1. 今日の10分de1テーマ
  2. 今日の10分de1テーマ「ビス..
2022-01-20 10:35

今日の10分de1テーマ「ビスマルクとバランスオブパワー」について⑤

spotify

本職は編集者のエイドリアン太郎が1日1テーマを決めて10分話すpodcastです。 ※ご意見、ご感想、質問や話のお題などありましたら eidoriantarou@gmail.com へお便りください

00:05
はい、というわけで、昨日の続きです。
えー、ね、そのビスマルクが、あのー、
まあね、あのー、まあ、よくも悪くもドイツを統一してしまったがために、
あのー、どんどんどんどん、こう、えー、それがために起こるいろんな厄介なことというのを、
どんどんどんどん、自分で対応していくけど、
その都度その都度、思わぬことが起こって、それにもどんどん対応していった結果、
ものすごく複雑な、ビスマルクの頭の中にしかないようなですね、
同盟関係とかパワーバランスっていうのができてしまって、
それはビスマルクって人だからなんとかかんとかコントロールできたけど、
回り方はわかんないっていう状態が発生したと。
でですね、えーと、
まあですね、その後、まあ、そのー、まあ、つまりビスマルクって人は、
まず民族主義反対だし、拡大主義も反対なんですよね。
えーと、両方ですね、たぶん戦争の火種になると思ってたと思うんですよ。
で、えーと、民族主義は、じゃあなんで、その民族自決ってやつですよね。
じゃあドイツ人はドイツ人の国を作って済むんだ、なんで戦争になるかというとですね、
国の境目と民族の境目が一致してないからですよね。
例えばオーストリアとかですね、ドイツ人が多かったりするわけだし、
まあいろんなですね、ちょっとしたちっちゃい国もですね、ドイツ系が多いと。
で、例えばそのフランスからビスマルクが取った領土っていうのもですね、
結構ドイツ系の人が多かったから、じゃあそこくれよみたいになったんですよね。
で、なんでですね、あのー、じゃあ民族自決だ、民族で一つの国をってなると、
いやちょっとそこ、俺のところの民族多いからちょうだいって話にどうしてもなってってですね、
えー、国同士の戦争に発展すると。だからまあ非民族主義的だったと思うんですよね。
で、非拡大主義もまあ同じくですね、えー、えー、そんなことやってても、
あのー、まあ、えっと、得にならないと思ってたみたいですね。
えー、じゃあそんなね、あのー、新しい領地を攻めて占領したと。
で、占領してもですね、あのー、その後ね、もちろん占領に反対してですね、
どんどんどんどん反対運動が起こるし、そこを頑張って統治し続けなきゃいけないし、
で、取られた、もちろん占領はしたってことはですね、どっかの国から取ったわけですし、
その取られた国は取り返そうとしてですね、もうずっとこの、いつかドイツから取り返してやるぞと思って、
恨まれると。
拡大主義なんかやって何の得あんの?っていうのがですね、
まあ、国益しか見てない、えー、ビスマルクの考え方なんですよね。
でですね、あのー、なんだけど、世の中としては、そのー、世界としてはですね、
どんどんこう、民族主義かつ帝国主義になってくわけですよね。
03:01
そのー、みんなの気持ちがですね、そっちに行っちゃうわけですよ。
だからそのー、本当はフランスから領土なんか取りたくない、拡大なんかしたくないかったんだけど、
もう世論があまりにもですね、フランスも買ったんだったらちょっと領土もらえよーっていうのは、
強すぎで取っちゃうみたいなことが起こってですね、
まあやっぱですね、この民族主義と帝国主義にどんどんどんどん政治環境が変わっていって、
ってなると、ビスマルクのですね、非民族主義で非拡大主義っていうのがだんだん理解されなくなってくわけですよね。
なんで俺ら強いのにもっと広げないの?とかね、
あそこもドイツ人の国だから、人多いから取っちゃえよーみたいな、っていう考えにみんながなっていくと。
で、だからその中でね、ビスマルクは理解されないし、
そもそもビスマルクのやってることが複雑すぎてだんだんわからなくなっていくしみたいな感じであると。
もう本当この辺も次元爆弾みたいですよね。
いくら一人の人間の能力で抑えつけていたからといって、この次元爆弾は爆発するなって感じはしますよね。
避けられたのか、もうドイツを統一した時点で世界大戦は実は避けられなかったんじゃないかなって思いますね。
あと思うのが、ナショナリズムと帝国主義というのが両方勃興してくるわけじゃないですか。
一つの民族で俺らたちの国を作ろうって言ってね、
そしてどんどん拡大しないとやられるぞ、他の国はどんどん拡大してるぞ、みたいなですね。
俺たちも拡大しないとっていう、この二つが同時に機運として高まっていくんですけど、
この二つで矛盾してるんですよね。
混ぜるな危険というか。
だってみんなが俺の民族最高、俺の民族で俺の土地を持ちたいって思ってるのに、
俺の民族最高、俺の土地を持ちたい、しかも広げたいって言ったらですね、
他の俺の民族最高、俺の土地を持ちたいっていう人の土地を取らなきゃいけなくなるわけで、
絶対喧嘩になるじゃん、みたいな感じですね。
もう絶対喧嘩になるじゃんっていうことをですね、
もちろんビスマルクは国益の観点からしなかったわけですけど、
色を見てると、このですね、俺たちの民族が最高だ、
そしてだからこれぐらいもらうべきだ、
この戦争に勝ってこういう得をしたぞ、やったー、俺たち最高、みたいなのはですね、
国益じゃなくて色を見てると、そうなっちゃうんですよね。
本当にこう、因果なもんですよね、本当に。
でですね、その中でビスマルクは裁判面はですね、
06:03
失脚させられて、みたいな感じでですね、
一気にそこから新しい皇帝になってですね、
どんどんと、よっしゃ俺たちドイツ強ぇから拡大するぞ、みたいな拡大路線に振り行っちゃってですね、
みんながやべぇやべぇってなってですね、
ビスマルクが一番防ぎたかったですね、
フランスとロシアを組むっていうのにですね、
速攻で引き起こしですね、プラスイギリスまで同盟組んでですね、
3国からボコボコされるみたいなね、
しかも最後アメリカまで来るみたいな、
ビスマルクが避けたかったこと全部起こるみたいな感じになってですね、
なんでですね、
ビスマルクはね、言ってるんですけど、
戦争ね、軍部はですね、
ロシアに攻められる前に攻めるっていう、
準備戦争っていうのの、
予備戦争か、予備戦争っていうのの準備をしてたらしいんですよね、
してるのを聞いてですね、バカかと、
軍部はですね、勝てますよとか言うんですよね、
勝ってどうすんだと、
初めて戦争で勝利して、
その後どうやって終わらせるんだと、
その戦争を勝った後に、
ずっとあの広大な土地を占領し続けて、
どんなコストがかかってですね、
どんな反撃があってですね、
周りにどういう風に恨まれるかとか、
そんなことを考えてないのかみたいなですね、
めちゃめちゃ言ってたんですけど、
そんな感じでですね、
何て言うんですかね、やっぱりですね、
利益だけをちゃんと見るっていうのはですね、
結構難しいんですよね、
やっぱりそこにですね、
勝った時の高揚感とかですね、
嫌なムカつくやつを叩きのめしたい気持ちとかですね、
そういう色ってどうしても見ちゃうんですよね、
だから本当にこの辺も何て言うか、
人間の限界を感じるなっていう風に思ったんですけど、
あとまあ足られ場としてはですね、
やっぱりこう、
ビスマルクが統一せずにですね、
ドイツがバラバラのままだったらですね、
世界大戦起こんなかったかもと思うんですよね、
まあただね、
ウィン体制っていう国王たちが頑張ってね、
国王の座を守りつつ、
民族主義とかを抑え込むみたいなのは、
やっぱり世の数勢的に、
どうしても限界があったと思うんで、
やっぱりどっかでは崩れてたかなと思うし、
ビスマルクがあんな電撃的にですね、
統一までやらなくても、
何らかの形ですね、
やっぱり俺たち強いドイツ人、
ちゃんと統一したいよねみたいなですね、
機運っていうのはちゃんとあったので、
でもなんだかんだ言ってます、
ドイツが統一してるやっぱりみんなでですね、
09:00
パワーオブバランスを保つために、
ボコボコにしに来るっていうのは、
もうお決まりのコースとしてあるので、
いやー、
これをやっぱり避けられなかったんじゃないかな、
というふうには思いますね、
という感じでですね、
あのちょっと、
ビスマルクの話でした、
なんかこう、
なんだろうな、
このですね、
人が見えてるものが、
他人に伝わらない、
辛さとかね、
あとなんかこう、
大きいこう、
世の中の流れみたいな、
の中でですね、
人間の限界みたいなものとか、
あとはまあその、
人とシステムの話ですよね、
その、
あの、
あるシステム、
の中で、
まあ、
ビスマルクは、
ビスマルク体制というものを築いたわけですけど、
それを操縦できるのは、
ビスマルクしかいなかったと、
だからですね、
その後変わった瞬間に、
すぐ崩壊するみたいなですね、
なんかそういうこう、
人とシステムとは、
みたいなこともちょっと思っちゃいますね、
すごくいろんなですね、
学びがある話だな、
というふうに思いました、
というわけで、
以上となります。
ありがとうございました。
10:35

コメント

スクロール