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2025-07-17 07:17

miiboの検索精度を劇的に向上させる!検索クエリー生成プロンプト完全ガイド

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会話型AIの回答精度は、適切な情報検索に大きく依存しています。miiboの検索クエリー生成プロンプトは、ユーザーの質問とナレッジデータストアを効果的につなぐ重要な機能です。この機能を使いこなすことで、AIの回答精度を劇的に向上させることができます。

本ガイドでは、検索クエリー生成プロンプトの基本的な仕組みから実践的な最適化方法まで解説します。デフォルトプロンプトを活用した簡単3ステップの設定方法により、プログラミング知識がなくても今すぐ実践できます。会話履歴の活用、特定キーワードの追加、会話ログ分析という3つの最適化手法を通じて、より精度の高い情報検索を実現します。

検索クエリー生成プロンプトとは:ユーザーの質問とRAGをつなぐ架け橋

検索クエリー生成プロンプトは、RAG(Retrieval-Augmented Generation)において、ユーザーの質問から最適な検索クエリーを生成するためのプロンプトです。miiboでは、ユーザーが発話するたびに、このプロンプトを使用して自動的に検索クエリーを生成します。生成された検索クエリーは、ナレッジデータストアやデータソースから関連情報を取得するために使用されます。

この機能の最大の特徴は、デフォルトプロンプトが用意されていることです。デフォルトプロンプトは、会話の直前の履歴を考慮し、5語までの検索クエリーを生成する設定になっています。また、ユーザーの直近の質問内容を優先的にクエリーに含める仕組みも組み込まれています。

miibo独自の機能として、ステートや会話履歴を検索クエリー生成に反映できる点も重要です。ステートとは、ユーザーごとに保持される属性情報のことで、これを活用することでパーソナライズされた検索が可能になります。さらに、生成された検索クエリーは会話ログで確認できるため、継続的な改善が可能です。

簡単3ステップで始める:デフォルトプロンプトの活用方法

検索クエリー生成プロンプトの設定は、わずか3ステップで完了します。まず、miiboの管理画面から「会話の設定」にある「AIの応答をカスタマイズ」を開きます。次に、画面を下にスクロールして「検索クエリー生成プロンプト」のセクションを見つけます。最後に「デフォルトのプロンプトの利用」ボタンをクリックすれば、基本的な設定は完了です。

デフォルトプロンプトには、以下の内容が自動的に挿入されます:「以下はuserとaiの会話です。@{history} 上記のuserが欲している情報を見つけるための検索用のクエリーを作成してください。(5語まで)検索クエリーのみを出力しダブルクォーテーション等の記号は用いないでください。なるべく最後のユーザーの質問の内容を優先してクエリーに含めてください。」この設定により、会話の文脈を考慮した適切な検索クエリーが生成されます。

@{history}という特殊な記法は、直近の会話履歴を参照するためのものです。この記法により、単発の質問だけでなく、会話の流れ全体を考慮した検索が可能になります。例えば、ユーザーが段階的に質問を深めていく場合でも、その文脈を理解した上で適切な検索クエリーを生成できます。

検索精度を高める3つの最適化テクニック

検索クエリー生成プロンプトの最適化には、主に3つのアプローチがあります。第一に、会話の直前の履歴を考慮してキーワードをつなげる方法です。@{history}を活用することで、会話の流れに沿った自然な検索クエリーを生成できます。これにより、ユーザーが会話を続けることでニーズを絞り込み、より的確な情報にたどり着けるようになります。

第二の方法は、特定のキーワードが必ず検索クエリーに含まれるように調整することです。例えば、「miibo」というキーワードを常に含めたい場合は、プロンプトに「必ずmiiboというキーワードを出力してください」という指示を追加します。また、特定のキーワードが出現した際に、関連する補完情報を自動的に追加する設定も可能です。

第三のアプローチは、レポート機能の会話ログを活用した継続的な改善です。miiboのレポート機能では、実際の会話でどのような検索クエリーが生成されたかを確認できます。この情報を分析することで、検索クエリー生成プロンプトの精度を段階的に向上させることができます。定期的にログを確認し、必要に応じてプロンプトを調整することが重要です。

ステートを活用した高度なパーソナライゼーション

検索クエリー生成プロンプトでは、miiboのステート機能を活用した高度なパーソナライゼーションが可能です。ステートとは、ユーザーごとに保持される属性情報のことで、例えば「困りごと」「趣味」「特徴」などの情報を保存できます。これらの情報を検索クエリー生成に反映させることで、各ユーザーに最適化された検索を実現できます。

ステートの活用方法は、プロンプト内で#{ステート名}という記法を使用することです。例えば、「以下はユーザーの現在の困りごとです。困りごと: #{困りごと}」というように記述します。この設定により、ユーザーの状況に応じた動的な検索クエリーが生成されます。

実際の活用例として、カスタマーサポートの場面を考えてみましょう。ユーザーの「問題カテゴリ」「製品名」「エラーコード」などをステートとして保持し、これらの情報を検索クエリー生成に反映させることで、より的確な解決策を提示できるようになります。このような仕組みにより、パーソナライズされた高品質なサポートを提供できます。

実践的な検索クエリー最適化の事例

実際の検索クエリー最適化の事例を通じて、具体的な改善方法を理解しましょう。例えば、製品マニュアルを扱うカスタマーサポートAIの場合、デフォルトの検索クエリーでは「使い方」という曖昧な検索が行われることがあります。これを改善するために、「製品名」と「機能名」を必ず含めるようにプロンプトを調整します。

具体的には、以下のようなプロンプトに変更します:「検索クエリーには必ず製品名を含めてください。機能に関する質問の場合は、機能名も含めてください。製品名が不明な場合は'一般'というキーワードを使用してください。」この調整により、「miibo ナレッジデータストア 使い方」のような具体的な検索クエリーが生成されるようになります。

別の事例として、FAQ型の会話型AIでは、類似表現への対応が重要です。「料金」「価格」「費用」「コスト」など、同じ意味を持つ異なる表現に対応するため、プロンプトに同義語の処理を追加します。「料金、価格、費用、コストなどの類似表現は'料金'に統一してください」という指示を加えることで、検索精度が向上します。

まとめ:検索クエリー生成プロンプトで会話型AIの可能性を最大化

検索クエリー生成プロンプトは、miiboの会話型AIの精度を左右する重要な機能です。デフォルトプロンプトから始めて、会話履歴の活用、特定キーワードの追加、会話ログ分析という3つの最適化手法を段階的に適用することで、AIの回答精度を劇的に向上させることができます。さらに、ステート機能を活用したパーソナライゼーションにより、各ユーザーに最適化された体験を提供できます。継続的な改善を通じて、より価値の高い会話型AIを構築していきましょう。

詳細はこちら:miibo(ミーボ)の検索クエリー生成プロンプトの書き方を解説!(https://daitoku0110.net/search-query-generation-prompt/)



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サマリー

miiboの検索精度向上のために、検索クエリ生成プロンプトの活用方法を探ります。会話履歴の利用や、特定のキーワードを強制すること、またログ分析による改善が有効です。さらに、AIとの関係性を深めるパーソナライズ機能についても議論されています。

検索精度向上の重要性
会話型AIと話していて、うーん、もうちょっとこう、的確な答えが欲しいなーって感じたことありませんか?
ああ、ありますね。
実はその限って、AIが情報を探すときの検索クエリ、検索キーワードですね、その作り方にあるらしいんです。
ええ、そこが重要ですね。
今回はですね、お預かりした資料、miiboの検索精度を劇的に向上させる検索クエリ生成プロンプト完全ガイドをもとに、その精度をぐっと上げる方法を探っていきたいなと。
はい。
あの専門知識とかなくても、今日からすぐ使えるヒントがあると思うので。
で、早速なんですが、この検索クエリ生成プロンプトっていうのは一体どういうものなんでしょうか?
これはですね、ユーザー、つまりあなたの質問とAIが持っている知識、ナレジーデータストアと呼ばれるものですね。
それをうまくつなげるための、なんというか翻訳者みたいな役割なんです。
翻訳者ですか?
ええ、miiboの場合、あなたが何か話すたびに、このプロンプトの指示に従って裏側で最適な検索キーワード、つまりクエリを自動で作ってるんですよ。
へー。
これがRAG、リトリバルオーグメンテッドジェネレーションという技術の肝になる部分ですね。
はい。簡単に言うと、AIが答える前に、まず関連情報をちゃんと検索、リトリバルしてくる。
で、その情報で回答の質を補強して、それで最終的な答えを生成する。そういう流れです。
なるほど。単に答えるんじゃなくて、裏でちゃんと情報を探すための、その検索ワード自体も作ってくれてるってことですね。
ええ、その通りなんです。で、特にmiiboのいいところは、最初から結構よくできたデフォルトのプロンプトが用意されてる点ですね。
あ、デフォルトがあるんですね。
はい。管理画面から、ほんと数ステップで設定できます。この基本設定でも、直前の会話の履歴ですね。これをアットヒストリーっていう記述で参照して。
アットヒストリー。
ええ、これを考慮して、だいたい最大午後くらいで、しかも直近の質問内容を優先したクエリーを作るようになってるんです。
へえ、アットヒストリーですか。会話の流れをちゃんと組んでくれるっていうのはかなり賢いですね。
そうですね。最初からそこは考慮されてます。
でも、もっと精度を上げたいってなった場合はどうすればいいんでしょう?
ああ、そこが面白いところで。資料では最適化のテクニックが主に3つ紹介されてますね。
3つ。
はい。まず1つ目は、まさにその会話履歴の活用をもっと進めることです。
検索テクニックの紹介
ふむふむ。
アットヒストリーをプロンプトの中でうまく使って、会話の流れから大事そうなキーワードをつなぎ合わせるように指示するんです。そうすると、より文脈に合った検索ができますね。
なるほど。会話が続けば続くほど、意図をつかみやすくなるみたいな。
そういうことです。で、2つ目のテクニックは?
2つ目は、特定キーワードの強制ですね。
強制ですか?
ええ。これはプロンプトにもっと具体的なルールを加える感じです。例えば、検索するときには必ず製品名と機能名を入れてとか。
ああ、なるほど。
あるいは、トラブルシューティング系の質問だったら、解決策って言葉を優先して使ってみたいな指示ですね。
資料の例にもありましたけど、使い方みたいな曖昧なのではなくて、miiboナレッジデータストア、使い方みたいに具体的に指定するわけです。
なるほど、なるほど。こっちからこの言葉は重要だよって教え込む感じですね、能動的に。
そうですね。
で、3つ目の方法は?
1つ目は、会話ログの分析ですね。これを通じた継続的な改善です。
ログ分析。
はい。miiboのレトーゾキンオとかで、実際にAIがどんなクエリーを作って、それがちゃんと良い情報検索につながったかっていうのを確認するんです。
ふむふむ。
この場合はもっとこういうクエリーが良かったなとか、そういう発見を元にプロンプトをちょっとずつ修正していく。地味ですけど、これはかなり効きますね。
なるほど。会話履歴とキーワード矯正でまず狙いを定めておいて、その結果をログで見て微調整していくと。
ええ、なんかAIを育てていくっていう感覚に近いかもしれません。
まさにそんな感じですね。資料にはさらに進んだ機能として、ステートっていうのも出てきましたけど、これはどういうものですか?
ステートですね。これはパーソナライゼーションをもう一段階レベルアップさせる技術ですね。
パーソナライゼーション?
ええ。ユーザーさん固有の情報、例えば今困っていることとか、使っている製品プランみたいな属性情報をハッシュタグステート名、例えばハッシュタグ困り事みたいな形でプロンプトに入れ込めるんです。
ハッシュタグステート?
はい。これによってAIがあなたの今の状況をちゃんと理解した上で検索できるようになるんです。
へー、それはすごいですね。
例えばカスタマーサポートだったら、問い合わせの内容のカテゴリーとか契約プランによって参照すべき情報を裏で自動で切り替えるみたいな応用が考えられますね。
いやー、それはもう単なる検索改善っていうより、AIとの関係性自体が変わりそうですね。
そうなんです。一人一人に合わせてAIの振る舞いが変わる。なんかオーダーメイドみたいな。
AIとの新しい関係性
まさに。そういえば資料には言葉の揺れ、例えば料金と価格みたいなのへの対応も大事だってありましたね。
あー、それも重要です。やっぱり制度向上には欠かせませんね。
料金、価格、費用、コスト、これは検索するときには必ず料金っていうキーワードに統一してねみたいな指示をプロンプトに入れておく。
なるほど。
ということで、ユーザーさんがどんな言葉を使っても、AIが関連情報を見逃しちゃうリスクを減らせるんです。
確かに。
こういう一つ一つの緻密な最適化が、最終的にAIから得られる情報の質をグッと高めてくれるわけです。
いやー、検索クエリ生成プロンプト思ってた以上に奥が深いですね。
ですよね。
デフォルトの状態から始めて、会話履歴の活用、キーワード追加、ログ分析での改善、
そしてステートを使ったパーソナライズと、段階的にAIを賢くしていけるっていうのがよくわかりました。
まさにその通りだと思います。
このプロンプト設計をどこまで突き詰めて考えられるかが、ミーボみたいな会話型AIのポテンシャルを最大限引き出す鍵と言えるでしょうね。
うーん。
一回設定して終わりじゃなくて、やっぱり継続的に見直していく、その姿勢が大事なんですね。
本当にそう思います。
今回の資料、ミーボを使っている方はもちろんですが、広く会話型AIの精度向上に興味がある方にとっても、かなり参考になる内容だったんじゃないでしょうか。
そうですね。
ぜひあなたのAIとの対話をもっと豊かにするために試してみてほしいですね。
はい。
さて最後に一つ、ちょっと皆さんに考えてみてほしい問いがあるんですが。
おっ、何でしょう。
検索がここまでパーソナライズされて、文脈とか個人の状況を深く理解できるようになった時、AIとの対話って単なる情報検索っていう枠をもしかしたら超えてくるかもしれない。
そうなった時、私たちにとってどんな新しい価値を生み出す可能性があると思いますか。
うーん、新しい価値。
まるで自分専属のアシスタントとか専門家みたいにこちらの趣向をサポートしてくれる、そんな存在になるのかもしれませんね。
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