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はい、みなさんこんばんは、こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼ先生の教室、2022年6月10日、金曜日のホームルームの時間になりました。
皆様いかがお過ごしでしょうかということで、鼻筋でございますね。
もうだいぶですね、飲み会とかですね、食事会についてはですね、だいぶ緩和されたみたいで、
飲みに行っている方もね、金曜日ですからね、いらっしゃるのかと思いますけども、
私は一人、寂しくコツコツと収録をしておりますということですね。
今日のお話はですね、以前ですね、絶滅してたと思ったけど、実は生きてたシリーズみたいなことでね、
2回ほどやりましたけど、今日はその3回目でもあるし、農業にも関わるみたいなね、そんなお話をしたいと思います。
皆さんのお住まいのところは田植えはもう済みましたでしょうか。
だいたいもう6月ですからね、だいたい進んでいると思うんですけど、ちょっと田んぼの近くを歩いているとですね、
あれ、なんかオタマジャクシみたいなやつがおるなと思って、よく近づいてみるとですね、
丸い円盤に尻尾が生えた宇宙船のような形をしている、なんかエビ?カニみたいなやつ見たことありません?
あります?これですね、カブトガニを知っている人は生きた化石と言われるね、
カブトガニを知っている人は、カブトガニの赤ちゃんおるやん、みたいなね、反応を示す人もいらっしゃると思うんですけど、
これですね、似てるのでその名前が付いているんですけど、これカブトエビなんですね。カブトガニならぬカブトエビなんですね。
古くからですね、水田に、田んぼに生息していた生き物なんですけども、外国から違う種類のアメリカカブトエビなども入ってきましてですね、爆発的に増えたらしいと言われているんですね。
カブトエビ、広角類の仲間ですね、カブトエビ科に属するものの総称として言われるんですけども、
このカブトエビなんですけど、第二次世界大戦の後、稲作に農薬が大量に使われるようになるとですね、
このカブトエビですね、一気に姿を消してですね、その専門家の間では絶滅したんじゃないというふうに考えられているんですね。
でもこのカブトエビがですね、なぜか復活したんですね。
東京農業大学の長島貴之教授によるとですね、農薬を使わない稲作が普及し始めてからですね、カブトエビが復活したんじゃないかということですね。
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卵の状態、カブトエビは卵の状態だと非常に強くて丈夫なんですね、らしいですね。
その日本の田んぼ、第二次世界大戦後すぐにね、稲作に農薬が使われるなってからですね、非常にその農薬が充満してたんだけど、
日本の田んぼからこの危険な農薬が消えるまでのだいたい20年から30年の間ですね、
土の中で卵の状態のままずっと眠ってた、休眠ですね、死んではなかった、寝てた、休眠してたらしいんですね。
そして危険な農薬が消えて、卵から孵化しても大丈夫だよっていう環境になってから一気にまた孵化し始めて、爆発的に増えた。
小さい頃、小学校ぐらいの時によく捕まえてました、このカブトエビね。
卵の状態が非常に丈夫なので、売ってますよね、これ。
卵の状態で売って、カブトエビキットみたいな生きた化石みたいな感じで売っているのを見たことあるんですけどもね。
今も売っているんじゃないですかね。
という感じでカブトエビはずっと自分が孵化しても大丈夫な状況になるまでずっと眠ってたっていうことなんですね。
このカブトエビ、この話だけでは終わりません。
ここだけもすごいけどね、ずっと農薬が消えるまで寝てたっていうこと自体もすごいんだけど、
このカブトエビがですね、非常に田んぼのこの農法を稲作にとって非常に有益な広角類であると、有益な生物であるということがですね、続々と言われております。
なんとカブトエビ農法というものでね、もうね冠番組持ってるみたいな感じ。
カブトエビ農法っていうね、もう農法の方法も名前になるぐらい素晴らしい。
何が素晴らしいかというとですね、このカブトエビですね、無農薬農法が始まってですね、やっぱり雑草生えますよね。
雑草が生えるんだけど、このカブトエビね、めちゃめちゃ賢いですよ。
人間にとってみて賢いんですけど、稲以外の植物の芽を食べるため、カブトエビをどんどん水田にみんな入れてるんですよ。
すごいないですか。多分好き嫌いだと思うんですけどね。
稲以外の芽を食べるので雑草処理、雑草の生育を抑えてくれるんですよ。
カブトエビがいない田んぼへと雑草が稲の間に生えて、非常に稲刈りしづらいとかね、他の栄養分を取られちゃうから、
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稲に100%栄養が行かないんだけど、でもカブトエビがいると他の雑草を除去してくれるから、非常に稲に対しての栄養が行くから生育が良いってことなんですね。
泥を巻き上げて泳ぎ回る性質があるので、水が濁って光が遮られて、雑草の生育も抑えてくれる。
食べるし泥を巻き上げるので、水が濁って雑草に光が当たらなくなるから、ダブルで雑草処理の役割をしているということなんですね。
なので、除草剤を使わない、農薬を使わない、稲作の強い味方になって、カブトエビ農法と呼ばれるらしいんですね。
山形県とか埼玉県、福岡県など全国各地の県で、このカブトエビ農法、クリーンな有機農法として活躍しているということなんですね。
農薬が強すぎて絶滅したかと思われていたけども、実は卵の状態でずっと土の中にいて、農薬が消えたと思ったら出てきたら、今度は自分の生活のために、
カブトエビについてお話をしました。
それでは皆様1週間お疲れ様でした。
さようならバイバイ。