顧客視点の重要性
良いものを作れば売れるという考え方を今すぐ捨ててください・・・、です。
皆さん、いつもご視聴ありがとうございます。
今日のテーマは、新規ビジネスの失敗を避けるための最強ツール、Customer Journey Mapです。
起業家が陥る失敗があります。
それは、顧客を置き去りにすることですね。
自分のアイデアや技術に熱意があっても、作り手の論理だけで進めるのが、プロダクトアウトの罠になってしまいます。
顧客が何を求めているか無視したものは、残念ながら、ただの良いもので終わってしまうことが多いんですね。
成功する起業家は、常にマーケットイン・顧客視点を持っています。
顧客はいつ、どこで、何をきっかけにサービスをするのか。
購入するとき、何に不安を感じてしまうのか。
この顧客の行動と真理の全プロセスを、旅の地図のようにですね、
一枚のシートに可視化したものが、カスタマージャーニーマップです。
特定の理想の顧客層をですね、思い浮かべていただいて、これがペルソナとなります。
ペルソナがあなたの商品を知って、ファンになるまでの一連の流れ、旅ですね、ジャーニーを書き出すもの、これがカスタマージャーニーマップです。
この地図があれば、あなたのビジネスは劇的に変わります。
マップを持つことのメリットは、主に3つあります。
1つ目、チームや自分自身の思い込みを排除することができます。
顧客へのインタビューやアンケートを経ることで、根拠に基づいた顧客理解が可能になるんですね。
2つ目、顧客体験の穴、課題ですね、を正確に特定することができます。
顧客の旅全体をですね、俯瞰することによって、どこにボトルネックがあるのかを正確に特定することができます。
そして3つ目、これが新規ビジネスでは最も重要なんですけれども、限られた資金や時間を最適な施策に集中投下できるようになります。
やるべきことと特にやらなくていいことが明確になるということですね。
マップの作成方法
無駄な投資を避けられたら最高ですよね。
ではこのマップをどう作るのか、簡単な5つのステップのうちですね、重要な3つに絞って今回は解説しようと思います。
まずステップ1は、ペルソナの明確にすることになります。
不特定多数ではなくて、副業から起業を目指す30代の会社員Aさんのように、もっと重要で具体的な1人の顧客像を設定してください。
データがない場合でも、想定顧客に近い知人ですね、友人にインタビューするなどして仮のペルソナを立てて進めることもできます。
次に重要なのがステップ3で、顧客の行動、思考、感情を洗い出す作業ですね。
ペルソナになりきっていただいて、各段階で何を考えているのか、どう感じているのかというのを具体的に書き出してください。
例えば、比較、検討するようなステージでは、サポートは良さそうだが料金が高いというふうに考え、迷いを感じているということがここでわかるかもしれません。
そしてステップ5ですね。
洗い出したネガティブな感情、つまり不安やストレス、これを課題ですね、ペインポイントと言いますが、これをマークしてください。
例えば、料金体系が複雑すぎて結局いくらかかるのかわからないという不信感が課題という、こういったものがペインポイントになりますね。
この課題に対し具体的な改善施策を書き込んでください。
さっきの例であれば、料金シミュレーションのページをウェブサイトに追加するという具体的なアクションのことです。
これで今すぐ何をすべきか可視化されたマップが完成するんですね。
ただしこのマップはですね、作って終わりではありません。
改善施策をですね、実行可能なタスクにまで落とし込んでいただき、それを実行しなければ何も変わらないんですね。
市場や顧客のニーズというのはさらに変化していきますので、定期的に大体半年に一度ぐらいは見直す必要があります。
この地図があればですね、あなたももう顧客の旅の全貌を見通すことができるようになります。
どこに落とし穴があるのか、どこにですねチャンスが眠っているのか一目瞭然になるんですね。
ビジネスの成長とともに進化するですね、この地図を手に入れたら非常に心地よいと思いませんか。
まずはですね、今日からたった一人の理想の顧客を思い浮かべていただいて、その人の行動をですね、想像することから始めてみてください。
本日は以上です。ありがとうございました。