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こんにちは、常蔵です。
デザインレビューFM第29回目、始めていきます。
このデザインレビューFMは、世の中の様々なもの、主に工業製品や、それに関わる出来事について、私の主観で、勝手にデザインレビューをしていこうという番組です。
前回は、技術コンサルティングハンドブックを読むの3回目、3章の技術開発コンサルティングの章を読みました。
今回は、同じく技術コンサルティングハンドブックを読むの4回目です。
4章の技術評価コンサルティングから読んでいきます。
先週の3章の解説を自分で聞いてみたのですが、だらだら話すだけだと面白くないと思ったので、
今やっている基礎編の4章から8章までは、さっさと終わらせてしまって、早く事例編に入りたいなと思っています。
そうそう、このポッドキャストデザインレビューFMは、Spotify for Podcastersというアプリで録音して配信しています。
ちょうど一昨日、Spotifyから発表があったのですが、このアプリでの収録と編集の機能が、今年の6月で利用できるようになるそうです。
説明には次世代のポッドキャストツールの構築に注力するためと書いてありましたが、どう変わるのでしょうね。
収録と編集ができなくなる代わりに、Webブラウザ上でポッドキャストを収録できるサービスがあるのですが、
このポッドキャストデザインレビューFMは今年の6月で終了ということになるかもしれません。
今はスマホを1台で撮影していますが、これを機にポッドキャストを続けるために、自分用のパソコンを買った方がいいかなという気もしています。
今は家にマウスコンピューターのゲーミングPCが1台あって、それを家のパソコンとして使っているのですが、リビングに置いてあるというのもありますし、家族が使っていることも多いので、それを使ってポッドキャストを撮ったり編集したりというのは難しいかなと思っています。
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ラズベリーパイにウブンタサディオという音楽に特化したものを入れて、ポッドキャスト用のPCにしようかなと調べたりもしたのですが、まだ動いていません。
6月までもう少し時間がありますので、ポッドキャスト収録環境も真面目に考えてみようかなと思っています。
他のポッドキャストの皆さんはどういう環境で収録しているのですかね。
有名なポッドキャストのリビルドの宮川さんが、ブログでポッドキャスティングガイド2017として収録環境の機器の紹介をまとめてくださっているページがあるのですが、
ちょっと敷居が高いというか、そこまで手をかけられないなと思っていて、
細く長く続けていくためには、今のスポーティファイフォーポッドキャスターズのほぼ取手出しというスタイルがちょうど良かったのですが。
ということで、
今日は技術コンサルティングハンドブックを読む4章、技術評価コンサルティングから始めていきたいと思います。
本編です。
今回は4章の技術評価コンサルティングから読んでいきます。
まず技術評価とは何か。これは2つに対別されそうです。
一つ目は、短期的な視点から人類の生活への有用性、便宜性から評価するもの。
これは事業的な評価にあがると言ってもいいところです。
もう一つは、短期的の反対の長期的、もっと長期的な視点から科学の進歩に対する有用性の評価をするもの。
これは研究開発の評価にあたります。
この4章の技術評価では、一つ目の短期的な事業的評価を対象とするとのことです。
まずこの事業的な評価について、必須条件として技術が有用であること、
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あとは社会の適合性、コンプライアンスに違反していないかというのが必須条件となります。
それを満たしている技術に対して、事業のライフサイクル、つまり商売として成立するかどうかを評価するというのが、
ここで言う事業性の評価、技術評価ということです。
そこの詳しいところはあまり面白くないので割愛します。
次に5章、技術鑑定ですね。
鑑定というとテレビで何でも鑑定談という美術品とかに値段をつけるという番組がありますけれども、
ここで言う技術鑑定というのは、科学、工学、技術の分野である事柄の実態だったり、
事実関係あるいは因果関係を明らかにするための鑑定が行われています。
特に工学鑑定といえば、自動車事故の鑑定とイメージが浮かぶぐらいに技術士の果たしていた役割は大きいとのことです。
交通事故のほかに製品事故だったり製品の不具合、設備事故や火災、爆発など、
技術士が関わる鑑定の分野は広範囲にわたるそうです。
この章では技術鑑定の進め方、鑑定書の書き方が説明されています。
ただ、鑑定というのは技術士が経験の少ない個人のレベルでできるほど名は優しいものではない。
2人以上の鑑定人でチームを作って、お互いの知識の不足を補うようにして、
協議して一つの結論を得るということを進めるということです。
次は6章、技術鑑査です。
まず鑑査というのは、いかのように定義されています。
この本では定義されています。
鑑査というのは、ある行為の結果を記録、過去情報に基づいて、
録立した第三者が検査によって、
真実性、正当性、妥当性、安全性、効率性、合理性、経済性などの属性を確認し、
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利害関係者に報告することと定義されています。
この章の最初は、会計鑑査について説明しているので、ここは飛ばします。
その次に技術鑑査の項目があります。
そこでは、例えば品質審査及び環境審査があります。
ISO 9001シリーズに基づく品質審査。
ISO 14001環境マネジメントシステムに基づく環境審査。
これを組織の内部で行う場合に限り、内部鑑査と呼ぶそうです。
私も何年かISOの内部鑑査員をやっています。
会社にいろいろな部署がありまして、総務部や組み立て課や検査課など、
実は業務内容まで詳しく知らないという部門の内部鑑査をすると、とても勉強になりますね。
それぞれその部門に目標があって、その目標を達成するためにPDCAを回せているかどうか。
その際にきちんとプロセスに従って業務を進めているかというのを見ていくんですけれども、
そこでいろいろ、私でいうと開発とか設計部門とは異なる目標、業務があるので、そこが非常に勉強になります。
どんどんいきましょう。
次は7章、営業秘密と契約ですね。
この7章では技術コンサルティング業務をするためには、ある会社の知的財産などの秘密に必然的に関わることになってしまうので、
その営業上知り得た秘密をどうやって管理していくかというのを説明している章です。
この章もあまり面白くないので飛ばします。
ようやく基礎編の最後ですね。
8章、コンサルティング・コーチングです。
ここでコーチングとは、コーチ、ここではコンサルタントのことを示しますね。
コーチが傾聴・質問・承認などの技法を用いてコーチングを受ける人、
ここではクライアントですね。
コーチングを受ける人を目標達成または問題解決へと導くための方法論とその技法のことをコーチングと言います。
このコーチングというのは、コンサルタントが身につけるべき実践能力の一つだそうです。
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ここでコーチというのはどういう言葉かというと、
1556年頃に登場した言葉で、
馬四頭立腹四輪馬車のことをコーチと指して示していたそうです。
馬車というのは人を目的地まで運んでくれますので、そこから現在の使われる意味になりました。
コーチングの理論モデルとして、一つ目にガルウェイのACTトライアングル、
意識や行動に変化を起こさせる方法というのが紹介されています。
これは知覚・信頼・選択の3つのトライアングルですね。
それを発展させたものがグローモデルというコーチング手法があると。
ゴール・リアリティ・オプション・ウィルの頭文字をとってグローモデルですね。
あとはコーチングとカウンセリング・コンサルティング・ティーチング・メンタリングとは何が違うのかという説明があります。
最後にそのコーチング技法を使った技術・コンサルティングはコンサルタントのコミュニケーション・スキル向上に有効であるというふうにまとめられています。
ということで以上、発祥のコンサルティング・コーチングでした。
これで基礎編が終了ですね。いよいよ事例編に入ります。
クロージングです。
今週の製造業ニュースですね。
今週はDMG森やマキノフライス、柴浦機械などで第三市販機の決算が発表されていました。
そこに絡めたというわけではないんですけれども、リンクドインで見た2022年の切削傾向作機械のマーケットシェアランキングというものをXで紹介したんですけれども、
結構いろんな人に見ていただけました。
これはですね、2022年度の日本だけじゃなくて世界の切削系、金属を削る系の工作機械の売上高のランキングだそうです。
中国は除いているそうですね。
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ここでもそのトップ10を紹介しますと、
1位はですね、DMG森、さすがのDMG森で11.3%。
2位がマザック、山崎マザックの10.2%。
3位がマキノフライス製作所、マキノが5.7%。
4位がオークマンが5.5%。
5位はJTECですね。JTECがオークマン同じく5.5%。
1、2、3、4、5、5位まで日本企業ですね。
その次6位がGF、GFというスイスの企業なんですけれども、
ミクロンシリーズの5軸機だったりEDMのメーカーですね。
GFが4.8%。
7位がグローブ。
グローブはドイツのメーカーで、
型持ちテーブルの5軸機が指ですかね。
大きい機種だと両持ちのテーブルで、
頭が2つ、主軸が2つあるような機械もあったりするんですけれども、
そのグローブ同一が7位で4.6%。
8位がDNソリューションズ。
これはですね、もともと韓国のDoosanというメーカーだったんですけれども、
最近ですかね、何年か前に名前が変わりましたね。
DNソリューションズ。
いろんな機種を出しているメーカーです。
ここが8位で4.5%。
9位がハース、アメリカのメーカーですね。
比較的安価な機械を作っているメーカーなんですけれども、
F1のチームであるので、F1の方で知っている人が多いんじゃないですかね。
ここが4.4%。
10位がFFGの3.1%。
このFFGというのは台湾の会社なんですけれども、
いろんなメーカーを買収していて、
メーカーが集まったグループみたいなところですね。
有名なところだとジョブスとかMAGなんかのメーカーがあるんですけれども、
最近といっても2016年ですね。
2016年に日本の新日本工機、SNKがここに買収されました。
10位ですね。
10位以下もですね、ブラザー、ファナック、インデックス、スタダグツガミ、
ハームレなんてつながって続いていくんですけれども、
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ここら辺もね、いろいろ特徴あるメーカーがありますので、
ざーっと30位くらいまでは紹介する会っていうのを一回やってみたいですね。
30位くらいシェアがですね、1%台になってくると、
ちょっと私もこの資料で初めて見たっていうメーカーも出てきますね。
本当に工作機械のメーカーっていうのはいろいろ大きいところから小さいところまであります。
ということで今日は技術コンサルティングハンドブックを読むの4回目。
基礎編の4章から8章まで少し駆け足でしたが、ざーっと読んでみました。
次回からいよいよ事例編に入ります。
この本のページ的には今日までの4回で紹介した基礎編が150ページくらいあったんですけれども、
4分の1くらいですね。
残り450ページくらいは事例編がメインです。
なので次からメインディッシュって感じですね。
そちらもぜひお聞きください。
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