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2021-09-23 11:35

#38 高校生物に物申す!なぜ恐竜について詳しく学ばないのか?

2021.4.13収録。
こんばんは!ちょぼ先生です。
夜のホームルームです。
久しぶりに高校生物に物申すシリーズです。
子供はみな一度は恐竜に興味を持つと思います。ちょっと主観が入ってますが笑
そんな恐竜について、高校生物では、まったく詳しくやりません。興味関心を引き立てる最高の題材なのに。
そのため恐竜の研究をしたくても受皿がほとんどありません。恐竜の専門家が日本には少ない気がします。
好きなことを学んで成長する。それがアカデミックだと思います。
もうちょっと面白い教科書にならないかなと願うばかりです。
それではまた!
おやすみなさい。

こちらの放送もよく再生されてます。
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#はじめまして
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00:28
みなさん、こんばんは。元高校教員のちょぼ先生です。
今日も夜のホームルーム始まります。よろしくお願いします。
今日は、全国的に雨模様ですので、じめじめした感じの一日になりました。
湿気が、冬の雨とは違って、乾燥した雨ではなく、じめじめした感じで、梅雨時期みたいな感じの雨になってきました。
季節が移り変わったという感じでしょう。
暖かくなるのはいいですけど、梅雨がやってきてじめじめした、またそれはそれで憂鬱な感じがくるんですけど。
確実に季節は移り変わっているかなという印象です。
今日の夜のホームルームのお話なんですけども、高校生物に物申すシリーズということで、海の教育なんでやらないなとかいろいろやってきましたけども、
今日は物申すシリーズの続きでありまして、恐竜についてなんで詳しくやらないのかなというお話をしたいと思います。
高校生物では最後の大きな単元で、生物の進化というところの単元があるんですけど、
その時に我々人類の誕生であったりだとか、生き物の誕生のことね、
40億年くらい前に生き物が初めて地球上に現れたとかいうことをやるんですけども、
バクテリアから微生物から人類に至るまでの長い歴史があるわけですけども、それを断片的にしかやらないんですよね。
恐竜が好きだった子供時代だとか、恐竜について詳しく知っている人とかもいると思うんですけども、
そういった恐竜のことをちょっと学べるんじゃないかなという淡い期待を抱いて理系の生物を選択する人も中にはいると思うんですけど、
ほとんど出てこないし、やらないんですよね。
どういうことをやるかというと、古生代、中生代、新生代とか地質時代、これは地学の内容にもなるんですけども、
地質を見てこの時代にこういった化石が見えるから、こういった生き物がたくさんいたんじゃないかということとか、
あと陸上に植物が進出してきた、動物が進出してきたということは、さらっとやって、どの時代に進出してきたかとか、
03:08
要はクイズが作りやすいような内容しかやらないんですよね。
古生代ではカンブリヤ紀の爆発でいっぱい生物生まれてきたよとか、爬虫類がこのタイミングで出てきたよ、魚類がデボン期で出てきたよとか、
そういった断片的なことしかやらないんですよね。
いつ爬虫類、哺乳類、鳥類が誕生してきたのかとかいうのはやるけど、
詳しくどんな生物で、その時の哺乳類、初期の哺乳類はどんな形をしていて、どういった特徴を持っていたかというのまでは詳しくやらないんですよね。
この時代にアンモニアが、アンモナイトが繁栄したとか、三葉鳥が絶滅したとか、
要はその時代その時代に問題が作りやすいような転換期のもの、特徴的なことをパンパンパンと羅列してやって、
特にそこの時代背景ね、その時代に酸素濃度はどこだったのかとか、
大陸、今みたいな大陸になってないから、どういった大陸移動をしていたのかとか、
気温はどうだったのかとか、どういった生物が地球上にたくさんいたのかとかね、
そういったことをやらないんですよね、詳しく。
まず問題が作りやすいように、クイズが作りやすいような内容だけ書いてあって、
ハクワキ、ジュラキとかサンジョウキとかペルムキとか色々あるんですけど、
それを並べ替えとかね、そんな問題を作るためだけにやるんで、詳しくはやらないですよね。
で、面白いのは各それぞれの時代に、要は地球上でどんな生物がいて、
どういった時代背景でどういったものがいたのかっていうのを詳しくやりたい。
あとは周りの気候であったりとか、周りの状態がどうなったのかっていうのを広く詳しくやるのが面白いんじゃないですか。
で、恐竜についてね、ジュラキとかハクワキに恐竜の全盛期を迎えるわけですけど、
そういった恐竜がどういったものがいて、どういった特徴があったのかっていうのはやらないし、
そこをやったほうが絶対おもろいんですよね。
で、恐竜がいた頃、恐竜が全盛になる前に大量を絶滅するんですよ。
生物の95%が絶滅する非常に大量の絶滅が起こっているわけです。
それを簡単に言うとですね、大噴火が起こった。
シベリア海溝でスーパープルームと呼ばれる大爆発が起こったりだとか、
あとはですね、海中のメタンハイドラが一斉に溶けて、
二酸化炭素がめちゃくちゃ増えて、めちゃくちゃ暖かくなったんですよ。
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あとは酸素不足にもなって、恐竜全盛期時代は酸素の濃度が今よりもかなり低かったんです。
15パーぐらいなんですよね。
そういった背景も、なんでおもろいなみたいな感じになるじゃないですか。
恐竜についてはそんなにあった。
あったかくて、かなり今よりも気温は高かったですし、平均気温ね。
酸素が非常に薄かった。
ジュラ紀とか恐竜が全盛期の頃の海抜0メートルは、酸素濃度が今でいうと富士山のてっぺんぐらいなんですよ。
めちゃくちゃ酸素薄かったのに、あんだけ巨大化して、あんだけ全盛期を迎えたのはなんでなんやろうとかね。
そういった面白いことを考えられるし、なんでなんでなんでってすごい疑問が生まれるわけなんですよね。
今の高校生物だとザットは恐竜このぐらいに誕生してました。
終わりみたいな感じなんですよ。
なんで恐竜そこまで繁栄したのっていう詳しいことを絶対やりたい人も絶対いるはずなんですよ。
恐竜大好きな子ども多いじゃないですか。
だからそういったことを詳しくやんないから、結局大学も恐竜の詳しくやって研究してるところだとか、
高校学とかそういったところの研究室が少ないですよね。
あんだけ子どものとき恐竜好きだったのに、今では微妙っていうのは当たり前で、
だって受け皿がないから、その好きな気持ちを潰しちゃうような内容なんですよね。
恐竜以外でもいっぱいありますよ。
こんだけ子ども好きだったのに、高校時代生物やって大学も行ったけど、特になんか微妙みたいなね。
だってそれは自分の好きなことを追求してアカデミックできるような受け皿が少ないからね。
特に高校学とか恐竜とか少ないですよね。
日本はそこまで恐竜の化石がたくさん出るか出土するかってそうでもないんですけど、
でもやっぱり自分の好きな気持ちをずっと追求してアカデミックしてる文化がいたりとか、
そこまで追求してやっていくべきなのに、それがないっていうのは本当に何とかならんかなと思うんですよね。
ここでちょっと抗議チックになりますけども、なぜ恐竜があんなに酸素濃度が薄いのに、
ジュラ紀とか全盛期のときになんでここまで繁栄できたかっていうとですね、
呼吸の仕方がちょっと違ったと呼吸のメカニズムがちょっと違うんですよね。
我々って肺で呼吸しますよね。吸って、吐いてっていうことで、吸ったときに酸素を取り入れるけど、
吐くときに同じ肺から出てくるから二酸化炭素と酸素が混ざり合うんですよね。
でも恐竜とか鳥に多いんですけど、機能システムっていうのがあります。
吸ったときの酸素と吐いたときの二酸化炭素が混ざり合わないシステムがあるんですよ。
単純に酸素だけを取り入れて、肺の周りに機能っていう袋があるんですけど、
そこに溜めておいて吐くときに溜めたところからプッと出すので、
09:00
酸素と二酸化炭素が混ざり合わないシステムが持っています。
なので純粋に酸素だけ少ない酸素濃度だけしかなかったけど、
酸素を最大限取り入れることができるので、低酸素でも生き延びることができたし、
低酸素の状態でもここまで繁栄することができたと。
今でも恐竜いますからね。鳥が恐竜ですから。鳥の蝶類の祖先は恐竜ですから。
機能システム持ってます。
ヒマラヤを越えていくマガンとかアネハズルとか、
8000メートル級のヒマラヤ山脈を越えていく鳥がいるんですけど、
人間だと酸素ボンベないと無理だけど、
何も酸素ボンベも背負わずに越えていけるのはこういった機能システムがあるおかげなんです。
蝶類は持ってますから。
なぜ低酸素で生きたのかとか、どうやって噴火が起きたのかとか、
なぜ大量絶滅したんだろうという細かいところをやっていくと、
地球の歴史ってめちゃめちゃ面白いんですよね。
我々も低酸素の時に哺乳類が誕生しますけど、
哺乳類が生き延びたのは、
大角膜って肺を膨らます、引っ張るような役割があるんですけど、
最大限膨らまして酸素を取り入れようとしている大角膜の発達も、
低酸素の時に誕生してますから。
哺乳類も割とここで進化してますけどね。
そういった、何で自分がこの形になってるんだろうとか、
恐竜はなぜ繁栄できたんだろうとか、
そういった面白いところを追求して追求して考えると、
めちゃめちゃ面白いのにさらっと終わっちゃう。
要はクイズするために暗記して終わりみたいになってるのは、
ちょっとどうなのかなと思ったので、
かなり熱がこもりましたけども、
そういったお話をしました。
皆さんどうですかね。恐竜好きですか。
ちゃんとそういったものを学んだら、覚えるだけではなく、
ここどうなってんだろうって深く追求することが、
より深い学びにつながりますからね。
皆さんもそういった癖をつけて、
勉強とかに取り組めば、より理解が含まれるかなと思いますので、
そういったところをちょっと意識してみましょう。
はい、これで今日の夜のホームルームは終わります。
まだまだ雨降ってますけども、明日は止むんでしょうか。
はい、ということでこれで終わります。
それではさようなら。バイバイ。おやすみなさい。
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