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2022-02-01 15:42

#140 キツツキが脳しんとうを起こさない理由〜キツツキが秘めたたくさんの秘密〜

2021.10.11収録。
こんにちは♪ちょぼ先生です。
今日は、キツツキのお話をしました。
日本にはキツツキという名の鳥はいないことや脳しんとうを起こさない体の仕組みなどおもしろい秘密がたくさんあります!
ぜひ今度ハイキングしてみて、キツツキの音を聴きに出かけて下さい。
それではまた!

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00:25
はい、みなさんこんばんは。元高校理科教員のちょぼ先生です。
今日も夜のホームルームの時間帯になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
このチャンネルでは、皆さんに科学的なものの考え方を身につけてもらって、
人生を豊かに、偽科学、フェイクサイエンスに突っ込みを入れようということを目的に放送しておる
ホームルーム風のラジオ番組になっております。
お話するジャンルは、生き物、教育、サイエンス、自治問題と幅広くお話をしております。
毎週木曜日は、ケン先生とコラボ配信、コラボ収録をしております。
金曜日は18時からライブでホームルームということでライブ配信をしております。
気になる方は、プロフィール欄や概要欄をチェックしていただければと思いますので、
ぜひよろしくお願いいたします。
今日は月曜日、生き物についてお話をする曜日になっております。
今日取り上げる生き物は、キツツキです。
皆さん、キツツキという鳥を知っておるでしょうか。
その通り、木をツツクからキツツキと言うんですけども、
英語名は、英語のpeck、くちばしでツツクという意味で、
キツツキを示す英名はウッドペッカーと言います。
木をツツク、peck、くちばしでツツク、ツイバムということで、
ウッド、木をツツクということでウッドペッカーというような英名になっているので、
その通り木をツツクからキツツキなんですけども、
そのまま木をツツクという習性が日本語名も英語名もついた鳥なんですけども、
日本にキツツキ230種ほど世界中にはいるんですけども、
そのうち日本で見られるのは10種なんですけども、
実は日本にいるキツツキで、日本名にキツツキという
署名の鳥はいないんですよ、実は。
キツツキ科というグループに属する鳥は10種類ほどいるんですけど、
何々キツツキという鳥はいないんですよ、実は。
これ意外は意外なんですよ。
日本にいるキツツキなんですけども、
どんな名前がついているかというと、
何々ゲラ、赤ゲラとか熊ゲラとか青ゲラとか野口ゲラ、何々ゲラって言うんですね。
全然キツツキ感ないやんって感じがするかもしれませんけども、
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これなんでゲラってつくかというとですね、
キツツキは平安時代から日本人に認知されておりました。
その当時の名前はテラツツキって言います。
テラツツキなんですけども、
それが名前ってケラツツキという風になったんですけど、
このケラツツキの
ツツキはそのままツツクっていう意味なんですけど、
そのケラツツキのケラなんですけど、ケラって虫を意味します。
要はツツいて、カタカタカタって木をツツくのが、
虫を探す、木の中から虫を摘んでいるというイメージ、
その認識からケラツツキと呼ばれていて、
そのケラが濁ってゲラになって、何々ゲラという風に言われます。
体色が赤いから赤ゲラとか、大きいから熊ゲラとか、
青ゲラ、青くはないですけど、緑がかっているんですけど、青ゲラとか、
そういうのをケラツツキのケラが濁ってゲラになって、
青ゲラ、熊ゲラとかいう風に呼ぶ鳥が多くて、
キツツキ、何々キツツキというのは日本にはいないんですね。
青ゲラと野口ゲラと呼ばれる鳥は日本にしかいない固有種なんですね。
この木をツツくという行為なんですけど、
先ほどもあったように、昔の人は木をツツいて穴を開けて虫を取る、
要は餌を取るから木をツツくというのが一般的に思われているし、
皆さんもそういう認識があるかと思うんですけど、
それもあるんですけどね。
あるんですけど、木をツツくという行為はいろんな意味合いが隠されておりまして、
餌を取るだけじゃないんですよね。
この木をツツく、タタタタという音なんですけど、
これは縄張りを示す、この木は私の縄張り、この木は私のテリトリーだよと示す
ドラミングと呼ばれるんですけど、
このドラミングが主な木をツツく行為なんですね。
タタタタでくっついて縄張りを意識している。
ここはこの木は縄張りだよという要は、
繁殖期とか春に多いんですけども、
ツツくことによってここはこの縄張りは私のテリトリーだから
近寄らないでねというのに木をツツくと。
もちろんタタタタって木をツツいて、
だいたい木をツツく、木ツツキの木をツツく木って
だいたい朽ちている木、腐った木が多いんですけど、
それをツツいて穴を開けて巣を作ったりとか、
もちろん餌を摂るためにもツツいているんですけども、
穴を開けてある程度、どこにいるかわからないですよ正直ね。
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木の中にピンポイントにここに虫がいるというのはわからないから
とりあえずツツいて穴を開けて、
その時に舌を伸ばして餌を摂るというので、
木ツツキは木をツツいているんですけど、
あれは餌を摂っているわけじゃなくて、
餌を摂る前の段階の穴を開けるところとか、
穴を開けて巣を作ったりとか、
主な木ツツキの木をツツくのは、
斜まりがここですよという示しですね。
ドラミングが多いかなという感じはしております。
この木をツツくんですけど、めちゃくちゃ速いんですよ。
どれぐらいのスピードでツツいていると思いますか?
これね、すごいですよ。
1秒間に20回から25回ぐらいツツいているんですよ。
すごくないですか。
もしも仮にこれが人間が同じことをやったら、
もうね、頭は割れているよ。
脳振動を起こしてもう倒れていますよ。
1秒間に20から25回ですよ。
これ知っているか知らないですけど、
連打で有名な高橋名人も1秒間に16回なので、
高橋名人の域を超えているんですよ。
分かる人いたら、たぶん今笑っていると思うんですけど、
あの高橋名人ですらも1秒間に16回なので、
16回だっけ?18回だっけ?
定かではないですけど、20回以上じゃなかったと思います。
というぐらい、超タタタタタタッとツツいているわけなんですけど、
ひとつ疑問に思うんですが、
あんだけ叩いて木ツツキ、脳振動起こらへんのと思いません?
頭蓋骨どないなってんの?ひび割れへんの?
ツツキまくって目ん玉飛び立たへんの?
あと、くちばし大丈夫な?みたいな疑問が起こると思うんですけど、
この木ツツキの脳振動を起こさない。
あんだけ激しく頭を振っても。
なぜ脳振動を起こさないのかと言いますと、
これちょっと面白いんですけども、
鳥って体に似合わず脳がでかいんですよ。脳がでかい。
頭に占める脳の割合が多いんですけど、
ほとんど眼球を除いた脳なんですけど、
その大きな脳を覆う頭蓋骨はわりとしっかりしているんですけど、
木ツツキはさらにしっかりしていて、
なんと巨大な脳が頭蓋骨の隙間なく接しているので、
激しく振っても脳が揺れないんですよ。
まずこれが第一の理由なんですね。
ぴったり密接しているから、つついても脳が揺れない。
さらに木ツツキはある程度穴を開けて、
そこから虫を木の中から取って食べるんですけど、肉食にあたるんですね。
木ツツキの舌ってめちゃめちゃ長いんですよ。
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鼻の奥の付け根から頭蓋骨、いわゆる脳を一周して、
くちばしにつながっているんですね。
要は鼻から脳をぐるっと一周して、
口から出ているので、
要はその長い舌が頭蓋骨を一周しているんですね。
画像検索とかしてみてください。
鼻からぐるんと回って口に出ていくので、
すごいよ、本当に。
グミみたいな舌がぐるんと回っている。
その脳を一周している頭蓋骨を一周しているので、
要はショックアブソーバーみたいな、
ドライバーとかレーシングドライバーが首につけますよね。
ぐるっと回って早くつっついても、
それが衝撃を吸収してくれる役割をしているんですね、舌が。
それぐらい舌が長いし、脳をぐるっと覆っているので、
要はショックアブソーバーみたいな、
クッションみたいになっているというのが第二の理由なんですね。
さらにつっつくときに、
まぶたの他にもう一つ特別な膜があって、
眼球を保護しているんですね。
キツツキはつく瞬間に目を閉じているらしいんですよ。
閉じていて、普通のまぶたではなく、
頑丈なもう一つのまぶたがあるので、
つっついても眼球が飛び出さないという、
目を保護するというガードもあると。
さらにキツツキの足の指の構成が、
前後2本になっているんですよ。
前2本、後ろ2本で、
要は大きかたじゃないな、
完全に180度ガチンガチンとついているわけなんですね。
そういう足のつき方をしている鳥って他にいないんですね。
なので、前2本、後ろ2本でしっかり支えることができるので、
木に対して垂直につかまることができるんですね。
これで足の部分、要は支える部分も他の鳥とは違うし、
垂直に立つことができる。
さらにオッポですね。
オのつき方の固い中心の芯、
芯、右軸というんですけど、強靭な尾羽を持っているので、
前後2本の足でしっかり垂直に立てるということと、
さらにその後ろですね、尾羽が非常に固いので、
それがつつくときに、要は支えている、強靭な体幹を持っている、
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前後2本の足、さらに固い右軸で木をしっかりつかんで、
つついてても3点で支えているので、ぶれないということで、
だから、しっかり土台がしっかりしているということと、
脳と頭蓋骨がみっちりくっついている。
さらにそのを覆う鼻の付け根から、
くちばしに伸びる長い舌が、
要はシクッションのようになっているということと、
もう一つの特別な瞼があり、眼球が飛び出さないようにしていて、
ここまででもしっかり保護がんじょうに土台もなっているし、
頭の部分も抑えとるということで、
そういった守られている30、20、40ぐらいのガードによって、
脳振動が起こさないという特別な体をしているわけなんですね。
こうした特殊な構造の体を手に入れて、
たぶんこの進化の過程で、前後の足ができた。
さらに密室に脳と頭蓋骨がしっかりとなったというのは、
たぶん進化を積み重ねたことによって、
今獲得したのがこのツキツキの体なんですね。
そういった特別な肉体と進化をすることによって、
この化学が存在した結果が、
ツキツキという体に現れているということなんですね。
皆さんどうですか。
赤ゲラが一番有名で一番多いんですけどね。
赤ゲラとか青ゲラとか、森に行かないとなかなか見れないんですけど、
森やると、カツカツカツカツカツって音が聞こえますから、
そうすると赤ゲラ、赤ゲラだ、
キツツキの鳥がいるということを認識できますので。
小ゲラは都会のほうに出てきているので、
小さいキツツキの仲間なんですけど、
それは都会の都市部でも見れるみたいですね。
あとクマゲラはめちゃくちゃでかいんですけど、
これ見れたらいいですけどね。
山奥にいないのででかい体を支え、
キツツキの木ってでかければでかいほど、
そのつつく木もでかくなるので、
なかなかクマゲラとか大きいキツツキは
鬱蒼として森林の中に行かないといないんですけども、
小ゲラというのは都市部に出てきているので、
皆さんも見たことがあるかもしれませんが、
という感じですね。
今日はキツツキについて取り上げてお話しました。
なぜキツツキが脳震盪を起こさないのかというのは、
科学の進化の結果と、
さらに特別な体を獲得したからでありました。
あれも外に出ても快適な季節になりましたから、
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ちょっとハイキングとか行ってみて、
コツコツコツコツというのを聞こえたら、
キツツキいるなというのが認識できますから、
ぜひ皆さん出かけてみてはどうでしょうか。
ということで、今日はこの辺にしたいと思います。
それでは皆様、さようなら。おやすみなさい。
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