読み聞かせの効果
みなさん、こんにちは。教育カフェテラスへようこそ。進行役の水野太一です。
こんにちは。アシスタントの高橋紗友香です。今回もワクワクする教育の話題をお届けします。
この番組では、国内外の教育ニュースや課題、そして現場で使えるアイデアまで幅広くご紹介しています。
さて、今日はレズトピアの2025年5月16日掲載記事、「読み聞かせを活用して若い生徒に恩恵をもたらす」をもとに、
幼児向けの読み聞かせがどんなふうに子どもたちの力を伸ばすのか、そしてどんな活用法があるのかについてお話ししていきます。
読み聞かせって、昔からあるイメージですけど、最近また注目されてるんですか?ただお話を読むだけじゃない効果があるんでしょうか?
そうなんです。さやかさん、読み聞かせはただ物語を楽しむだけじゃなく、語彙力が伸びるだけでなく、
社会性や感情面、さらに想像力や論理的思考まで育てる効果があるんですよ。
しかも、先生が絵本を選ぶときに、教科横断型で活用するアイデアもたくさん紹介されているんです。
教科横断って言うと、国語だけじゃなくて算数とか理科とも組み合わせるってことですか?
具体的にはどんな風に行うんですか?
例えば、パッドハッチンズのザ・ド・アベルラングって言う絵本は、たくさんの来客にクッキーを分けていく話なんです。
これを使って、算数の引き算の導入としてつなげることができるんです。
何人来たら何枚ずつになるかなって、実生活に結びつけて考えさせるんですね。
なるほど。計算の勉強もちょっと楽しくなりそうですね。他にもどんな教科とつなげやすい絵本はあるんですか?
例えば、ザ・ベリーハングリーキャタピラーは、曜日の順番や食べ物の種類、季節や天気の話題まで広がります。
子供たちが毛虫の成長をたどりながら、自分の生活や自然について考えるきっかけにもなるんですよ。
ハラペコは虫ですよね。日本でも定番ですけど、曜日の歌を歌ったり切り絵をしたり、アクティビティと組み合わせるのがポイントなんですね。
そうです。読み聞かせに関連した活動、つまり拡張アクティビティを計画的に行うと、子供たちの学びが深まります。
例えば、クッキーの模型で引き算を練習したり、数を数えたり、自分でお話の続きや別バージョンを作ったりもします。
アクティビティの提案
アクティビティって他にもどんなものがあるんですか?
アートやクラフト、歌、体を使ったゲーム、リーダーズシアターみたいな劇遊び、さらに自分だけのミニ絵本作りまであります。
例えば、リート・ザ・キャット&ザ・ミッシング・カップケーキスなら、カップケーキのクラフトやリズムに乗って言葉遊びをしたりもできるんです。
子供たち、絶対楽しそうですね。こうした活動は授業の中でどうやって組み込んでいくといいんでしょう?
教師は、この絵本でどんな力を育てたいか、どんな教科につなげたいかを最初に考えて本を選びます。
指導案を作るときに、アクティビティの案を箇条書きで整理したり、グラフィックオーガナイザーでアイデアを広げたりすると、実践しやすくなるんです。
実際に先生がやってみて盛り上がった例とかって他にもありますか?
秘訣行事ともリンクできます。
ザ・レジェンド・オブ・ストゥ・クレイ・ザ・スクエア・パンプキンを10月に読んだときは、みんなでオリジナルのカボチャをいろいろな形や色で作って、教室や廊下に飾ったりしました。
形や色の学習、手先を使う練習、そしてまとめの発表まで全部連携できるんです。
まさにスチームですね。読んだ内容をみんなで言葉でまとめて工作もして、いろんな力が身につきますね。
その通りです。しかも、マルーンズ・オブ・アブ・ロードウェインみたいなノンフィクション絵本なら、社会や歴史の話にも広がります。
子供たちが自分でパレードもフロートをデザインして、実際にクラフトで作ると、想像性や問題解決力もアップします。
図工や社会ともコラボできるって面白いですね。日本の学校でもアイデア次第でいろいろできそうです。
まさにそうです。読み聞かせは国語も時間にとどまらず、日常の中で様々なスキルや知識を楽しく身につける場にできます。
何を教えたいかを意識して本を選ぶのがコツですね。
確かに、単に絵本を読むだけじゃなく、目的や狙いをはっきりさせることで、授業が一段と豊かになる気がします。
しかも、子供たちのなんで、どうしてといった思考を引き出したり、自分の体験とつなげて考えたり、という姿勢も育ちます。
こうした探求心や自己表現力は、これからの社会でとても大切ですね。
私も家庭教師のアルバイトで、たまに小さい子と絵本を読むことはあるんです。
今度はただ読むだけじゃなくて、みんなで考えたり作ったりする時間も作ってみたくなりました。
いいですね。ぜひ、今日紹介した拡張アクティビティを参考に、さやかさんの現場でも実践してみてください。
子供たちがグーンと成長するきっかけになると思います。
なんだかワクワクしてきました。今日みたいな話を聞くと、先生になるのがますます楽しみになります。
読み聞かせは、最初は小さな一方でも、子供たちの世界をどんどん広げていく魔法のような存在です。
ミスナーの皆さんも、ぜひ身近な読み聞かせの可能性に目を向けてみてください。
今日の話で、読み聞かせはいろいろな授業で使えるってことがすごくわかりました。
アイデア次第で、いろんな場面で活用できそうです。
ここまでお聞きくださり、ありがとうございます。
次回も、役立つ教育のヒントをたくさんお届けしますので、ぜひまた教育カフェテラスにお越しくださいね。
それでは、またお会いしましょう。