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2023-01-05 04:03

「葉っぱのフレディー」生きることの意味、考える

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 私たちがどこから来てどこに行くのか、生きることの意味を考えさせてくれる絵本があります。

平成10年に童話屋から刊行された『葉っぱのフレディ-いのちの旅-』(レオ・バスカーリア作、みらいなな訳)です。

 春、大きな木の太い枝に葉っぱのフレディが生まれました。フレディには皆違う形をしたたくさんの友達がいました。夏、大きく成長したフレディたちは公園にやってくる人たちに木陰を作り、これも木の大切な仕事であることを知ります。紅葉の季節が過ぎ、次々に落ちていく葉っぱたちを見て怖がるフレディに、友達のダニエルが語りかけます。変化することは自然なことで、死ぬことも変わることの一つであること、いつかは死んでも命は永遠に生きていること、


【語り】相川由里


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葉っぱのフレディ
絵本と歩む
葉っぱのフレディ
生きることの意味考える
私たちがどこから来て、どこに行くのか
生きることの意味を考えさせてくれる絵本があります。
平成10年に童話屋から刊行された
葉っぱのフレディ 命の旅
レオバスカーリア作 未来ナナ役です。
大きな木の太い枝に
葉っぱのフレディが生まれました。
フレディにはみな
違う形をしたたくさんの友達がいました。
大きく成長したフレディたちは
公園にやってくる人たちに木陰を作り
これも木の大切な仕事であることを知ります。
紅葉の季節が過ぎ
次々に落ちていく葉っぱたちを見て怖がるフレディに
友達のダニエルが語りかけます。
変化することは自然なことで
死ぬことも変わることの一つであること
いつかは死んでも命は永遠に生きていること
葉っぱとして生きたことは幸せなことだったと
ダニエルもいなくなり
フレディは一人になりました。
やがて迎えに来た風に乗って地面に降りたとき
フレディは初めて
たくましく生き続ける木の全体の姿を見ました。
そして
命は永遠に生きているというダニエルの言葉を思い出し
静かに眠りに入りました。
フレディは生まれたところに帰ったのです。
そしてまた春がめぐっていくのです。
絵本と四季を味わう子育て
この本を4歳児に読んだとき
子どもたちはフレディと同じ気持ちで
太陽がさんさんと照る夏には気分が高揚し
葉がつきつきと落ちていく場面では寂しそうに
場面ごとに表情を変えました。
また神妙な思うちでダニエルの言葉に聞き入る姿から
幼いなりに何かを感じていることを私は感じ取りました。
その後
庭園の落ち葉を手にして
これはダニエルかな、こっちがフレディかな
と子ども同士で言い合い
落ち葉を違う視点で見つめました。
遊びを通して自然の中での四季の変化を存分に感じ
味わっているからこそ
目の前の自分の世界とフレディの気持ちを
重ね合わせて生きるのでしょう。
アメリカの著名な哲学者である作者による
大人にも子どもにも味わい深い一冊です。
ナビゲーターは相川優里がお届けしました。
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