00:05
教育カフェテラスの時間です。進行役の水野太一です。 国内外の教育のニュースを一つずつ手に取って話していきます。
アシスタントの高橋紗友香です。 今日は小テストのお話と聞いて、家庭教師の生徒の顔が浮かんでいます。
アメリカのeスクールニュースの9月8日の記事です。 書いたのは、生徒の練習と進み具合を記録する学習サービスを作っている会社の創業者です。
自社のサービスにも触れているので、そこは差し引いて読む必要があります。
宣伝の記事ということでしょうか。 それでも取り上げるのは使える考え方があるからでしょうか。
そうです。書き出しがいいのです。 生徒が20問も解いても、先生の手元には役に立つ情報がほとんど残らないことがあるというものです。
点数からは何かがうまくいかなかったことはわかっても、どの学習目標でつまずいたのか、わかっていないのか、うっかりなのか、次に何を練習すればいいのかまではわかりません。
家庭教師で小テストを見るときも、点数を見てよくできたねって終わってしまうことがあります。 本当はどこで間違えたのかの方が大事なのかもしれません。
そこで記事は学習目標から始めることを勧めています。 例えば、数学の方程式や理科の科学結合のような大きな単元にも小さな目標がたくさん入っています。
単元全体ではわかっているように見えても、その中の一つの目標だけでつまずいている生徒がいるというのです。
単元のテストは70点でも落とした30点は一つの目標に固まっていることもあるということでしょうか。
いい置き換えです。まさにそういう見えにくさです。 だから問題を、強化や単元、難しさ、そして学習目標ごとに整理しておきます。
複数の生徒が同じ目標の問題を落としていれば、その考え方をもう一度説明したり、解き方の例を見せたりします。
一人だけなら、その子に個別の練習を用意すればいいのです。
全員にもう一度教えるか、一人に手当てするかを問題の整理の仕方で決められるのですね。
先生の時間の使い方も変わりそうです。
もう一点、記事が大事にしているのは、結果を生徒にも見せることです。
短い練習の後で、どの単元はもう大丈夫で、どれはもう一度挑戦が要り、どれは別の説明が要るかを生徒自身がわかるようにします。
全体の定数だけ返されるより、自分で次の一歩を決めやすそうです。
以前の赤点のコメントを読ませるお話にもつながる気がします。
よくつながります。練習し、結果を見て、考え方に戻り、もう一度練習するという循環です。
記事は点数を出すだけの活動を、このフィードバックの循環に変えることが大事だと書いています。
でも、そこまで細かく分けると先生の準備が大変になりませんか?毎回テストを一から作るのは難しそうです。
03:04
その心配にも応えています。
問題を毎回一から作る必要はなく、使い回せる問題の組み合わせで、五問の確認テストにも、週一回の小テストにもできます。
記事の会社の問題集もその一例ですが、大事なのは問題の数ではなく、一問一問がどの学習目標を見ているかがつながっていることだと書いています。
機械が自動で、この子はここが苦手と教えてくれるなら、先生はもう判断しなくていいのでしょうか?
そこは、記事がはっきり否定しています。デジタルの道具は証拠を素早く整理できますが、先生の読み取りの代わりにはなりません。
つまずきの原因が、言葉なのか、考え方の理解なのか、テストの解き方なのか、それとも自信なのかを決めるのは先生です。
言葉が原因というのは考えたことがありませんでした。家庭教師の生徒も問題文の言い回しがわからなくて止まっていたことはあります。
まさにそういう場合です。最後に記事は学校で試せる簡単な流れも紹介しています。
まずは一つの学級、一つの単元から始めて、三つから五つの学習目標を決めます。
それを確かめる短い練習をして、合計点ではなく目標ごとに結果を見ます。
そして生徒ごとに具体的な次の一歩を渡し、少し時間を置いてもう一度確かめて、何が変わったかを記録します。
目標が三つから五つなら、私にもすぐ決められそうです。
目的はテストを増やすことではなく、今すでにしている練習を役に立つものにすることです。
今日は小テストをつまずきの手がかりに変えるという話でした。
最後までお聞きくださりありがとうございました。
次の小テストを返すとき、どの目標でつまずいたかを生徒と一緒に見てみてください。
また次回もお待ちしています。