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2021-10-20 13:43

今日の10分de1テーマ「天皇制って面白いな!」について

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本職は編集者のエイドリアン太郎が1日1テーマを決めて10分話すpodcastです。 ※ご意見、ご感想、質問や話のお題などありましたら eidoriantarou@gmail.com へお便りください。

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というわけで始まりました。本日はですね、天皇制面白いなという話をしたいと思います。
というのはですね、小室圭さんの報道を見てですね、何やねんと、ええかな、自由に結婚させたればとか思ってたんですけど、今も思ってるんですけど
それでですね、その裏にある天皇制みたいなことにですね結構
興味が出てきてですね、これ一回に天皇制の本を色々読んでみようかなと思って読んでたらですね、やっぱりすごい面白いなと思ったんですよね。
というかめちゃくちゃ、超独自というか、他に本当に世界に類がないものなんだなというふうにもですね、改めて思ってその話をしたいと思うんですけど
まずですね、伝説上のところから含めると、2000年間と、伝説抜きでも1500年以上ぐらいは続いててですね、世界最長、ブッチギン最長の最高の王朝ですよね。
で、王政でですね、世界にまだ王政っていくつかあると思うんですけど、王室とかあると思うんですけど、その中でですね、権威で天皇より上って多分ねえんじゃねえかなって改めて思ったんですよね。
例えばですね、英国王室とか、予算が国家屋さんと分離してるんですよね。つまり独立してる予算で動いててですね。
で、というのは英国王室でたくさん一等賃土地とか持ってて、それを運用したりしてですね、普通に収入もあるので、その予算内で活動しているという感じらしいんですよね。
それを裏を返すとですね、多分そうやって分離しないと不満が高まるからなんだと思うんですよね。
だからですね、多分感覚的にはもちろんね、女王というか、国王としての活動とかあるし、そういうふうに見られていると思うんですけど、日本人の天皇に対する感覚とはまた違うと思うんですよね。
イギリスはかなり早い段階で王室はあるんだけど、王様はいるんだけど、王様の権威が、権力が下がっていて結構議会強くなっていったという歴史的背景もあると思うんですけど、
多分日本の感覚的にはイギリスの王室に対する感覚というのは、そういうお家がありますみたいな、貴族のお家があります、でっかい貴族のお家がありますみたいな、それぐらいの感覚なんだろうなという感じはするんですよね。
でですね、天皇様はもちろんがっつり国会屋さんの中に組み込まれていて、それを指して金組みをしたみたいな、もったいないぞみたいな、何たらさんのあんな高いドレスを着て国民の税金だぞとかね、そういうことをたまに言う人いますけど、
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僕はそう思って金組みをしたとか思ってないんですけど、日本の天皇の方は国会屋さんに入っていてですね、多くの人はまあまあまあいいんじゃないとか思ってると思うんですけど、一部やっぱり金組みをした時に悲哀が出るぐらいだと思うんですよね。
なんですけど、仮にですね、めちゃくちゃ人気の小泉純一郎の前世紀の何倍も人気だみたいなカリスマ的人気の首相とかが現れてですね、全部の政策とか法律とかバンバン通せますみたいな状況になってですね、
仮に出品も多いんで天皇制廃止しますとか言ったら一発で失脚しちゃうと思うんですよね。
もうですね、小泉純一郎前世紀の何倍の人気みたいなのと、天皇家みたいなものにみんなが無意識で持っている経緯みたいなものって全然吊り合わないんだろうなっていうふうにやっぱり想像ができるわけですよね。
これも本で読んだんですけど、戦後ですね、天皇に対して現体制を支持するとか、もしくはそれ以上の体制を望むみたいなね、そういうアンケートを取ったところ、本当この2021年ぐらいまでずっと9割近くあるらしいんですよね。
だから支持率9割というか、少なくとも今のままでいてくれっていうのを9割ぐらいの人がですね、ずっと戦後を思い続けているというぐらいの支持率が高いと。
その強さというのはですね、歴史を知るほどにすごいなって思ったんですけど、一つはですね、例えば20世紀に入ってから、戦争は国家全体で戦う総力戦というのに変わっていったわけですけど、総力戦の時代に入ってからですね、国全体で戦うわけじゃないですか。
国が持っている資源を全部つぎ込んで戦うわけですけど、戦争で負けた方が王政だった場合、その王政って滅びてるんですよね、ほぼ。
例えば一次大戦だったらドイツ王政でしたけど、滅びて王様が追放されたし、オーストリアも同じく王政がなくなったと。
ロシアも王政がなくなりましたよね。
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二次大戦はイタリアとかユーゴスラビアとかハンガリとかブルガリアとか、この辺の王様は結局敗戦によって放逐されたんですよね。
なんですけど、二次大戦の主役級の日本が滅びるところが、その時の昭和天皇そのまま続行っていう、その敗戦も何のそのって感じで乗り越えててですね。
それを指して東京裁判の裁判長、上部裁判長とかいう人がですね、神だって言ってたらしいんですけど、なんで戦争で負けたのにそのまま続行できんだ。
すごすぎる神だって言ったらしいんですけど。
これはですね、真っ赤さはね、日本に来て天皇への崇拝の強さみたいなのを見てですね、これやばいと。
天皇とかを死刑なんかにしようものなら、日本は全国民が反乱分子になって、ずっと内紛みたいな。
おそらく今のアフガニスタンみたいな状況になってですね、統治コストが跳ね上がると、ずっと反乱し続けるだろうと。
これも絶対に昭和天皇続行だみたいなね、そういう助言もあったりとかして、結局続行ということにはなったわけですけど。
だからですね、それだけですね、それは戦後すぐなわけですけど、ただそれからですね、今は多少薄まりはしろですね。
とはいえやっぱり、どんな人気政治家でもですね、このシステムをなくそうということはまあ無理だろうというのが想像できるぐらいですね。
その権威とですね、この無意識レベルの人々の権威が本当に凄まじいんですよね。
憲法で象徴とかね、そういうふうに規定しようが何にしようがですね、社会的パワーがやばいんですよね。
これもまた歴史を振り返るとですね、このパワーのおかげでですね、明治維新っていわば革命ですよね。
革命もすごい最小の犠牲でですね、かつものすごいスピーディーに切り替わったわけですよね。
ですし、その敗戦もですね、普通はこの敗戦とか起こったらですね、もう本当に俺は納得いかないぞとかね、別な派閥が出てきて、それで戦ったりとかですね、みたいな感じでぐちゃぐちゃになるわけじゃないですか。
まさに今のアフガニスタンみたいに。
っていうのはあるんですけども、敗戦でね、クーデターとかの動きもあったけど、天皇が、いやもう私は、これはもうポツァム宣言受託した方がいいと思いますって言ってですね、ラジオで話したりですね。
全員クルッと切り替わって、次の日からもう、はいじゃあ戦後ということでぐらいな感じに切り替わってるわけですよね。
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このですね、やっぱり天皇がですね、なんかこう、の、というスーパー権威みたいなものがですね、がちゃんとその次の時代に動いたらですね、みんなそっちにスパーンとすごい、いろんな温州を乗り越えてですね、切り替えちゃうんですよね。
だからですね、もうその、なんていうんですかね、もう経済効果たるやというかね、もう何百兆円あるねみたいな感じのレベルなわけですよね。
本当にね、その革命とかで言ったらですね、中国とかがね、その革命とかの戦いってどんだけ国内でヤバい戦争をずっと続けていったかということを考えるとですね、ハイメジシンみたいな感じのですね、もうそのコストの低さよみたいなね、そういうのはやっぱ思うわけですよね。
でですね、まあその、そういうね、昔のこともありますけど、311とかですね、こうメッセージ出したりしたりですね、被災地見舞ったりしたりですね、どんだけおじいちゃんおばあちゃん喜ぶねみたいな話もあったりですね、まあそういうことを含めてもやっぱりですね、まあこの区内町の予算ぐらいですね、安いもんじゃないのっていうですね、経済活用もやっぱりはかり知れないわけですよね。
でですね、まあそれでこう、まあなのでですね、まあそういうね、金食い虫だみたいなね、そういう批判っていうのは全然僕はそう思ってないんですけど、でですね、まあその、やっぱりですね、この歴史をこう知っていくとですね、なんかこう、やっぱ一つにまとまることっていうのがめちゃくちゃ難しいっていうのがまあ、やっぱ共通してあってですね。
でその難しさって何かっていうとですね、特にこう、実力だけで一つにすることが難しいんですよね。
それは何でかっていうと、実力ってすごい尺度が多いんだなっていうことを思ってですね、でそれはもうあの、あいつが一番の実力者だって言ってもですね、その別のグループからしたらですね、いやあいつは違うと思うとかですね、あと別な尺度で見たらですね、いやあいつが本当に実力者かみたいな感じになってですね。
いくらでも何癖つけられるわけじゃないですか。
相当なですね、英雄みたいな、戦争の英雄、国を救った英雄みたいなのがですね、バーンと現れたら、まあ確かに誰が見てもどの尺度で見ても彼は実力者か、認めざるを得ないみたいな感じに、まあ一時的には慣れるわけですけど、
ただですね、その人がその後ね、すごい失勢して信頼が急落することもあれば、その相続の問題でですね、その後継者っていうのが現れなくて一来限りってこともあり得るわけですよね。
なのでですね、この実力だけでみんなを一つまとめるっていう時にはですね、まあ結果的には相当な暴力が必要になるわけですよね。
実際にですね、王を抱えていない国って言ったら例えばアメリカとかフランスですよね。
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やっぱり国家ってデカいですよね。国家が強いというか、すごい軍事国家的ですよね。
国自身に何とかかんとか権威を背負わせようとしてるっていう部分があってですね、やっぱり国っていうのがですね、かなり暴力装置というかを帯びるわけですよね。
っていう危険な面もあるわけですけど、それぐらいですね、実力で一つまとめるのはやっぱり難しいと思う。
でですね、やっぱり一つになるには権威っていうのが必要なんですよね。
これをですね、例えばですけど、自貴社長は誰だって言ってですね、あいつだ、あいつが一番の実力者だからって言ったりですね。
本当かよ、とかね、けえ、とか思ったりすると思うんですけど、自貴社長は誰だって言ってですね、あ、あの社長の息子ですって言ったらですね、うん、まあ仕方ないかってやっぱりなるんですよね。
そういうメンタリティーを持ってしまってるなと思うんですけど、やっぱりそういうですね、権威になった瞬間ですね、なんくせがつけづらいんですよね。
その合意形成がですね、めちゃくちゃすごい小さなコストでできるっていうのがやっぱりですね、権威のすごいパワーなわけですけど、
このですね、天皇っていうのはですね、純粋で超強力な権威を持ってるわけですよね。
これがですね、そこの部分がめちゃくちゃ面白いんですよね。
ではまた次の明日はよろしくお願いします。
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