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2023-03-13 08:49

#396 光合成をするのをやめて、人間を殺し始めたマラリア

2023.3.13配信。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、マラリア原虫についてお話をしました。
それではまた。

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00:26
はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。皆様いかがお過ごしでしょうかということで、
昨日はですね、親知らず抜いたよということでね、その速報を配信したんですけども、
ちょっとねあの、ほぼ放送事故に近いような内容でしたけども、まだね晴れがね引いておりません。
なんかまだね、なんかね左奥歯の方が違和感あってですね、ちょっと喋りにくいんですけども、まあね頑張っていきましょうというところでしょうかね。
皆さんもね、親知らず抜いた方もたくさんいらっしゃると思うんですけども、中にはね、何も痛くなかったよっていうね方もいらっしゃいますし、
もうなんかもう痛すぎて悶絶したみたいなね、人もいるのでね、まあ人それぞれかなと思うんですけどもね。
今日のお話はですね、
抗合性するのをやめて人を殺し始めた生き物についてですね、お話ししたいと思います。ちょっとね怖いタイトルですけどもね。
これ何かというとですね、マラリアなんですね。マラリア、皆さんマラリア知ってますかね。
WHOによるとですね、毎年2億人以上が感染し、50万人近くはですね、このマラリアが原因で亡くなっているんですね。
このマラリアはですね、蚊に刺されてマラリア熱になって亡くなる、死に至るぐらいのですね、非常に世界3大感染症の一つとしてね、数えられておるんですけども、
この蚊が悪さをしているわけではなく、蚊の中にいるマラリア原虫というですね、生き物が原因で媒介してですね、伝播していってマラリア原虫に感染するとですね、
48時間周期、72時間周期とかで熱が繰り返してですね、最悪は死に至るという怖い病気というか感染症なんですね。
このマラリア原虫というですね、簡単に言うとゾウリムシとかと同じ仲間で、単細胞生物の侵殻生物なんですが、これがですね、ハマダラカというですね、蚊の唾液を出す唾液栓のところにいて、血を吸いますよね、蚊がね。
その時に唾液と一緒にですね、針刺して抜く時に痛みが少ないように、蚊の唾液を混ぜて体内に注入して、キュッと針を抜くんですけども、唾液の分泌する栓にマラリア原虫がいるから、その時に一緒にパッと入っちゃうんですよね、体内にね、人のね。
03:14
そうするとですね、そのマラリア原虫が感染してしまい、マラリア熱になるというこういうメカニズムというか流れなんですけども、このマラリア原虫ね、さっきも言ったように単細胞生物の侵殻生物なんですけども、もとね、もともとは抗合成をするソウルイ、要は海藻とかのね、ソウルイと同じ仲間だったんだけど、
抗合成をやめて、寄生虫に変貌したっていうですね、面白いですね、そういった生活史というか戦略をとっているんですね。
このマラリア原虫って正式名称は、と言われたらですね、プラズモディウムファルシパルムという名前なんですね。
それを総称してマラリア原虫と呼ばれて、マラリア熱を起こす人に感染してマラリア熱を起こすマラリア原虫が5種類ぐらいいてですね、熱帯熱マラリアとか密火熱マラリアというのがいるんですけども、一番被害が大きいのは熱帯熱マラリアと呼ばれるものなんですね。
これどういうことかというとですね、マラリア原虫の体の中の細胞をいろいろ調べてみるとですね、もともとは葉緑体があったんですよ。
あったんだけど、今はその名残のある元葉緑体みたいな小部屋が存在するんですね。
その小部屋のことをピコプラストって言うんだけど、もともとは光合成をしてて、太陽の光エネルギーを浴びて、水を使ってですね、自分で栄養分を作り出して生きてたんだけども、ある日突然、これは原因はわかってないんですけど、光合成をやめたということで、寄生した方が楽じゃね、みたいな感じで寄生するようになってですね、
マラリア原虫ということで、人に感染、人というか他の動物にも感染しますけど、寄生虫として命をつないできて、現在に至るということなんですね。
なぜこれね、光合成をやめてしまったのか、その謎はね、未だ解明されてはないんだけども、あるヒントとしてですね、光合成をするということはですね、太陽の光は平等に降りかかりますよね。
降り注ぐから、たぶん生きている場所そのものがですね、栄養分が少なかったりすると、自分で光合成、自慢エネルギーを作り出した方が生きていけますよね。
でもこの寄生中に、寄生することにスタンスを変えたということは、たぶん栄養が生きている周りにたくさんあった。
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例えば、生き物が死んでしまったら、まだ有機物が残っているから、そういった栄養分は染み出しますよね。
なのでそこにたくさん餌があって、周りにそういった寄生する生き物がいた方がですね、そっちの方が楽だなと。
自分自身でエネルギーを使ってですね、栄養分を作り出すよりも、周りに何かたくさん栄養分があって、
そいつたちの方を寄生して、栄養分を吸い取ってしまった方が楽なんじゃないみたいな。
もともと光合成してたけど、周りにたくさん栄養分とかいっぱいあるから、寄生中として生きた方がコスパ的にはいいよねということで、
光合成をやめてですね、寄生中というスタンスに切り替えたんじゃないかというふうに考えられていると。
その謎はね、まだしっかりとした謎は解明されてないんだけど、そっちの方がコスパはいいからそっちにしようみたいなね。
さっきの言ったように、葉緑体の名残のピコプラストという小部屋があるんだけど、じゃあ葉緑体持ってなくて、光合成もしてないんだから、
じゃあもうその名残のピコプラスト、元葉緑体、別にいらんやんって感じだと思うんですけど、それがなかったらですね、生きていくことができないんですね。
その小部屋のピコプラストという元葉緑体の名残がないとマラリア原虫は成り立たないので、光合成はしてないんだけど、
元名残の光合成、元名残の葉緑体を持ってないと命が繋いでいかない、生きていくことができないので、またこれはこれで面白いよね、
それがないとマラリア原虫という存在そのものがなくなっちゃう、死んでしまうということなんですね。
なので、今は光合成してないけども、葉緑体の名残は細胞内にないといけないというですね、面白い感じなんでございますね、ということでね、
もうマラリアね、たくさんの方が、新型コロナウイルスも国によっては、日本人はですね、そんなに死亡者数はそこまで多くはないんだけど、
その諸外国ではね、マラリア並みに亡くなっている方もたくさんいらっしゃるけど、もう毎年ですよ。
毎年2億人以上が感染して、50万人近く亡くなっている、非常に大きな感染症を起こすマラリアは、実はもともと光合成をした層類だったんだと、
ある日突然寄生した方が良くないということで寄生虫になったという、面白い特徴を持っているマラリア原虫のご紹介いたしましたということで、今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさん、さようなら、バイバイ。
08:49

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