1. 勝手に”ドキュメント72時間”をしゃべるラジオ
  2. 第24夜『花火専門店、家族と過..
放送回エピソード:「山梨・花火専門店 静かな夏物語」(2021年9月24日放送)
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[音楽]
真夜中コンビニの駐車場で
このポッドキャストは一つの場所を72時間にわたって停電観測する
某公共放送局のドキュメンタリーを大好きな2人が
番組についての感想や愛を語ります
[音楽]
はい 今回は
山梨花火専門店 静かな夏物語ということで
これもですね 新作会になっています
放送されたのが9月なんですけれども
やっぱり今年の夏ですね
夏 なかなかコロナということもあって
楽しめなかった人も多いかなと思います
そんな夏のところにですね
これ山梨県に400種類ぐらいの
本当にたくさんのいろんな花火がバラ売りとかされている
そういう花火の専門店が舞台になっています
当然その打ち上げ花火大会みたいなものは
今年もほぼ中止されている状態の中で
手持ち花火とか
身近な人とだけで静かにやれるということで
たくさん買いに来てました
そんな山梨の小さな花火専門店に
いろんな人たちが来ているのかなという
3日間になっていました
では山口さんいかがでしたでしょうか
まず花火専門店になるものが存在するんだということですよね
なるほど
もちろん業者向きにはあるけど
こうやってバラ売りしているところが
お店としてあるんだなっていうのが
最初の入り口としては意外なところでしたね
やっぱりそこに買いに来る人たちもバラバラで
僕らが花火って言われたときに考えるみたいな
線香花火とか
そういう家族で楽しんだりとか
カップで楽しんだりみたいなものもあるけど
最初最後の方に出てきますけど
熊よけの爆竹を買うとか
長寿を払う花火を買うとか
そういう実用的な花火みたいなのもあるんだなと思って
そこが面白かったとこですかね
確かに珍しいですよね
こういう花火の専門店みたいなところってね
実際冒頭でも話し合ってましたけど
結構有名な花火大会がある町になっているので
結構日本の中でも特に花火っていうことに対して
ちょっとなんかこだわりがある人たくさん出てましたし
だからこそこういう専門店みたいなのがあるのかな
というふうに思っていて
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実はドキュメント72時間で
この花火の専門店って別でもやってて
それが長崎県のお盆の時期に
先祖を送る祭りみたいなのがあるんですけど
その時もそういう特殊な町だと
たくさん花火売ってる専門店があるので
そこが舞台になってたんですけれども
結構やっぱり時代は変わって
こういう状態の中での花火専門店って
みんなどういう思いというか
花火って買いに来てるのかなっていうのが
結構象徴的でしたね
ちゃんと僕のメモにもですね
「爆竹お盆の会(長崎)」って書いてますね
そうですね
あれは異常なんですよね
まさかのあれ出てきますもんね
佐田正志のお兄さんだっけな
出てくるからな
長崎ですごく有名な「小楼長崎」という
お祭りというか発盆ですね
発盆のために先祖を弔うために
屋形舟みたいなものを練り歩いて
爆竹をやたら鳴らすっていうですね
急に謎の破壊力のあることをやるっていうものがあって
そこはどっちかというとお祭りに近いですよね
バーンとやる
この長崎の夏といえばこう
みたいなところがあるんですけど
今回ってそうじゃなくて
それこそ本当は山梨でいつもやっていたはずの
有名な打ち明け花火の大会が当然中止になって
それでもたぶんものすごく花火って
その人たちにとって近いもので
だからこそこういうお店に
すごい買いにあんなに
すごい量買ってましたけど
孫のためとか言って
ああいうことが行われているんだなって感じですよね
なんかでもそれってちょっと僕
なんか疑問だなと思う部分もあって
打ち上げ花火
今この市川みさと町なんですけど
市川みさと町で打ち上げられる花火
打ち上げ花火と手持ち花火ってちょっと違うじゃないですか
でなんかたぶん
彼らは花火が好きってよりも
花火を見たりしてるから
みんなで祭りが好きだったりとか
家族で過ごしたりとか
集団で過ごすことが
割と好きなんじゃないかなって思ったんですよ
で見てて思ったのが
カップルが少ないなと思ったんですよ
子供を含む家族で来てる人が非常に多いんですね
いやそうですよね
これはもちろんその土地柄もあるけれども
やっぱり花火っていうものが
カップル、都会とかでよくある
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カップル同士の雰囲気作るための先行花火ではなくて
家族でみんなでパーッとお祭り的に楽しむ花火っていう
メンタルってか回路なんですよ
彼らの中で
毎日花火してるみたいなの言ってたじゃないですか
言ってましたね
あと反抗期の長男がいて
あんまりお父さんと口を聞いてくれないみたいな
でなんかその家族に確かついてくるんですよね
夜花火するっていうから
家で取材すると長男に
どうですかみたいな
育った町って愛情枠じゃないですかって言うと
ボソッと言うんですよね
僕もメモしてますよ
いいセリフですよね
やっぱりこう
花火の街っていろんなところから外からも言われてるから
彼ら自身の中にもそういうメンタルはもちろんあるんだけれども
それよりもその花火っていう場があることによって
みんな家族が
家族の共通の話題ですよね
あったりとか盛り上がれるものとして
花火がちゃんとあるんだなと思って
ここで多分僕ら都会というか
いろんな他の全国の地区の人って
そういうなんか盛り上がる話題の中心として
花火ってあんまり出ないじゃないですか
なるほど
夏のちょっと雰囲気を感じようみたいな感じで
思いつき始めることはあるけど
花火をしたいかって言われると
うーんって思っちゃうんですよね
なるほどな
そこがちょっとこう
この人たちが持っている花火に対する距離感と
これは個人的な話かもしれないけど
僕が持っている花火への距離感が違うなっていうのは
見ててちょっと違和感だったんですよね
なるほどはいはい
毎日花火したいですか?本田さん
いや、それでいくと
僕その結論から言うとその真逆で山口さんとは
僕はメモにも書いたんですけど
なんで実家に帰ると花火やるんだろうと
実は僕長崎出身なんですね
これこの山梨のこの人たちとほぼ近い世界観で生まれ育っていて
さっきその発音のお祭りでって話ありましたけど
長崎ってお墓で手持ち花火やるんですよ
ものすごく毎回聞こうとしてテレビとかで
ちょっと皮肉られるんですけど
お墓でもお墓参りしてそこで手持ち花火とか爆竹鳴らして
先祖と一緒にいるみたいなのをやるんですね
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なので結構お墓じゃなくても
夏になると必ず家族が集まって花火をやるっていうのが
結構当たり前なんですよ
毎日はやってないんですけど
特にお盆の期間は絶対やるんですけど
だからそこもあってこの人たちの距離感とは自分は逆に近かったので
ある意味それを客観的に考えることで
山梨さんがおっしゃった通り打ち上げ花火と手持ち花火は全然当然違うじゃないですか
これやっぱりキャンプでやる焚火とかに近いなと思ったんです
そうそうそうそう
なんかそれが話の中心にはならなくて
当然花火でわーとか光ってるとか言うんですけど
結構家族でやってても同じ環境にいて同じ時間にいるっていうそれだけっていうか
それだけでじんわり家族が同じ時間を共有していることを感じるっていう部分があって
ハイな感じではなくてローなテンションのコミュニケーションみたいなところがあるなと思ったんですよね
確かにさっきちょっと話した家族あんまり長男が反抗期で
花火っていう場があるからそうやって育った街への愛着みたいなことを話すのって
まさに焚火の周りでみんな話すのって一緒ですよね
そうですよね
なんかそれが花火で有名な街だからっていうのもあるんですけど
結局その花火がカレーの匂いがする花火とか変な動きをする花火とか
いろいろあったんですけどそれもちょっとした話の種でしかなくって
実際にやってる時はそれに対してものすごくリアクションがあったりとか
そういうわけではなく本当に映像で映し出されていたような庭先で
みんなでやって、わーってそれぞれ自分が好きなやつをやるっていう
あの時間が北欧風に言うとそのなんか「ヒュッケ」みたいな
みんなで囲んでおやつ食べる的な文化にすごい近いものなんじゃないかなって
逆に客観的に見て初めてそういうのに気づきましたね
いやー本当そうですよね
だからここ400種類売ってるっていう話がありますけど
もう多分バラバラで買ってって何が何か分かんなくなってますからね
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そうですよね
よくあんな普通にレジ売ってるなって思いますからね
そうそうそう、すげーなと思って
店員もちょっと癖ありそうでしたもんね
なんかすごい好きなんだなっていうのは思いましたよね、多分
いやなんかこう単純に花火文化とは何かみたいなことも考え始めていて
途中でオーストラリア出身のママみたいなのが出てるんですか
オーストラリアでは山火事とかの原因になるんで
そもそも花火って禁止されてますって
あと長寿をおろい払うために花火一発、口かかりに来ましたっていう人も
さっき言ってたじゃないですか
よくよく考えれば普通に危ないのに
なんであんな孫のために買うんだろうみたいな
あまりにも日本人の情緒的なものにインプットされすぎていて
花火ってどう考えてもあんな火薬燃やしてバンバンやるの
子供になんでやらす?みたいなところは結構思ったんですよね
なんかこう、やっぱ日本的花火って
ファイアワークスは海外で言う花火は
どういうものかって言うとやっぱりでかいとか
強そうみたいな
お祝いの時とかね
そうそうそう、スターが出てくる時の
こっから火満点みたいな
そういう座縁ためみたいな
もうちょっと多分日本の手持ち花火とかって
割と内静的というか先、焚き火に近いもの
火を見ると落ち着くみたいな
自分の位置の揺らぎ的な話ですよね
本当そうですよね
結構その終わりと始まりが交差してるなと思って
結構出てきたじゃないですか
最後、終末医療の看護師の人が
実際に介護してる人たちと一緒に花火するっていう
なんか本当に命の煌めきみたいなところもあったし
なんかこう、花火とか祭りが好きなやつは
だいたいチンピラだよとか言ってた
コアモテのお父さんも実は脳幹子で
そういう普段終わりがあって
それを感じるからこそこの花火の時間大切なんだ
みたいなことも言ってたし
そういう命の終わりみたいなものと
片や孫みたいな感じで子どもたちが
あんな分け合いとしてやってる
そういう終わりと始まり交差してる感がすごいあって
本当に命の煌めきってものと
花火っていうものの
そういう親和性ってあるのかなって思いますね
花火は夏のもので
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さっきお盆の話も出ましたけど
夏とか
そういうのと近いからやっぱりこう
なんて言うんだろうな
霊とか先祖的なもの
そういう死とか生みたいなものと
やっぱり結びつけて考えられがち
考える
そういう精神性ですよね
あるんじゃないかなと思いますよね
やっぱり
花火を嫌いな人ってあんまりいないような気がしてて
煙が嫌いだとかそういうのもあるけど
花火自体を
煙が嫌だったらYouTubeで花火流してるとかでいいかもしれないけど
花火たたき映像でもいいけど
そういうのが嫌いな人ってあんまりいないような気がしていて
だから家族みんなで楽しめるし
儚さもあるし
言葉は別にあれだけど
非常に日本的ないい風景っていうか
一方でものすごく日本的で
そもそも夏に花火やるのって日本だけ
夏にやたら花火をやるのって日本だけじゃないですか
それこそ手持ち花火自体そんなやってないし
途中で
病院の看護師の方かな
夜勤とかで忙しいから子供をなかなか遊びに連れていけなくて
キャンプを約束してたと
約束されてたキャンプのために今回気合い入れてきましたみたいな感じで
花火買いに来ましたみたいな人いたと思うんですけど
それぐらい約束されている夏の思い出っていうんですかね
日本人の中にあまりにも強くインプットされすぎている
夏=花火=楽しい夏の思い出だっていう
これをやらないと終わらないみたいな
すり込みだと思っていて
それが本質的にどうかとか全然別で
そのインプットがすごすぎるがために
あまりにも誰もそれについては別に疑問はてさないというか
誰も山火事になるからやめましょうみたいな話にならないわけじゃないですか
それが花火のそんなにかっていう魔力を感じましたよね
でもまあわかりますよね
そうそれが何の論理的な反応もなくわかっちゃうっていう
分かる別に論理的な魔力はないんですよね
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分かるっていう
今はコロナ禍でいろんなお祭りが中止になったりとか
花火大会も中止になっていて
でも僕とか住みながわ沿いに住んでるんで
住みながわ花火大会っていうのがあるわけですよ毎年
ある意味僕もその大きい花火大会の近くにはいるんですよね
別に住みながわって広いからそんな別に真下とかではないからあれだけど
とはいえそのシーズンになると
この僕が住んでるエリアって交通規制が入るんですよ
通行止めになるんですね周りが
そこの通行止めになった道路に
普段は全然こう
どこにいるんだろうっていう人たち
おじいちゃんおばあちゃんとか一斉にみんな若者もみんな一斉に出てきて
急に街がこうなんだろうななんか
昭和っぽくなるというか
急に昭和感が出てくるんですよね
やっぱりそういうその花火って
こういう人の
つながりを呼び起こすっていうとあれだけど
そういうものだしそういうシンボル的な役割が
日本に特にこと日本にとってはそういうその山火事になるとか
いろいろ問題はあるけどそういうことすべて差し置いて
やっぱりシーズンに出てきて多分あるんですよね
差し置くってのがいいですよね
そうすべては差し置く関係ないっていう
だから最後にね最後に出てくるその週末キリがに関わってる看護師の人
花火を見せてあげたいと
買ってきてやっぱりやるところなんでカメラついてってみんな
今いる治療してるおじいちゃんおばあちゃんとか見るわけですよ
でもそれで喜ぶと
でも
わかりますよそれだって花火持って行った正解ですもん
なかなかこう
嫌だって人いないじゃないですかさっきのじゃないけど
でもやっぱりそういうそのなんだろう絶対に成功するものって
なかなかないじゃないですか世の中において本当に約束されてますよね
これその約束されたなんか幸せとか楽しみみたいなものがすごい
いいですよね
いいですよね
今回の話は花火専門店のお店がどうっていう話は正直あんまり描かれてないんですよね
まあそうですよお店がどうっていうかそこのこの花火が有名な打ち上げ花火が有名な街
でもそのこの夏には花火がないっていう状況で
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じゃあその街の人たちが花火とどう向き合うのかみたいなのが今回のテーマっていうか
ところなんですよね
まさしく静かな夏の物語ですからね
そうそうそうそう
いやーこれを見て今年は花火やらなかったなーって思いましたよ
別に毎年やってないんだけどそんなに
いやーそうなんですよねだから僕は毎年やってますね
今年もやりました?
やりましたね
おー
やりましたね
いやーなんか別に毎年夏の花火とかも花火ってコンビニとかいろんなところで売ってるじゃないですか
だから全然ねやろうとすぐできるんですよ
そうなんかやるぞとはなんなくてでもやるって言われたらいいねってなるっていうこのニュアンスですよね
この花火専門店がなくても別に僕らにはコンビニがあってそこに売ってるわけだから
当然
そうそう当然できるんだけど
でもなんかあれかなー
この講演はやっていいんだろうかとか考えますね
あーほんとそうですよね
僕昔通報されたことあります
はははははは
でもそういう世界ですよね本当に
いやーそうカルチャーショックすぎましたねその時は当然
夏だったら爆竹鳴らしていいって勘違いしてたんで
長崎から
それ長崎に染まりすぎですよ
いやいやだってそれやでもやっぱり生まれてから18年間そうだと
それが当たり前とそれこそその花火嫌いな人いないでしょうの感覚で
そのこの時期だったら鳴らしててもそれはまあそういうものだからっていうね
あれってやってたらなんかこうパーってきてなんかちょっとそれなんか周りの人の迷惑だからさみたいなことやれて
僕結構ポカーンとしちゃって
まあねー
そうかー
そうなんですよねだから爆竹はやんないって決めました
爆竹はやんない
いやーまあ熊よけとかね
熊よけにしかねやっぱ爆竹ってそういうのじゃないんだって
そうですね
はい学びました
確かになー
うんどうすかね
そうそうなんですよね
じゃあなんかこうMVP的なものは
MVPはもうあの子供じゃないですか子供というか長男じゃないですか
あー育った町で
どうなんだろうな他にまあでも花火祭りが好きなやつは大体チンピラなんですよっていうのも好きだけどな
あれも良かったですよねなんか
そうあれもまあでも表してるのはこっちかな
そうですね
花火祭りが好きなやつは大体チンピラ
そうですね
24:00
そっちでいきましょうか
そっちでいきましょうか
はい
あとこれも全然関係ないことちょっと一つだけつけ足していきたいんですけど
途中そのなんか若い人であの介護をしてやってますみたいな人来たんですけど
なんかその人が着てたTシャツがなんかあのそのキャンパーに今大人気のあの堀西っていうスパイスのTシャツがあって
なんかそれを着ててなんか僕もめっちゃ欲しいなって思ったっていう
本当にどうでもいいやつじゃないですか
すいません
堀西Tシャツ買いますということで
はいということで
ありがとうございました
ありがとうございました
24:51

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