1. ファンドマンの日常
  2. 第53回『ヘッジファンドの歴史..
2022-11-15 14:59

第53回『ヘッジファンドの歴史と投資ファンドの世界(後編)』

第53回『ヘッジファンドの歴史と投資ファンドの世界 (後編)』というテーマで株式会社エービーエフキャピタルのメンバーが多角的な視点で語ります。


【ハイライト】

・ポール・サミュエルソンが設立したヘッジファンドでの新しい投資手法

・ポール・サミュエルソンが認めた天才のファンド設立物語

・ナビスコがカカオの不作に対処できた天才立役者について

・投資ファンドの種類と違い(PEファンド、ベンチャーキャピタル『VC』、ヘッジファンド)

・『ファンド』とはそもそも何ですか?

・日本のファンド業界のイメージを語る

・一時期話題になった村上ファンドについて

・自分が投資家だったらどのファンドに投資するかを語る

・『伊達チャンネル、伊達ちゃんの日常』爆誕説


~お知らせ~

株式会社エービーエフキャピタルのメンバーがそれぞれ日々気になる事、書籍、日々の悩み等何気ないテーマから、経営戦略や投資実行等の広くビジネスに生かせる話題に至るまで、戦略コンサルタント、ファイナンスプロ、データアナリストのプロフェッショナルが多角的な視点で語るトーク番組です。


パーソナリティー:

熊原 充志(株式会社 ABF Capital代表取締役)

東京大学理学部物理学科卒業後、同大学院理学系研究科物理学専攻に進学し、宇宙物理学を専攻。

新卒でBCGに入社、メーカー・ファンド・製薬・通信会社などの業界を担当。

その後アドバンテッジパートナーズに入社し、多様な領域への投資を実行。


伊達 慶明(株式会社 ABF Capital取締役)

京都大学農学部応用生命科学科卒業後、同大学院農学研究科に進学し、生命科学を専攻。

新卒でBCGに入社、通信・メディア・物流・電力・産業材など幅広い業界を担当。

一貫してビックデータ・地図を扱った戦略の立案を行う。


中野 拓真(株式会社 ABF Capital取締役)

東京大学理学部地球惑星物理学科卒業後、同大学院理学系研究科地球惑星科学専攻に進学し、気象学を専攻。

新卒でBCGに入社、小売・エネルギー・通信会社などの業界を担当。

経営戦略の立案だけでなく、成果の創出までクライアントを幅広く支援。


蔡 亮成(株式会社 ABF Capital取締役)

東北⼤学⼯学部機械知能航空⼯学科、同⼤学院⼯学研究科に進学し、エネルギーシステムマネジメントを専攻。

新卒でBCGに入社、⼩売・通信・保険・パブリックセクター等幅広い業界のプロジェクトを担当。

事業戦略及び事業計画策定のコンサルティング、マーケティングを⽀援。


番組プロデュース:株式会社サンキャリア


カバーアート制作:小野寺玲奈


番組へのご感想、メッセージ等、noteでコメントどしどしお待ちしております!

https://note.com/dailylife_fund/n/nc853da8c6235


株式会社 ABF CapitalのHP

https://www.abf-cap.com/


また、Apple Podcastで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!配信の励みになりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!


ファンドマンの日常のTwitterアカウント(@dailylife_fund)です。是非フォローしてください!


#投資 #経営 #経営戦略 #ビジネス #ファイナンス #ファンド #コンサルタント #外資系 #データアナリスト #東京大学 #京都大学 #東北大学 #京大 #東大 #宇宙 #生命科学 #気象学 #エネルギーシステム #マネジメント #マーケティング #ポッドキャスト #podcast #スタエフ #standfm #音声配信 #マイナースポーツ #ポケモン #育休 #子育て #男性育休 #イクメン #中小企業診断士 #リモートワーク #DD #デューデリジェンス #PEファンド #科学 #ウルトラマン #サッカー #横浜Fマリノス #ファン #サポーター #フレーバーマトリックス #化学 #フードトラック #キッチンカー #飲食店 #職人 #シェフ #ソムリエ #慶応大学 #財閥 #口コミ #クチコミ #山手線 #東京メトロ #都営地下鉄 #SNS #株式会社 #会社 #起業 #音楽家 #ワイン #SDGs #インターン #コンサル #サウナ #サウナイキタイ #サ活 #水風呂 #BCG #就職活動 #組織運営 #データコンサルティング #セイバーメトリクス #フレームワーク #構造化 #中学受験 #料理人 #パティシエ #美食家 #ピーキング #駅伝 #陸上 #箱根駅伝 #宇宙人 #フェルミ推定 #世界史 #開業支援 #店舗運営 #韓流コンテンツ #小売店 #クレヨンしんちゃん #野原ひろし #映画 #経営者 #投資家 #資金調達 #鬼滅の刃 #物理学 #コンサルファーム #漫画 #睡眠 #音楽 #ヘッジファンド #PEファンド #ベンチャーキャピタル #エービーエフキャピタル

00:00
ファンドマンの日常!
今日も始まりました、ファンドマンの日常。
ABF Capitalの代表の熊原です。
同じく、取締役の伊達です。
取締役の中野です。
取締役の西です。
その後出てくるのが、コモディティーコーポレーションズっていうヘッジファンドで、
ここ出資者が、ポール・サム・ウィルソンっていう有名な、ノベル経済学者を取ってるのかな?
ポール・サム・ウィルソンっていう経済学者が出資していることで有名なヘッジファンドなんですけども、
これなんでそれが話題になるのかっていうと、
ポール・サム・ウィルソンって、あれなんですよね。
ランダムに、株はランダムに選んだ方が、
アクティ分野よりもパッシブ分野の方が長期リターンはいいっていうのが、
よく言われると思いますけども、
インデックスカット形みたいな。
結構割と株式投資の中の常識みたいな。
アクティ分野をするのはいけませんよみたいな。
これを経済学的に証明した人です、ポール・サム・ウィルソン。
なのに、自分はアクティブ投資のヘッジファンドに投資してるんです。
これは彼の言葉として、
人によって背も近い場合、様子も違うし侵略者も違うんだから、
パフォーマンス指数だって、それがヘッジファンドになって違うよねっていう前提。
天才が運用すればその限りではないっていう前提があるみたいで。
だからポール・サム・ウィルソンが認めた天才に資産を投資して運用している。
これがいわゆるロケットサイエンティスト、
よく言われるクォンツの最初のファンドとされているやつです。
これはすごいわかりやすいと思うんだけれども、
ただこのコミュニティファンドを作った人、
すごい面白くて、元々はカカオの価格を予測するモデルをMITで研究してた人で、
天候とかそういったデータを入力するとカカオの値段がどうなるのかっていうのを予測して、
カカオの取引に使うみたいなことを、そんな研究をやっていた人です。
この人なんかすごい面白くて、
大学院生の頃から冷凍オレンジジュース業界に関する数学モデルを作って、
濃縮オレンジジュースの価格が2倍になるっていう結論をされて、
親から1970年の2万ドルだから、たぶん今の10万ドルぐらいかな。
10万ドルぐらいを借りて、オレンジジュースの卸売店でジュースを買って、
保存しておいて、で見事にそのモデル通り値段が2倍になって、
で大儲けしようと思ったんだけれど、
大学院生からオレンジジュース買いたいお売り店がなくて、
買わないじゃん、そんな怪しすぎる。
それで大損こいたっていう伝説がある人です。
その後カカオの市場でもちろん、カカオの需要予測で研究してた人なんで、
その後ナビスコに就職して、ナビスコのチョコレート用のカカオを買う部門に行って、
03:02
彼のモデルの要素に従ってカカオを買う、辞めるっていうのを決定するっていうのをやってたんですけども、
彼が入社した直後にカカオの値段が急激に下がるっていう現象が起きて、
これって適正な価格よりだいぶ低いよねっていうので、ひたすら買い続けていて、
まだ新人の彼が。
最終的に彼が買ったカカオっていうのは、
ナビスコが当時生産する2年分のチョコレート分のカカオを買ったらしくて、
CFOから激詰めをくらって、お前何したかわかってんのかみたいな。
でもそれでも買うのやめなかったみたいな。
そうすると予想通り不作がやってきて、その後カカオの値段がほぼ倍増したらしくて、
それでとてつもない儲けを出して、そのお金と実績でエッジファンドを作ったっていう人ですね。
数学モデルをしっかり使った、
しかも需要予測するっていう形でエッジファンドを利用したおそらく初めての人です。
そもそも質問なんだけど、
リスナーの皆様にエッジファンドとかベンチャーキャピタルとかPファンドの違いを説明した方がいいんじゃない?
そう。
多分気になる人はいると思う。
ファンドって何なんですか?
ファンドね、そう。アクティブなファンド。
投資ファンドって結構何個かに分けられると思うけど、
一般的にファンドって言われてるものって、
おそらくPファンドとエッジファンドとベンチャーキャピタルだと思うんだけれども、
年金ファンドとか政策ファンドとか、
投資新宅とか上場投資新宅とか色々種類あるけど、
あれはどっちかというと、
期間投資化扱いで積極的に攻めるファンドじゃないのがそっちの人たちで、
ベンチャーキャピタルだからPファンドだからエッジファンドは積極的にリスク取って投資をしていく人たちっていう間違いがある中で、
そのエッジファンドベンチャーキャピタルPファンドっていうのはそれぞれの違いは?
ベンチャーキャピタルは基本的には経験は取得しないっていうところ、
あと投資対象が未上場株である、
しかもいわゆるスタートアップでこれからすごい成長することが見込まれるような企業に投資するっていうのがベンチャーキャピタルで、
基本的には投資したところのどこか一つが大当たりすると嬉しいなみたいなかけ方をする人たちです。
Pファンドは結構安定した企業、上場未上場問わず、基本的には未上場企業を買うことが多いですけど、
キャッシュフローが経営が安定しているところを買うことが多いですね。
これは何かちょっといずれどこかで多分解説した方がいいと思うんですけど、
06:02
LBOと呼ばれる手法を用いて銀行からの借り入れを上手に使って会社を買収してリターンを出すっていう手法を取る人たちですね。
Pファンドはその会社の経営権を完全に取ることが基本です。
100%、少なくとも51%以上を取得するというのを前提に会社を買って、
会社のコストカットしたり新規事業を作ったり、いろんな会社を合併させたり分割したりとか、
そういういろんな経営手法を駆使して会社の価値を上げて、
しかも銀行からの借り入れっていうのを上手く利用してリターンを出すっていうのがPファンドです。
ビジネスの総合格闘技的な実力が試されるのがPファンドです。
Hファンドはさっき言ったように種類がいっぱいあって、
まずショートなのかロングなのかっていう、
値上がりする方にかけるのか、値下がりする方にかけるタイプのHファンドなのかとか、
ハイフレーキシートレオでHFTと呼ばれますけども、
コンピューターを使って1秒間に10万回とか取引して少ない利材をものすごい稼いで、
っていうようなコンピューターを使った取引をする数学のモデルであるとか、
コンピューターの速度を使って利材を取っていくような人たちもいれば、
ファンダメンタル投資といって企業の上場株であれば、
情報公開されているので、そのデータを徹底的に調べてここにかけるっていうふうにする人たちもいれば、
やっぱり強引な人たちだとアクティビストって言われてる人たちは株取得して
配当を吐き出せとか、ここの経営者変えろみたいなところを株主総会でガンガン主張していって、
利益を得るみたいなそういうパターンもありますけども、
基本的にヘッジファンドは上場株の少しだけ省留を取引して利益を得る人たちですね。
っていう違いが、ちょっとだいぶこれでもあんまり噛み砕けてなかった気がするけど。
そもそもファンドって何なんだろうね。
ファンドはお金持ちから、もしくは機関投資家からお金を集めて、
それをファンドマネージャーと言われる人たちが彼らの判断に従って投資先に投資をして、
その投資のリターンっていうのをまた投資してくれる人たちに返すっていう、そういう仕事です。
我々もファンドに該当するんだね。
ファンドマンの日常って言ってるし当たり前なんだけど。
ただちょっとさっきのジャンルとはまたちょっと違う。
何ファンドっていうのかはまだちょっとわかんないですけど、
あんまり今までのだてくんが言った3つにはあんまり該当しない感じなんだよね。
クリシーとPUファンドのいいとこ取りみたいなのやってるね。
なんか名付けたいね、せっかくだから。
そうだね。
そうだよね。
ファンドだけどなかなか新しいモデルだからこそね、
ここでちゃんとチームと名前確立したら今後に残っていくかもしれないから。
確かに。
09:01
2020年なんちゃらかんちゃら。
ODFキャピタルが作ったなんちゃらファンドだ、みたいな感じで残るといい。
そうだね。
熊原モデルとか。
なるほど。
でも結構アクティビストファンドみたいなのが世間ではファンドだと思われがちじゃない?
一番正面に出てくる人たち。
あとはディストレストというか破綻した会社をバルクで買い取る人たちとか。
結構そのイメージがアクティビストとバブルの時の日本の不動産企業を買い漁った
米系のファンドの印象が強すぎるせいで、あんまり日本でファンドのイメージが良くないんで。
よく村上ファンド、ファンドといえば村上ファンドって思ってる人めちゃめちゃ多そう。
村上ファンドはどんなファンドなんですか?
村上ファンドはあれですね、彼らもヘッジファンドですけども、
中でもアクティビストって言われてる、さっき熊原の言ってたやつで。
彼らのポリシーとしてはガバナンスです。
コーポレートガバナンスがおかしいと思われる企業に投資をして、
経営者を変えることでその会社の価値を上げて、
経営者を変えるもしくは経営者家計方針を変えることで、
その会社の利益価値を上げる、株式の価値を上げるっていう手法を是としている人たちで。
村上ファンドの徹底的な基本的な方針は会社は株主のものであるから、経営者のものじゃないから、
経営者が会社を私物化しているにてすら株主の価値を既存しているのであって、
既存した分は株主に返さないといけないっていう、そういった前提のもとに投資をする人たちです。
なんで配当を出さずに現容金を大量に抱えている会社であるとか、
それが故に割り安になっている株であるとか、あまり見た目は出せないですけども、
結構調べればわかると思うんで。
本当に上場企業なのに経営人が会社をめちゃめちゃにして、
私物化にして経費だなんだ好き放題やっていた会社の株を買って、
株主総会でそれ指摘して経営者に返させるとか、
その無駄遣いをやめさせるみたいなので会社の価値を上げるみたいな、
そういったことをやる人たちです。
結構悪名高いですけど、個人的にも言っていることは間違っていないなという気はしているので、
最近村上ファンドがジャフコを攻撃していて、
ジャフコが村上ファンドに対抗するためにホームページで公開している文章が、
一番村上ファンドについて詳しく書いてあります。
村上ファンドの宣伝じゃないかっていうぐらい、
村上ファンドの過去の鮮やかな手法が書かれています。
攻撃してるのに。
面白いな。
そう。
それぞれ、例えばじゃあ伊達ちゃんが投資家だったとして、
自分だったらじゃあヘッジファンド、ベンチャーキャピタル、
Pファンドの3種類、どこにでも100割って投資できますって言われたらどうする?
そうね。でも結局ポートフォリオな気がするけど。
Pファンドは硬いし、ヘッジファンドVCは莫大なリターンが出るかもしれないしっていう。
12:06
かつヘッジファンドは上場で、VCは未上場企業で、
この世のトレンドみたいなところをどっちかけるのかで転ぶことがあるから、
その2つをどっちかだけっていうことも思えれない気がする。
なるほどね。
ただ個人的には今この現状に関しては、
アクティビストファンドって多分今の世の中にすごいフィットしてるから、
アクティビストファンドが多分とんでもないリターンを
しばらくは上げ続けるんだろうなと思ってる。
なるほどね。
難しいのはベンチャーキャピタル、
俺だったらでもヘッジファンドに投資をするのかな。
Pファンドが大半であって、
例えば残りの10%を90%はPで。
ベンチャーキャピタルって日本ではあんまりまだ、
かつ今後もそこまで大きな成長が見込めないんじゃないかなと思ってるんだよね。
上場のバリエーションが低すぎるか。
上場数も少ないし。
そう。
ベンチャーキャピタル、
日本の上場、新規上場の市場がもっと厚くならないと
ベンチャーキャピタルってなかなか難しいなって思ってるんですけど、どうでしょう。
まあ、そのための、最近なんかなすなく上場が増えたりするけど。
うん、ね。そうそうそう。
本当はね、香港とか新大阪、香港に上場させるとかっていうのも
結構ありの選択肢だったんだろうけど、
香港がちょっと今、情勢があんまり良くないからね。
うん、ちょっと今は、なるほど。面白いな。
いや、あれだな、次回、伊達ちゃんはもう決まりだな。
Pファンドの歴史を喋るべきだな。
そう、ちなみにこのHファンドの歴史まだあれだからね。
5分の1ぐらいだから。
この4倍が待ってるの?この後。
4倍ぐらいはまだ大物がいるよ。
やっぱりHファンドだってジョージ・ソロスとか、
レイ・ダリューとかジョージ・ソロスは欠かせない存在だし。
おー、面白いな。
じゃあ、次の伊達くんの回はHファンドの歴史の続きかPファンドの歴史ですね。
一生ファンドの歴史を語るおじさんになるかもしれないけど。
もう一回5時間番組とか収録した方がいいんじゃない?
確かに。
2、3週間後とかね、2ヶ月後にもう一回5分の2ですみたいな。
分かんなくなっちゃうけど、まとめて撮った方がいい気がする。
確かに。それかもう伊達チャンネル作るから。
そうだね。
いや、なんかね、面白いね。毎回伊達くんが一番真面目な話をするんで。
スピンアウトでファンドマネージャーから伊達チャンネル、伊達ちゃんの日常。
俺の方がファンドの話めっちゃしてる。
そうそうそうそう。
ファンドマネージャー。
了解です。ありがとう。
じゃあまた来週お楽しみに。
14:59

コメント

スクロール