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2022-02-12 07:16

お試し版「stand.fmの歴史」スタエフの戦略と音声配信業界に挑んだ5年間

stand.fm、通称スタンドエフエム。

月間100万UUともいわれるstand.fm。しかし、その歴史は、Wikipediaにもページがなく、これまであまり多くは語られてきませんでした。
中の人のメディアへの露出も、ほかと比べるとほとんどなく、運営は謎めいていました。
しかし、アップデートを重ねるごとに着実にユーザー数をふやし、成長をとげ、2度もの大型資金調達をするほど注目を集めるようになります。
本書は、その貴重な公開情報と著者の体験から、歴史のピースを埋める貴重な一冊です。

<約15000文字・86URL収録・読了約44分>
2022年2月17日発売
stand.fm版 980円
ダウンロード版 1100円
Kindle版 1100円
note版 1100円
https://note.com/kagua/n/n931485cd5a2b

【目次】

はじめに
2018年~胎動
・海外で高まる音声ブーム、産声をあげるも苦難が続く
2019年~創生
・第三次ポッドキャストブーム
・ステルス状態で番組充実を目指す日々
・公式Twitterの投稿変遷
2020年~成長/競争
・コロナと競争激化と収益化の開始
・stand.fm法人化~著名配信者の番組開設で変わる流れ
・大型資金調達~収益化プログラムの発表と大物の参入
2021年~飛翔
・Clubhouse上陸にわきたつ音声配信業界
・再編が進んだプラットフォーム~激化する人気配信者獲得競争
2022年~未来
・広告配信を見すえた新たな局面へ
おわりに
参考URL

【著者】吉田喜彦 https://creator.theletter.jp/

#スタエフ #スタエフやろうぜ #standfm #コンテンツ販売 #クリエイター #無料版 #有料コンテンツ #オーディオブック #学べるコンテンツ #カグア #クリエイターエコ
00:02
スピーカー 1
学べるコンテンツシリーズ
スタンドFMの歴史
スピーカー 2
吉田義彦 著
スピーカー 1
はじめに
スタンドFM
通称スタF
まるで地上波FM放送のような名前のアプリが、2018年に誕生しました。
しかし、このアプリが誕生する前でも、YouTubeやツイキャスのラジオ配信などは存在しました。
また、ポッドキャストなどの音声配信に特化したサービスもありました。
そして時代は、ヒカキンさんやフィッシャーズさんなどYouTuberが注目されている真っ只中。
そんな中、スタンドFMは株式会社ニューンの試験的プロジェクトとして立ち上がります。
ですが、やはり蓋を開けてみると、思ったようには成長できない苦難の日々が続いたそうです。
時代は移り、音声に注目が集まるようになっていきました。
すると、スタンドFMは瞬く間に成長を遂げていきます。
しかしそれでも競争はより激しくなり、競合も機能をどんどん追加していきます。
そんな中、彼らはどのようにして成長し、ユーザーを獲得していったのでしょうか。
本コンテンツでは、スタンドFMの成長と発展の歴史を公開情報を元に歴史をたどり、
そこから配信者、リスナーそれぞれの未来を考えていきたいと思います。
あなたがスタンドFMで配信しているならば、よりスタンドFMへの愛着が深まることと思います。
また、リスナーとしてスタンドFMを楽しんでいるのであれば、
これからも次々と追加される新機能や企画により期待が高まることでしょう。
スタンドFMがもっと楽しめるように、
そして収録時にはWikipediaに項目がなかったスタンドFMのWikiになれるよう目指して、
本コンテンツは制作を始めました。
私と一緒にスタンドFMの過去と未来を旅してみませんか。
2018年 タイドー 海外で高まる音声ブーム 産声上げるも苦難が続く創世期
スタンドFMが産声上げる2018年より少し前の時代から見ていきましょう。
まずは海外。海外ではポッドキャストがもともとブームでした。
AppleがiPodを発売したとき実装していたポッドキャスト。
その頃に第一次ポッドキャストブームが訪れます。
そしてクラウドが出始めた2010年代中盤、サウンドクラウドといった第二次ポッドキャストブームが訪れるのです。
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スピーカー 1
そんな中、2014年には世間の注目を集めるある有名な音声番組が登場します。
シリアルというポッドキャスト番組で犯罪調査をテーマとする番組でした。
そのクオリティの高さから多くの視聴者に支持され、放送業界の有名な賞を取るほどまでに話題になりました。
2013年にはパトレオンというクリエイター支援のためのサイトが立ち上がります。
収益化方法を持たない多くのポッドキャスターたちがこのパトレオンを使い、ファンから直接収入を得る方法に次第に集まっていくようになりました。
その収益からポッドキャスターはさらにハイクオリティな番組制作をするという好循環を生み出していきました。
成功事例が増えていったのです。
パトレオンは数年にわたり資金調達を達成し、ユーザー獲得をし機能追加も進め着実に成長を遂げました。
そしてその後、ポッドキャスターが収益を得るならパトレオンというほど重要な役割を担うようになっていったのです。
2019年頃には月に数百万円を稼ぐポッドキャスターも生まれるなど、ドリームも見られようになっていったのです。
そして国内。
2016年末にKizuna AIというVTuberが登場しました。
脚光を浴びるようになると2017年にVTuberブームが訪れます。
彼女たちの動画コンテンツは実はそのほとんどがトークです。
なのでスタンドFMのような音声配信とも実は競合する存在になっていったのです。
2016年にはAppleのAirPods第一世代、いわゆる完全ワイヤレスイヤホンが発売され、耳かつ耳への注目が集まることとなりました。
また2017年にはAmazonやGoogle、LINEなどがスマートスピーカーを発売し、いわゆるボイステックに注目が集まるようになりました。
このように2016年から2017年にかけて日本では耳の隙間時間に注目が集まる、その下地ができていったのです。
2018年、現在のスタンドFMの共同取締役代表である中川彩太郎さんと河合慎吾さんはその頃、株式会社NYUNにいました。
中川さんは女性向け大手メディアを運営する株式会社ペロリを立ち上げるなど、スタートアップ界隈ではとても有名な人でした。
河合さんはそのサイトを500万MAUまで成長させるほどの開発力を持った屈指の人物でした。
その二人がこれまでの流れを踏まえ、2018年に新たな消費者向けのサービスを立ち上げたその一つとしてスタンドFMが産声を上げたのでした。
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スピーカー 1
中川さんは2018年当時の日本でも音声配信サービスがいくつか立ち上がっているのはご存知だったそうです。
もっと音声コンテンツを簡単に作れるサービスが増え、音声配信するクリエイターが増えればいいのにと思っていたところで、自ら作ってみることにしたということだったそうです。
2018年5月3日にスタンドFMというインターネットニューアル…
このまま終わるのも微妙だな。
共同代表の中川さんはそう思い。
スタンドFMの苦難と成功の歴史が一冊の本に、
Wikipediaにも載っていない怒涛の5年間をレビュー賞受賞者がまとめ上げる主力の一冊、スタンドFMの歴史。
スタンドFM版は980円。
Kindle版、Note版、ダウンロード版はそれぞれ1100円。
2月17日より発売開始。
あなたはスタンドFMがもっと好きになる。
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