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スピーカー 2
始めるを応援するポッドキャストSTARTFM、おはようございます。企業課でラジオパーソナリティの関口舞です。
連続企業課でアメリカに拠点を置くテイラー代表の柴田陽さんと、企業や独立を考えている方に役に立つ情報を楽しく語っていきます。
陽さん、おはようございます。
おはようございます。
スピーカー 1
ちょっとね、寝不足なんで、どんどん進めていきましょう。
スピーカー 2
寝不足っぽいですね、雰囲気が。
スピーカー 1
早速ですが、今日のテーマは舞さんどうぞ。
スピーカー 2
今日のテーマはミッション、ビジョン、バリューについてです。
スピーカー 1
ですね。
スピーカー 2
こちらですね、この番組のトピックキュレーターをやってくれているKさんが言っていたんですけれども、
このミッション、ビジョン、バリューはいつから制定するべきかという、結構これってよく出る話題だと思うんですが、これについて取り上げていきたいと思います。
こちらのKさんがですね、先日あるスタートアップのイベントに参加された際に、
そこの代表の方が、その会社ではミッション、ビジョン、バリューどうしてるかってことについて話していたと。
スピーカー 1
そうですね、もうスタートアップといってもこの会社もだいぶ業歴も長くて、みんな誰でも知っているような会社で、常々も行って期間してた会社なので、
言いたいこととしては、一通り水も甘えも全部大きくなったり、ちっちゃくはなってないんだと思うけど、多角化したり海外展開したりみたいな、
そういう何百人っていう感じになった会社ですっていう前提でちょっと聞いてください。
スピーカー 2
こちらの会社さんは、今現在は7のルールと31のルールがあって、その7のルールの方は50人規模の時に作ったもので、
31のルールは海外展開して300人規模の時に作ったものというふうにおっしゃっていたとのことです。
スピーカー 1
なるほど、これって7のルールって7個っていうことですかね。
スピーカー 2
まあ7個。
スピーカー 1
7個ルールがあるっていう。
スピーカー 2
それをその規模が増えたら数を増やしたってことなんですかね。
ちょっとこのイベントに我々が直接行っていたわけではなく、また聞きなのでちょっとそこはご容赦いただきたいんですが、
これであの非常に面白いなとちょっと陽さんに深く聞きたいなと思ったポイントとして、
こちらのミッションビジョンバリューについて、この代表の方は当初否定派だったとのことなんですよ。
そのミッションビジョンバリューなんていらないでしょう、逆に言動が縛られるんじゃないかという考えだったということで、
そういう考え方のCEOの方って結構聞いたことあるなとは思うんですけど、
しかしこの50人規模の時にいろいろとちょっと組織的な問題があって、このままじゃやばいというふうになって急遽その7のルールというやつを制定したところピタッと状況が良くなったと。
ミッションビジョンバリューを明確化したらみんなが同じ方向を向くことができたというふうに当時感じられたというような話だったそうなんですよ。
スピーカー 1
ミッションビジョンバリューってミッションとビジョンとバリューってそれぞれ各社によって少し多少ミッションとは何で、ビジョンとは何で、バリューとは何かって定義もちょっとばらついていると思うんですけど、
7のルールっていうぐらいなのでバリューっぽい感じですね。価値観的なルールを設けましたよってことですよ、50人ぐらいの時に。
なんかそうですね50人っていう数字がすごいリアルだなと思います。
スピーカー 2
けっこうこれ、50人規模で作ったという時期とかタイミングがどうなのかっていう問題だったりとか、
このいつ制定するべきかとか何の意味があるのかっていうのは結構前から議論になっているので、これについて話していきたいんですけど、
スピーカー 2
ちょうどですね、私遡ったらなんか洋さんがこれについて言ってた気がすると思って、遡ったらなんと2年前に似たようなテーマで、スタートFMで話しております。
スピーカー 1
なるほど。差分を出さなきゃいけなくてプレッシャーになりますね。
スピーカー 2
そうなんですよ。差分を出さないといけなくて、その回を聞いてない方も多いと思うので、かいつまんでちょっとご紹介したいんですけど、
まずなんか洋さんが元々ビジョンって大抵後付けだよねみたいなことを、どこかの回で一言言っていたと。
思い出した思い出した。これさ、多分ビジョンについてだけ喋ってますね。
そっか、ビジョンとはってとこですね。
スピーカー 1
そう、だから全然違うエピソードになると思う。ビジョンと今の何らのルールみたいな、パッとググったらセブンバリューズっていう英語が振られてたんでまさしくバリューズですけど、
ミッションとビジョンはね、多少意味がオーバーラップしているケースもあるかなと思うんですけど、ちょっと相互乗り入れしているというかですね。
多分だけどミッションの方がすごい遠い、いつかできたらいいっていうか、
ミッションって言葉の元々の意味が結構宗教を起源とする言葉だと思うんですけど、
ちなみにこういうふうに語源がこうだから、これはこうじゃなきゃいけないんだみたいな、これ詐欺師レトリックなんで引っかかんないほうがいいんですけど。
スピーカー 2
やばいな、そっかーとか。
スピーカー 1
結構ね、ちょっとすげー話脱線していい?
スピーカー 2
もちろんです。それ気になる。
スピーカー 1
よくさ、講師の人とか研修の、公演してるジジイとかさ、そろそろそういうこと言ってると自分もそっち側に行っちゃう気がするから怖いんだけど、
よく使うじゃん、この人という字は人がもたれあがっているから、人は支え合うんだみたいなやつ。
なるほどって思うじゃないですか。ちなみにその人がもたれあがってるみたいなのは嘘だと思うんですけど、
別にだから何って話じゃないですか。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
これで無駄に説得力が出ちゃうのは何でだろうっていうのを考えたらすごい面白い哲学になるんじゃないかなと僕は思ってます。
スピーカー 2
いいですね。
スピーカー 1
人間の認知の研究にすごいいいんじゃないかなと。
スピーカー 2
それちょっと、この間も確か何かの話をしてて、陽さんがこういうレトリックはすごく人説得性。
スピーカー 1
それはちょっと軸ずらしいでしょ。
スピーカー 2
そういうレトリック界を今度やりたいですね。
スピーカー 1
ちょっと次元が違う話なんだけど、まあいいや。
スピーカー 2
ミッションはどっちかっていうと究極の目標みたいな、永遠にもしかしたら達成できないかもしれないけど、でも僕らってこういうことをやり続けるよみたいな感じですね。
スピーカー 1
仏教で言ったら悟りを開くみたいなのがミッションじゃん。ミッションっていう究極目標みたいな感じになってて。
悟りは普通は開けないんだけど、それに向けて頑張ろうねみたいになってるじゃないですか。
無理だと思うけど頑張ろうねがミッションかなというふうに僕は思ってます。
ビジョンがちょっと手前の実際にやることで、確かこの回の時は2年前の回の時は、例えばスペースXで言ったら人類をマルタイプラネットスピーシーズにするみたいな多惑星人種。
複数の惑星に住める種類、種族にするみたいなが確かビジョンだと思うんですけど、そんな感じがビジョンですって感じですよね。
バリューはでも全然ミッションとビジョンと違っていて、守んなきゃいけない、大事にしなきゃいけない価値観みたいな話なんで、あんまりゴールの旗があるっていうよりはどっちかっていうとガードレール系の話かなと思ってるんですよね。
こういうことを大事にしなきゃいけないよね。何をするにしろっていう手段側にちょっと重心がある考え方かなと思っていますと。
なので、ビジョンとか旗の立て方については2年前に聞いていただいて、バリューについては今回聞いていただくっていう感じにすればいいかなと思います。
スピーカー 1
みんながみんな好きじゃないですよねっていうことを、やっぱりトップからするとそう思いたくないっていうのがあるんですよね。性格の問題だけじゃなくて、やっぱりこうであってほしいという願望が投影される結果、ノールールズがまさにそうなんですけど、俺らは社員一人一人にそのぐらいの視点を持って働いてほしいと思っていると、働くべきであるというふうに思っていますと。
だからそんなルールなんてつけてあげねえよみたいな感じなんですけど、別にそれって結構ありがた迷惑だよねっていうのが多分普通のリアクションだと思う。
スピーカー 2
まあそうですよね。そこでねルール、やったルールがないぜで嬉しい人はあんまり大きめの会社に入らないっていう可能性もありますからね。
スピーカー 1
入らないし、結局そのリスクリターンがあってないと思うんですよね。
スピーカー 2
ああそっか確かにそっか。それでね経費が下りないとかなんか文句言われるリスクを。
スピーカー 1
だし、仮にその無限の自由度と無限の責任っていうのが本当に与えられているんだったら、その無限のアップサイドが欲しいってなるじゃないですか。
スピーカー 2
そうですよね。それで別に決まった。
スピーカー 1
だって無限のアップサイドがあるんだから無限のアップサイド。でも別に実際は無限のアップサイドはないじゃん。
ないですね。
だからそれもそのなんていうのか構造的な違いっていうか、上の人から見るといやなんかそれって自分で考えられるよねとか、狭める狭めるほど制約になっちゃってかわいそうだよねみたいなのって必ずしもやっぱり自分が見ている景色と一対一じゃないから
そうですね。
常にどっちかっていうとルールを減らそうという傾向がまずはあるんじゃないかと思うんですよね。
スピーカー 2
ありそう。
スピーカー 1
もちろんその反動でそれなんか嫌な思いしてその反動でたまにいると思うんですけど、逆にマイクロマネジメントに触れちゃうっていうか、いやもうこいつらなんて全然もう考えないからもういいんだよいったことやっておけばみたいな感じになっちゃう人ってのも一定数多分いると思うんで。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
またそれもいずれにせよなんかこう一対一に対応できないから、どっちかにオーバーシュートしちゃうっていうのはあるんじゃないかなっていうのはすごい思いますね。
なるほど。
本当はそれがその今与えられているルールの、さっき面白いなと思ったんだけど7のルールっていうところから始まって、数百人になった時に31だっけのルールで増えてるじゃない、増えてるってことはその多分一個一個のバウンダリーが狭まってると思うんですよね。
このガードレールのさ度合いが狭まってると思うんですよね、増えてるってことで。
確かに。
いろんな側面でルールっていうかこういうことが僕ら大事にしてるよねっていうのがパチパチパチって決まっていってるってことだから。
逆に言うとそれだけその分業化が進んだりいろんな断面を持った人が現れると、よりさっきの話で言うと構造的にもっとガードレールがあった方がいいっていうふうに思う割合が増えるのかなと思っていう構造になってるんじゃないかなっていうふうに思います。
だから逆に言うと最初自分がちょっと早いなと思っても3つとか少ない数のバリューをボンボンって決めておいて、ちょっと人数が増えてきたらもうちょっと詳しくした方がいいよねとか。
スピーカー 2
場合によってはよくさ、結構その会社が大きくなってくるとさ、開発チームだけ別のバリュー使ってたりするじゃないですか。
ああありますね。
スピーカー 1
そうでああいうのもなんかすごいいい例っていうか、まさに今起こったことが起こった構造の中で起こってるかなっていうふうに思ってて、結局その分権化が進んでいくと基本的により流度の細かいガードレールが欲しくなる。
ガードレールがあった方が良くなる。それが自発的に発生するとチームごとにワークルールみたいなのがあるとか、フィロソフィーみたいなのがあるとか、クレードがあるとか、ちょっとなんでもいいんだけど。