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2021-08-24 15:15

今日の10分de1テーマ「世界で1番怖くて悲しい映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』」について

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本職は編集者のエイドリアン太郎が1日1テーマを決めて10分話すpodcastです。第44回目は「世界で1番怖くて悲しい映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』」について話してみました。 #三宅隆太 #死と彼女とぼく

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前回の続きですが、一番怖い映画、ジョニーが戦争に行ったかなと思っていたら、マンジェスタ・バイザーシの方が怖いなと思いまして、その話です。
マンジェスタ・バイザーシというのは、アカデミー賞を受賞して、海辺で向き合っている男女の写真で、大人の恋愛を描いているのかな、マディソングの端みたいな話かなと思うと、全然違う、本当に恐ろしい映画なんですけど。
最初始まると、海で釣りをしている親子から始まるんですよね。お父さんがビールを飲んでて、子供の女の子にすごい楽しそうに釣りを教えてるんですよね。
そのお父さんが数年後に、全然違う街でマンションの管理人みたいな所に住み着いて、まだ30歳くらいなんですけど、よすて人のように暮らしてるんですよね。顔が昔の釣りしてるシーンと全く変わってしまってるんですよね。完全に終わってしまっているって感じがするんですよね。
そんな彼がよすて人のように住んでて、マダムたちに、管理人の人は無口で何も喋らないし、黙々と仕事しかしてないけど、若くてかっこいいわね、なんて言われてるんですけど、黙々と仕事してるんですよね。
そんな中、お兄さんが亡くなって、海辺の街にお兄さんが亡くなった関連で戻らなきゃいけなくなって戻るんですよね。
お兄さんは、奥さんが失踪していなくなっていて、お一個の後継人になるかどうかって言われるんですよね。お一個の他に引き取り先はないと。高校生のほうなんですけど、1,2年くらい、後継になってくれないか他にいないんだよねってなるわけですよね。
後継人になって、渋々預かることになるんですけど、高校生からしたら、なんだこの無口なよすて人みたいな奴はと思うし、男からすると、最低限の関わりで終わらせようみたいな感じなんですよね。
後継人になってくれないかなみたいな感じで、裁判所なのかわからないですけど、児童保護室みたいな感じなのかわからないですが、そういうところで提案を受けている時に、渋ってたら、君が経験したことは想像を絶するよって言うんですよね。
一体何が起こったんだと。昔、海で釣りしている時のマイルドヤンキー感みたいなのがあったわけですけど、今は完全によすて人みたいになってるんですよね。
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高校生君と一緒に過ごして、どんどん距離は縮まっていくんですけど、過去の男に何があったのかが、少しずつ挟まっていくんですよね。
本当にマイルドヤンキーみたいな感じですね。ビールと家族と釣りと友達が大好きみたいな感じですね。キャッキャですね。海辺の街でみんなと家族と楽しんで釣りして飲んでイエーイみたいな感じ。
マイルドヤンキーなんですけど、ある夜、マイルドヤンキーで集まって家で宅飲みをしてて、夜中までイエーイってうるさくしてたら、奥さんが切れて、お前らうるせえ帰れって言って友達を返すんですけど、
その後、ビール足りないなって言って友達も帰ったりするし、ビール買いに行こうって言って買いに行くんですよね。その途中で、あれ?暖炉のフタ閉めたかなって思うんですよね。
なんか酔っ払って、車だとすぐ行って帰れたんですけど、片道何十分かかる距離を酔いざましも含めて歩いてゆっくり行くかって言って酔っ払いながら、夜の冬の月が綺麗だなみたいなですね。見ながら歩いてる時に、あれ?暖炉のフタ閉めたっけ?って思うわけですよね。
大丈夫かな?ってそのまま行くんですけど、そこでビールを買って、ふんふんふんってゆっくり戻ったら、救急車とか消防車がすれ違うんですよね。
家に行ってみたら、家がボウボウ燃えてるんですよね。暖炉のフタを閉め忘れていて、子供の部屋が冷えないように薪を一、二本くべてたんですけど、その薪が転がって、それが原因で家が全焼しちゃったんですよね。
奥さんは助け出されたんですけど、8歳、6歳、8歳、5歳、6歳、5歳、1歳くらいの女の子3人の子供が全員その火事で死んじゃうんですよね。
それで奥さんは半狂乱になって、主人公は呆然と警察で取り調べを受けて、こうやってフタ閉め忘れてたみたいで、フタ閉め忘れたのは犯罪じゃないから、結果は重大なことになったけど、帰っていいですよって言われて、帰るんですか?ってなって、そこで釈放されるんですけど、
発作的に警察官の銃を奪って、自殺を図ろうとするんですけど、安全装置が付いててカチカチってなって、死ねないわけですよね。それで取り押さえられてるんですけど、それから奥さんと離婚して、誰も自分を知らない土地に去って、そこで寄せて人のように生きてたわけですよね。
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で、なんだけど、今回のおじさんが、兄が亡くなって、お育児を引き取るということで、その町に戻らざるを得なくなって戻ってきたと。
で、そこで高校生の子と少しずつ距離を縮めながら暮らしてたら、ある時、元妻に偶然パッと出会うんですよね。
元妻が新しい子供を連れてて、女友達を散歩してるんですけど、この町にいると知らなくて、バッタリで会ってびっくりするんですけど、
で、この町に行ってたんだよね、主人公の男は行こうとするんですけど、ランチ行かない?って呼び止められるんですよね。
で、ランチは2人でいいけど、ちょっと話したいことがあって、女の人が泣き始めて、私の心はあの時もう壊れてしまったんだと。
あまりにもつらくて悲しくて、心が壊れてしまったと。今もずっと壊れてると。
そしてあの時、私は考える限りひどい言葉で、あなたをずっと責め続けたと。
もう私の顔なんて見たくないでしょ。本当にごめん。ずっと謝りたかったみたいな。
もう本当につらかった。ずっと謝りたかった。でも本当にあなたを責めてることは本当に間違ってた。ごめん。まだ愛してる。本当に謝りたい。
泣くんですよね。で、その間、男はずっと、僕はもう大丈夫だから。大丈夫。もういいよ。気にしないで。先に行ってみたいな感じですね。
奥さんの方はドロドロと自分の罪悪感とかを話して、謝りたい。あなたも素直になってみたいな感じなんですけど。
旦那さんの方はですね、元旦那ですね。夫の方は心を完全に閉ざしきってるんですよね。
元奥さんの方はですね、少し前を向けてるんですよね。まだ新しい人と出会ってですね、子供も生まれてですね。少し前を向けてるんですけど。
もう夫の方はですね、全くあの夜でですね、時間が止まってしまってるんですよね。やっぱですね、自分のやったことが原因ですね。子供が三人、子がやけ死んだということがですね、もうやっぱり乗り越えられなくてですね、もう完全に止まっちゃってるんですよね。
でですね、そのお一子ともすごい仲良くなってというか信頼を得てですね、でお一子も本当にこのおじさんとずっと暮らしたいなと思ってるんですけど、その時にですね、その男がですね、まあじゃあ大丈夫と、いろいろその不動産のこととかも処理したし、
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あとはあの、いいよお前この家で一人暮らせばと、俺新しい町で新しい仕事を見つかったから行くわと言ってですね。
え、俺も行くの?とか言って、いやいやお前は大丈夫、お前はここに住めばいいからって言って、え、何じゃあ離れ離れで暮らすなって言って、うんそうそうそうって言って、もう全部やってたから、全部やってたからみたいな、この調子なんですよね。
全くですね、心を見せないんですよね。
もう、あ、うん、もう大丈夫、大丈夫だから、うん、もう全部やってたからみたいな感じなんですよ。
でですね、高校生のお一子がですね、もう結構思い切ってですね、ちょっと半泣きになりながらですね、この家でずっと一緒に暮らそうよって言うんですよね。
で、それはですね、その元奥さんももうあなたのことは責めてない、あなたは悪くない。
町の人もですね、ちょっと腫れ者に触りながら言うような気持ちでですね、大丈夫、あのもうあなたは悪くない、本当に不運だったねって言ってるんですよね。
で、もう警察の人もですね、犯罪じゃないか、これは犯罪じゃない、本当に重大なことが起こったけど大丈夫だから、お家に帰りなさいって言ってですね。
みんな許してるんですよ。で、みんな許してるし、みんな求めてるんですよね、主人公のことを。
なんですけど、やっぱり主人公が自分のことを許せないんですよね、どうしても。
でですね、その後一個がですね、一緒に暮らしほしい、だっつってですね、ちょっと半泣きで言うところでですね、
疲れるなんかもう初めてですね、ずっとこの、あ、大丈夫です、うん、大丈夫、先に行って、うんうん、僕は大丈夫だからって言ってたですね、その主人公ですね。
いや、それはダメだって言ってですね、まあ少し少し声で心見せるんですよね。
辛すぎる、俺は乗り越えられないって言うんですよね。
でですね、別々に暮らすという、元の生活に戻って別々に暮らすことになって、彼はこの街を去っていくって言ってですね、終わるんですよね。
2時間ですね、20分くらいある結構長めの映画なんですけど、主人公がですね、最初にいる位置からですね、全く動かないんですよね。
普通ですね、映画とかそういうのとか何でもそうですけど作品って、主人公がですね、何かに出会って生き方が変わったりとかですね、気持ちが変わったりするってことを描いていくわけですけど、この主人公ですね、ついぞこの2時間の間ですね、やっぱりですね、あまりに辛すぎて乗り越えられなくてですね、元のところに戻ってくるんですよね。
でですね、これをやっぱり見ると、どうしても乗り越えられないことっていうのはあるのかもしれないって思うわけですよね。
まあ自分で想像するとですね、コロナ法上こんなことが起こってですね、こんなことをやってしまって生きていくのかってやっぱりちょっと思いますよね。
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でですね、本当に、それはもう本当にあまり良いものじゃなくてですね、時間が解決するとかですね、例えば新たな出会いが解決するとかですね、そういうことが全くないんですよね。
でですね、ちょっとこの話して思い出したのが、三宅龍太監督っていうホラー映画の監督がいてですね、その人は割と素手、幽霊見ますよみたいな感じですね。
自分の心霊体験みたいなのをですね、小学生ぐらいの時からよく見てたらしくて、なんか結構素手話すんですよね、何の出来もなく。
でですね、幽霊っていうのはじゃあ何かって言うと、時計の針が止まった人だって言うんですよね。
それはですね、何か辛い思いをしてその場所で死んだ、すごい恐ろしい思いをしてその場所で死んだって言ったら、そのことがあまりに強烈すぎてですね、幽霊っていうのはそこに留まって、
ずっとですね、例えばですけど火事で死んだって言ったらですね、ずっとそこでぼーっと燃えてたりとかすると、なんかそんなことらしいんですよね。
すごい強い思いとかですね、すごいあまりに恐ろしい出来事が起こってですね、そこから先に進めないのが幽霊っていうのはそういうものなんだって言ってますよね。
なんか三宅龍斗監督のですね、撮るホラー映画の幽霊って怖いんですけど、やっぱりちょっと悲しい、物悲しいところがあるんですよ。
そこの一つの場所から動けないものっていうものをですね、自分の経験とかも含めて、すぐに描いていく方だと思いますけど。
少女漫画のですね、ホラー映画の死と彼女と僕っていうホラーの幽霊、それも幽霊の漫画がありますけど、あれもですね、同じような幽霊の描き方しますよね。
その場でその時起こったことから先に進めないっていう、すごい悲しい存在として幽霊を描いてますよね。しかし恐ろしい存在として描いてると。
でですね、そのまままさにこの映画の主人公はですね、生きながらにして幽霊になってるんですよね。
その顔がですね、本当にもうすべてが終わってしまった顔をしてるんですよね。
でですね、完全に心を閉ざしてですね、絶対に動かないですね、時計の針を抱えてですね、生きていくんですよね。その時間をただただやり過ごしてるんですよね。
こういう人にですね、本当どういう救いがあるだろうというふうに思いますよね。
本当にこれは恐ろしいことだし、すごい悲しいことだなって思うんですけど。
そういうですね、本当に何が一番怖いかなって思うと、この映画で描かれているようなことっていうのがやっぱ怖い、恐ろしいですね。
そしてめちゃくちゃ悲しいなというふうに思いました。
僕は結構ですね、一回見た映画でもですね、強烈な映画だと細部までめちゃくちゃ覚えるんですけど、
この映画はですね、細部までも覚えててですね、かなりあらすじとかちょっと細かく話しちゃって、めちゃくちゃ長くなっちゃいましたけど。
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以上となります。それではありがとうございました。
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