1036 デイリーポータルZはふるさとなので納税しよう

デイリーポータルZは2024年1月1日から運営会社が変わります https://dailyportalz.jp/dpq/kaisha-kawaruyo 「定年まで逃げ切れなかった」デイリーポータルZ独立 林さんに聞く不安と希望「もう一度、インターネットらしく」 https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2312/22/news152.html

1035 #ヨルチル キッチンカー公開収録の思い出

次回は上京ボーイズが出ます! ヨルチル 〜金曜夜に集まってCHILLする〜 https://kukutana.info/yoruchill/

1034 好きになる居酒屋の条件とは

食べられログ  二日酔いの朝、スマートフォンをチェックしたら、食べられログからの通知があった。昨日の居酒屋からの評価だった。細かく読まなくても分かる。「★★☆☆☆」、星ふたつだ。これで点数はまた下がった。2.57。それが僕の客としての点数だ。2点台に落ち込んで、もう半年が経つ。    夏のはじめに、恋人と別れた。いや、春の終わりに別れたというべきか。大学時代からの付き合いだったが、五月の終わりから突然連絡がとれなくなり、一月ほど後にようやく電話が繋がったときには、もう新しい男と同棲をはじめていた。「どう話すか迷っていたの」と彼女は言った。「普通に話をしてくれれば良かったんだよ」と僕は言った。    会社までの通勤電車の中で、僕は自分に対する星ふたつのレビューを読んだ。   「★★☆☆☆:四名での予約でしたが、五分遅れて来店されたのは三人だけでした。注文内容は普通で、一度店員が注文を聞き返したところ、お連れの方が大声で言い返されたので驚きました。ご本人は特に目立つところなく、言い換えれば可もなく不可もないお客さまでしたが、終始ビールばかり注文されていたのが心配です」    レビューはまだ続いていたが、僕は読むのをやめた。急な商談のせいでドタキャンをしたのは、僕じゃなくて同僚の田村だ。烏龍茶と烏龍ハイを聞き間違えたのは店員で、それを指摘したのは酔うといつも声がでかくなる村瀬だ。そして僕は確かにビールばかり飲んでいた。それがふたつ星に値する理由なのだろうか?    昔はこうではなかった。恋人と別れて落ち込んでいたころ、先輩が景気付けにとフランス料理の名店に連れて行ってくれた。先輩がいつも自慢する彼女と、それ以上に美人なその友達が一緒だった。僕はそこで舞い上がり、酒に強い先輩と合わせるようにワインを飲みすぎて、気付いたら店の真ん中で吐いてしまった。そして僕に星ひとつが与えられた。3.32あった僕の点数は2.75まで急降下した。    食べられログの点数はすべての店からの評価の平均ではなく、信頼ある店からの評価が重み付けされる。フランス料理の名店を敵に回して、僕の評価は地に落ちた。それはただの星ひとつではなく、権威ある者からの星ひとつだったのだ。まさか、そこからさらに点数が下がるとは思っていなかったけど。    2点台に落ちて、色々なことが分かった。まず、店の予約がとれなくなった。宴会にも呼ばれなくなった。2点台の人間は多くの店が敬遠するし、宴会の参加者全員に3点以上を求める店も少なくなかった。ようやく入れた店では、些細なことで批判され、粗探しをされた。ちょうど今もらったレビューのように。おかげで僕の点数はじりじりと下がり続けた。    誰でも入れるような店で大人しく食事をすることはあったが、そういう店は食べられログのことなど知らなかった。食べられログで活発な、それでいてどんな点数の客も拒まない店を探して、遠出することが増えた。評価を気にせず騒ぎ立てる団体客に囲まれながら大人しく食事を済ませて、望み通りの星いつつレビューを貰うこともあった。しかし重み付けシステムのせいで、そんな安い星いつつでは、僕の点数はまったく上がらなかった。    美味しいレストランに招待することもできないかと思うと、新しい恋人を探す気力も湧いてこなかった。先輩が連れてきてくれた美女とはあれ以来会っていない。彼女が、その場に一緒にいたという理由だけで星ひとつのレビューを貰っていないかだけが心配だったが、そのことを確認する勇気もなかった。    結局、僕はレビューを買った。ネットで見つけた業者に二万円を振り込むと、聞いたことのない店から星いつつ、星よっつのレビューが数々届きはじめた。時間通りに入店されました、言葉遣いの丁寧な方です、残さず食事をされました、同行の方もたいへん行き届いたお客様でした。僕の点数は二週間で3.17まで回復した。しかしその二週間後には、多くのレビューが、送ってきた店の情報ごと食べられログから消えた。レビュースパムと判別されたようだった。業者とは連絡がつかず、二万円も帰ってこなかった。    それでも、点数は3.02を維持していた。消されずに残ったレビューが貢献したのか、それとも点数を計算する仕組みに不具合でもあったのか。ともあれ僕は3点台に戻ったのだった。僕は3点そこそこで入れる中では最も評判の良いイタリアンレストランを予約して、後輩の女性を誘った。    いつもなら予約の際、電話口の名前を告げると、向こうが食べられログをチェックするためにキーボードを叩く音が聞こえて、こう言われる。「失礼ですがお客様、食べられログの点数は何点でしょうか?」しかし今回はただこう言われただけだった。「金曜日の七時ですね、お待ちしております」    料理は美味しかった。これが3点台を取り戻した人間が味わえる料理、3点の味なのだ。僕はまたしこたまワインを飲んで、その味を楽しんだ。「一体、どうかしたんですか」と後輩は言った。僕は自分の身に起きたことを説明した。すると後輩は笑ってこう言った。   「食べられログですか? もう点数なんて最近はどのお店も気にしてないと思いますよ。だって、誰がいい客かどうかなんて、店それぞれの考えだし。それよりもいまはHungrylyっていうのがあって、Hungryly、ご存知ですか? 店じゃなくて、シェフをフォローできるんです。だってお店ってすぐに潰れたり、シェフが替わって味も変わったりするでしょう。だから美味しいレストランがあったら、そこのシェフをHungrylyでフォローして、シェフのほうも常連になって欲しい客をフォローし返すんです。私もこの二月で30人くらいフォローして、20人くらいにフォローされていて、さっきここで飲んでるってチェックインしたから、もう近くのバーのマスターから誘われてるんです。今なら奥のいい席がまだ空いてるって。だからすみませんけど、今日はそろそろ行きますね」   2014/12/08 - 2015/01/18 食べられログ https://youkoseki.com/text/taberarelog

1033 採用でけっこう大事なこと

#dongurifm へのお便りはこちら ⁠https://goo.gl/forms/WlhFWl5MKqpp2VXQ2⁠ 裏ドングリ ⁠https://donguri.fm/membership/join⁠ ⁠https://community.camp-fire.jp/projects/view/206637

1031 Quoraとか新聞とか

価値観診断テスト|山猫総合研究所https://yamaneko.co.jp/diagnosis/

1030 なにかの運動がしたい

 そう言えば今日は月食らしいよと、ランチの時に誰かが言った。「そうなの? みんなで見に行かなきゃ」とAは言い、向かいに座っていた私に「行く?」と聞いた。私は、じゃあ、と答えた。他の人たちは「今日も残業になりそう」などと笑っていた。    約束の時間にオフィスの前で待ち合わせると、そこにいたのはAだけだった。「一人じゃなくて良かった」とAは言い、駅と反対へ歩きはじめた。「あの丘の公園に見晴り台があるんでしょ。あそこからなら良く見えそう」と、Aは言った。    月まで38万キロほどの距離があるのに、少し高台へ登ったところで違いがあるのだろうか。私はそう思ったけれど、黙って歩いた。    丘の公園は昔はちょっとしたデートコースだった。いまは駅前が栄えて、こちらを歩く人は減った。Aは夏頃に転勤してきたばかりで、このあたりの地理感に詳しくない。    見晴り台までの階段は思っていたより長く、黙々と登るうちに私もAも息が上がっていった。   「思ったよりもしんどいね」とAは言う。「これでも大学時代は運動部だったんだけど」テニス部でしょ、と私は思った。転勤してきた時の自己紹介で言っていたから知ってる。    見晴り台についたとき、月はすでに翳りはじめていた。暗い公園に人はほとんどいない。Aはスマートフォンで撮影をはじめた。「ずいぶん綺麗に撮れた」とAは言って鮮かな写真を見せる。   「最近のスマートフォンのカメラはAIが搭載されていて、月は月らしく加工して撮影してくれるから」私がそう言うと、Aは驚いていた。 「知らなかった」とAは言う。「じゃあこれは偽物の月か」    私が古いスマートフォンで撮影すると、実物よりさらにぼやけた月食が写った。「それじゃあ思い出にならないね。偽物の写真を送ってあげる」とAは言った。「かわりに本物の写真を送ります」と私は言い返した。    それからAは私にポーズをとらせて、月とのツーショットを撮った。写真の私は、もちろん実物より綺麗に見えた。おかえしに私はAの写真を撮った。    あれから数日が経ち、Aから写真が送られてくることはなかったが、だからといって私から送る気にはなれなかった。職場で顔を合わせても、Aはあの夜のことを持ち出すことはなく、私も写真のことを切り出さなかった。私のスマートフォンには、ノイズだらけの暗がりの中に、ぼんやりとした輪郭で写るAが残されているが、今となっては記録はそれだけであった。本当はそれほど特別な夜ではなかったのだろう。人間の脳もAIと同じで、私は自分の都合の良いように記憶を加工しているのかもしれない。   youkoseki.com『月食』より

1029 長旅に持っていきたい漫画はH2とYAWARA!

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1028 にわか筋子マン

新いくらの醤油漬けの作り方|樋口直哉(TravelingFoodLab.)https://note.com/travelingfoodlab/n/nd43bb3427852

1027 図書館と代替肉

その本、図書館にあります。 – Amazonで検索した本が近隣図書館にあるかどうか教えてくれるGoogle Chrome拡張機能https://sonohon.com/ stone(ストーン) - 書く気分を高めるテキストエディタhttps://stone-type.jp/ みらいデリ ナゲット5個入り|セブン‐イレブン~近くて便利~https://www.sej.co.jp/products/a/item/150310/