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2024-07-07 13:32

#3 KADOKAWAの情報漏洩の事態から、 個人情報保護観点での法令リスクを考えてみよう

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今年7月にKADOKAWAの機密情報や個人情報が、SNSや匿名掲示板に掲載されたり、Xで拡散される事態が起こりました。データマネジメント観点で法令リスクについて、よしむらさんの解説をきいてみよう。
 
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◎「KADOKAWAの漏洩情報をXで拡散する事の個人情報保護法観点のリスクについて」
よしむらさんのNOTE
https://note.com/datamanagement/n/n169577ce51ef

 

◎漫画でデータマネジメントが学べる。主人公・宮西さんがデータマネジメント組織を立ち上げてデータドリブンな企業に成長させていく物語。3部作シリーズはAmazonへ

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事業会社でデータマネジメントを担当。会社が持つデータを管理すべく日々取り組んでいます。 Webエンジニアから社会人スタートし、Webプロダクトマネージャーや、データマネージャー、データプロダクトマネージャーなどの職種を経験。https://note.com/datamanagement/


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サマリー

最近、KADOKAWAの情報漏洩問題が話題になっています。個人情報保護の観点から、法令リスクが存在することを理解する必要があります。個人情報保護の観点での法令リスクに関する話題では、KADOKAWAの情報漏洩や破産者マップ、個人情報の拡散などが取り上げられています。

ヨシムラさんのデータマネジメント本と漫画
よしむら
データマネジメント・ラジオ始まりました。イズミです。ヨシムラです。
いずみ
最近ですね、リンボック、制伝だっておっしゃるから、ちょっと私も知っとかないとなと思って、ただ原本は無理。
無理と思いまして、Googleさんにね、リンボック、ようやくって検索したんですよ。
まずようやくからだろう。そしたらですね、なんかヨシムラっていう人のコートがめちゃめちゃ一番上に出てきて、なんかいいこと書いてあるんですよ。
よしむら
簡潔にまとまってて、そう、このヨシムラって、もしかしてヨシムラさん?バレちゃいました。
ノートに書いてあって、DMBOKが章ごとにエッセンスがまとまってて、すごいわかりやすくて。
いずみ
ありがとうございます。
テキストでバーって書いてあるだけじゃなくて、なんか女の子2人のYouTubeみたいなやつもリンク貼ってあって。
よしむら
よく知ってますね。
いずみ
あれ?って思って。あれもね、テキスト読んでから動画見ると復習みたいになって、よりわかりやすくてよかったんですけど。
よしむら
ちゃんと読んでくれてますね。
いずみ
当たり前じゃないですか。ひやかしじゃないよ。
あれもよしむらさん作ったんですか?
よしむら
そうなんですよ。ようやく書いてるとやっぱり難しいなと思って、もうちょっとコミカルにやらないと敷居広がんないなと思って、データマネジメントの。
いずみ
それで女の子キャラに説明させるっていうスタイルを作ったんですか?
よしむら
作ったんですよ。
で、あのキャラ元ネタがあって、もう1個本でデータマネジメント解説本って、AI事務員宮西さんって本を書いてるんですけど。
いずみ
よしむらさんが?
よしむら
Kindleにあるんでぜひ読んでほしいんですけど。
いずみ
ヨシマさんが?
作った?
よしむら
作りました。
いずみ
すごいっすね。
よしむら
そう、豆なんでね。
いずみ
それはなんで作ろうと思ったの?
よしむら
このラジオでも話しましたけど、やっぱり業界布教のためですね。データマネジメントもうちょっと身近になってもらいたいなと思って。
いずみ
なるほど。
よしむら
で、いきなり聖典700ページですよ。これ無理だなと思って。
いずみ
絶対無理。
よしむら
これ絶対無理だなと思って、自分は苦行だと思いながら読んだんですけど。苦行?修行?と思って読んだんですけど、この修行はもう敷居が高すぎると思って。
じゃあちょっとわかりやすいようやく式を広げようと思ってようやく書いたんですけど。
ようやく書いてもあれ17章分確か書いてあって、めちゃめちゃ多いんですよね、分量として。
あれでも心折れるなと思って。
もうちょっとねキャッチーなわかりやすいものを作ろうと思って漫画作ったんですよ。
いずみ
なるほど。
それDMBOKの中身を解説する漫画ってことですか?
よしむら
中身をっていうよりは僕の体験談でDMBOKどう活かしたかみたいなのを。
なるほど、なるほど。
いずみ
それちょっと知りたいですね。
個人情報保護観点での法令リスク
よしむら
半分ノンフィクションで宮西さんっていう主人公の女の子が僕の体験談みたいなことをやるっていう形で。
1冊目はあれですね、データ組織をどう立ち上げていくかみたいな話。
いずみ
はいはいはい。
吉村さんのノートを読んだ時に確かにDMBOKに書いてある中身は分かったんだけども、
じゃあそれこれどうやって活用していくんだっていうところがなかなかちょっとピンとこなくて、読んだ知識としてあった。
それどうしようかって思ってたんですよね。
よしむら
そうなんですよ。そういう時にもう一人のキャラ松田さんっていう先輩があるんですけど、こういう時はDMBOKを読むんだっていうことを言って読むっていう感じで利用シーンが分かってくる。
いずみ
現場の課題があってそれに対してDMBOKがどういうふうに役に立つんだよっていうのを紹介してるのがそっちの本の方だと。
よしむら
そう、そう、宮西さんの、AI事務員宮西さんの本。ぜひみんな読んでください。
いずみ
それKindleで探せるんですか。
よしむら
そう、Kindleに普通に、一巻はゼロ円なんでね、みんなとりあえず読んで。
いずみ
わかりました。ちょっとあの、じゃあ、えっと、なに、なんだ、あそこにリンク貼っときましょうかね。
よしむら
そうですね。
いずみ
概要欄にリンクを貼っておきますので、ぜひ見てください。
最近そのノートには何を書いてたんですか。よしむらさんだって知らなかったから、確信が持てなかったから、DMBOKの記事だけ読んでふんふんって終わってたんですけど。
ブログは最近の熱い記事とかありました?
よしむら
最近、KADOKAWAさんえらいことになっていて、これ他人事とは思えずに引き締めなきゃなと思うんですけれども、
情報漏洩していろいろ拡散されている方がいらっしゃって、それって個人情報保護観点ではリスクがあるんじゃないかなって読んでて思ったわけですね。
データマネジメントの一個の軸として、セキュリティプライバシーをちゃんとやろうっていうところで、自分はデータマネジメント担当してるんで、
これはちょっとね、ちゃんと注意喚起しなきゃなっていうところで、ちょっと解説記事を書いてみたっていうのが最近ですね。
いずみ
なるほど。詳しくは読めってことなんですけど、ちょっとそれを要約するとどんな感じになるんですか?
よしむら
そうですね。観点は2つあると思っていて、まず漏洩した個人情報を見ていいのかっていう。
見るっていうのは、ツイートで流れてくるのはしょうがない部分はあるんですけど、自分から例えばニコニコさん、KADOKAWAさんも注意喚起してましたけど見ないでねって。
そこをわざわざ自分で取りに行く行為ってどうなのよって話ですね。
これは法第20条に、偽りその他不正の手段により個人情報を取得してはならないという条項があるんですね。
これはその通りなんで、その事例として不正の手段で個人情報が取得されたことを知り、
又は容易に知ることができるにもかかわらず、当該個人情報を取得する場合っていうのはダメだよって。
まさに該当してるなっていうところで、そういう自分から取りに行くことって、これを見る限り法的リスクがあるのかなと。
いずみ
なるほど。そこにすぐ手に届くところにあったとしても、それが違法に拡散されたものだよって知った上で自分から積極的に見に行くのはダメだよってことですね。
よしむら
ただちにこれ違法かどうかっていうのは、この主語がもう一個ありまして、主語が「個人情報取扱事業者は」っていうのが主語なんですね。法令上の主語は。
でも個人って事業者じゃないじゃんっていうのが一方あると思うんで、これをもう一個次の解説として、
じゃあ個人情報取扱事業者とは何かって定義が書かれてるんですね。
これは事業のようにともしているものというところで、何というのか、個人じゃなさそうだなと思うんですけど、これを読み進めていくと別に個人も対象だよって書かれてる。
いずみ
そうなんですか。事業者っていう形式じゃなくて。
よしむら
事業をやっている。事業をやるっていうのが、例えばウェブサイトを公開していてとか、それも事業だよってことを言っているっていうふうに読み取れますね。
個人でも常日頃からウェブサイトを運営して発信・公表してるっていうのは事業であろうと。
KADOKAWAの情報漏洩とリスク
よしむら
自分は読み取れるんですけど、この辺は専門家の方々と解釈するところなんですけど。
なので本当に事業も何もしてない人が取りに行くのがいいかっていうと、たぶんおそらくグレーですぐさま罰せられることはなさそうかなとは思うんですけど、もちろん倫理的にやっちゃダメですよ。
KADOKAWAさんもやめてって言ってるんで。でも個人だったら大丈夫かっていうとそうではなくて、個人ももしかしたら対象になるかもしれないっていうので、結論を見るとリスクはいろいろありますよっていうことですね。
いずみ
なるほどね。危ないところにわざわざ突っ込んでいくのもどうかねっていう話になりますよね。
よしむら
これは大前提だとして、データマネジメント観点で法令リスクを見てみると法令的にも引っかかりそうだよっていうのは取る行為ですね。
次、発信する行為の方を考えてみますね。
発信する行為っていうのは何かっていうと、今度は19条に個人情報取り扱い事業者は違法又は不当な行為を助長し又は誘発する恐れがある方法により個人情報を利用してはならないっていうのがあるんですね。
いずみ
なるほど。
よしむら
これ、業界的には破産者マップっていうものを狙い撃ちしたものだっていうふうに言われていて、破産者マップって知ってます?
いずみ
破産者って、破産ってあの破産。
よしむら
あの破産ですね。
官報っていう国が出す情報に破産者って出されるんですね。
情報として開示せねばならないってことで。
で、それはもうやってるんですけど、それを勝手に、勝手にというか公開されてるものなんで取得してリスト化している事業者さん、個人さんかわかんないですけど、やってる方がいてリストが作られてるんですね。
で、実名が書かれてます。この人いつ破産しましたって。
こんなん国として許せないけれども、今まで法令として罰せられるようなものがなかったから、3年前ぐらいですよね。
改正個人情報保護法の時にそれをあえて付け足して。
いずみ
なるほど。
よしむら
で、つい2023年の11月だか12月だか、刑事告発された。やっと念願叶って告発されたっていうものを狙い撃ちしている情報があるんですけど、そんな感じでね。
破産者マップと個人情報の拡散
いずみ
なるほど、なるほど。そっとしておかなければいけない情報をわざわざ。
よしむら
そう。取って破産者マップで。で、もう1個やらしいのが、消して欲しかったら10万円起こせみたいなことビジネスやってたんですよ。
いずみ
ちょっとそれ危ないですね。どこかのハッカーみたいな感じですよね。
よしむら
でも罰せられなかったんだよなーっていうジレンマがあって、これができたんですけど、これもそんなお金取るっていうのはないですけど、Xで拡散するってもう悪意があるし助長してるじゃないですか。
いずみ
ちょっとね、悪質さを感じてしまいますよね。
よしむら
だから相当拡散するとかは、これも主語が個人情報保護事業者なんですけど、拡散するってなると狙ってやってますし、それでインプ稼いでるんじゃないかとかもあるじゃないですか。
いずみ
そうですよね。
よしむら
だからこっちはかなりリスク高いなと思っていて。で、これ見るのもそうですけど、リツイートも多分結構。
いずみ
なるほど、拡散になんとか「ほう助」とかに当たりそうな気がする。
よしむら
だからね、もう絶対触っちゃダメです。みんな協力しちゃダメ。っていうのが、そんな記事を書いたっていうのはね、最近。
いずみ
なるほどね。ようやくでもめちゃめちゃこう、心にきます。
でも、なんていうの、言い方があれですけど、やっちゃダメだよねってなんか薄々こう。
よしむら
そもそも倫理的にはダメだけど、法令上データマネジメント関連のみでもダメだよね。
いずみ
ダメだよねっていう。
よしむら
最近はそんな記事を書きましたね。
いずみ
なのでやっぱりそういったものは、近寄らず。
よしむら
そうですね。近寄ったら危ないよ、やめとけよっていうための今日の話ですね。
いずみ
データマネジメントですかね。正しいデータを正しく扱って、正しく活用しましょうっていう本筋の方に力を注ごうね、みんなっていう。
よしむらお兄さんからの。
よしむら
そうですね。そういう話で終わりたいなと思います。
いずみ
すごく勉強になりました。ありがとうございます。
よしむら
ぜひノート読んでください。
いずみ
そうですね。概要欄、ぜひチェックしてみてください。
今回のデータマネジメント来週は以上となります。
次回もまたお楽しみに。
よしむら
お楽しみに。
13:32

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