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2023-07-24 20:21

#22-1/ゲスト:ソニックムーブ関口さん「クリエイター会社でのマネジメントの変化」

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今回は社外からゲストをお招きしました。

ソニックムーブ取締役の関口さんにアジケの梅本 @dubhunter がクリエイターのマネジメントについてお聞きしました。

創業20年を超えるソニックムーブさん。70名ほどいるクリエイターの会社で経営をするとマネジメント方法も随分変化したようです。

番組では兄貴マネジメントから親父マネジメントという言葉を使ってますが、関口さんご自身の成長の軌跡も伺いました。

ぜひお聞きください。

※今回の収録は2回に分けてお届けします。

番組のキーワード クリエイターのマネジメント

サマリー

番組『デザインの味付け』にはゲストとして、ソニックムーブの取締役である関口さんが登場しています。関口さんは自己紹介と会社のプロフィールを述べ、ソニックムーブの特長や業務スコープについて説明しています。また、関口さんのマネジメントの変化についても話があります。

ソニックムーブの取締役関口さんの紹介
s-umemoto
デザインの味付け。はい、始まりました。デザインの味付け。 この番組は株式会社ajike代表の梅本とその仲間たちがですね、いろいろ
デザイン等について雑談を交えながら話す番組です。 そして今日は、ちょっと仲間ではもちろんあるんですけれども、社外からゲストをお招きしております。
今日のゲストは、ソニックムーブの取締役の関口さんです。 関口さん、今日よろしくお願いします。
関口篤史
よろしくお願いします。ちょっと初めてで緊張するんですけど。
s-umemoto
初めてじゃない人の方が少ないです。 そうですね。 関口さんと私はもう、本当多分20年ぐらいですかね、お付き合い的には。
関口篤史
僕はソニックの編成をいろいろと辿ってたんですけど、 2004年とかそれぐらいからご一緒してるんじゃないかな。
2004年からですね。本当に20年弱。19年くらいですね。 そうですね。いや長いですね。もうだって人生の半分みたいな感じですもん。
梅本さんといるのが。 そうですね。身内読んでんじゃねえかみたいな感じがしますね。
s-umemoto
ソニックムーブさんはシステムに非常にお強い会社さんで、 私も仕事で数々助けていただいたり、今も業務提携という形でいろいろご一緒させていただいております。
簡単に関口さんのほうからですね、 ご自身のプロフィールと会社のプロフィールをちょっとご紹介をお願いできますでしょうか。
関口篤史
わかりました。まず自己紹介ですね。 ソニックムーブ関口と申します。
生まれは1976年です。
自己紹介としては東京出身で、ずっと東京に学校も仕事も。
大学は芝浦高大というところに入って、その後長谷工コーポレーションという建築系の会社さんに行って、いろいろと。
ソニックムーブの役割は取締役兼ソリューション事業部。
クライアントワーク全般の部署の特長です。
ソニックムーブという会社でして、2002年に創業してちょうど21年目に入るような会社です。
業務のスコープというか、どんな会社みたいな感じで言うと、ウェブプロダクションというところから始まって、
今だとスマホ系のアプリとかLINEとかウェブみたいなタッチポイントを中心にサービス開発をメインにやっているというような会社です。
s-umemoto
ありがとうございます。
20年以上やっていると、その会社の説明もちょっと難しくなりますよね。
関口篤史
そうなんですよね。
たぶんこの後少し話をすると思うんですけど、
それぞれの時期によって会社の色とか状況が違うんで、
何やってきたの?って言われると、色々やってきたよみたいな。
そんな話では言わなくちゃいけないかなと思います。
s-umemoto
ありがとうございます。
今日はテーマはマネジメント関連にしようかなと思っています。
20年以上やられているところもマネジメントの達人だなと、私も関口さんが経営者の先輩として思っているんですけど。
関口篤史
はい。あんまり自信ないですけどね。
s-umemoto
これちょっと私の言葉で勝手に読んでるんですけど、兄貴マネジメントとかですね。
最近ちょっと話したら、兄貴マネジメントからの関口さんはもしかして親父マネジメントになってきたんじゃないかなとか。
これも勝手な言葉ですけど。
関口篤史
年齢も年齢ですからね。
s-umemoto
確かにさっき1976年とおっしゃってましたもんね。
関口篤史
そうですね。会社も成人したしみたいな。
s-umemoto
そういう捉え方もあるんですね。
関口篤史
20年ってそのとき生まれた子は20歳ですからね。
s-umemoto
ほんとですね。
関口篤史
俺もそのとき会社始めてたよみたいな話ですよね。
新卒の子のお父さんお母さんが結構年近いのがあるんですね。
毎年心に釘を打たれたような気持ちで、
s-umemoto
新卒の子と4月にはという話をしてますね。
関口篤史
リアルお父さん、リアル親父マネジメント。
s-umemoto
ちなみに今会社の社員は何名ぐらいいらっしゃるんですかね。
今70名ちょいですね。
職種の比率っていうのはどんな感じですか。
関口篤史
エンジニアがだいたい半分ぐらい占めてまして、
デザイナーが6人かな。
ディレクターが15名ぐらいっていう組織で、
s-umemoto
他は管理部だったり僕みたいにやってるっていうような構成です。
ほとんどクリエイターさんですね。
関口篤史
そうですね。ほとんどクリエイターですね。
スクール側の人間がほぼ。
s-umemoto
クリエイターでいろんな職種の方がいらっしゃると思うんですけども、
マネジメントって最初からそういう多様な人たちにうまくできたわけじゃないじゃないですか。
関口篤史
そうですね。
そもそも2002年創業で、
一番最初の数年間って社員が7人とかそれぐらいの規模感だったので、
今みたいにフロントエンドとバックエンドみたいな分量性があまりなかったっていうのがあったってのがありますね。
その中でもデザイナー、エンジニアみたいなふうにだったんで、
比較的やりやすいタイミングでスタートしたのかもな。
s-umemoto
意外とラッキーだったかもっていうのがあると思います。
関口篤史
なるほど。今そういった時期のお話をしていただきましたけど、
20年以上の会社の変遷とマネジメント
s-umemoto
例えばこの20年の時期をカテゴリーで分けると、どれくらいあってどういう時期だっていうふうに説明できそうですか。
関口篤史
時期タイトルで言うと、
もともと僕と代表の大塚ってフリーランスで業務をやってたんですね。
それを会社に起こしたフリーランス延長時期みたいなところから入って、
その後、やっと会社っぽくなったねっていう誕生期みたいな。
で、いろいろな会社さんとお取引できるようになった成長期その1。
で、ソーシャルゲームブームとかそういったところで成長してきたような成長期2。
あとは事業部がいろいろ分かれて、ゲームの勢いがなくなって、その代わりクライアントワークが登ってくるみたいな。
そういうちょっと混沌とした時期のものがあって、
縁崩壊というか生まれ変わり期みたいなのを通過して今に至るみたいな。
今は成長期その3に突入できるタイミングかなっていうふうに思います。
s-umemoto
ありがとうございます。やっぱりサッとお聞きするだけでも年数が長いからか。
関口篤史
キーで5,6句ぐらいに分かれられるっていう。
セーリーがしづらかったですよ。
s-umemoto
無茶振りで聞いて申し訳なかったですね。
今この時期で分けていくと一番良かった時期。
ちょっと全部説明していただくとさすがに申し訳ないので。
この時期は良かったとか、この時期はちょっとしんどかったみたいな。
思い出の話とか交えながら2つぐらいご説明いただいてもいいですか。
関口篤史
全般的に楽しくもあり超大変でもあるというのが、
結構成長期1,2まではどうだったかなと思ってますね。
やっぱり業界的な時間の使い方とかも結構激しかったので、
夜遅くまでやっちゃうみたいな。
その代わりその分仕事するのってそれぞれのメンバーのものなんですけど、
よくも悪く。みたいなのがそういった時期だったかな。
入れ替わり期、口崩壊とかその辺に関しては、
そこも大変は大変だったんですけど、
組織のマネジメント層みたいな子たちをしっかり作っていこうとか、
もっといい形にしようぜみたいな、そういう大変さかなっていうと。
ジタバタしてたって。
ここ2,3年でその辺の会話というか目線合わせとか、
言語化みたいなのをかなり大切にしてきて、
だいぶフィッティングというか、
ズレがだいぶ減ってきてやりやすくなってきたのかな、
みたいな感じで。
s-umemoto
ありがとうございます。
今日のテーマってマネジメントなので、
その辺が効いてるなみたいなのはやっぱり、
その口崩壊期から今さっきおっしゃっていただいた
共通の理解ができてきたみたいなところに
すごくマネジメントの意識が働いているとか、
そういうイメージですか。
マネジメントの意識の変化
関口篤史
そうですね。
直近のこの数年のマネジメントっていう議論が、
s-umemoto
社内でもいろいろされてきたんですけど、
関口篤史
言葉がデカすぎるね問題みたいな。
そうそう。
マネジメントってなんだっけみたいな話に、
それぞれの頭の中にあるマネジメントが、
やっぱりちねちがうったりするところで、
ウィッチが起きちゃったりみたいなのがあったので、
できるだけあんまりそういうことを
使わないようにした方がいいかなっていうのを
最近思って動いています。
s-umemoto
なるほど。
最初は私が申し上げた兄貴マネジメントみたいなのがあって、
成長期の時によくお見かけしてたなと思ってました。
何を言ってるかっていうと、
この時期までに結構頑張ってやんなきゃいけない仕事が来たぞ。
みんな頑張るぞ。
ああ!みたいな。
関口篤史
はいはいはい。
わかるわかる。
s-umemoto
当然できるでしょ君たち。みたいな時もあれば、
じゃあここを俺がやっといてやるよ。
みたいな兄貴になって。
関口篤史
はいはいはい。
s-umemoto
素晴らしいなと。
人間力が生きてるなと思ってますけど。
そういう理解であっても、
その時期はそういう兄貴マネジメントってことも使っちゃいましたけど。
関口篤史
そうですね。
兄貴的には結構そういう側面強かったかもしれないですね。
僕もまだ全然成長段階というか、
そういったところもあったので、
かつ現場にもかなり入り込んでた。
状況を見ればこういう問題が起きそうとか、
今はこういうふうに力を入れた方がいいとか、
っていうのを適宜適宜判断しながら巻き込むやり方を。
s-umemoto
その適宜判断しながら、そして今巻き込むっていう言葉をいただいたと思うんですけども。
関口篤史
本当に兄貴に欠かせない要素だと思うんですけど。
s-umemoto
その辺っていつずつ違われたんですか。
喫水の性格とかそういう話ですか。
それとも後天的に生みついた。
関口篤史
あんまわかんないんですけど、
ただ僕のキャリアの話に少し行っちゃうんですけど、
このウェブの界隈に入るときに、
ウェブデザイナーっていう業をやってるのが一番スタートなんです。
ソニックムーブ始めて、
デザインだけだとどうしても生活ができないみたいなところもあったので、
システムを開発っていうところで案件を取ったみたいな、
要は手を伸ばす側の人間でもあったってところもある。
そっち側から見たときにほぼしやすいところ。
あとはお客さんから見たときに、
本当にここをやってほしいみたいなところとかが、
だんだん成長期とかをぶり抜けるところで得られたことが多い。
上野さんと一緒だとしては、
まさにそういう時期からご一緒しているのかなと思います。
s-umemoto
ありがとうございます。
関口篤史
ちょっと荒々しい案件も多かった気がしますね。
s-umemoto
私が無理ばっかり言ったような気もしますし。
マネジメントの変化に関する話
関口篤史
どこで得られたかっていうと、そういうところが始まりなのかなと思います。
s-umemoto
例えば若い人に向けてアドバイスをするとしたら、
どういうことになるんですかね。
関口篤史
今後とか今の若い子に対してどうやったらそうなれるのかって話ですと、
どう時短していくかみたいな。
そういう観点のほうがいいのかな。
やっぱり本社もUXとか上流やりながら下に落としていって、
上流意識したものづくりっていうのを歴史体制で作り上げて
一緒にしていけるっていう、そういう話なのかなと思うんですけど。
s-umemoto
上流意識だからっておそらく本当のお客さんが欲しいものが、
関口篤史
もしくはその先にいるお客さんが欲しいものを狙って、
s-umemoto
何を作んなきゃいけないんだっけとかってことを常に考えようよみたいな。
関口篤史
そうですね。
s-umemoto
ちなみにその兄貴機質みたいなのも、そういう時に生まれてきたんですか?
関口篤史
まあでも業務を通じてだと思うんですよね。
僕二人兄弟の末っ子で、
いとこが22弱ぐらいですけど、
その中でも末っ子なんですよ。
スーパー甘えん坊。
スーパー甘えん坊。
あんまりそういう兄貴兄貴言われることは、
仕事を始めるまではなかった。
でなるとやっぱりソニックムーブ通じて得られたところなのかなと思います。
s-umemoto
肯定的に身につけられたということですね。
そうですね。
関羽さんの素晴らしいところはあれですね。
めちゃくちゃいつもポジティブですよね。
関口篤史
そこは多分先天性ですね。
物事をいいようにいいように考えようみたいな。
s-umemoto
20年ぐらい付き合ってますけど、
悪口とかほとんど聞いたことないですね。ゼロですね。
関羽さんの愚痴みたいなのは。
関口篤史
一瞬愚痴になるんですけどね。
s-umemoto
でも翌日帰ってみたらこうかなみたいな。
そうなんですよね。
最終、関羽さんそういう落とし所持ってますよね。
まあまあみたいな。
関口篤史
光の当て方って変わりますか?
s-umemoto
光の当て方。
そしたら兄貴マネジメントから親父マネジメント。
関口篤史
これさっきおっしゃってた、
s-umemoto
多分親父マネジメントって遠塾見ましたとかそういう意味だと思うので、
社内の共通の理解とかマネジメントっていう言葉がでかすぎ問題とかって、
恐らく遠塾化しないと気づかないというかできないようなお話だと思うんで、
ちょっとそのあたりについてもお伺いしてよろしいですか。
関口篤史
マネジメントって言葉でかすぎ問題については、
ほんとここ数年にものすごく気づいちゃったことなんですけど。
結構マネージャーが、うちの会社ソニックムーブだと事業会議っていうものがあって、
そこにマネージャーメンバーが参加して、
いろいろと課題どうしにいこう、この先どうしにいこうみたいな話をしていくんですけど、
それぞれマネージャーなんで、
それぞれのマネージメントのイメージとかスポークとか、
メインで話しするじゃないですか。
そうすると期待する側が思っているマネージメントみたいなことを、
合致してるケースももちろんあるんですけど、ずれてるケースがあって、
そこが結構課題だなみたいなのを思ってたんです。
であれば、やめたほうがいいんじゃないかみたいな。
要は業務スポーク、あなたに持つべき役割はここだよねって、
もうちょっと言語化を重たくした。
気持ちよく働けるのかなっていうのを本当に今思ってます。
s-umemoto
なるほど。
その言葉を揃える整理って、例えばどういうことされてるんですか。
関口篤史
今だとですね、社内で事業会議メンバーで、
この先ソニックムーブをどういうふうに広げていきたいかみたいな話とか、
そういう話をやってるんですよ。
そのときにみんなが言ってくれた言葉をまとめて集約するとこんな感じだよねみたいな話とか、
ちょっとワークショップっぽい感じで結構継続してやっているので、
だんだんその辺の言葉のイメージとかそのものはやっと合ってきたのかな。
そうするとそこに向かっていくときに、
じゃあ自分何しなきゃいけないんだっけみたいなときに、
やっとだんだんイメージがすり寄ってきているみたいな感じです。
s-umemoto
今のお話はですね、事業部だからある程度会社としてやっていきたい方向性を
関口篤史
ちゃんと話せるメンバーをまず集める。
そうですね。
s-umemoto
共通の目標はこれだっていうのを明示する。
そこに向けて1回の会議だったらすり合わないから、定例の会議で何度も話しつつ要約するみたいな。
関口篤史
1年ぐらいやってますね。
やっぱり1年必要ですか。
s-umemoto
やっぱり状況変わるじゃないですか。
関口篤史
あとそのときに考えたものに対して今こうなってるよねみたいな話とか。
ずっと継続的にやるんだろうな。
共通の理解をずれないようにずれないようにずっとじわじわ成長させていく。
大事に大事に。
終われないでねって思いながら。
s-umemoto
親父感もありますね。
親父マネジメントでいえばセギュウさんの少し延熟味が増してきたということなんですけど、
20代ぐらいの若手の方にはどういうふうに接してるんですか。
関口篤史
マネージャー君も30代手前の子とかもいたりするんですよね。
あんまりそこは年齢っていう意識では気にはしてないんですけど、
やっぱり社会に出たてだった子とかそういう子たちに対しては、
もうちょっと社会経験というか、そういったものが抵抗して必要になってくると思うので、
あんまりそこに対して直接言うのは控えるんですけど。
s-umemoto
そこはちょっと親父感もあるんですね。
関口篤史
そうですね。
若手社員への接し方
s-umemoto
社会出たての方で気になる行動とか目の前で気づいたときどうされてるんですか。
関口篤史
あんまりそういう側面は全然見入ってないので、
どちらかというとお酒飲みに行ったときに仲良くしてくれて嬉しいなとか、
キャンプに診察の子が来てくれて嬉しいなとか、
s-umemoto
そういうふうにむしろ遊んでくれてありがとうみたいな感じで思ってます。
関口篤史
子育ての秘訣みたいな話してるじゃないですか。
子供はいつもすぐ離れちゃうから遊んでくれて嬉しいっていう気合みたいな。
s-umemoto
もちろん子供じゃないと思うんですみません、失礼しました。
関口篤史
普通に考えてね、僕も20代の時、50手前のおじさんとか超怖かったんで。
s-umemoto
怖いですね。
関口篤史
でもビビるじゃないですか。
s-umemoto
ビビるビビる。
関口篤史
そんな子が遊んでくれるなんて感動以外の何者でもないなって思うじゃん。
s-umemoto
そうですね。
関口篤史
そこです。
s-umemoto
親父マネジメントってちょっとやゆるしてるふうに聞こえるかもしれないけど、
そういうのが必要ですよね、結局。
見守るとか感謝とかですね。
ということで、ちょっとこの後第2回後編もあるんですけども、
今日は一旦ここでお話を切っておきます。
今日のゲストはソニックムーブの関口さんでした。
ありがとうございました。
関口篤史
ありがとうございます。
20:21

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