00:04
みなさん、こんにちは。教育カフェテラスの時間です。司会は私、水野太一です。今日もみなさんと教育について楽しく語り合いたいと思います。
こんにちは。アシスタントの高橋さやかです。今日もよろしくお願いします。水野先生。
さやかさん、よろしくお願いします。この番組では、国内・国外の教育に関する最新情報や課題、そして身近な話題を取り上げて、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。
はい。先生、今日も楽しそうなテーマですね。
それでは早速ですが、今日のテーマを発表します。今回のテーマは、読むスピードは各スピードの10から20倍、東大生もおすすめの学習法、です。
読むスピードがそんなに速いんですか?知りませんでした。
今回の記事は東洋経済オンラインに掲載されたもので、2025年2月8日に公開された記事が情報源です。神田直樹さんという方が、自身の経験をもとに、効率的な学習法について語っています。
神田さん、聞いたことあるようなないような、どんな方なんですか?
神田さんは、幼少期を茨城県で過ごし、そもとドイツのミュウヘンで7年間過ごされたという異色の経歴の持ち主です。
中学3年生の時に東大に主席で合格しようと思い立ち、盲勉強の末、見事東大にトップクラスで合格されたそうですよ。
すごい、まさにエリートですね。でも、読むスピードと書くスピードがそんなに違うなんて、どうして気づいたんでしょう?
神田さんは、勉強時間を制限されていたことがきっかけで、どうすれば効率よく勉強できるかを常に考えていたそうです。
そして、書く勉強を捨てるという結論に至ったんですね。
書く勉強を捨てる?ドリルとかノートに書くのは全部ダメってことですか?
そういうことですね。神田さん曰く、書く行為は身体的な負担が大きく、スピードにも限界があるとのことです。
一方、読むスピードは速読の訓練で何倍にもできるため、インプットの効率が格段に上がるそうですよ。
なるほど。でも、書かないと本当に頭に入るのかな?なんだか不安です。
そこがポイントで、神田さんは本を読むだけでなく、漫画を読むことも推奨しているんです。
え?漫画ですか?意外。
神田さんは、小さい頃から漫画を読み漁っていたそうで、漫画には国語力を高めるための要素がたくさん詰まっていると考えているんです。
漫画で国語力アップ、なんか新しいですね。
漫画は気軽に手に取れて、面白いので長く続きやすいのがメリットです。
また、フォントや小回りなど作品内に強弱があり、セリフと共に表情や情景が描かれるため、ストーリーへの理解はもちろん、言葉や表現への理解も深まります。
確かに、漫画って絵があるから内容が理解しやすいですよね。
さらに、神田さんは小学生の国語力アップが期待できる漫画として、植田雅史さんの借り上げくんやこぼちゃん、秋月リスさんのOL進化論などをあげています。
知ってる。どれも面白いですよね。
03:00
4コマ漫画は短くて読みやすく、希少点決の論理や行間を理解するトレーニングに最適だそうです。
また、ダブルミーニングなど言葉遊びも多く、語彙力を鍛えやすいのもポイントですね。
ダブルミーニングって、一つの言葉に二つの意味があるってことですよね。
そうです。4コマ漫画は短いからこそ、言葉選りが工夫されていて、語彙力を鍛えるのに役立つんです。
なるほど。4コマ漫画って奥が深いんですね。
他にも、ウォートさんの100M、遠藤達也さんのスパイファミリー、堀越光平さんの僕のヒーローアカデミアなどもおすすめとして紹介されています。
スパイファミリーは私も読んでます。面白いですよね。
スパイファミリーは本音とたてまえ、言動と真意の矛盾を読み取る練習になるそうです。
確かに、あの漫画はそれぞれのキャラクターが何を考えているのか、読み解くのが面白いですよね。
そして、神田さんが一番重要だと語っているのは、漫画を読んで終わりにするのではなく、面白さや感想を言語化することなんです。
言語化。感想を言葉にするってことですね。
そうです。子供と感想を語り合うために、むしろ親こそ漫画を読むべきだと神田さんは言っています。
親も一緒に漫画を読む。なんか楽しそう。
今回のテーマをまとめると、神田直樹さんは、読むスピードが書くスピードよりも圧倒的に速いことに着目し、効率的な学習法として書く勉強を捨てることを提唱しています。
はい。
また、国語力アップには漫画が有効であり、親子で一緒に漫画を読み、感想を語り合うことが大切だと述べています。
今日の話を聞いて、私ももっと漫画を読もうと思いました。今までただ楽しんで読んでたけど、これからはちょっと意識を変えて、言葉や表現にも注目してみようと思います。
さやかさん、素晴らしいですね。ぜひ実践してみてください。
はい。
さて、今日の教育カフェテラスは、そろそろおしまいの時間です。最後までお聞きいただき、ありがとうございました。
今回のテーマ、いかがでしたでしょうか。少しでも皆さんの教育活動のヒントになれば嬉しいです。
それでは、また次回の教育カフェテラスでお会いしましょう。
さようなら。