど周囲の人となかなかうまくコミュニケーションも取れず、でも真面目に仕事はしてるんですけど、時々窓の外をぼーっと見ながら自分が死ぬときのことを想像する女の子。
いつも仕事とおうちの往復で同じものを食べてみたいなルーティン化して生きてるんですけど、そこにあるとき会社にやってくる男の人が新しい新入社員の人が加わることによってちょっと生活に変化が起きるっていうのもすごい日常あるあるだと思う。
みんなこういうことって起きると思うし。
私はすごい自分が死ぬときのことをめっちゃ考える幼い頃から考える人だったんで、わーすごい私みたいなことを考えて映画作ってる人が他にいるんだと思ってびっくりしました。
よく映画館で映画見てる間に眠るように死ねたらいいよねとか思ってたんですけど、映画館スタッフになってから絶対困る。
確かにね。
っていうことをちょっと見てるときに思いました。
本当に明かりがついて映画が終わって明かりがついても全然起きてくれない人とかいるんですよ。
お客様お客様って呼んでも本当にこって鼻の前に手を当てて息してる可能性を確認したりすることがあったので、皆さんも映画館で死ぬのは映画好きの人の夢かもしれないですけど、やめてください。
切実なお願いだ。
私と似たようなご親近感が湧く主人公ですね。
やってくる新入社員の男の人との微妙な関係とかもわかると思って。
そうなんですよね。なんか調子いい男の人なんですよ。自分より後に入ったのに結構会社にも馴染んじゃったりとかして早く。
しかも映画好きなんですよね。
映画好きなんですよね。これがね、映画好きの男の人にちょっとね、私も好きになりがちなんでこれ気をつけないと。
気をつけないと?
その人ちょっとね、訳ありな人なんですよね。映画に出てくるその男の人も。
だからちょっと気をつけないと。映画の話が楽しすぎてついつい仲良くなりそうになっちゃうけど、ちょっと気をつけないと。
と思った次第。
ドキュメンタリーと正義
7位はソウルの春です。ソウルの春も韓国映画です。
ちょっと韓国でね、いろいろいまして、その出来事に対してみんなソウルの春だよねっていうふうにツイートしてる人とかたくさん見たんですけど、
もうソウルの春はすごい恐ろしい映画で、ファンジョンミンが角役を演じてるんですけど、もう本当に憎たらしい。
本当に今まで結構ファンジョンミンっていい役ばっかりやってた人だと思うんですけど、割と善良な役が多かったと思うんですけど、
もう本当に何それっていう結末もあるんですけど、しかもこの歴史上の本当に起きた出来事なんで、その後どうなるかとかもみんな韓国の人はもちろん分かって見てるわけなんですけど、
もう本当に辛い終わり方する映画です。でも大事なこと、韓国がどうやって民主主義を本当に民衆たちが勝ち取っていったかっていう歴史の映画たくさんあるんですけど、
その中では結構心が折れそうになる映画です。
勝ち取るまでの作説、作説って言ったらおかしいな。民主主義を勝ち取っていく映画というよりは、その過程で打ち砕かれる部分が描かれてて、もう壮絶なので、本当に情報量も多いし、体調のいい時に見てほしいです。
そこまで強烈だとちょっと見たくなる。
クーデターとはっていう映画ですね。
なんでもう本当に今年の韓国の出来事とちょっとシンクロするような。
シンクロしすぎてびっくりしましたね。
いや本当に本当に。
まさかの春がこうされたら都市にそんなことがみたいな。
これは絶対にみんな隣の国の歴史を知るって、我々もねなかなか映画から知ること多いと思うし、韓国映画は自国の割と不の歴史をエンタメ化して映画化して見せて、しかも日本よりも韓国の方が映画見る人の数って割合がすごい高いんですよ。
大人もちゃんと見れる歴史エンタメだと思います。
むしろ大人の方が見て考えさせられるという映画です。
6位は正義の行方です。
これはドキュメンタリーです。
7芸さんで見たんですけど、私、九州で起きた女の子の殺人事件。
捜査する人、報道する人、司法の人のそれぞれの側面からいろんな人が出てきて、その状況を話すんですけど、これさっき何の話でしたっけ。
犯人探しをする映画じゃないんですよ。
学科の解剖学と一緒で、犯人を、最初入りはすごい、だから誰が犯人なのかみたいなことを考えさせられるんですけど、犯人探しをする映画じゃないから、真実の行方じゃなくて、正義の行方なんです。
そうなんです。声がすごい染みるというか、もう何年も、十何年とか経ってるのに、十何年もっと経ってるかな、のに、みんなそれぞれその事件に関わった人たちが、警察の人も報道の人も司法の人も、みんな全然まだ昨日のことのように映像で喋るわけなんですけど、
もう、それがすごい、事件の関わった人の心にずっとまだ今も生々しく残ってるんだなっていうのもあるし、わりと警察がすぐに犯人を逮捕して、死刑判決が出るんですけど、
それが本当に正しいのか、そういう人が本当に犯人なのかっていうよりは、そこに持っていく過程みたいなもので、何が起きたのかっていうのを、結構ドキュメンタリーにしては長尺なんですけど、丁寧にいろんな人に話を聞いて映像化してるっていうので、
これはすごいちょっと、今年いろいろドキュメンタリーの集作が、さっきも話出てましたけど、あったと思うんですけど、私はその中では、正義の行方が一番ちょっと心に残ったという感じです。
くしくも、袴縄事件の有罪犯罪が今年出ているというか。
そうなんですよね。
冤罪ね。
そうです。冤罪とはっていうことについて、見た人がみんなそれぞれに考える映画だと思いますね。
確かにちょっと、年間ベースのお題にはありましたけど、正体も実はちょっと、冤罪とかに話したので、実はちょっとシンクロニシティじゃないですけど、今年そういう年だったなぁみたいなのになるのかなというのはありましたね。
あとなんかドキュメンタリーはマンミーも。
マンミーもそうですね。
世間的にどう考えてもあいつがやってるだろうって言われている人みたいなのがいることに対して、有罪が出るとかあるいは無罪が出るっていうことに対しても、どっちに対してもあれはどうしても花瓶に反応してしまうというか。
どう考えても有罪なんだからもう裁判なんてもう意味ねえだろうみたいなことは言われることもあるし、でも実際何十年もかけて今年無罪になってるケースがあったりとか。
逆もあって、めっちゃこいつがどう考えても悪いだろうみたいな人が無罪になる可能性もあるわけですよね。
そのどっち側に対してものリスクみたいなものをはらみながら、それでもどっち方というものがあるべきかっていうのを考えないといけないっていうのはね。
今年結構映画でもそれが描かれた映画がたくさん出たっていうことですね。
はい、以上です。
ありがとうございます。
いいですね、シネマーとかが。
やっぱ自分とこの作品を愛して上映してるんだろうって。
大事ですよね。
ギアみたいな。
大事ですよそれは。
はい。
じゃあ山口の2024年ベスト10位から6位まで発表させていただきます。
10位 花雨はどこへ。
9位 ゴールドボーイ。
8位 シビルウォー。
7位 夜明けのすべて。
6位 チャレンジャーズです。
はい、まず花雨はどこへなんですけど。
番組でもちょっと喋ったんですけど。
インドの地方で花雨取り違いがあって、どうやって元の家に戻るかっていうコメディなんですけど。
ただそれぞれのインドの地方の政治的な状況とかも加味しながら描かれていく話で、まず面白いんですよ。
コメディだし、結構ハラハラするっていう面白さもあって。
本作の良さ、これ僕も大石さんも言ってた部分なんですけど。
そのインドの地方の過不調性の中で花雨になるっていうことを受け入れようとする人、あるいはもう受け入れて生きてきた人のことも肯定するし。
同時にそういうものから離れて楽門で生きていこうとする女性のことも双方を肯定していくっていうバランスの話になってて。
まずそこが良いっていうのもあるんですけど。
もう一つあって、この本作基本的に出てくる人たち、女性の皆さんのこと基本的に肯定されるし、割とハッピーなエンドを迎えるんですけど。
一人、むちゃくちゃ不幸になっている女性がいるんですよ。
作品の陰に。
メインでは全然語られないんですけど、背景にむちゃくちゃ不幸になっている女の人がいて、その人にはフォーカスは当たらないんですけど。
ただ、それはあるっていうことが明示されている。
で、その女性のことをそこまで過劣な不幸にあったものとして描く必要は決してない話な気がするんですよ。メインじゃないから。
でもそれがあるっていうことを描いてるんですよね。
作品の独自性とテーマの探求
で、僕この作品内は結構楽しくて優しく終わるけど、この作品の輪から外れた瞬間、地獄やぞみたいな話がむちゃくちゃ好きなんですよ。
それがものすごい本作が際立ってて、特にその作品の外は外でも、この作品のヘリに触れちゃってるんですよ。
その一番濃い地獄の部分が触れちゃってて。
その見合わせじゃないんですよ。明確にその地獄はあるけど、ギリギリカメラの中に入らないところにそれが置かれてるっていう緊張感があるんですよ。
それがすごいバランスだなと思って。やっぱりそこに対しては明確な意見性を持ってそうしてると思うんです。
そんなに強烈な不幸である必要はない。
でもそうやってやるっていうことは、本作でフォーカスされた彼女たちは幸せになれました。
でもねっていう、このわから外れた瞬間にっていうことを言ってる作品。
この緊張感が面白くて、そしてビリビリするというか、強い作品だなっていうふうに思いましたね。
9位のゴードボーイなんですけど、サイコパスってフィクション的にカジュアルに語られがちな存在で、
本作はそっち寄りの作品なんですよ。
岡田まさきがサイコパスっていう、絵的にはめちゃめちゃ映える作品で、
もう一人サイコパスが出てくるんですよ。本作が。
その2人のバチバチの話なんですけど、本作の背景がいいと思って。
沖縄の舞台で、沖縄の状況っていうものが別に全く主題としては描かれないんですけど、
雰囲気として描かれ続けるんですよ。
なんか経済的な状況であるとか、政治的な状況みたいなのは、全くその主題にはならない。
言葉としても語らないけど、あるよねっていうことをずっと語り続けるんですよね。
で、そのなんか不安な感じ。
別に自分たちはそれに直接関わって影響を与えられるわけじゃないけど、
どうしてもない何かがこの空気の中に存在しているっていうものを描き続けるんですよね。
今年で言うと、デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション。
あれは東京に宇宙人のよくわかんない飛行物体が来て、それがずっと浮き続けてると。
それは様々な人たちから、あらゆる方向から政治的にああだこうだ言われる大きいものとしてあるんだけど、
それはそれとして子供の私には関係ないよね。
でも、あの謎の不安は空中に浮き続けてるよねっていうのを描いているフィクションを使った話なんですけど、
いや沖縄にそれあるよねって。
自分たちは関われないけど、
あの空を飛んでる力のある政治的な物体あるよねっていうものを描いてるんですよね。
別にこの作品がそれに対して意見性を持って描いてるわけじゃない。
でもあるじゃないですか現実に。
そのフィクションの何かを借りなくても、
自分たちにはどうしようもないけど確かにある不安の材料となっている何か。
それがなんかこの空気を作ってて、
その中で生きてて何か人を騙したりせんとしょうがないよねってなっちゃってるっていう、
その空気がやっぱあの話全体をちょっと下支えしていると思うんですよ。
単なるサイコパス同士の対決の面白さの映画じゃない、
シビアな空気があの世界を支えてるなっていう感覚があって、
本作より面白いと思う作品は今年もっといっぱい見たんですけど、
なんかずっと頭の中から離れなかった作品なんですよね。
はいちょっとこれはランキングに入れたいなと思っていました。
多様な評価の理由
はいで8位シビルウォーなんですけど、
逆に僕シビルウォーはあんま政治的な作品と思ってなくて、
リアリティがなさすぎるんですよね。
あの偶話なのかな偶話でもちょっとなくなっちゃってるというか、
アメリカの中で分断が起きて内戦状態になりますっていうのを描くにしては、
そうはならんやろって感じなんですよ。
政治的な状況を踏まえるとそうはならんやろっていう、
今のアメリカ議会とかに攻め込んでもナーナーで終わったりしてるから、
そうはならんやろって思っちゃうところがあって、
じゃあ何かっていうともう純粋に暴力の嫌さをひたすら描き続けた映画として、
僕は結構際立ってるなと思ってて、
音が嫌とか状況が嫌とか、
この状況に置かれた時自分どう答えるんやろうとか、
ひたすら自分が暴力の当事者になった時のシミュレーションとして、
非常に興味深かったなと思って、
それは暴力を行使する側じゃなくても、
暴力を観測する側としてでも、
そこで当事者になった時、
あれ?何かこの行動原理おかしくない?みたいなのになっても、
もう誰も突っ込む人はいなくなってる。
暴力は与える側でも、それを観る側でも、もちろん受ける側でも、
当事者になった時にその評価は全うにはできなくなっちゃってるっていう。
もうみんなおかしくなっちゃうんですよねっていう。
いやおかしくなるよねってこうなったらっていう、
その緊張感だけは確かに描けてた映画だったんじゃないかなと思って、
単純に面白かったですし、
暴力のエグすぎておもろいわってなってたし、
同時にめっちゃ嫌ってなってた作品だったので、
あげました。
7位、夜明けのすべて。
本作も正直僕がめっちゃ好きなタイプの作品ではなくて、
言葉にしちゃうとあれなんですけど、
ハートウォーミングで、
人と人との心の繋がりがっていう、
そこに次第が置いている話で、
別にそれが好みの真ん中ではないんですけど、
それの描き方があまりに丁寧というか、
誠実なことで、
これがあってほしいなって、
心底思えたっていう話だったかなと思って、
ちょっとずっと残ってましたね、本作の存在は。
今年でもかなり早いタイミングの公開だったんで、
結構ランキングとか考えていくとき、
1月とかの作品って忘れがちになっちゃうんですけど、
ずっと残ってた作品だったかなっていうのがありました。
あとちょっと本作、非常に興味深いなと思っているのが、
本作を高く評価している人、男性が多いんですよ。
そうですね。
女性は結構評価辛い人が多くて、
僕これね、ちょっと掘り下げきれてないんですけど、
もうちょっと掘り下げたいんですよ、自分の中で。
その差がどこから生まれているのか。
どうなんだろう。
私も5位から1位発表してないですけど、
ベスト10位にも入ってない。
いい映画だなとは思うんですけど、
確かに主人公の就職する会社、
めっちゃいい会社だと思いますけど、
あんな優しい人たちばっかりの会社ある?とか、
すごい思っちゃうんですよね。
それみんな言うの。
みんな言いますね。
しかもそれ言う人みんな女性なの。
なんでなのかなって。
そうですね。
なんか私は逆によく、
病名がついてるとかじゃなくて、
ちょっとイライラしてワーってなっちゃう人に、
結構やられるタイプなんですよ。
ワーって言われて、
アーってなる方のタイプなので、
確かに病気っていうのもわかるし、
悪気があってやってるわけじゃない、
っていうのもわかるけど、
ごめんなさい、私会社の人みたいに優しくはなれないです、
っていう気持ちはありましたね。
見てるとき。
優しくしてあげたいっていうのは思うし、
映画すごい良い世界だなと思うし、
素敵だなと思うけど、
あんな風に自分が実際できるかってなったら、
同僚の女性、ちょっとデンパイの女性が、
めちゃくちゃ優しくしてくれるじゃないですか。
すいませんって言ってお菓子買ってきたら、
もうそんなのやめてって言って、
そんな風には私はなれない。
お菓子ありがとうって言って、
受け取って、
ふーって溜め息つくぐらいの気持ちにしかなれないな、
っていうのは思いました。
あれを理想郷とすると、
地獄になる人もいるって思うんですよね。
そうですね。
言われた方も、
結構わかってはいるけど、
心にワーって暴言吐かれたら、
心に傷を負っちゃうし、
でも病気なんですって言われたら、
言い返せないしっていう、
気持ちになっちゃうんじゃないかなって、
想像したっていう。
そうなんですよね。
ほんとここに精査があることに、
僕はもうちょっと、
自分の中の解像度を上げたくて。
確かに男性がいいって言ってる人は、
男性が多いですね。
そうですね。
私、シネマートの時に、
シネマート時代に上映もしたんですけど、
女性スタッフで、
あの映画、
私これ2回目ですって言ってたのは、
主演の男の子のファンの映画だけでしたね。
痺れるほど男前ですからね。
うん、痺れるほど男前ですね。
それはそう。
いや、ほんとに。
ほんとに。
もうなんかね、
もういいや。
ほんとすごいんだよな。
でもなんか、
ああいう病名がついて、
男の子の方はパニック障害みたいな形じゃないですか。
そういう人って、
身近に誰もがいると思うんですよね。
今の時代って。
そうですね。
なので、
めちゃくちゃ優しくはできないかもしれないけど、
そういう人の存在をちゃんと認めてあげるっていう、
なんて言うんですかね。
認めてあげるって言ったら、
良い方がちょっと怒った感じになるけど、
なんやいつもあんなどなり散らしてみたいな風に思ったり、
急にパニックになって会社休んでみたいな風に言う時代はもう終わって、
みんなそれぞれの個性として捉えて共存していったらいいよねっていう流れとしては、
すごい良い映画だし、受け入れてる。
ただ自分がそのタジメになるって想像すると、
あんなには優しくなれないっていう気持ちにはなりますね。
なるほど。
一つのモデルケースとしていただいておきます。
この夜明けのすべてに対する男女それぞれの意見っていうのを、
僕は今後集めていかないといけないんで。
集めて自分らの答えを見つけていかないといけないんで。
これなんかあれっすね。
去年のバービーみたいな。
男性の方がバービーって映画好きじゃねみたいな。
確かに。
ちょっと近いんですか?もしかしたら。
本当ですね。本当だ。
かもしれないですね。
なるほどな。そこか。ちょっとだけ繋がりました今。
良かったです。参加した意味が。
ランキング発表
6位チャレンジャーズなんですけど、
ちょっとね、期間が空いてるんで、
本作の何が良かったかっていう言語化の部分を、
少し薄れちゃってる部分があって、
番組でも取り上げてガッツリ喋ったんで、
言語化もある程度してたんですけど、
少しボヤッとはしてるんですよね。
ただ、上がったよねっていうのを覚えててね。
もう最後にその通りですよね。
なんかジェンダーの話とかもしたなっていうで、
性的な部分はあんまり押し留めてないというか、
割と性的に開放的な感じも含めていいなと思って、
あんまりセックスを匂わせる描写とかあるけど、
そこにあんまり男女の差が描かれてないというか、
あれここで男二人はセックスしてねみたいなことが、
いつの間にかシームレスに始まってて、
あれみたいな。
でもそこをシームレスなことで、
別にそこに何か意味を求めてない感じ。
普通にそうっていう感じがあったのは、
自由だなとはちょっと思ったのと、
あと最終的にその人間関係のドロドロの話から、
スポーツの厚さにもう一回回帰していくっていうのも、
なんかいいなって思った記憶があります。
っていう感じですね。
ちょっと言語化がぼやっとしてるんで、
もうちょっと最後では良かった気がするんですけど、
お便りもありましたけど、
うっかりあそこに入ったので、
いいと思います。
そうなんですよ。
なんか心のポケットにポッと入ったのに、
ポッと入ったら車内になってる。
そういうのだと思うので、
いいと思います。
山口の10位から6位でした。
では次、大石さんお願いします。
分かりました。
大石のランキングなんですけど、
まず10位からいきますね。
10位、ツイスターズ。
9位、クワイエットプレイスベイワン。
いいですね。
8位、どうすれば良かったか。
7位、悪は存在しない。
6位、夜明けのすべて。
なるほど。
という感じでございます。
まず早速10位からなんですけど、
僕の根源に近いようなことだなっていうのを
映画のテーマとメッセージ
すごい思って、
ツイスターズって自然に対する
威負と証刑から、
それで動いていく人たちの話だと思うんですよ。
自分もものすごく、
映画で一番好きなジュラシックパークになってくるんですけど、
ジュラシックパークの中で描かれているそれ、
恐竜への威負と、
恐竜と自然というものの威負と証刑って、
すごい近いものをツイスターズでも描けていて、
多分自分が一番最初に見た映画で、
映画が楽しいと思ったきっかけは結構ここになるし、
自分が結局その後、
科学とかサイエンスの道に進むのも、
自然の恐ろしさと、
でもかっこいいよねっていう、
その量儀性だと思うんですよ。
それを結局、
山岸さんが確かこれを話した時にラジオでおっしゃったのが、
結局それを社会の中で、
その気持ちをどう社会的に紹介していくかっていうのは、
仕事だよねっていうお話をされたと思うんですけど、
まだね自分の人生で多分そうやって選択してきたんだよなっていうのも、
ちょっと振り返っちゃうぐらい良くて。
今年の個人的な10位のテーマがあって、
3つキーワードがあるなと思っていて、
自己需要と残るものを残すこと、
そしてあと消費しない、消費されないっていう、
この3つだなと思ってるんですね。
Twitterでは特に災害を消費しないじゃないですか。
しっかり災害は怖いもので、
しかも人々の命を奪うものだという風に描く。
そこにやっぱちょっと真摯さがあるし、
そこからじゃあ何を残せるのかって話を、
ブレインパワーウェルとかがしていく。
最初それこそ主人公、
主人公というかまあ、
主人公のもう一人のブレイン主人公で、
ブレインパワーウェルが言ってるYouTuberは、
竜巻を消費する側なわけですよ、
コンテンツとして。
だけどそんな彼が、
ある種のその、
在野の研究者的なところになっていく中で、
それは消費するものから残すものに、
変わっていく過程なのかなって気がして、
それがやっぱり今必要されてることなんだろうな、
っていうのもすごい思ったので、
それをあんなに楽しいエンタメに、
落とし込めてるのすごいなと思って、
これを10位に上げさせていただきました。
ニューヨーク映画の新たな視点
結構ね、
本当にいい映画だったなっていうのを、
思い返しても、
感慨深く思っちゃうんですけど、
憧れって、
フィクションにおいて結構、
憧れの罪性って描かれがちだなと思うんですよ。
何かをやりたい人間って、
周りに迷惑かけるよねとか、
何かを破壊するよね、
みたいなことを描きがち。
それってちょっと罪を含んでるよね、
それでもやるよね、
みたいなこと。
例えば、
風立ちぬみたいな、
憧れって罪だよね、
それも究極に近い作品だと思うんですけど、
本作の憧れに、
罪性ってほぼないと思ってて、
いや、むしろその憧れが、
世の中の役に立ちますよね、
っていうバランス。
何かその素直さって、
ちょっとフィクションが、
映画化なガチな部分かなって気がしてて、
何かそれって、
何でかって言うと、
現実がそうだからだと思うんですよ。
何か憧れてるものを、
何かやりたいと思うことを、
社会に擦り合わせていくのが、
現実だから、
そうじゃないものを見たよね、
っていうので、
フィクションがそういうものを、
映画化ないことが多いのかなって、
気がしてるんですけど、
ド直球で描いてくれたなって思うし、
それが気持ちいい映画だったなって、
すごい思うんですよね。
まさにシャルトーズ。
そうなんですよね。
いやーでも確かに、
言われて、
確かに大石さんっぽいわって。
そうそう、
ぽいぽいって思って、
あーなんで気づかなかったんだろうって思って、
いやーもうちょっと、
大石さん経験に負けた感じがする。
違う、
大石さん経験とは、
ちょっと理解してなかったわっていう、
ことをちょっと思い知らされました、今。
いやーそうなんですよ。
で、9位のクワイトプレスデイワン、
なんですけど、
今年、ニューヨーク映画めちゃくちゃ多かったな、
と思うんですよね。
ロボットドリームズもそうだし、
バスライブズもそうだと思うんですけど、
そのうちの、
なかなかないバランスのニューヨーク映画だなと、
まあそうですね、
確かに。
確かにニューヨークでしたね。
ニューヨークが閉じ込められているという、
閉じ込められているということを利用して、
まあでも、
やっぱり今作素晴らしかったのは、
今作のポスター、
大都会ニューヨークを撮った時点で、
生き残れるかと、
いうふうに言うんですけど、
いや、これ、
ハウトゥーサバイブの話じゃないんだと、
ハウトゥーリブの話なんだ、
っていうところに落とし込めたのが、
マジですごい。
これはね、
ほんと見た時の驚き?
冒頭ですよね。
あれ?
そういう話?
みたいな。
そう、
もう多分、
今だから、
いいんですかね?
どう思います?
いいんじゃないですか?
いや、
どっちでも。
ご覧にならない方がいらっしゃるかもしれないから、
あえて言いませんけど、
主人公のとある設定っていうのが、
ハウトゥーサバイブを、
ハウトゥーリブにしてるんですよ。
で、
ホワイトプレイスって正直もう、
前日誕というか、
すでに前作があって、
前作の中でもある意味もう、
出落ち的なモンスターらしい、
出落ち的な設定だと思うんですよね。
その中でどう遊ぶかっていう、
話だと思うんですけど、
それを、
こういうふうに料理できるんだ、
っていうところが、
ちょっと感動しちゃって、
まだそういう弾投げられるみたいな、
驚きはすごくありましたね。
そうっすよね。
いや、これは本当に、
この設定考えた時点で、
勝ってるって思うんですよ、
本作は。
本当に。
だから、
見てる最中ずっと幸福なんですよ。
だからこそ。
あんまり設定で自分は映画見ずに、
ストーリーで映画見てるって、
思い込んでるんですけど、
これに関しては設定でめちゃくちゃ見てるなと思って、
だからこそ、
本作の結構真にあるメッセージ、
っていうのもすごく伝わりやすくなるし、
自分に置き換えても考えやすくなるし、
この手のパニック映画で、
しっかりそれができたっていうのが、
ちょっと類を見ない傑作だなと、
思ってます。
現実に向き合う映画の重要性
なるほどな。
確かにな。
ラスト忘れられないんだよな。
そう!
ね!
あの曲で最後締めるのって、
最高じゃんって思ってましたけどね。
本当にね。
とある場所まで行った後にねっていうね。
映画が終わるとはどういうことかっていうことだと思うんですよね。
今年、映画の終わり方ベストかもしれない。
確かに。
かっけーってなりましたもんね、本当に。
素晴らしかったね。
8位どうすればよかったかですけど、
これも多分、
考え続けるっていうところのテーマかなと思っていて、
さっきも山口さんもおっしゃってましたけど、
どうしてもああいうニュースだとか、
情報だけでそれを見とると、
誰が悪いんだとか、
誰がこうしたらよかったんじゃないのとかって、
簡単に僕らって意見を考えていっちゃいがちだし、
それを例えば社会とか、
もうちょっと公的感でやったほうがよかったんじゃないのとかって、
それこそ最初に予告見た段階から、
この人病院連れてかないんだろうぐらいのことを思っちゃいますし、
でも見るとできない事情というか、
まあそうだよね、現実って複雑だよねってことを、
ここまでとことんわからされるというか、
その複雑さが、
そのフィルムというか、
映像に焼き付いてる。
なんかそれがやっぱり、
飲み込みづらいのがすごくいいというか、
っていう映画だったなと思っていて、
あと前回、
前々回かな、
山口さんともうちょっとオープニングトークで話したんですけど、
お姉さんが力強いのが、
とにかく特に後半魅力的で、
なんかそこにグッときちゃうんですよ。
映画ラストってピースシーンで終わるじゃないですか。
もうそれしかないなっていう。
だからこの人たちのこと、
良かった悪かったか、
あるいはどうすれば良かったかなんて、
もちろん考えるんですけど、
答えなんか出ないんですよ。
なんなら監督も多分答え出してないと思うし、
当事者であるお父さんだったり、
お母さんも答え出せなかったんじゃないかなっていうのは、
すごく思っていて見てて、
ただ結局それを考え続けるしかないんだと思うんですよね。
その現実に向き合っていくって。
当たり前だけど、
そのことをすごく重たく受け止められる映画だったなと思って、
これをちょっと忘れがたいなと思って、
8位に入れさせていただきました。
本作のラストで、
お父さんにこれを映画として世に出していいかっていう、
キープシーンがあるんですけど、
あれめちゃくちゃ重いシーンですし、
あれ監督自身の覚悟を問うてるシーンでもあるなと思って、
この映画を世に出したら絶対監督自身も、
罪性を問われるんですよ。
お前は何してたんやっていう。
持ってただけかになるんですよ。
絶対にその視点は行くんで、
でも世に出したんですよね。
それはやっぱ覚悟をしてやったんだなっていう、
20年間貯めたものを、
その20年間の果てに、
世に出そうって決めたっていうのは、
覚悟だなと思って、
すげー重いなって思うんですよ。
あの映画見た人、みんなが思ってると思うんですよ。
監督は何してたんって。
もちろんどこまでできたかっていうのは、
中に描かれてはいるんだけど、
でも本当に細切れの映像の間に、
別の時間があって、
その時間の間はみんなが生きてたはずで、
そこの中で本当にベスト尽くせてたんですかね?
とか思っちゃうし、
そもそもベストって何なんですかね?
みたいなところまで含めて、
ちょっと至っちゃうんですよね。
だから監督のタイトルって、
どうすればよかったかって、
まさに監督自身の問いかけだろうし、
最後のお父さんへの問いかけでもあるけど、
観客にも問いかけられてる気がして、
だから見た人を当事者に巻き込む映画だな、
っていうのをすごい思ってますね。
本作タイトルがいいと思ってて、
変に複雑にしてないんですよね。
だから描いてることが複雑すぎるんで、
せめてのガイドラインとして、
タイトルでどういう風に見てくれっていうのだけ、
示しているなって思って、
それやらないと、
生の現実って読み解けないんですよね。
ちょっと難しいとこありますね、確かに。
一つガイドラインとして、
どうすればよかったかっていう風に
見てくださいって言ってる。
もちろんそう見なくてもいいんですけど、
その一つ目の交渉線があることで、
見てる間見やすいなっていうのもあるし、
あとこの映画を見に行くっていう決断をしやすいんですよ。
映画興行としてもいいタイトルだと思って。
なるほどな。
確かに確かに。
あのシンプルなタイトルにあのポスターっていう。
7位は悪は存在しないですね。
なんか浜口隆介作品のことしって、
悪って感じですけど、
なんかね、
細かい描写が全部忘れられないんですよね。
もちろん皆さんおっしゃる通り、
車の中での会話のシーンとか、
あとはその説明会のところもそうですし、
なんかふとした時に、
あ、これ悪は存在しないので見たなみたいな瞬間が、
観客との関係性
日常生活生きてる中でたくさんあるんですよね。
例えば自分の会社の会議の中で、
とりあえずこうしましょうかって言ってる時に、
あれ今コンサルみたいなこと言ってるなみたいな。
コンサルみたいな。
でも自分の本心ではビジネスの方ではそうなることを
頭で考えたらビジネスではそうしなきゃいけないんだけど、
でもなんか違えようなみたいなことを思いながらやってたりとか、
で、それをその後に会議終わった後に同期に、
でもあれさ、絶対うまくいかないよねみたいな愚痴ったりとか、
悪は存在しないだなーって思う瞬間が非常に多くて、
すごくそういう点でもあったし、
やっぱなんか劇場ほぼ満席の中で、
渋谷の映画館で見に行ったんですけど、
ラストがポンってああいう形で終わって、
劇場全体が狐につままれたような。
確かに。
すごかったですよ。
終わった後の、
なのこの空気みたいな。
明かりがついた後のみんなのね。
あ、みんな分かってないみたいな。
みんな今頭にカテナがいっぱいだぞみたいな。
あれそこですね。
あれを劇場でたぶん楽しめたのは、
相当贅沢なことだったんだろうなと思って。
そうですね。
誰もまさかあんな風になるなんて思ってないくらい。
思ってない。
そういう意味でも、
映画館で映画を見る楽しさみたいなのを
すごい感じた映画でもありますね。
そうですね。
結構意図的に箱も選ばれてるじゃないですか。
ちょっとちっちゃいところとか。
だからそういうところも含めて、
投票でもありましたけど、
箱がっていう。
本当にびっくりして、
同じ回、シネムーゴーさんで見たんですけど、
同じ回に、
シネマートのスタッフも見てたんですよ、一人。
偶然、偶然。
で、出てから、
見てたんやみたいになって、
二人で、
どういう意味なの?
どういう意味なの?
どういう意味なの?
ちょっと教えてくれへんか。
すごいですよね。
意味わかんないですよね。
なんかみんな、
これはこういう意味じゃねえみたいな言いがちですけど、
ほんまかって。
そうやろ?って思ってますよ。
僕あのラスト大好き。
理解できないように作ってる映画ってあるじゃないですか。
ただひたすら不条理不条理っていう映画もあるんですけど、
本作って割と筋ずっと通ってて、
わかるわかる、悪はそんなにしないよねっていう風に見てるじゃないですか。
で、ラストで、
悪はそんなにしないって。
どこ通ってんの?
果てないって。
あそこで、
観客から理解されることを拒むなって思って、
映画の側が。
わかった気になってんじゃねえって言って、
これがリアルだって言って、
リアルがこう、文字通りね。
リアルが文字通り。
こっちに来るわけじゃないですか。
そうそうそう。
映画ってここまでやって欲しいかもって思って、
やっぱこう、理解した人なんで、
映画理解してーって思いながら、
映画理解してるんですけど、
てめえなんかに理解されたらたまるかって、
映画に言われるのもやっぱ気持ちいいなって。
それはそうですね。
本当に突き放された。
バーンって。
はぁーって。
最高ですね。
分かんなくて最高って、
なかなかないタイミングですからね。
ほんとほんと。
濱口監督、ちょっと最近キレッキレですよね。
本当にキレてる。
本当に。
ちょっと再起走りすぎて怖いですもん。
前回の回でギフト見ましたって、
僕話しましたけど、
やばいっすよね。
マジですごいと思う。
次回作以降もずっと終えていきたい。
リアルタイムで終えることが幸せだなって思う。
本当に。
作り手ですよね、本当に。
濱口隆介監督、三宅翔監督とか、
監督で選んで見に行くっていう、
今代表じゃないですかね。
そうですね。
それに続く才能目、山田陽子監督。
じゃないかなって気がするんですけど。
そうですね。
知り方。
すごい、まだめちゃくちゃ有名じゃないけど、
っていう人がドンと来たみたいな年だったじゃないですか。
僕のおじさま監督とか。
岡山監督とかね。
ハッピーエンドとかでもいいし。
そうですね。
今年そういうの多かったような気がして。
ほうがの特にミニシアター系というか、
ちっちゃいところでやってるような映画がすごく質が良い。
なんかちょっと、
なんかのニュースで、
最近韓国映画の監督で
ポン・ジュノ以降の人がいないみたいな、
ニュースを見たときに。
でも日本は今最近、
濱口ですけど三宅翔監督がいるから、
落としてるよねみたいな、
分析の記事を読んだんですけど。
でも韓国でポン・ジュノが出てきたみたいなことが、
この年だったねみたいな、
この年というか、
ここ数年だったねみたいになるかもしれないな、
っていうのは思いました。
やはりその直前の片山慎三監督も
今年に出演されましたし。
それがなかなか、
長続きするもんじゃないと思うんですけど、
韓国の分析の記事で別に。
そういう時期もあるよみたいなことは思うんですけど。
ソブラーの才能が、
劇場から出てきてるっていうのが熱いと思うんですよ。
本当に本当に。
結構その劇場でかかるような対策が、
ちょっと今年弱まったなっていう感覚があるんですよ。
洋画も邦画も。
その中で小さい規模の映画とはいえ、
劇場作品として明らかに際立った才能が
いくつも出てきてくるから、
最近映画界ちょっとしんどいなって思ってたんですけど、
でも若い才能出てきてるじゃないかっていうのも思い直して。
そうですね。
代替わりが起きてるっていうかね、
世代交代が起きてるっていうのはすごい感じですね。
そんな中元気でやってる黒沢圭司とかのことはすごかったですけど。
本当に本当にね。
注目作品の紹介
俺はまだまだ見てる。
3本も出せたねみたいな。
こっちはこっちは切れてんなみたいな。
間がいないというか、
めっちゃ年取ってる人がめちゃくちゃグイグイバカやるぞみたいなと、
若い人がどんどん起きてるみたいな。
間はみたいなって感じですかね。
今の感じもしかしたら。
キレキレだったな。
結構中堅の人が配信とかの方に行った感覚があるんですよ。
それは確かに。
ちゃんと一番お金稼げるラインのクリエイターが
配信の方に行ったっていう感覚は今年すげえあって、
その分次世代が劇場作品に出てきてほしいですけどね。
そうですね。
すごい。
6より夜明けのすべてなんですけども、
途中までというか結構上げるかどうか悩んでたんですよね。
いろいろなご意見もあったし、
僕の中でもただこれをいいと言うのもどうなんだろうみたいな
すごい問いもあったんですけど、
でもやっぱり覚えてるというか忘れられないなという気がしていて、
それはさっきのキーワードの中で言うと、
あるもの残すことというか、
あとは残らないものってところかなと思うんですけど、
途中で社長の弟さんのセリフの中で、
この宇宙には変わらないものなんて存在しないのかもしれません。
例えばあの星はもう15年前に消えてるかもしれないし、
何百年前に来た光っていうのが今届いてるだけで、
あの星はもうないかもしれない。
しかもあの星はもともと北極星でもなかったみたいな話がされていて、
そこって本当に宇宙規模で変わっていくものの話で、
それはあの二人の関係性もそうだし、
あの二人自身の症状もそう。
普遍であるというか、
普遍の法則というか全く変わっていく。
地球が自転する限りは朝は来るんだっていう、
変わっていくもの。夜も来るし朝も来るしっていう、
それを受け入れたときに初めて、
自分らしさというか、
みたいなものを受け入れられるのかなっていうのはすごい、
ただただいいなって思ってしまって、
特に山添くんの台詞かな。
助けられることはあると思うんですよっていう台詞があったと思うんですけど、
ここがられるって表現されてるのがすごいいいなって思って、
あの文明化だから可能、
助けることができるっていう意味でもあったと思うんですけど、
一方で助けられるっていう受動体側の方でもあるなと思うんですよね。
だからその人と近くに入れることで、
自分も助けられるかもしれないというか、
なんかそういう優しさというか、
人間関係における自動詞多動詞の関係性みたいなものがすごく曖昧、
まさに中道的に描かれていて、
そこに真実みたいなものを見たというか、
結局自然発生的にそういうものが優しくしなきゃってやると、
多分嘘になると思うんですよ。
それって地獄になるというか、
結局優しくできる時に優しくするから優しくなるだけであって、
その余裕は今みんな持てないかもしれないけど、
でもいつか持てるようになる。
しかもこの映画の中では持てる世界を描くってことが、
すごい自分にとっては癒やしになったなっていう気がしました。
ちょっとこれすごい言葉にするのが難しいんですけど、
こういうわけの全てに関しては。
そうですね。なんかこう、
助けようとした側が一緒に落ちてしまうような距離感では寄り添わないっていう距離感なのかなっていう。
助けられることはあるって多分そういうことだと思うんですよ。
全力で身を粉にして、
自分を犠牲にして助けはしないですけど、
これぐらいの余剰はあるんで、
使ってもらえることないですかねみたいな。
でもそれをできると思ってやるっていう。
これぐらいは受け取ってもらえると思って出すっていうのを
お互いにできるようになったら結構余剰って、
誰かのものじゃない余剰分がそれなりに余るはずなんですよね。
でもそれって、いやどうせ世界が自分を助けないってなったら、
もう余剰は一個も出さないってなって、
なったらこの余剰はどこにもないことになるっていう。
その余剰は作れるんじゃないかなっていう、
期待をちょっと込めた作品っていう感じがする。
そうなんですよね。だから優しい映画だし、
みんなが優しくなきゃいけない映画のように見えるんだけど、
もちろんそれは余裕があればそうなるんだけど、
一方で祈りの映画でもあるなっていう気はして。
結局その人が治ってくれるかどうかって、
祈るしかないと思うんですよね。
別にこっちから何かあったって言いに行くにもほとんどしない。
やっぱそれが本質的に助けるのか分かんないし。
だった時にはどうか空気に怒っててくださいってシーンもありましたけど、
そんな感じでもう一回神様を治めるみたいな。
みんなそういう感じになっていくんだなっていうのがすごい思って。
だからそれも正に消費されないってことでもあるし、
自己需要ってことでもあるから、
そういう意味ですごい心に残ってる映画だなと思って、
6位まで上げてますね。
僕は優しくない他社は、
カメラからちょっと外れたところにいる作品だなとは思うんですよね。
ちょっとカメラ向き変えた瞬間、
やっぱ嫌な人いたってなる作品だなと思って。
嫌な人って言ったらいいですけど、
そんなに人を助けれるわけじゃない人っていうのもいろいろあって。
初め会社辞める時になって会議場で寝ちゃった時とかに、
もう何も言わずに出て行ってそのまま会社辞めるじゃないですか。
あそこで置いていかれた会社の人とか、
その立場とか僕めっちゃ考えちゃって。
多分めちゃくちゃ笑口言うんですよ。
新人が完全に上げてさ、みたいな。
ちゃんとそういう人はいるよっていう。
ある意味がなんじゃないかなって僕は思ってるんですけど。
年間ベスト発表
ではマリオさんの10位から6位を。
もう疲れたね。
まだ言ってもないのに疲れたっていう。
頑張って。
わかりました。
じゃあ僕の今年の年間ベスト10位から6位発表しますね。
10位、君の色。
9位、落下の解剖学。
8位、スーパーハッピーフォーエヴァ。
7位、時々私は考える。
6位、システムクラッシャーです。
なるほど。
まず10位の君の色なんですけど、
まだ未だに話せる気がしないんだよなって。
っていうことを僕らの収録会でも言ったと思うんですけど、
言葉にするのが難しいなっていうことだと思うんですけど、
ただそのやっぱり優しい世界っていうのを、
あの規模感で、
埼玉知った感じでやってるのすげえなっていうのがあって、
山田尚子もやべえ人だったなって思いませんか?みたいな感じなんですよね。
ほんと捉えどころはないんだけどある意味。
けどこのなんかその一瞬一瞬の優しさとか、
普段目に見えない感情の発露みたいなのがすごく愛おしい。
それが全部一瞬一瞬で淡いものっていうのが、
これは刻まれてるのってすごいなって思っちゃって。
なんてことない青春映画って言ってしまいます。
そうなんですけど、
ただそこにめちゃくちゃ寄り添ってる映画として、
僕はちょっと忘れられないなというのがありまして、
この世界の優しい眼差しみたいなのが本当にやっぱり、
夜明けのすべてとか通じるものがあったし、
なんかそういうのを今年はすごく考える年だったんじゃないかなっていう風にはすごく思ったので、
ちょっと10位の方に入れたいなと思って入れてみました。
なおく監督、オリジナルになった瞬間の尖り方やべえ。
やばいですよね。
やばい。
は?って思って。
細菊場してましたよ。
いや本当に。
テレビ?
テレビ。
テレビ?
高校生にしてはこんな曲作れるんだろっていうのに、
謎のメロディーラインとリリックみたいなとか。
突然解明。
そうそう。
本当にさっき話にもあった、
陽子とか僕の貴様のペロマドみたいなのを流れの先に入れていいんじゃん?
これみたいなぐらいの度肝抜くレベルの作品じゃありませんでしたか?皆さんみたいな。
ちょっとみんな忘れかけてないですか?みたいな。
あれがシネコンでかかってるのに若干違和感があった。
これはあれ?これテアトルとかで見た映画ではなかったですか?みたいな。
あれが全部、さも超大作感で流してる。
最後のミスチュールが合わねえなあ。
なんかノストラジーに浸る先じゃないもんこれ。
違うもんっていう。
無理矢理そういうことにしたな今みたいな。
そんな全くないけど青春映画描いてるみたいな。
なんかやっぱその青春映画だけで青春映画じゃないみたいな
描き方みたいなのがやっぱすごいなって思って。
どうやってそういう感じで作れるのかどういうかちょっと不思議というか。
すごい、いやすごかったなって今でも思ってるっていうのでちょっと入れてみました。
映画のテーマとメッセージ
9位の落下の解剖学なんですけど
我々SNS的なもん好きじゃないですか。
なんだかんだ言ってね。
SNSつれえなあみたいなこと言いながらの。
やっぱそういうの一番考える映画が見てて好きでもあるなっていう。
それはもう生活と切り離せないからなって思うんですよね。
ということを改めて考えるような映画でもあったし
いろいろこれも固定かねいろいろ超えていく話でもあったというか
壊していく話だったと思うんですよね。
小説家の妻と夫のあれ結構普段だったら違うよねみたいなのが
法廷でクローズアップされてしまうみたいなところとか
結構あるチャレンジというか
ある種の挑発をかましているような気もするし映画の中で。
やっぱりその真実というのはみんな語りたいようにしか語らないし
語ることを強要されてるなみたいな感じなのを
すごいSNS的だなって思って
そっからどう逃れるかってことを今ずっと考えてるなっていうことも
この映画を見た時にすごい考えてたんですよね。
あの映画の特にやっぱ男の子が結局真実を選ぶっていう話になってくるじゃないですか。
そうそうそう。
そうなんですね。結局はもうその自分の話しかない。
自分が見た時の感情とかでこんな出来事を語るしかないっていう
ある種は強要されてもいるけれども
けどそれが今大切なことでも実はあるっていうのはすごく思ったんですよね。
自分の物語を自分の言葉でいかに紡げるかみたいな
というのはすごく考えさせられて
ラジオの収録と別のところで
最近エッセイが流行ってるんだそういう子じゃんっていう
一端なんじゃないかみたいなっていうのがちょっとあって
みんな自分のことを書きたいと思ってるみたいな
別になんかエッセイで有名な人のエッセイよりも
その県にいる人のエッセイが読みたいみたいな
っていうのはすごい思って
やっぱそれはもう時代かなって思って
それがやっぱしやすくなったし
っていうこともちょっと考えたりとかもして
いろいろ考えさせられてしまうみたいな
その宙吊りの感じを2時間半
めっちゃ宙吊りみたいな時間が忘れられなかったなという感じですね。
8位のスーパーハッピーフォーエバーは
すごい形あるものすべてなくなるという
諸行無常
よく考えたら劇中鴨の長命のフレーズを使ってたりするので
そういうことね
宮田が言ってましたよね
そこにある水は絶えず流れるが
その水は今見てるのと違うみたいな
そんな感じのやつですね
本当その通りだなって
死が結構唐突なんですよね
この映画の中におけるスーパーハッピーフォーエバーって
急に亡くなっちゃう
ゾッとするような瞬間が出てくるみたいな
お風呂入ってたら
みたいな展開だったりとか
でも死ってそういうものだなっていう
急に苦しいみたいなことが
この映画の中ではさらっと描かれてて
一方でなんてことない日常がすごく愛おしいみたいな
過去の5年前にグワッと言った時の
すごいどうでもいい感じ
コンビニでカップラーメンを食べましたみたいな
あと苗字が
同じさんだった
同じなんですね苗字みたいなとか
二人の出会い方のシーンとか
目の前にいるお客さんが
何から携帯を落としたのか
落とさないで撮った瞬間も見て
二人ともあっっていうみたいな
偶然二人だけが見てたみたいなところから
出会いが始まって
妊娠があったりとか
そういうことの愛おしさとかは
なくなっちゃう
過ぎていってしまうけど
それは永遠だなって思って
だから本当なんか
すげえあっけからんとしたタイトルですけど
スーパーでハッピーでフォーエバーっていう
感じがやっぱりすごく僕は印象に残って
確かにそのアフターさん的でもあるし
アフターさんよりも
すごい概念に近いものだなっていうか
現実じゃないフワフワしてる
抽象概念としての
死とか失ってしまうことについては
物語というか
というのは
僕映画が観念的になればなるほど
結構好きになっちゃうというか
観念的なものにちょっと
接続しちゃうぐらいのものが
結構好きではあるので
なんかそういう映画でも
あったなというふうに思ってて
最近見てやっぱちょっと
これは入れたいなと
最近見たばかりですけどね
見たてこやこやなんですけど
いやこれは入りたいと思いまして
8位に入れました
7位の時々私は考えるは
よこさんも挙げてくださってましたけど
主人公の感じがすっげーなんか分かる
僕は男性ですけど
なんていうのさね
別に誰かとのコミュニケーションが
嫌ってわけじゃないけど
けどなんか苦手意識というか
なんだろ苦手意識なのかな
臆病さとかがあって
うまく人と交わることができない
みたいな気持ちが
誰ほど分かる
今までずっとそうやって生きてきたわ
みたいな気持ちを
すごい代弁してくれて
その中でおける
彼女の死っていう
空想の心地よさっていうのも
すごい分かる
確かにこう
僕も死にたいわけじゃないけど
死にてーって言葉に走っちゃう
みたいな瞬間あるなって思って
それかなって僕にとっての
その死の空想っていうのは
ちょっとした絶望
でも本当に実行するわけじゃない
みたいな感じの
うっすらとした絶望と
孤独みたいなのが
彼女のその空想としてあって
っていうのがすごい
僕は気持ちとして分かる
って思っちゃって
それでもやっぱり
彼女が職場で定職してきて
男性と関係を持てるのか
持てないのかみたいな話で
どうなっていくのか
っていうのを見た時に
すごいやっぱ辛そうであるんだけど
けどやっぱり
なんとか持とうとしてる
みたいなところに
僕はすごい勇気ももらえたし
ちょっとやっぱうるっときちゃうというか
すごい静かな映画だけど
ドラマチックだなって思って
しかもなんか
後で気づいたんですけど
最後に書かれた曲って
白雪姫の曲なんですね
あーそうなんだ
確かにちょっと
プリンセスっぽいっつうかなっていうか
っぽさ重ねてるのも
ちょっとなんか分かる気がするみたいな
世間とか何も
世界飛び出すのが怖い
主人公が世界と向き合うみたいな
ある種のちょっとディズニープリンセス的な
ちょっと流れみたいな
というか一時期の
みたいなのにもちょっと重なるような感じもして
なんかあの曲良かったなみたいなのを
思い返したりとかしたりとかして
退職した女の人と会うでしょ
あそこでね
本当にわーってなっちゃった
あのカフェで出会うし
そうね本当に
いやいい
いいってしか言えないんですけど
そういったこう
人との出会いきびみたいな
その絵の臆病さみたいなのを
ガンやっぱ染みちゃうっていうのが
本当に忘れられない
プラス
映画好きの男性としてあれはちょっと
アイドルになっちゃダメだぞみたいな
とこもプラスであったり
そこかいみたいなのもあるんですけど
でもそれは
わかるなって思っちゃうんですし
なんかあの後の中華屋でのね
会話のシーンリアルでしたね
そりゃそんなんの映画連れてったか
わかりませんけど
ミニシアター系一緒に連れていちゃダメよ
みたいな感じじゃないですか
そこはディズニーから始めようか
みたいな
わかるんですよ
映画見ようって言ってるじゃん
映画めっちゃ好きですって言う人じゃない人に
いきなりミニシアター系の一緒に行こうぜ
ミニシアターダメでしょみたいな
対話じゃないですかみたいな
とか
街の美しさとか
もう忘れられなかったりとか
あと個人的推しポイントは
スラックでのメッセージ
映画で初めてスラックがこんなに
コミュニケーションツールとして
素敵だなと思えた映画
確かに
これは歴史に残るスラック映画です
っていうことだと思ってますんで
という意味で僕はちょっと
自分へのめっちゃ刺さり具合とか
推しポイントもたくさんあるっていう映画でした
映画の魅力と考察
6位のシステムクラッシャー
今年その一番こう
どうすればよかったかみたいな映画
僕にとってはって感じですね
本当にどうすればよかったんでしょうか
と思ってしまうみたいな
揺るがされる映画だったんです
やっぱ主人公の女の子の魅力も感じつつも
でもやっぱり絶対これを受け入れられない
自分だったらみたいな状態でもあって
染まらずというか
魅力だけど絶対無理みたいな感じが
じゃあどうすればよかったの?
みたいなことをやっぱり突きつけられてしまう
映画のテーマと評価
彼女だけが永遠に悪いとかじゃなくて
社会側のというか
受け入れる側のある種の限界というか
もちゃんと描いてて
それこそそれを受け止める側はどうなんよ
しんどいじゃないですかみたいな話を
ゆるのけすぐての話で出てましたけど
それをちゃんと描いてるのが
やっぱシステムクラッシャーだな
っていうことだと思うんですよね
そこの優しくならねばならない
でもその限界みたいなのを
ちゃんときちんと両方向き合って
描いてくれてるっていうのが
やっぱすごく素晴らしい映画だったなと思って
で、いながら最後の飛躍みたいなね
映画の締め方も含めて
よかったなと思ってますね
あれも結構いいエンディング候補ではありませんよね
まさに映画を壊しにくるエンディング
っていう意味では確かに
赤羽さんの写真に似てるかもしれない
あの突き抜け方はたまらなく
モラトリアム系映画だったら
いちゃいちゃそれが刺さるんだけど
そうも言ってない映画でもあるっていう
社会を描いた上でそれをね
っていう話だったので
そのバランス感覚というか丁寧さは
素晴らしいと思う
という意味で本当に忘れがたい映画だったので
ちょっとこれは
本当忘れがたい映画ってたくさんあったんですけど
やっぱこれは残したかったなっていう
神ハムキも入れてたんですけど
ってな感じでした
結構みんな優しいんですけどね
そうなんですよね
でもっていうね
そこの限界みたいなのがやっぱり描かれてるし
どうすればよかったのかと
感じですけどね
じゃあこんな感じで
10から6位終わったところで
01:09:55

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