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2021-08-28 11:29

今日の10分de1テーマ「ワクチンとリープオブフェイス」について

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本職は編集者のエイドリアン太郎が1日1テーマを決めて10分話すpodcastです。第49回目は「ワクチンとリープオブフェイス」について話してみました。

※ご意見、ご感想、質問や話のお題などありましたら eidoriantarou@gmail.com へお便りください。

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ワクチンの副反応は、今朝ぐらいに落ち着きました。
同僚は40℃の熱が出て、副反応ってなんやねんと思いました。
しかも、それが珍しいことでもないわけです。
そんなことを聞いているうちに、キルケゴールのリープオブフェイスという話を思い出して、その話をしたいと思います。
同僚が40℃出たというのを聞いて、副反応ってなんやねんと思いました。
死亡率がどうなっているんだろうと気になって、ファイザーの死亡率を検索しました。
公正労働省のホームページに、PDFの資料があげられていました。
日本国内で5ヶ月で828件報告されています。
思ったより多いわけで、ぎょっとなるわけですよ。
828件の専門家による評価が書いてあります。
アルファだとワクチンとの関連性は否定できない。
ベータだとワクチンと関係ない。
ガンマだと情報不足です。
3種類の評価があります。
ワクチンを打った直後に亡くなった人が828件あるわけです。
これどうなったんやと思いながら資料を見たら、ほぼ全員はガンマなんですよね。
情報不足だと。
情報集めんやと思ったんですけど。
でも情報不足ってことは、その中にはもしかしたら関連性があった人もいるかもしれないよねって話ですね。
どうなったんやろうと思ってたんですけど、冷静に考えたら日本で5000万人くらいワクチンを打ってるわけですよね。
そのうちファイザー社製が何割なのかはちょっと知らないんですが、
そのうちのちょっと一応よくわからないのも含めて全部合わせて828件だと。
考えると数万人に1人くらいなんですかね。
っていうようなことが見えてくるんですけど、
ただ何を分子に置いてるのかもよくわかんないんで、
調べてもですね、調べれば調べるほどよくわかんなくなるような感じでですね。
わからんなっていう結論になったんですよね。
今コロナの死亡率って言ったら日本だったら1%くらいって言われてるんで、
やっぱワクチンで死ぬよりはですね、コロナで死ぬほうが多いんだろうなってことは検討はつくわけですけど、
何にしろですね、分かんねえ分かんないんですよね。
調べてもきりなく分かんなくてですね。
エビデンスないエビデンスない、エビデンスなんて主観に依存してるよねみたいな話を前にしてましたけど、
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やっぱり改めてそれを感じたんですよね。
そんなこと考えてたら、キルケゴールのリープ・オブ・フェイスっていう言葉を思い出したんですけど、
リープ・オブ・フェイスっていうのはですね、リープ、ジャンプですよね。
オブ・フェイス、フェイスは信頼とか信仰とか意味なんで、信仰のジャンプとかっていう言葉なんですけど、
どういうことかっていうと、キルケゴールっていう人はすごい信心深かったので、
キリスト教とかですね、すごくその時の19世紀の感じで言ってもいろいろ非合理な面とかがあると。
信じない理由なんていくらでも作れると。
なので、もう信じて思いっきり飛び込んじゃえと。
信仰の中に飛び込んじゃえというのでですね、
その信仰の中に飛び込む、思い切って飛び込む。
格たるものなんて自分の頭で作り出せないんだみたいな。
だったらもう信じて飛び込んでみようよ、みたいなことを言ってリープ・オブ・フェイスって言ったらしいんですよね。
リープ・オブ・フェイスって言葉をですね、英語の辞書とかで検索するとですね、
信じて思い切るって意味とですね、盲信、つまり盲目に信じるですね、盲信ですねっていう意味とですね、
2つあって、良い意味と悪い意味両方あるんですけど。
でですね、この言葉はですね、映画評論家の町山智博さんがですね、紹介して有名になったんですけど、
これはですね、映画の作劇とかでも使われてるんですよね。
よくあるシーンでですね、本当にこういうシーン、特にハリウッド映画とかだとよくあるんですけど、
例えば主人公がですね、なんかすごいこうある枷みたいなのがあってですね、思い切れないみたいな主人公がいてですね、
そんな主人公はですね、この人信頼していいのかなみたいな人と出会うと。
でなんですけど、その人はですね、ギリギリのところで助けに来てですね、
例えばもうその乗ってる電車から腕を伸ばしてですね、
こっちに来てって言って、こっちに飛び込んで早くって言ってると。
で主人公はですね、ちょっと迷うんだけど思い切ってジャンプして電車に飛び乗る。
で飛び乗ってその腕を掴むと。
その時にそのキャラクターとですね、シーンの意味で心が通じ合ったみたいな。
で主人公もその自分に課せられてた枷みたいなのをですね、外すことができましたみたいなシーンですごいハリウッド映画でよく見ますよね。
であれはですね、そのリープオブフェイスでこのキルケゴールの言葉からですね、
取られて、その作劇の一つのなんていうかパターンになってるんですよね。
誰かを信じて飛び込むこと、そういうシーンのことをリープオブフェイスって言うんですけど。
でですね、えっと、このなんて言うんですかね、今回のワクチンどうなんだろう危ないのかなどうなのかなみたいなのを調べてですね、
やろうかなやらないかなみたいなんですね。
っていうことを一つとってもですね、もちろんリープオブフェイスなわけですよね。
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確かなことっていうのは完全にはわからないわけですよね結局。
でですね、そういう不確かなものの中でですね、主観でですね、えいやっていう風に飛び乗るっていうことのですね、
もうはっきり言って生きてるとしての連続だなっていう風に思ったんですよね。
飛行機乗る乗るでもそうですよね。
飛行機だって、そんな落ちるのなんて事故の確率なんて100万分の1だよとか言うんですけど、
とはいえですね僕はですね、飛行機事故マニアなんで、
飛行機はですね、そんなことでみたいなこと落ちてるということをですね、めちゃくちゃ見たんでですね。
完全に乗るときはですね、飛行機会社とかそのパイロットとかにですね、命を預けるつもりで乗ってるんですよね。
だから乗るときめちゃくちゃ緊張するんですけど。
でですね、じゃあそんなのね、100万分の1のこと何に恐れてんのって言う人もいるかもしれないんですけど、
でもですね、じゃあ100万分の1でね、あれしか落ちないからって言って100%安心して乗るかって言ったら、やっぱりそういうわけでもないわけでですね。
何にせよですね、そこで乗るという決断をするとか、逆にだから乗らないという決断をする、どちらにしてもですね、
まあみんなリープオブフェイスをやってるわけですよね。
でですね、そのリープオブフェイスですごい究極のシチュエーションというのをですね、
昔の世界丸見えかなんかで見たことがあってですね、テレビ番組の。
でですね、その時のことを思い出したんですけど、
それはですね、オーストラリアの砂漠をですね、車で夫婦で横断していたときにですね、
砂漠のど真ん中で車が故障しちゃうんですよね。
でですね、砂漠のど真ん中で故障したんで、もういきなり生死がかかってくるわけですよ。
で、どうすると。このままこの近くに助けを求めに行くか、
それともこの車の中で待つかって言ってですね、
どっちかしかなくてですね、通信手段もなくて。
で、夫婦で意見が割れたんですよね。
で、奥さんの方は助けを求めに街のある方向に歩いていくと。
で、旦那さんの方がいやそれは危険だ、待った方がいいって言ってですね、車で待つと。
って言うんでですね、結構話したらしいんですけど、結局意見が割れてですね、
水を二人で分けて、奥さんはそのまま水を背負って歩いてたんですよね。
で、旦那さんは車の中で待ったわけですけど。
結論から言うとですね、奥さんが亡くなって旦那さんが生き残ったんですよね。
これはですね、人がこの時の気温の中ですね、歩いて消費する水って言うんですかね。
というのは、奥さんの持って出た水の量、相当な水があるねっていう風に二人とも判断してたらしいんですけど。
でもですね、それは実際は本当に砂漠の中だとですね、半日とか一日くらいしか持たなかったらしくて。
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だから車からですね、どれくらいだったかな、10キロとか20キロも離れてないくらいの地点で奥さんが亡くなってたらしいんですけど。
でですね、旦那さんの方は車でですね、ちびちび水を飲みながら何日間か経った時に偶然見つけられたかなんかでですね、
タイヤを焼いたのかな、車のタイヤを焼いて黒い煙を出してですね、で偶然見つけられたのかでですね、生き残ったんですよね。
まあこれね、ちょっと意見割れたのは不運ですしね、奥さんが亡くなったのも本当にかわいそうだなと思うわけですけど。
じゃあこれがですね、2人ともリープオブフェイスをしてるわけですよね。
どっちも勇気いると思うんですよ。車の中でじりじり待つことも、歩いて外に出ることも。
でですね、これは正直その人の主観というか、作意にリスクを感じるのか、それとも不作意にリスクを感じるのかっていう勝負みたいなものだと思うんですよね。
で、やった結果リスクが起こるってことなのか、やらない結果リスクが起こるのか、どっちにリスクを感じるだろうっていうことの勝負なんじゃないかと思うんですよね。
で、しかもまあ結果がですね、偶然その旦那さんの方もですね、砂漠のど真ん中にいる車で見つかったわけですけど、
本当偶然ですよね。だから結果が逆でもおかしくないんですよね。
だからですね、みんなもこういう感じで何もわからない中ですね、確かなものと言えるものがない、もしくは多少あるっぽいよ、でも絶対的なものじゃないよみたいな中でですね、
まあなんとかかんとかみんなリープオブフェイスを繰り返してるんですよね。
なんでですね、結構その一つの決断をした人にですね、やっぱりああああ、歩いてっちゃダメだよ、水が足りないんだよって言って、
だからそんな目に遭うんだよって言ってですね、後知恵で責めちゃダメですし、やっぱりみんな何かを格好を持って選んでるんだとしたらですね、
それについて何か言っちゃいけないなって思ったわけですよね。
ということでですね、何にせよ全員エイヤとですね、わからない中勇気を持って飛び込んでるんだということをですね、改めて思いましたという話でした。
本日は以上です。ありがとうございました。
ありがとうございました。
11:29

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