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はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元、公立高校理科教授のちょぼ先生です。
ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。
ちょぼっとサイエンスでは、みなさんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、
科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しておりますということで、
昨日でね、クリスマスが終わりましたけども、クリスマスが終わったら、いよいよですね、お正月ということでね。
クリスマスが終わるとね、なんかね、もう一年終わりやなっていう感じがね、毎年してですね、
もう本当に一年早かったなということと、ようこそ2025年ということでね、
来年はどんな年になっていくんでしょうかというところですね。ということで、
今日のお話はですね、みなさんね、こういった話はね、聞いたことあるんじゃないかなと思うんですけど、
満月の日には出産数が多くなるとかですね、
満月の日には交通事故や殺人事件も多くなるというね、
そういった説というかですね、都市伝説みたいなね、お話をね、聞いたことがあるとかね、
実際そうだよとかね、いう方もね、いらっしゃるのかなというふうに思うんですが、
今日はですね、そんな満月の日に関わるですね、都市伝説みたいなね、
そういった噂、説っていうのは本当なのかということをですね、
科学的にちょっと考えてみたいと思います。
このね、満月の日に出産数が多くなるというのがですね、
提唱した人がいまして、精神科医のアーノルド・リーバーという方がですね、
バイオタイド理論というものを提唱して、
このね、満月の日に出産数が多くなるということを紐付けてるんですね。
この月の超積力が人間の肉体や精神に影響を与えるというバイオタイド理論ということをですね、
提唱したんですね。
超積力って何かというとですね、天体や物体に働く重力が場所によって異なって、
その差によって形を変形させる力のことなんですね。
地球の海とかこの個体部分にこの変形が生じるということなんですけども、
その影響で満月の夜は出産数が増えたり、
事故や殺人事件の発生率が高かったりとするということに紐付けてられてるんですね。
この超積力、これね、実際の我々地球上でよく感じることがありまして、
何かというと月の超積力なんですね。
これは地球に影響を及ぼしていて、その顕著な例がですね、
潮の満ち引きですよね。
海水は月の超積力によって満満を繰り返して、
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満潮、寒潮を繰り返しているわけなんですよ。
人の体の80%は水分で、その成分は海水の成分と非常によく似てるんですよね。
なので、人も月の超積力の影響を受けているというのがバイオタイド理論なんですね。
だからこの満月は潮の満ち引きが非常に寒満の差が激しいから、
満月の日に月の超積力が潮の満ち引きとともに体の中の成分が海水と一緒だから、
だから満月になるとバイオタイド理論で非常に一時的に感情が揺さぶられるみたいな変化があるときに、
潮の満ち引きは満月にそういった影響を受けるんだよということなんですね。
なので、バイオタイド理論で月などの天体が潮の満ち引きなどを引き起こす力のことであるから、
超積力は海水だけでなく陸地や大気などにも働いているから、
特にこの月、地球、太陽が一直線に並ぶ満月と新月には人の精神活動にも大きな影響を及ぼしているということなんですね。
非常に最もらしい説明かと思いますけども、でも超積力というのは質量に比例するんですね。
そのため、地球のような大きなものに働く超積力は非常に大きくて潮の満ち引きになっているわけなんですよ。
人のように小さなものに働く超積力は遥かに遥かに小さいんですね。
例を挙げると、月が人の体に及ぼす超積力は、たかだかハエが一匹止まったくらいの大きさでしかないんですよ。
なので、私たち生物に対する月の超積力は、ほとんど無視しても構わないほどの大きさなんで、力として。
だから、満月だろうか新月だろうか、超積力は関係ないよということなんですね。
海水と人の体液とが似た成分であるということで、バイオタイド理論と言っているけども、超積力とは全く関係ないんですよね。
海水どうだろうか超積力と関係ないし、満月の夜にこういった出産が増えるということは、無関係ということなんですね。
満月の日に出産数が多くなるというのは、バイオタイド理論に則っているんだけども、アメリカの産物認可の職員の間で広く信じられているんですよ。
反論する意見がありまして、ロサンゼルスのカリフォルニア大学病院で行った1974年から1978年にわたる調査によると、
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満月の日に出産数が多いというデータは特に得られなかったということなんですね。
なので、あまり関係ないよと。月の超積力も質量に比例するから、人間の体の大きさから見れば月の超積力なんて、
全然ハエ程度しかないよということなんで、バイオタイド理論は理論の域を超えなくて、信憑性がないということなんですね。
あともう一個、満月の夜は死者が多いというところも、交通事故が多いとか、事件が多いというところはどうなるかということなんですが、
これも先ほどのバイオタイド理論を提唱したアーノルド・リーバーの調査によると、
満月の日には殺人事件が増えるということなんですね。フロリダ州デイド郡とオハイオ州カヤホガ郡の事件発生率を調べたところ、
満月の夜には殺人事件の発生率が高くなっていたというところから来ているんですね。
これもバイオタイド理論が当てはまるということなんだけど、この調査にはいくつもの批判があるらしいんですね。
自分たちの都合の良いデータばかりが扱っているのではないかということが、疑念の疑いがかけられているということなんですね。
これもいろいろ反論の研究がありまして、サンドリークという研究者が、
カヤホガ郡で起きた1971年から1981年までの殺人事件を調べたんですけども、月の影響は見つからなかったということと、
あと交通事故についても批判がありまして、テンプラーという研究者らの調査結果によると、
満月の夜は交通事故が多くなると言うんですけども、
ただし満月の木の昼間はなぜか交通事故は増えないと言うんですね。
これ何かというと、ロットンとケリーという研究者らが、彼らの主張の基となっているデータをよく調べてみると、
テンプラーらの調査した期間にはちょうど満月の夜と週末が重なっていることがわかったんですね。
つまり月の影響を考えるまでもなく、週末には事故が多いというのは当たり前ですよね。
交通量が多いから。
なので、満月の夜と週末がたまたま重なって増えているだけで、
昼間は全然事故が多くないし、確かに満月の夜は事故が増えているという結果が出ているんだけども、
週末と被っているだけ。
だからその月の調節力とか、バイオタイトルよりも関係ないよということなんですね。
なので、満月は人間の肉体や精神にほとんど、科学的に見て影響を与えることはないということが言えるということなんですね。
それでも関わらず、月は人を怪しい気持ちにさせるような気分がするのは、私もそんな感じするから、なんでなんかっていうことなんですね。
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でもこれは、その昔、人間が誕生した頃ですけども、
人は満月から新月まで道かけする月に異風の念を感じていたんじゃないかということが考えられると思うんですよね。
月は地球にとって天体の中で最も変化のある顕著な天体で、その道かけが目に見えてわかるから、
あれなんなんやろな、みたいな感じで、月に対する不思議な気持ちがDNAに刻まれていて、不気味な感じがするというところは、
先人の記憶が遺伝子に刻まれているのかなということなんですけども、
この満月の中場都市伝説である出産数が増えるとか、殺人事件が多いとか、死亡事故が多いとか、交通事故が多いっていうのは、
月の調節力に関係して、その関係ないよということで、精神活動であったりとか、そういった肉体の変化っていうのは、
月の道かけ、調節力はほぼ無関係であるよということが科学的にわかっているということですね。
なので、不思議な感じはするけども、科学的に見て、満月の夜だから、精神活動、肉体活動は全然関係ないよということですね。
ということで、今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさん、さよなら。バイバイ。