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2022-02-15 16:59

今日の10分de1テーマ「『オールド』『ドントブリーズ2』の伝統工芸品のような機能美」について

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本職は編集者のエイドリアン太郎が1日1テーマを決めて10分話すpodcastです。 ※ご意見、ご感想、質問や話のお題などありましたら eidoriantarou@gmail.com へお便りください。

00:04
はい、というわけで始まりました。
本日はですね、今日見た映画が
オールドっていう映画と
ドントブリーズか、ドントブリーズ2を見たんですけど
両方めちゃくちゃ面白くてですね
こういう日本映画見て日本とも面白かった日とかも最高だなと思って
ちょっとですね、雑に感想を話したいと思うんですけど
まずですね、日本ともですね、ホラーとかアクションとか
そういう部類に入る作品だと思う
いわゆるジャンル映画ってやつだと思うんですけど
時間もですね、90分とか100分とかぐらいでですね
両方シチュエーションがすごくはっきりしてると
オールドの方はね、海岸に
リゾート地に遊びに行ってみたら
その海岸はどんどん年を取ってしまう謎の海岸で
そこに閉じ込められてしまうっていうね
1日でもう人生の10秒分ぐらい
時が進んでしまうっていうところでですね
どうやって脱出できるかみたいな
そういうホラー映画だったんですけど
でですね、ドントブリーズ2はね
ドントブリーズの続編ですけど
イラク戦争で目が見えなくなった超めちゃめちゃ強いですね
軍人のおじいさんがですね
前作ではですね、娘を失った悲しみでですね
自分の娘をもう一回作ろうとしてですね
女の人をさらってきてレイプして子供を産ませているっていう
恐ろしい怪人みたいなやつで
一見か弱いですね
郊外のボロヤに住んでですね
目が見えなくてですね
戦争でね怪我して目が見えなくて
かわいそうな存在なのかと思ってですね
見てたら
そこに盗みに入った泥棒をですね
ボロボロに殺していくっていう
そういうホラー映画でしたけど
2はですね、それが逆転して
そのおじいさんがですね
女の子を拾って自分の娘として大事に育てていると
それを取り返しに来る謎の集団というのがいて
それに奪われちゃってですね
取り返しに行くって話なんですけど
両方ですね、すごい面白かったですね
何から話すかな
ドントブリーズ2とかですね
2つに共通しているのは
いわゆる本当にジャンル映画でですね
やることが決まってるんですよね
ジャンル映画ってね
ホラーだったらホラー、怖がらせることとかね
ドントブリーズ2はいわゆるアクションものでですね
90分ですっきり楽しませることって決まっててですね
03:07
そういう作品でめちゃくちゃよくできてる作品っていうのって
多分僕一番好きな映画なんですよね
機能美みたいなものを感じるというか
伝統工芸品みたいな感じがするというか
ナイフみたいなものを伝統工芸品としてですね
綺麗に仕上げました
丁寧に仕上げました
っていうのに近いものを感じるんですよね
それってすごくですね
握りやすくですね
すごく設計されてたりとか
切りやすく設計されていると
ただあくまでもそれは全体の目的は
ナイフなんで切ったり刺したりするためのものであると
っていうような感じでですね
ただですねそこの機能を追い求めた結果
ものすごく美しいナイフになっているみたいな
そんなに通じるものを感じるんですよね
ジャンル映画としてめちゃくちゃよくできてるっていうの
オールドも
ドントブリーズ2もですね
めちゃくちゃジャンル映画としてよくできててですね
機能美を感じると
ナイフとか飛行機とかに感じるようなですね
機能を追求したら美しくなりましたみたいな
そういうものを感じるんですよね
それ案外ですね
美そのものを追求した芸術作品とかより
機能を追求した結果美しくなったものって方が
美しかったりするんですよね
本当そういうですね
美しさを感じる作品だったわけですけど
こういうですね
見てて本当にすごい感心したんですよねいっぱい
意味の込め方とか
セリフの作り方とかはですね
無駄がなくて
一つのことにいくつも意味がこもってるんですよね
なんかですね
例えばですけど
ドントブリーズ2見ててですね
enoughって十分っていう意味の
enoughってありますよね
enoughってセリフのやりとりが最初にあってですね
そのおじいさんが
目の見えないおじいさんがですね
子供を一人ですね
郊外で寂しく育ててるっていうのを
ちょっと心配して見てる
近所のお姉さんみたいなのがいてですね
ちょっと
なんか手伝えるかとあったら
手伝いましょうかみたいなことを言うとですね
その目の見えないおじいさんがですね
enoughって言うんですよね
いやいいと
もう十分です間に合ってますみたいな意味で
enoughって言うんですよね
なんですけど
その直後のやりとりでですね
その娘は学校にも行かせてもらってないんですよね
こっそり育てられてると
誘拐された子供ですから
06:00
こっそり育てられてるんですけど
学校に行きたいと
で学校とかダメだと
ここで十分勉強できてるじゃないかって
そのおじいさん言うんですけど
そこでですね
そのお父さんもいるしって言ったら
お父さんだけじゃ足りないのって言って
なんて言ったかな
father is not enoughみたいなこと
daddy is not enoughみたいなこと言ったんですよね
enoughっていうセリフがですね
そのやりとりの中で
いろんな意味で使われてるんですよね
そういうところもですね
なんかすごく
あーいいなーみたいな
うまいなーっていう風に思いますし
その後
女の子がですね
元の親に取り返されたんですよね
その元の親に取り返されたら
じゃあめでたしめでたしか
ちょっとおじいさんとね
いい暮らしはしてたけど
そのおじいさんは殺人鬼みたいなおじいさんだけど
二人でですね
仲もつまじくいい暮らしはしてたけど
元の親の元に戻ってよかったのかな
ちょっと
よかったとしたら
どっちに交換中にしていいのかなって
迷うとこですけど
これがですね
気持ちいいぐらい
この元の親の方はダメだっていうのはですね
もう
いくいにも重なってですね
絶対おじいさんの方に戻った方が
まだマシだっていうことが
示されてですね
それもまあ
すごいうまいなと思いましたね
こっちの感情
迷わせない
でですね
その最後の戦いでですね
まあその
お母さんがいわゆる毒親みたいなもんなんですよね
その
自分のために子供を犠牲にできる
母親みたいな感じでですね
でその
最後のアクションの流れでですね
そのお母さんが乗っている
あの
車椅子がですね
動き出してしまって
それに引っ張られてですね
女の子が谷みたいなところに落ちそうになる
っていうシーンがあるんですよね
でそれも言ってしまえば
そのお母さんがですね
女の子を
死体死体引きずり下ろそうとしているっていう
まさに関係性そのものがですね
アクションの形になっているわけですよね
でそれを見ててもですね
うわーうまいなと思うわけですよね
でさらにですね
そこからこの女の子が脱出するためにですね
その女
まあその時お母さんすでに死んでるんですけど
そのお母さんのですね
まああの
手ですね
お母さんと手錠でですね
足みたいなところ
足かなんかで手錠つながっているんですけど
お母さんの重みですね
死体死体引きずられると
でそこから脱出するために
ナタをですね
拾ってですね
お母さんの手を切断するんですよね
でお母さんは下に落ちていくと
これもですね
いわゆる母親と手を切るっていう
まさにそのものの絵ですよね
母親と
本物の母親とは手を切るんだっていうのをですね
まさに手を切断することで描いている
こういうのもですね
09:00
まあめちゃくちゃうまいなって思うわけですよね
こんな感じのですね
なんかこう
場面に込められた
なんか暗優みたいなものがですね
ちゃんとやっぱ無意識感にですね
こう
口に響くように描かれてるんですよね
だからもう見ててですね
すごくこう
のめり込むし
あといくつもの意味が込められてるので
味わい深いしで
あと多分2回3回も見ても面白いと思うんですよね
でですね
まあそんな感じで
まあやっぱりよくできてるなみたいな
こういうよくできてるジャンル絵が
本当に面白いなと思ったんですけど
オールドか
オールドの方はですね
あの
まあ本当にそういうですね
あの
1日かけて
あの
まあ一生分くらいの時間が流れるっていう
不思議なビーチに
閉じ込められた家族の話なんですけど
これがですね
まあ
言っちゃうとまあ
シチュエーションは完全にね
そのシチュエーションスリラーみたいな
ホラーな話なんですけど
なんというか
あの描こうと
それを通して描こうとしてることが
なんていうのかな
あの
おそらく
時間でしか解決できないこととか
あの
問題があるよねとか
時間が流れることで
うーん
なんていうかな
まあ本当に人生そのものですよね
時間が流れることで
良くなることもあれば悪くなることもあるよねみたいな
でも時間でしか解決できないこともあるよねみたいなことを
まあ描いてるんですよね
だから家族の問題とかがですね
その本当に凝縮された1日の中で
ものすごい年を取ったりとかすることでですね
あの
もう認知症みたいになって
だからお父さんがですね
お母さんの過ちみたいなことを
許せましたという場面があったりとか
まあそういうようなですね
あの
ことが描かれてるんですよね
そのテーマみたいなもの
なんかまあ
起こっているですね
スリラー的なシチュエーションからですね
に乗せて描かれてるわけですけど
でですね
僕すごい
そういうテーマかと思った時にですね
なんか後からすごい
あのシーン良かったなと思って
染みてきたのがですね
あの
えーもうですね
そのビーチでどんどんどんどん年取ってですね
もう6歳ぐらいの子供と
8歳ぐらいの女の子かな
の兄弟がですね
いるんですけど
その2人もどんどんどんどん年取って
もう青年とかになってくるんですよね
そのビーチで
1日か半日ぐらいの間に
なってくんですけど
あのそのビーチに入る前にですね
あのその
リゾート地なんで
リゾート地で働いてる現地の
子供がいるんですよね
その子供に話しかけられて
で同世代だから
一緒に遊ぼうってなるんですよね
で話しかけられた方は
いわばまあ
リゾートに来れるような感じなんで
お金持ちの白人であると
で話しかけてきた方は
その多分リゾートの
どこだろう
12:00
サイパンとか多分あの辺あたりだと思うんですけど
もう少し中南弁なのかな
ぐらいの
まあその現地の子供なんですよね
ちょっと肌が褐色の男の子なんですけど
あの
でですね
でその二人が一緒に遊ぼうって言って
わーって遊んでですね
あの
ビーチにいる人たちに
名前と職業を聞いていくっていう
遊びをするんですよね
僕の名前は何たら
僕の名前は何たら
あなたの名前と職業を教えてくださいって言って
ビーチを聞いてまわると
でそれもですね
あなんかこんな子いるなみたいな感じ
すごいかわいいんですけど
あの
その後ですね
その二人がずっと遊んで話してて
本当のことを言い合いっこゲームしよう
って言うんですよね
でじゃあまず僕から
白獣の男の子が
あの腕立て伏せができない
って言うんですよ
じゃあ君
って言ったら
友達がいないって言うんですよね
その褐色の男の子が
で言ったら
僕も友達じゃん
ってその白獣の子が普通に言うんですよね
そしたら
君は帰るじゃん
って言うんですよ
まあつまりもちろんリゾートで
2,3日来てるだけなんで
あの今仲良く遊んでるけど
帰るでしょうと
多分その男の子はこんな感じで
遊びに来たですね
観光客のその
えっと
裕福な白獣の
とかの男の子とですね
多分今までも遊んだことあったわけですよね
で今までも同じように
何度も遊んでたことあったんだけど
みんな帰って
その後温身不通であるってことを
何回も経験してる子なわけですよね
でもこの白獣の男の子は
初めてもちろん来てるので
不思議に思うというか
僕友達じゃんって
でも君帰るでしょって言われてですね
帰っても
テレビ電話で今話せるからみたいな
って言って
あと
僕んちにも来なよって言うんですよね
でさ一緒に大学行って
隣同士でローン組んで
家建てようって言うんですよね
すごいそれも可愛くて
子供が多分親の話を聞きかじってですね
大学行って
ローン建てて家建てるのが大人なのかな
みたいな雑な理解なんですよね
でそれを
一緒にやればいいじゃんって
まだ先のことは分かんないわけですよ
って言ってそうやって言うんですよね
そしたらその家族の男の子が
ニコッと笑ってですね
また続けて遊ぶっていうシーンがあるんですけど
これはですね
二人の立場の違いみたいなことも
幼いから分かってないわけですよね
実際じゃ離れて連絡を取るのかって
多分取らないだろうと
お母さんにお願いしたところでですね
その子の連絡先とか分かんないでしょ
とか言われたりとか
あと例えばですね
僕んちに遊びに来なよって言ってるけど
行くお金とかないわけですね
その男の子は
そういう社会のこととか
15:00
分かってないわけですよ
分かってないから逆に
でも友達じゃん
これからも遊べばいいじゃん
うち来なよ
一緒に大学行って隣同士家建てようよ
みたいなことを言っちゃう
幼さがあると
そんな彼がですね
ビーチの中で
いろんなですね
ことが起こってですね
いろんな人の死とかを
みたいな
目の当たりにしながらですね
成長していくんですよね
成長していく過程でですね
昨日までは
昨日までの僕は
なんて言ったかな
一つの強い心
一つの強い心だったかな
があったけど
今の僕は
たくさんの心があって
静かだみたいなことを言うんですよね
それがなんかこう
たぶん幼少期からですね
なんかもう少し青年になった
ものすごい短い時間になってるので
その変化をですね
すごい実感してるわけですよね
そんな中でですね
たくさんの人の死とかを
目の当たりにすることでですね
成長していくわけですけど
そのですね
成長前の
何もまだ分かってない幼さ
みたいなことをですね
すごい良いやり取りで書いてるなと思って
なんかそれもですね
良かったですね
これが本当にすごい
ホラー映画の一つの場面なんですけど
なんていいシーンなんだと思ってですね
すごい良かったですね
そんな感じでですね
案外こうなんだろう
モロ芸術映画とかですね
とかよりも
こういうジャンル映画がですね
なんか面白くしようと
頑張った結果ですね
なんかすごいとこに
たどり着いてるみたいなのは
すごい大好きなんですよね
そんな映画をですね
2本も見れて
本当今日は楽しかったです
という話でした
本日は以上です
ありがとうございました
16:59

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