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2022-02-13 11:57

今日の10分de1テーマ「なぜ一人で養える人数が減っているのか?」について

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本職は編集者のエイドリアン太郎が1日1テーマを決めて10分話すpodcastです。 ※ご意見、ご感想、質問や話のお題などありましたら eidoriantarou@gmail.com へお便りください。

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本日はですね、また岡田斗司夫の話なのかって感じなんですけど、
岡田斗司夫のYouTube多分、最近すごい自動で流れてくるからと思うんですが、
えーとですね、岡田斗司夫のYouTube見てたら言ってた話が面白くて、
で、それ見ててですね、聞いてて、ちょっと経済の話についていろいろ思ったことがあったので、
その話をしたいなというふうに思います。
えーとですね、その話っていうのが、何を話したかっていうと、
えーと、明治大正時代っていうのは、一人が働いたら十数人ぐらいが一緒に暮らしてたと。
家族自身多いし、子供も多いし、何だったらなんかおじさんとかおばさんとか一緒に住んでたりとかして、
なんか一人のね、世帯主が働いて、お父さんが働いてたら、
十四五人ぐらいがそこにぶら下がって養われていたと。
で、明治大正はそんな感じで、まあ確かにそういうイメージありますよね。
で、佐沢さんを見るとですね、増雄さんと奈美平さんが働いていて、
えーと、七人家族ですよね。
なので、二人働いて七人ぐらいを養っているみたいな形であると。
でですね、そんな感じで、でもどんどんその人数が、つまり一人で養える人数が減っていって、
一人で一人を養うのが当たり前みたいな感じになって、
今は一人で一人を養うのも難しくなったって言ってたんですよね。
まあそれでですね、じゃあそういう状況だとすれば結婚して、
子供を作ってね、っていうのはしづらいよねっていうので、
少子化になりますよねみたいな話をしてて、
確かにそうだなと思って、一人が働いた時に養える人数が減っていったと。
で、なんでそうなるのかなっていうふうなことをちょっと思ってたんですよね。
でですね、岡田斗司夫もそこには触れてたんですけど、
ざっくりと言うと、一人で一人分の生活が必要になったからって言ってたんですよね。
それはつまりですけど、テレビがですね、
昔は一家に一台あればいいっていうのが、
例えば5人家族だったらそれぞれの部屋に一台ずつ欲しいよねとかね、
今はテレビとかよりは多分スマホとかがそれを代替してると思うんですけど、
みたいな感じで、例えば一人の部屋が欲しいよねとか、
みたいな感じでですね、
多分昔は一家で10人一世帯住んでますみたいな場合だとですね、
もちろんですね、10人が共同でいろんなものを使ってるわけですよね。
で、多分ご飯のタイミングとかも同じくらいのタイミングで食べててみたいな感じで、
それぞれの生活が独立してないわけですよね。
なんだけどそれを独立していったと、
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独立して一人でゆったりできる部屋とか、
一人だけで見れるテレビとかね、
みたいな感じで、
一人分の生活を一人で味わえるっていうのが、
やっぱ贅沢でいいものだっていう風になっていったんで、
そういう風にですね、
それは今までみんなで一つのものを使ってたのはですね、
家族の人数分いるってなったらその分出費が増えるから、
一人で養える人数が減っていったと。
って言っていてですね、
それでなるほどなと思ったんですよね。
その話を聞いてちょっと思い出したのが、
東大の安冨教授が話してたですね、
日本の高度経済成長のからくりというか内訳みたいな話なんですけど、
それはですね、ほとんどなんとなくですね、
社会の授業とかに習ったイメージで言うとですね、
どんどんどんどん海外にいろんなものを輸出してですね、
なんかこう、輸出産業を伸ばしていって、
日本豊かになったみたいなイメージあるんですけど、
内訳で言うとですね、ほとんどこの人口増加と、
あと内需の増加なんですよね、それに伴う。
で、そのことをですね、
引っ越しっていう風に表現してたんですけど、
昔はですね、地方で一世帯にですね、
たくさん住んでたと、
本当にこう何々家っていうのがあって、
そこに10人なりが一緒に家族で住んでたんだけど、
それぞれですね、みんな大人になってもその家にいてですね、
それぞれ働いたりとかしてたわけですけど、
それがですね、どんどんどんどん散り散りに、
各家族化とかがあって、散り散りになってですね、
で、都会で働いたりとかしていくわけですよね、
とか一人上京してですね、
労働したりとかするわけですけど、
となると、今までは、
例えば10人の人数がいたら、
それがですね、地方の一つの屋敷の中に収まってたわけですけど、
それが散り散りになってですね、
例えばそのうち5人が都会に上京してですね、
それぞれ5人が5人バラバラの生活を始めると、
ってなったらですね、
もちろん5人が住むためのそれぞれの家が必要だし、
生活用品がいると、
ってなったらですね、
前は生まれなかったですね、
もちろん内住っていうのが生まれるわけですよね。
その分の家くれ、土地くれ、
生活用品くれっていうふうに、
欲しいっていうふうになるんで、
それで答えるためにですね、
どんどんどんどん経済が伸びていったみたいな感じで、
高度経済成長は人口増加と内住増加だったっていう話をしてて、
引っ越しによるね、
っていう話をしてて、
そのことを思い出したんですよね。
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で、あともう一つ思い出したのが、
何て言うんですかね、
思い出したとかちょっと連想したのがですね、
スマートシティ構想っていう、
富山市とかがすごい成功してるって言われてる、
スマートシティ構想の逆だなと思ったんですけど、
スマートシティ構想ってその、
何て言うんですかね、
普通にですね、
富山市とかが例えば現状だと、
すごいですね、山奥の集落とかに民家とかがあって、
で、じゃあそこにですね、
山奥に一人住んでたらですね、
そこに頑張って電線伸ばしたりとか、
郵便通してとかしなきゃいけないわけですよね。
っていうのがあって、
つまり住宅っていうのがすごい分散してるほど、
コストが高くつくと。
なので、今はですね、
なるべくですね、
富山市の中央にいた方が、
中央にですね、
どんどんどんどん人が寄るようにですね、
調整してるらしくて、
で、なんかすごいね、
路面電車を通すことがすごい大きな、
効果を上げたらしいんですけど、
で、だいたいですね、
そういう都市とかって、
中央部分ってドーナツ化現象みたいな感じで、
駅を中心とした中央部分ですたれて、
結構モータリゼーションでですね、
車中心になるんで、
どんどん郊外に分散していってたわけですけど、
逆に中央に寄せようと。
中央に寄せると、
市の行政として、
もうすごく低コスト体制になるっていうので、
路面電車通したりして、
みんなに、
車使わずとも歩いて楽しめる街にするみたいな、
中央にいた方が住みやすくするっていうのをやってた結果、
すごく上手くいったらしいんですよね。
っていう感じでですね、
今、低コストにするためにですね、
街の中心部に、
どんどんいろんな機能を集中させようっていうのが、
スマートシティ構想といって、
いろんな自治体が取り組んでるんですけど、
それの逆ですよね、
ここで起こったことっていうのは。
元々ですね、
地方の一つの世帯の中に十何人とか住んでたのに、
それがですね、
どんどんどんどん分散していって、
分散していったわけですよね。
分散していった結果、
高コスト体質になり、
高コスト体質だから経済が伸びると。
っていうような感じで、
経済っていうのは発展していったんだなというふうに、
ちょっと思ったんですけども。
でですね、
そう考えると、
今の日本がね、
一人で一人を養うのが難しい状況っていうのは、
必然なんだなというふうに思ったんですよね。
っていうのは、
人口が減少すると。
で、その分内需も減りますと。
でですね、
そうすると拡大期の時はね、
内需も人口も増えるぞみたいな時は、
頑張れば頑張るほどですね、
取り分を、
高度なことをしなくても取り分を確保できたわけですけど、
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今、パイがどんどん小さくなっていくと、
その中で取り合うってなると、
戦い方側との高度さが求められるわけですよね。
なんでこう、
高度なですね、
需要の取り合いっていうのが発生すると。
で、高度なですね、
需要を取り合うっていうですね、
ものすごいお客さんの声の、
もう上積みの上積みみたいなものをですね、
取りに行くみたいなね、
っていうようなことをやるためにはですね、
それを狙うにはすごい高度な教育とですね、
あとインフラが必要になるわけですよね。
つまり一人の人間がですね、
暮らしていく上で、
必要なコストっていうのが上がるわけですよね。
そうやってですね、
一人にかかるコストっていうのは上がるんだけど、
一人が得られる取り分が少なくなっているわけですよね。
少なくなっているっていうより、
正確に言うと取るのが難しくなっているわけですよね。
高度さを要求されるわけですよね。
だからですね、
必然的に一人が一人を養うのが難しくなっていくんだなー
っていうふうにやっぱ思ったんですよね。
当然ですね、
そうなると、
だからグローバルなんだみたいな感じでですね、
高度経済成長期は内需中心だったかもしれないけど、
グローバルでとってこーぜみたいなふうに、
発想としては当然転換するわけですけど、
韓国とかはね、
もともと内需弱いっていうのをわかっていたので、
グローバルの考え方っていうのは最初からかなり根強くあるわけですけど、
グローバルで勝負っていうのは、
ざっくり言うと世界中の天才と勝負するみたいなもんなので、
より高度さが必要になりますよね。
日本で求められるとまた違う高度さというか、
が必要になるんで、
やっぱりですね、
あまり多分変わらないと思うんですよね。
すごいグローバルでシェア取れる人がいたとしても、
それはですね、
すごい高度なことをやっている高度な人たちがですね、
すごいお金を稼げるっていうだけで、
全体的に底上げされるわけではないとは思うんですよね。
なのでですね、
やっぱり、
格差もそういう意味では広がりますし、
一人が一人を養うのが難しい状況っていうのも、
やっぱり変わらないと。
本当にインドとかって、
ずっとすごい出生率が高かったらしいんですけど、
さすがにですね、
近年ですね、
今までやっぱり大学に通わせないとねってなった瞬間に、
少子化がものすごく進んだらしくて、
結局やっぱりそこなんだなって思いましたね。
一人にかかるコストの高さにやっぱり原因があるんだなって思ったんですけれども、
もう10分過ぎたんで、
また続きは明日にしたいと思います。
よろしくお願いします。失礼します。
11:57

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