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2024-12-31 55:18

第194回(3)『2024年映画ランキングベスト10③』メンバー5位~1位・集計結果発表

旧シネマート心斎橋支配人・キノシネマ心斎橋副支配人のヨーコさんにゲストとしてお越しいただき、各々の2024年ベスト映画の話をしました。

後編では、メンバーの5位~1位と、リスナー投票とメンバーの1位を集計した結果を発表しています。

■ゲスト

・ヨーコさん https://x.com/orewayokodayo

■メンバー

・山口 ・マリオン https://twitter.com/marion_eigazuke ・オーイシ https://twitter.com/pteryx_joe

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■映画の話したすぎるBAR in 名古屋

日時:2025年1月18日(土)

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場所:『イベントバーエデン名古屋』愛知県名古屋市中区大須2-31-15 大須ビルヂング 3階 オースランド内 https://eden.osland.nagoya/

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サマリー

2024年の映画ランキングベスト10の中で、各メンバーが選んだ5位から1位の作品が発表されました。特に『異人たち』や『チャレンジャーズ』、『夜明けのすべて』が注目され、感情や孤独感が深く描かれています。最終回では、視聴者に下位から上位へと選ばれた映画作品が発表され、特に『ロボットドリームズ』が1位に選ばれました。参加者は、映画の魅力やテーマ、そしてゴジラからの影響について熱く語っています。発表では、『リバウンド』、『ホールドオーバーズ』、『ダムマネー』、『僕らの世界が交わるまで』、『カラオケ行こう』が取り上げられ、それぞれの作品に対する思いが共有されています。特に感動的な実話を基にした『リバウンド』や、家族の痛みを描いた『僕らの世界が交わるまで』が印象に残ります。メンバーはそれぞれのベスト映画を紹介し、特にカラオケ以降の作品が高く評価されています。また、各映画のテーマやメッセージについても深い議論が交わされています。最後に、映画が永遠の記憶を残す手段であることへの考察が行われました。

映画ランキングの序章
じゃあ、ここから、各人の5位から1位に入っていきたいと思いますが、
もう一回順番シャッフリングですね。
もう一度、順番決めドットコム。
面白い。
順番はAIに任せます。
すごい。
はい、では、いきまーす。
はい。
いきまーす。
1番マリオン、2番山口仙人、3番ヨーコ、4番オイシペン。
はい。
なるほど。
なるほど。
マリオさん、連続。
まあ、いいですよね。
いいですね。確かに。わかりやすいし。
僕のだけ、一続きでいいじゃないですか。
わかりやすくてね、いいと思います。
じゃあ、このまま引き続き喋っちゃいますね。
じゃあ、5位から1位発表しちゃいます。
5位から2位の作品レビュー
はい。
5位、異人たち。
はい。
4位、チャレンジャーズ。
うん。
3位、夜明けのすべて。
2位、パストライブズ再開。
はい。
1位、ロボットドリームズ。
あー、なるほど。
はい。
はい。
はい。
まず、5位の異人たちなんですけど、
これも、スーパーハッピーフォーエバー的ではあるなと思うんですけど、
死の話であり、孤独の話であったりという感じではあるんですけど、
本当に怖い話みたいな、
今見ている世界はどこですかみたいな、
揺るがされ方をするんですよね。
そこが本当に好きで、
惑わされ方がすごく魅力的だったなっていうのがまずある。
そこに描かれる孤独っていうのも、
主人公、あくまで孤独の理由っていうのは、
ゲイであることの自分みたいなところがメインではあるので、
自分はゲイではないので、
それで孤独に共鳴するっていうのはちょっと違うような気もしてはいるんですけど、
でも質が違うだけでみんな誰しも孤独を抱えてはいるっていうことだけは、
絶対あるよなって思って、
その孤独の埋められなさというか、
どうしようもなさみたいなところに、
すごく心を震わされてしまったんですよね。
過去が本当に突然、
ある意味これも過去が突然やってくるみたいな絵柄があって、
もう一回、主人公が死んだ家族と出会う話ですけど、
死んでしまったのは主人公が12歳で子供のとこにいる話なので、
大人になって、言えなかったことがたくさんあるわけですよね。
ゲイとしてカミングアウトとかも当然してないですし、
そういうのを改めてやり直したりとかするんですよね。
でもやっぱり両親はその年代の価値観で彼を見るから、
やっぱちょっとどうしてもズレちゃうみたいなところが悲しくもあって、
けど全く彼を見放すとかそういうわけでもないんだけど、
愛は絶対あってっていうのとかがあって、
そことの関係性にどことなく生まれてしまう孤独。
どうしても受け入れてもらえない、完全にはみたいな。
ところがやっぱ孤独をより深めてしまうみたいな。
あとは3人が改めて別れるみたいなシーンがあるんですけど、
そこもすごく涙なしにはみたいな感じで見れちゃうんですよね。
その後にさらにもう一段階来るある、
ちょっとゾワッとしましたけど、ホラーシーン感みたいな感じ。
そのままの流れであの締め方、あまりにも悲しいって思ったんですけど僕は。
結構人によってあれめちゃくちゃ悲しいと思ってる人と、
悲しいというか喜ばしく思ってるというかよくわからないんですけど、
でもあの時にすごい星になって終わるんですよね。
そこが、この後話すと夜明けのすべて通ずる何かを感じちゃうんですよね。
っていうのも含めて、孤独の映画として刺さりすぎちゃってて、
ちょっと忘れられないっていう映画でした。
4位のチャレンジャーズは、僕のうっかりは4位まででした。
本当にうっかり入れちゃうんですよね。
うっかり入れちゃうっていう表現が本当に素晴らしいなって思ってるんですけど。
でも本当に今年、今んとこ全部ベスト10僕いった中で、
どっちかっていうとセンチメンタルに寄ったというか、
何かなくなってしまうとか、
この大変な世界で優しくなりに優しさを信じてみるみたいな、
形のないものというか、壊れちゃうようなものばかりが、
映画を選んでるなって感じになっちゃったんですよね。
好きだった映画を選んでたら。
それをぶち越えてくるのはチャレンジャーズだけだったんですよね。
だったよっていう。他はあんまなかったっていう年だったなって思ってて。
それが喜ばしいことなのか悲しいことなのかわからないんですけども、
もうちょっとバラエティ豊かに僕もベスト10したかったさんみたいなとこはあって、
それを超えてくれるのもちろん入れたいなって思ってありましたけど、
それを超えるのはチャレンジャーズしかなかったですっていうのは真理だなと思います。
見事な突き抜きながらですからね。
最高だと思う。
YES!
YES!
そうです。最高です。最高です。以上って感じなんですけど、
本当に言葉にするの難しいなって感じなんですけど、
でもこれもある意味固定観念とかを余裕でぶっこいていく話じゃないですか。
そういう意味でもすごい軽やかで素晴らしいなって思ってますし、
僕ネーミングでいいのかわからないですけど、
30代モラトリアム映画としてもチャレンジャーズとしても最高という意味がありまして、
そういう意味でも好きな映画だったし、
あのビート聴いたら若くしちゃうからね。
最高だなっていう。いいんですそれで。
でも映画ってそういうもんじゃないですかみたいなところもあるから、
そう思わせてくれたっていう意味でも絶対ベストにやりたいなって思って。
1位の発表とその背景
なるほど。
ちょっと限界が容易でした。
1位にも何回もしてたんですっていう男だけはちょっと信じてくださいみたいな。
その時期もあるんですか?
あるんですっていうか、もうほんとギリギリまでになるんですけど、
ほんとねこの辺大変で難しくてっていう感じです。
もううっかりしたかったなー1位までみたいな、
名残惜しい気持ちがめっちゃあるぐらい。
もうそのぐらい大好きです。
で、3位の夜明けのすべて。
もういっぱい夜明けのすべての話もいっぱいしたじゃんって感じするんで、
あんまり付け加えることあるかなって思うんですけど、
けど僕の言葉で夜明けのすべての好きなとこってなんだろうなって思ったときに、
いっぱいラジオでも言ったんですけど、
なんか夜に訪れるとばりじゃないな、
まどろみみたいなのが前編にあたって出てるのが好きなんだなと思ってて、
なんか夜ってすごく寂しくて孤独だなって思うときもあるけど、
すごくなんか誰かの温かみをめっちゃ感じたくなるというか、
なんか親切になれる時間でもあるよなって思うんですよね。
ちょっとしたその優しさ。
深夜ラジオでのなんとも知れないやり取りみたいなのに
穂出されるというか勇気もらったりみたいなのが近いんですけど、
なんかそういったのがすごく夜明けのすべて全体から出てくるみたいな。
別に夜のシーンあるけど、昼のシーンも普通にあるし当然。
けど映画自体は全て夜だったって思うんで、
なんかそれがすごく忘れられないし、
あとやっぱ人と人との距離感がすごく良いかなって思って。
近すぎず離れすぎずみたいな距離感で人は繋がれるっていうこと。
それが今求められてるなっていうのはすごく感じて、
やっぱそれも夜だからこそなのかなっていう感じもしたし、
それをまたなぞらえるのが宇宙っていうのがちょっとエモいなと。
エモいって言い片付けていいのかな?
言っといてあれですけど。
でもそうなんですよね。
星と星との距離感ですよ。
求めたいっていうか求めてるとかっていうのはすごい感じて。
それがあるから星座ができるというかね。
そうって言われるじゃないですか。
そのところに泣くよみたいなのがあって。
その見た後にジンたちとかを見たら、
星だよ!
僕ら星だ!
僕ら星だ!ってなって、おいおいおいおい!みたいな。
さらに君の色での距離感も似てるから。
光の話ですね。
君の色も宇宙出るじゃないですか。
宇宙と重ねるみたいな。
人間と宇宙。
今年あとエッセイで、
ワンルームから宇宙を覗くっていうエッセイを読んでたんですけど。
それもJAXAで働いてる宇宙工学の技術者の方の日常のエッセイみたいな。
ちょうどコロナ禍とかのエピソードとかが入ってるみたいな感じで見た時に、
本当にワンルームから宇宙に接続するみたいな感じの話になってくるんですね。
普通の日常みたいな話が。
宇宙の話から別にその日常のなんてことない淡い出来事とかを感じたことみたいなのを綴ってるみたいなのがあって。
僕はやっぱ今年生活と宇宙みたいなのは、
今年僕の1年こんなに励まされたりもしたし、
心を震わされたなっていう年だったので、
やっぱり入れざるを得なかったなっていうのはやっぱりありましたね。
2位はパストライブ再開なんですけど、
これもね、マジで1位だったんですよ!
信じてください!みたいな感じなんです。
熱く語ったので、これ以上いっぱい言うことあるのかしら?みたいな感じなんですけど、
本当にイニョンに泣きました。
秒速5センチメートル大好き人間としてはこれ以上ない映画ですよ。やっぱり。
人と人との距離感。
それがもう心とそして物理的距離の揺れ動き。
そしてその別れることになるという運命にはありますけど、
そこにあった人生もまた良かったと。
最後まで行って帰れるみたいなところ。
素晴らしいっていう感じでしたね。
そしてまた一つ一つのシーンの美しさとか。
やっぱりニューヨーク行きたくなりますよね。
ガラス張りの建物に入った古いメディゴーランド。
ハッハッハッハッハ!
素敵!素敵です!
それが回ってるっていうね、またね。
半時計回り回ってるんですよ!
過去の時計ですよ!過去へ巡る!
何ですかもう!って思いましたし、
子供時代のワイジロウとか。
もうね、もうですよ!
今まで映画で見た中で最強のワイジロウ!
わかるわかる!
ワイジロウ居ないできたと思ってるのは当たり前ですけど、
最高のワイジロウ!
そうなんですよ。
ぎこちなさ。
二人の一個一個のリアクションとかも含めて、
すごく良かったりとかも。
人生交わらなくて、
本当に違う人生を歩んでるんだなって
思わされもするし、
でも、あなたとのこと絶対忘れないよ!
みたいなところとかも、
積み重なって今の自分があるよね!
みたいなところとかも描かれてて、
本当に素敵な映画だなって思ってて、
秒速5センチメートルの実写化発表されましたけど、
パストライブスに勝てるのかね!みたいな。
大丈夫か!
そうなんだよな!
思ってますよ!
もう実写化あるぞ!パストライブスあるぞ!
みたいな感じなんですけど、
そちらも楽しみにしてます。
というわけで、ちょっと忘れがたい。
僕は入れなきゃいけない映画でした。
それを越してしまったのが
ロボットドキュメントにあるんですが、
これまたニューヨーク映画!
ほぼ一緒じゃん!
ほぼ一緒!
そうですよね!
1位と2位、秒速5センチメートルみたいな。
どっちもね!
結果的にはね!
本当です!
この通りです!
この通りなんです!
一緒ですよ!
切り替わるじゃん!みたいな感じなんですけど、
じゃあ、なんでこれ1番にしたのかな?
って思った時に、
パストライブスの時に
山岸さんが話されてたんですけど、
ヘストンの体型にめっちゃどつぶはまってたじゃないですか。
はまってた!
はまってたじゃないですか。
ドックのエピソード
ドックの体型も見たら俺だな!ってなったんですよ。
そうかな!
分かる!分かる!
いや、ドックが自分の家でソファに座る時の
お腹がダマッと出るんですよ!
あれね!
あ!俺やん!ってなったんですよ。
そうなんだ!
そこなんですよ!
あともう1個ドックっぽいなって
自分が最近思ったエピソードがあって、
最近あの三宮の旧居留置のとこ
クリスマスマーケットみたいなのやってたんですよ!
たまたま映画見たら帰りにやってて、
ちょっと寄ってこうと思って
すごい楽しかったんですよね!
ホットワインとか飲んだりとか、
あとなんか、
いわゆる独立系の本屋さんとかが出てて、
本とか書いたりとか、
イルミネーションとかパフォーマンスとか
すごい綺麗だったんですけど、
それ僕1人で堪能してたんで、
あれ?ドックっぽいな!って
あれ?俺ドックか?みたいな
近いなと!
なんか思ってる以上に俺ドックじゃない?
っていうエピソードと
思った実感が重なってしまって、
なので余計にちょっと
ロボットドリルズのことが忘れられなくなっちゃったみたいな
とこがあって、
けどね、
僕らのポッドキャストで話したときは、
イケてる人形界に慣れなさ感の文脈で
そういう話をしたと思うんですよね。
いろんなニューヨークアっぽいイベントに行くとか、
季節のイベントをやるみたいなのも
1人でやるみたいなのとかあったと思うんですけど、
1人でも全然僕イケてるなって思ったんですよ。
確かに寂しさがゼロではないですよ。
けど、イケてる、いい生活支援になってる
って僕は思ったんですよね。
だって僕もクリスマスマーケットめっちゃ楽しかったし。
だからそういう意味でも、
寂しさに負けそうにならなかったので、
一緒に生きていきたいなって。
1人でもいいから生きてきてないなって思ったし。
もちろん誰かとの出会いとか別れとかも
もっと大切にしなきゃいけないなってすごい思って。
そういう意味でも自分と重なっちゃった。
映画ランキングの発表
いつの間にか。
マリオさんの群れのカセットには
すでにセプテンバーが流れてる。
流れてる。
ちょっと話しましたけど、
セプテンバー来たら泣いちゃう体になったじゃないですか。
本当にそうだなって思って。
あのクライマックス素晴らしいなって思ってるんですよね。
しかもあそこでさ、ぐるぐる回るとこでさ、
いないんだよ!いるんですって!
つなぎ方するのも泣くじゃんって。
なんですよ、そういう瞬間に。
もうやめようよみたいな。
そして最後もうツインタワーですよね。
マリオプライドセンターのツインタワーが出てきてて、
もういいじゃないですか!みたいな。
本当に忘れられなくて。
アニメーションも気持ちよくて忘れられなくて。
デザインすべて、映画ら含めて好きになっちゃってるっていうのがあって。
ちょっとこれは迷いましたけども。
1位をロボットドリームズにしなくちゃならない。
っていうことで決まりました。
じゃあ山口の5位から1位発表させていただきます。
テーマみたいなものがあるかなってちょっと考えてたんですけど、
僕の中で理想の映画って初代ゴジラなんですね。
なので今回挙げた上位10作品、
チャレンジャーズ以外はゴジラかなって思ってるんですよ。
あれはうっかりですからね。
チャレンジャーズもゴジラじゃないですか?違いますか?
僕の言ってるゴジラとちょっと違うと思うんですけど、
それ以外9作は大なり小なりゴジラだと思ってて、
僕がどこにゴジラ性を生み出してるか含めて聞いていただきたいんですけども、
まず5位、密輸1970。
4位、エイリアンロムルス。
3位、ラストマイル。
2位、ピクニックアットハンギングロック。
4Kレストア。
そして1位が、シュリデジタルリマスターです。
社会的テーマの探求
読めねー。読めねー。
1個シネマートで読みましたよ。
僕が生み出してるゴジラ性何かっていうと、
表面上の面白さと強烈さの裏にある現実の圧倒的な存在感なんです。
現実がこうあるなっていう上に、フィクションが乗ってフィクションだけが出てて、
でもその水面下にむちゃくちゃ重い現実があるなっていうのが、
僕の基本的に映画に求めているものかなと思ってて、
それは10位から6位チャレンジャーズ以外はあるかなと思ってるんですけど、
まず密輸1970なんですけど、
あえての言葉選びをすると、
ポリコレットは核あるべしっていうふうに思ってて、
ポリティカルコレクトネスとは何かっていうと、
女性が活躍するのを威厄っていうのも当然だし、
女性が悪いことするのも威厄っていうのも含んでると思うんですよ。
本作の女性たちは犯罪に手を染めます。
自分たちの生活のために。
もちろんそれには貧困とか様々な事情があるとはいえ、
悪いことをしてるんですよ。
それをヒロイックに描いてるっちゃ描いてる。
そこが良くないんじゃないかっていう声も聞いたことがあるんですけど、
そうじゃないんですよ。
これまで映画において、悪いことも男の手にあったんですよね。
女性が悪いことをするときは、男をたぶらかすという役割だったわけですよ。
本作において、女性たちは徹底的に自分の身体を使って、
悪いことをし続けるんですね。
これこそ政治的正しさじゃないかと。
政治的正しさっていうのは、みんなが楽しむためのものなんですよね。
今まで、女ってこんな役割ばっかり楽しめねえって言ってた人たちが
楽しめるようにするためのものなので、
それを本作はできてるかなと思います。
別にそれは、女たちが正しい、男たちが間違ってるっていうことを
やりたいわけではないんですよ。本作は。
女も悪い、男も悪い、どっちの方が悪さで勝つかっていうことをやってる。
もちろんそこには、女たちの団結っていうのはあって、
でもそれは正義じゃないんです。仁義なんです。
女たちは助け合うしかなかったから、その仁義のもとにやってるだけで、
それが正しさではないんです。正義じゃないんです。
その仁義と仁義のぶつかり合い。
正しくなさと正しくなさのぶつかり合い。
そのフィールドに女だって乗っていいじゃないか。
っていうことをやってる映画だと思うんですね。
そこが非常にクール。
あと、70年代韓国のダサカッコよさ。
ダサカッコよさ。
これね、日本の漢字をめちゃくちゃ引っ張ってきてるんですよ。
日本の70年代のディスコとか歌謡曲とか、
あとファッションも70年代の日本がアメリカとイケてるファッションっていうものが流れ込んできてるところに、
70年代の韓国には日本のイケてるファッションとして流れ込んでるんですよ。
その70年代日本の今見るとちょっと古いけど逆にかっこいい漢字を
韓国ナイズした状態で描かれてるのが
本作における70年代韓国カルチャー描写なんですけど
それがめちゃくちゃダサくてかっこいい。
本当にかっこいいです。
ちょっとそれ全然知らなかった。
え、これ日本の歌謡曲じゃないの?みたいなことが流れるんですよ。
日本から三井下とか言って、その箱の外、日本のメーカーの箱なんですよ。
当時の韓国において、日本製品は高級品として密輸されてたっていう。
そういうところも含めてみると、
この人たちは今成功してる日本の甘い汁すいてって言って悪いことをしてる人たちなんですよね。
それも日本っぽい70年代韓国カルチャーの空気の中で非常に楽しく見れる。
表面上めっちゃおもろくて、そこにはえぐいものがあるんですけど、そこがかっこいい絵だなと思います。
4位、エイリアン・ロムズ。
これに関しては、これのゴジラ製はズバリモンスターのかっこよさですね。
何よりモンスターをいかにかっこよく描くかっていうところに対するこだわりが圧倒的なんですよ。
エイリアンは明るいところに出てきてガサガサガサガサ動いたらダメなんですよね。
暗がりの奥の方で黒びかりして何かおるんちゃうかっていう。
それがエイリアンの怖さであり、エイリアンを描くということなんですよね。
コヴェナンというの悪口。
あとアクション映画としての色んなところにギミックを仕込む感じ。
ちょっと盛りだくさんすぎてもはやゲームみたいだなって思っちゃうところも含めて現代的だなと思います。
今の観客を喜ばせるためには盛るしかないと思うんですよ。
初代エイリアンとかのちょっと大阪な感じ。
引き算も効いてるバランスじゃやっぱ今の観客は喜びきらないと思うんですよ。
だからエイリアン1の面白さ、怖さ、エイリアン2の面白さ、とにかくドンパチするとかっていう面白さに加えてゲーム的なギミックも加えて。
みんな知ってくれ。若い人たち。
エイリアンって面白いんですよっていうことを全力で訴えててちゃんとそれ響いてると思うんですね。
これはリバイバルというかリブートって多いと思うんですけど。
やっぱり今どうやるべきかっていう形を一番やれてたのがエイリアンロームルスじゃないかなっていうふうに僕は思ってますね。
3位ラストマイルなんですけど。
これも表面上の面白さの下にある現実のエグさのバランスが上手すぎるなと思ってて。
そもそも今年本当の意味で一番刺さった映像作品はアンナチュラルなんですよ。
ドラマ含めるとアンナチュラルが今年一番良かった映像作品だったんですよね。
大名作ですよ。
その意味でノギヤキコ脚本を含めた座組で撮った本作っていうのはやっぱりやろうとしてるところの資産が高いなって思うんですよ。
日本の観客に社会的なテーマも含んだエンタメを見せるっていう覚悟がある作品だと思うんですよ。
映画的なゴージャスさに欠くところあるんじゃないかなみたいな思いは正直僕もあります。
ただテレビでドラマを見慣れた人たちにそのテレビドラマの延長を映画館に見に行く作品。
その中に社会的テーマをこういうふうに忍ばせておきますねってやってちゃんと達成してるっていう本作の到達度は僕すごいことだと思ってます。
あと主役の名前忘れた。
三島光の方のエレナ。
嫌なやつですよ。
ドラマであれは許容できない。あれを1話で観て2話観ようと思わない。
でも映画なら観れる。なぜなら2時間席に座らせるしかないから。
高感度が低いキャラクターを映画用に設計して中盤で反転させる。そこから感情移入させて最後まで持っていくっていう構成の上手さ。
ドラマじゃなくて映画用の構成になってるキャラクターストーリーまで含めて。
めちゃくちゃいい映画だと思うんですよ。本作が売れてくれたことは本当に良かったなと思う。
年末までブラックフライデーまでやってますからね。
ブラックフライデーに観てくれと。
一番いいタイミングですよみたいなところですよね。
すげえいい映画だったんじゃないかなと思います。
ちなみに今ちょうどのぎさんで海に眠るパラヤモンがやってます。あれもおもろいですよってことが言ってます。
面白い。
見始めるタイミングを逃しちゃって、気づいたら終わりそうなんですよね。
もう最終回です。
のぎさんやっぱすげえなって思いました。
ちょっと見たいんですけどね。巡り合わせの問題でできてない。
いつでもいいですから。
2位、ピクニックあったハンキングロックなんですけど。
もうね、言語化できないんですよ。
ストーリーないんですよね。
女の子たちがピクニックに行っていなくなりましたっていう。
それだけ。
本当にそれだけなんですよ。
ただ圧倒的に漂ってる空気。
オーストラリアの荒野の寒酸とした空気と同時に、女学校の寄宿舎の鬱とした閉塞感。
それぞれがあって、一部の女の子だけがピクニックに行って、さらに一部の子だけがいなくなるっていう。
どうしていなくなったんだろうっていう。
いろいろ考えてみるけど、誰もそこに届けない。
そして一人、ピクニックに行けずの寄宿舎に残った女の子が先生と。
その子、ちょっと落雷生なんで行けてないんですよね、ピクニックに。
そこで厳しく当たられて、そのピクニックに行けない側の子。
そしてピクニックに行ったけど帰ってこれた子。
ピクニックに行って帰ってこなかった子。
そこにあるのってもう余白しかないんですよ。
なんでっていう問いに対して答えがないんですけど、
でもなんかわかるなっていうのがあるんですよね。
それは空気としてそこに存在してて。
で、それを女の子を探して何もわからない男の子っていう。
あれが僕なんです。
あいつが僕なんですよ。
なんで女の子に会えなかったんだろうと探すけど、届かないんですよ。
あれが僕であり観客だと思うんですよね。
一つの結論が迎えるんですけど、
それもなんでっていうのも説明されない。
でもなんかわかる。そうなるしかなかったんだろうなっていう。
その空気だけが存在してて意味を持たずに、
でも確かにそれぞれの何かがあったんだなっていうことを閉じ込めてる映画。
すごい映画だと思います。
何にも語られない。何の説明もないですからね。
見てないの僕だけか。
見たほうがいいですね。
見ても見ることしかできないですね。
そこにはもう永遠に届かない。
考察とか無理ですか?
無理です。
させないですか?
分からることを拒んでる映画なんで。
分かって気になることはできるかもしれないけど、
それは嘘なんです。
すごいな、そういう映画。
すげー映画だなと。
そして次、シュリなんですけど、
面白すぎますよ。
面白い。
面白すぎる。
何じゃこれ?って思います。
まずファッションの90年代感。
90年代の日本のトレンディーな感じを引き継いでる
99年韓国のトレンディーな服装感。
もうあれもね、ダサカッコいい。
ダサくてカッコいい。
僕が子供の時に見た大人の男の格好良さってあれだったんですよ。
ああいう服着てるのが大人の男だったんで。
これだよなって思いながら、
あとね、ベタベタ話がある。
最高にベタベタ。
本当にベタベタでしたね。
もうすれ違いって言ってもさ、
観客側が分からない要素ゼロだよね。
そうなんですよね。
俺らだけしか分かってないのが、
この変な状況分かってないの?
気づいてない?みたいな。
全員分かってるのよ。
あれ?そこにいる人を狙ってきたよって。
気づいてないですか?みたいな。
僕それって映画の力だとは思うんですよね。
観客側が分からないことじゃなくて、
観客はあくまで、
登場人物が分からないということを見てる側でしかないっていう。
むしろその志村、後ろ後ろって楽しんでるわけですよ。
でもそれがやっぱ面白さだったなと思うし、
あのベタベタさはそこもトレンディーだなと思うんですよ。
トレンディードラマのベタさ。
すれ違い。絵に描いたような。
別の用事で言ってる間にそこで何か起こるような。
コントとかのぐらいのすれ違いなんですけど、
そこがめっちゃ良かったんですよ。
意外と重い。
朝鮮の南北分断に関するテロの話なんですよね。
オープニングから北朝鮮側のエージェントの訓練シーンから始まるんですけど、
むちゃくちゃ多分韓国側の兵士とかを残殺して訓練してるんですけど、
後半でね、北のテロリスト側のリーダーの語る重さ。
お前たち南朝鮮は反映していい気になってるけどさ、
この人たちは民衆が飢えて死んでいってるんだよねっていう。
鋭烈な叫び。
こんだけベタベタなエンターミン見せられた後に、
なんて重いものを聞かせるんだっていう。
落差で風邪引きそうになるんですけど、
その落差って気持ちよくって、
もうサウナの後に水が入ってるみたいな。
氷点下がね、留まってるんですかね。
でもそれなんですよね、僕が映画に求めてるものって。
ゴジラが建物倒してワイキャー言ってるけど、
足元で人死んでますよねっていう。
これなんですよ、この温度差。
これがエンタメがつける最高の嘘だなと思ってて、
もうむちゃくちゃ良かったですね。
あと意外とラスト、語らずに終わる。
あ、そうそう。
あーそうですかね。
そうなんですよ。
その北側のヒロインになるエージェントが、
何を思ってたかっていう部分は、
実はずっと空白なんですよね。
表面上その恋愛関係になってるっていうのは意外と出てる。
だから恋愛感情があって、愛を持ってるのはわかる。
でもその愛を持つに至るまでの部分って、
全部空白なんですよ。
かっこよすぎないですか。
かっこよすぎますよ、ほんと。
もうね、痺れましたね。
そうですね。
痺れるってこういうことだなって思いますよね、あれ見ると。
ほんとにほんとに。
最高の映画でしたね。
あとビルの爆破シーンちょっと特撮でやってるっていうのもゴジラ的でした。
確かに確かに。
プチゴジラっぽい。
いいんですよね、嘘みたいな爆破装置。
仮面ライダーとかに出てくる感じの爆破装置でした。
めちゃくちゃな爆破シーンでした。
てか銃撃シーン、あんなうるさいことあるってことですよね。
ずっとバンバンバンバン言ってるみたいなね。
あの過剰さがたまんないですよね。
以上、山口の5位から10位でした。
次は私?
じゃあ陽子の5位から1位です。
リバウンドの紹介
5位、リバウンド。
4位、ホールドオーバーズ。
3位、ダムマネー。
2位、僕らの世界が交わるまで。
1位、カラオケ行こうです。
5位、リバウンドは、これも韓国映画なんですけど、
ほんまに実写版韓国版スラムダンクです。
あった!
弱小地方の1高校のバスケ部が実話ベースなんですよ。
全国大会に行くっていう話なんですけど、
主人公はコーチなんです。
生徒も一人一人描かれるんですけど、
主人公は基本コーチで、
コーチが選手時代に挫折して、
でも人生はリバウンド。
何度でも失敗してもリバウンド取りに行けばいいっていう。
ちょっとね、いろいろあった時期に見たんで、
私もリバウンド取りに行かなくちゃ。
取りに行かなくちゃって。
取りに行かなくちゃいけない。
何度でも取りに行けばいいんじゃない?
ってなったっていう。
本当に最後はちょっと涙なくしては見れない感じの感動。
しかも実話に基づいて最後に本当のその生徒が映るんですよ。
よくありますよね。
それもまたすごい良かったです。
ぜひお正月やる。
確かに。
ホールドオーバーズの魅力
4位、ホールドオーバーズはクリスマス。
まさにクリスマスに見るべき映画だと思うんですけど、
私は監督、アレキサンダーペイン監督の作品が好きっていうのもあるんですけど、
年代も性別もバラバラな人たちが、
境遇もバラバラな人たちが、
その時だけその一瞬にこうキュッと心を通わせる、
仲良くできるっていう、
助け合えるっていう空間も素敵やし、
私の立場から言うと、
私はポール・ジア・マッティ演じてる先生の立場だと思うんですよ。
若い人に嫌われつつも、
自分も若い人のことちょっと鬱陶しく思ってるけど、
最終的にチャンスを与える役割は自分にあるんじゃないかなっていう、
そういうのがすごい最近この年になってよく思う。
何かのきっかけで、
誰かに人生を変えるチャンスを与えてあげれるんじゃないかっていう、
また与えられる側も与える方も、
幸せな結果になるようにできる年齢に、
私もなってきたんじゃないかなっていうことを、
この映画を見て思った。
という次第です。
見る年代、
僕結構やっぱ学生側の視点でやっぱり見ちゃった。
確かにでも、
だんだん年をとっていくと、
その見方に変わってきそうだなとは。
確かに先生という立場になっても、
メンターみたいな形になっていきますもんね。
年を減ることに。
それがたとえ、
もう血のつながらない人であって、
全然境遇もまるで違う人であっても、
何かしら若い人にとっては、
チャンスがもらえるものになるんじゃないかな、
という気持ちになったりしました。
そういう意味でも、
ちょっとヒビーな映画でした。
映画の深いメッセージ
3位はダムマネーです。
ダムマネー、
なんでダムマネーかっていうと、
ポール・ダノが好き。
陽子さん、ポール・ダノ好きだったわ。
ポール・ダノのこと愛してるんで、
自動的に上位にポール・ダノが出てると、
食い込んでくる可能性があるんですけど、
今年のポール・ダノなんですね。
そうです。
今年のポール・ダノはダムマネーなんですけど、
ダムマネーの好きなとこは、
本当に普通の市民たちが、
お金がない、
つらい境遇の人たちが、
お金は腐るほど持ってて、
でも使い方間違ってる人たちに、
みんなで力を合わせて対抗する、
っていう胸厚シーンがめちゃくちゃ好き。
いいですよね。
ほんと一発かばしたるぞ、みたいな感じがね、
すごくいいんですよね。
ルールにのっとって。
そう。
そうなんですよね。
お金をゲームみたいにして使う人たちに対して、
本当に1円でも節約して生きていかなきゃ、
みたいなところの人たちが、
反旗を翻すみたいな感じで、
噛みつきに行くところがすごい好き。
一時期のちょっとネットの悪いノリではあるんですけど、
けどそこがある種の、
社会誠意じゃないですけど、
そこに紐づいていいムーブになった時みたいなのが、
一例っぽい感じですかね。
良い方のね。
良かった、このインターネット。
そうそうそうそう。
ギリなのか、
あるじゃないですか、
良いことになった時もあるし、
すげぇ悪いな、みたいなことがある。
両方ありますからね。
良い方になった事例っていうか、
会ったこともない人たちが、
ポールダンスを演じる、
よくわからんユーチューバーのことを通じて、
みんなちょっと繋がってるような気分も味わえるっていうのも、
すごい好きな感じでした。
2位の僕らの世界が交わるまでは、
もうめちゃくちゃ痛かった。
痛かった。
もうね、これもめっちゃ入れるのが迷ったんですよ。
痛かった。
両方痛いんですよね。
両方痛いんですよね。
お母さんの痛さも分かるし、
息子の痛さも十分に分かるし、
痛い2人が親子っていうこの辛さ。
本当に本当に。
でもそれはすごい、
どこの家族とかでも結構あることだと思うので、
その痛さがもう本当に、
たわしで心を擦られてるみたいな気持ちになりました。
でもすごい、ジェシー・アイゼンバーグ。
来年もまたありますからね、リアルペイン。
意外と才能あったなと思って。
本当にジェシー・アイゼンバーグ大好きなんで、
冴えない男を演じさせたり、
ポールなのかジェシー・アイゼンバーグか、
なんじゃないですか。
本当に。
映画作品の評価
僕らの気持ちを代弁してくれる役者が勝手に思ってるんですけど。
本当に本当に。
意外とできるやつやった。
素晴らしい。
って思いました。
1位のカラオケ以降は、
さっき投稿されてた方もいらっしゃいましたけど、
実写化ではなく映画化、
本当に原作をあんな風に解釈して、
すごくいい映画家だったと思います。
あと、まあ今年は野木さんの年だと思いますけど、
もちろん。
座組がすごく良かったなっていうのは感じる。
今年ちょっと悲しい出来事があったじゃないですか。
原作者の人と映像化した人の間で
ちょっといろいろあったりとかする。
悲しい出来事があった一方で、
カラオケ以降は、
そこが原作者、演じる人作りて、
みんなの座組がちょうどいい感じで
いったんだなっていうのが
めちゃくちゃわかる映画だったと思います。
はい。
なので、もうこれは100点ですね。
はい、私の中では100点。
僕、初日行ったんですよ。
カラオケ以降。
で、劇場に行ったんですよ。
カラオケ以降。
で、劇場めっちゃ埋まってて、
あれ、綾本ファンなのかなって思ってたら、
そもそも原作の和山山先生のファンが
めちゃくちゃ熱いから
劇場が埋まってたっていうので、
それだけ厳しい目に晒されたはずの作品でもある。
けど、これだけの好評価って
すごいことだと思うんですよね。
だから、実際結構違うんですよ。
漫画の方のキョウジと綾本ファンって
だいぶ違う感じの人間ではあるんですけど、
キョウジでいいって思えるっていう感じ。
あれもキョウジである。
あれもキョウジ。
こういうキョウジがいるっていう風に思えるっていう。
漫画から出てきて実写になったんじゃなくって、
漫画とは別に、
実写としてこういうキョウジが別であるんだなっていう風に
理解できるっていう感じ。
そうなんですよね。
そう、まさにXに最初のうちに見た原作ファンタジーが
あれはあれでアリアナみたいな。
そうですよね。
素敵なことです。
本当に本当に。
綾野キョウジアリアナみたいな。
それって最大のサンジですよね。
本当に。
これはすごい、本当にいい座組で上手くいった例の
今年ね、一番の例じゃないかなと思って
幸せな気持ちになる映画ということでも1位です。
映画ランキングの発表
確かに確かに。
以上です。
ありがとうございます。
では大鳥おじさんお願いします。
大鳥はやめてください。
やめてください。
いきますね。
5位 哀れなる者たち
4位 システムクラッシャー
3位 ナミビアの砂漠
2位 時々私は考える
1位 スーパーハッピーフォーエバー
まず5位から
哀れなる者たちなんですけど
見てて一番幸福だったなっていう時間を
思い返すとこの映画だなっていう気がしていて
比喩としての目は
自分の体をどう使うかっていう
体の女性性っていうところを描くっていうところ
すごくフェミニズムの教科書の第5章みたいな感じの
映画ではあるんですけど
やっぱ美術がめちゃくちゃ綺麗で
見ていてこんなに楽しいことないなっていう
監督がやっぱり監督だから
いつ裏切られるんだろうって
ヒヤヒヤしてたんですけど
最後までやっぱりあの形で終わって
もちろん最後いじわるのは悪い方かもしれないけど
でもあれはあれでハッピーエンドっていう形が
やっぱ最後まで見てて楽しかったなって
素直に言える映画だったなと思っています
なんかこれはすごい見てて
幸福感があったなっていう映画ですね
それもさっきの事故需要残るもの残さないもの
消費する消費しない
それは消費しないっていうところだなっていうのは
自分の中では思ってますと
4位システムクラッシャー
これはさっきマリオンさんがお話されてた内容
まさにその通りって感じではあるんですけど
特にこちらアミコと比較して
僕ら語ったと思うんですよね
こちらアミコの時ってやっぱり
社会制度がもっと良くなれば
アミコみたいな子って救えるよねみたいなことを
一旦思考停止してた自分がどっかにいたなっていう
気持ちがあったんですよ
それってさっきの予約に立てた話もそうですけど
結局その当事者に押し付けて
自分の考えを終えてるようなものだと思うんですよね
それである意味アミコを消費してるのは
ほぼ同義だと思ったんですよ
システムクラッシャーはやっぱりそうはさせない
主人公の女の子を不幸な子だったり
こうなればいいよねって解決策にはしない
それは考え続けることが大事なんですよっていうのを
しっかり投げてくる
ドキュメンタリーとほぼ同じぐらいのルートで投げてくる
それってやっぱり
僕らができる最大限のことだなと思ったんで
この映画が本当エンタメ的
もちろんある程度歴史映画的ではあるんですけど
考え続けることをしっかり残してきた
っていうのは自分の中で忘れられない経験になったし
あともう主人公が最高でした
あのポスターずっと飾ってます今部屋に
憎たらしい顔ね
あの顔最高なんですよ
4位システムクラッシャーです
3位ナミビアの砂漠
これを語るのはすごい難しいなっていう
これを好きだって言ってる自分どうなのみたいな
すごい入れる勇気がなかった
そうなんですよ
マリオさんと話したんですけど
これを入れるってことは
ただ例えばカナが
カナ魅力的だよねみたいな表面的なことで言ったら
たぶんカナに殴られるんですよ
何言っとんちゃって言われる
これをいいって言うには
分かったからいいとか
共感したからいいとかじゃなくて
あの存在を受け入れなきゃいけないって
なんかすごい自分の中で思ったというか
カナが虚無さって
この世界が消費前提で生きてる
それを受け入れてる人だからだって思うんですよね
だからこそ自分も
今を消費して生きてるんだっていう気持ちになってる
それは確かに自分の若い頃も
そういう瞬間もあったし
それだけで分かるとは言えないんですけど
でもそのカナに対して最後の最後に
カラダ・エリカ演じる
まぁ空想ですけどね
彼女が英語でもやったらいいんじゃない?
っていうわけですよ
なんかそれは本当真実だなって思ったんですよ
消費しかないこの社会
資本主義が支配するこの社会かもしれないですけど
でも英語でもやったら
なんか残るものあるかもしれないじゃんっていう
そうやってちょっと前に向くしかないんだなって
すごく一番心の真ん中に入ってきたというか
時々思い出すんですよね
キャンプでホイのあのシーンも
キャンプでホイの
あれが年末までずっと忘れられなくて
だからこれはもう素直にあげようって思って
これを僕は3位にしてます
あいつは最後受け入れたじゃないですか
一緒に生きるっていうことで
あそこまでするとダメなんだなっていう
結構覚悟いるんですよね
本作を好きっていうのもそうだし
カナーっていう人間に魅力を感じるっていうのも
そうなんですけど
てめえ一時の感情で消費してんじゃねえって
言ってくるから
すみませんって言う
そこで無理と思ったら離れたらいいし
キャッチするんだったら
一連卓賞覚悟しとけよっていう
重いものを背負っていくんだぞって
私はおめえんだぞっていうね
あの感じは
うかつに触れれないなっていう
思いは確かにあります
でも多分それでも自分自身
多分自分の中のカナーみたいなもの
要は自分が消費されるものだって
考えてるところもどっかあると思うんですよ
ポッドキャストやってて
引かれるコンテンツを僕らは
送ってるわけじゃないですか
それでもやっぱり消費されない部分
みたいなものってどう残すのかっていうのを
テーマとメッセージ
ちょっと考えなきゃいけないし
それを本当に
彼女を背負ってたよりも
自分の中の可能性をどう残していこうかな
っていうのをすごい考えさせられた作品だなと
思っています
2位の竹時私は考える
この映画僕よく分かんないシーンで泣いてて
2人で映画を観に行くんですが
映画を観てるシーンが映らないんですよね
映画館に入りました
で街の光景が映るんですよ
僕あのシーンでボロボロしちゃってて
ただただ街が
綺麗な街が映るだけなんですけど
でもなんか人生が変わるって
こういうことだなっていうのを
すごい思ったんです
例えば映画を見るとか
ちょっと普段の自分だったら
やらないことをやってみる
例えばちょっと行かないところに
旅に出てみるとか
なんかそういうことで
当たり前だった日常がちょっと違って見える
旅に行って帰ってきたら
帰ってきたいつもの街の風景が
ちょっと違うかもしれないって見える
それは別に言語化もできないレベルだと思うんですけど
でも人生が変わるって
そういうことじゃんっていうのを
すごい思ったんですよね
あとなんか主人公の
絵描き方もすごい好きで
起死年齢みたいなものは
僕はそこまでない人間だと
いう風に自負してるんですけど
あのなんか映画の中で描かれるそれって
そんなにネガティブなものじゃない
ただただフラットにそういうことも
自分に癒しを持ててるというか
自己消失欲求みたいなものを
ただただパッて映してるみたいな
今年やっぱりそういう
ヒューマンポジションとかもそうなんですけど
静かに自分自身のいろんな状態を
受容する
自己受容をして
それに向かい合う映画っていうのは
すごい多かったな
夜明けのスプードもまさにそうだと思いますし
そういう意味で
それらの作品の中で
やっぱりこの作品すごく好きだな
多分みんなそれが
生活の中で自分自身を
どう受容するかってことを
多分みんな欲してるんだな
っていうのをすごく思ったので
2位はとりあえず私は考えに
させていただきました
1位スーパーハッピーフォーエヴァ
いやーもうね全部ですよ
自己受容も残るものも消費するしされない
全部ほとんどよ
今年のテーマ全部おりです
なんかね
終わるとか終わってしまうのって
終わった後に気づくんですよね大体
あれ無くなったんだそういえばとか
よくあるね
それこそね
シネマートも多分そういう
本当に申し訳ない
僕一回も行ったことなくシネマート
全然全然
日がついたらだから無くなっちゃってたんですよ
無くなってから
あれいけてなかったなとか
そういえば言えなかったなとか
どんどん終わってから気が付くので
結局だとしたら
今をどう永遠にするかだなっていうことだと思ったんですよね
永遠にするって何だろうって考えた時に
やっぱり記憶にとどめておけるかどうかだったり
あるいは映画ってものをまさに
永遠としてとどめておくものだなっていうのを
すごい思って
まさにあそこのアタミのあたりって
柳原マーファルトの中にも書いてあったんですけど
映画の永遠性
結構法的にも
ここに立っちゃダメですよっていう
土砂崩れとかが起こる可能性があるから
あそこ閉鎖したらもう建物建たないんですって
だからもうあそこが閉じたら終わるんですよ
あの場所が全てがあそこの記憶が
なんだけど映画に残ってるわけじゃないですか
フィルムの中に
残るってことはあれはフォーエバーになったわけですよ
そっか場所の記憶もなあ
大好きだなあ
だから映画ってそうだよな
その一時的なものだし刹那的な
そもそも僕らっていうのは
無常的な時間の中で生きてて
いつに終わりが来るかだってわからないけど
でも映画でカメラに残すってことは
それを永遠にすることなんだ
スーパーでハッピーな瞬間を
永遠にすることなんだっていうのを
撮った映画のようにも見える
だから映画的な映画だなっていうのを
すごい思ったんですよね
という意味で
今年どうしても忘れられない映画だなっていうので
1位に上げさせていただきました
今の話聞いたら
スーパーハッピーフォーイバーの順位
上げたくなる
以上です
2024年のベスト映画発表
年末まで
ではこれで我々4名と
リスナーさんの票が出そろった形になりますので
それではですね
2024年のベスト映画
映画話サプリラジオとしてのベスト映画を
発表させていただきます
ではまず
同率3位
2票
といった作品
複数あります
スサユリ
パストライブ再開
ロボットドリームズ
悪は存在しない
観戦領域
瞳を閉じて
夜明けのすべて
なるほどね
結構スサユリの存在が決まってる
そうですね
そこに食い込んだのかな
面白いな
堂々たるというか
2位
3票
あおれなる者たち
1位
4票が
カラオケ以降です
やったー
一発公開ですよあれ
そうですね
すごい
すごいですね
確かにカラオケ以降の回結構聞かれてましたよね
多く反応くださるポストとかよく見たんですかね
バーに手を送られるお客さんまで
他も見たし
X状でもポストとか
見えなかったしな
結構僕カラオケ以降の回の自分の喋り
会心やったなと思って
それはどうですか
自分でも結構自己評価高い回なんですけど
大阪描写に触れられたのは多分山口晒志くんが
結構それやりましたよね
そうです
大阪描写はね
あれがあれですよね
乃木は結構要素だと思うんですよ
あれをやったっていうところが
現実の大阪だぞっていうところを言うっていう
フィクションの大阪じゃねえぞっていうところが
そこだなと思って
あとなんかその
私もその回をすごい聞いた
恐縮です
ありがとうございます
すごいこう
大人の男性に憧れる中学生男子みたいなので
だって色気がすごいもんねみたいな
言ったやつでしょ
あれの方がエロいっすよ
あれの方がすごい色気が
かっこいいじゃんみたいな話をしたんですね
それがすごい印象に残ってます
僕いまだにね
オープニングで
あやの子のいえずみがシャツ着けてるシーン
人と話す時絶対喋るんですよ
カラオケにこの話する時
あのあやの子がエロくてね
絶対話すんですよ
そうなんです
男性の色気みたいなのがね
出てるなと思いました
いいじゃないですか
番で取り上げた作品でもあるし
実際今年の映画として
一本選んで差し支えない
いやほんとですよ
おめでとうございます
それでは
映画のお話しした杉ラジオ
第194回
2024年ベスト映画界を
終わりたいと思います
それではまたお会いしましょう
さよなら
55:18

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