はいみなさん、こんばんは、こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスでは、皆さんにちょこっと、ちょこっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系はたまになっていこうということを目的に配信しております。ということで、
昨日までの天気は一変しまして、今日は雨模様ということでね、岐阜県高山市の方では、避難指示が出てたんですかね。もうそれぐらいの大雨で大洪水と言ったところでね。なんかね、まあ先週はね非常に暑くて、もうめちゃくちゃ暑くて、8月ぐらい、あれ?もう夏になったの?っていうぐらいね。もう梅雨明けた?っていうぐらい非常に暑い日が続いてたんですけども、今週はね、
雨模様ということと、台風も発生しましたから、本週には水曜日以降にね、最も近づくということで、本当にね、天気は自然のね、よくわからないといったところですね。ということで、今日のお話はですね、すごくハッピーなお話をしたいと思います。
何かと言いますとですね、500年、約500年もの時を経て、ヨーロッパビーバーがですね、ビーバーですね、ポルトガルの地に帰ってきたというね、お話をしてみたいと思いますね。信じられますか?500年のね、要は5世紀ですよ。
5世紀の年月を経て帰ってきたと、どういうことなのかということなんですけども、このビーバーなんですけども、かつてですね、ユーラシア大陸に広くね、生息していたビーバーたちなんですけども、残念ながらですね、乱角や生息地の破壊によって多くの地域から姿を消してしまって、ポルトガルではですね、15世紀末にはもう見られなくなっていたんですね。
15世紀末ですから、もう記憶ある人もいないしね、そういった文献は残っているんだけども、今の住んでいる人たちは、もう全くね、ポルトガルにはビーバーおらへんで、みたいなね、そういうぐらいのね、もう前の話ですよね。でもですね、諦めなかった人々がね、今いたわけなんですけども、お隣のですね、スペインでは20年以上も前からビーバーを再導入して、その数を回復させるための地道な努力を活動をですね、
続けてきたみたいなんですね。その努力が実を結んで、彼らの活動域がですね、少しずつ広がって、ビーバーの活動域が少しずつ広がって、ついにね、国境を越えてポルトガルにやってきたということなんですね。もうそのね、その保護団体はですね、もうそろそろポルトガルに行くんじゃない?みたいな感じで、結構ね、ワクワクしてたみたいですね。
このリワイルディングポルトガル、リワイルディングポルトガルというですね、比叡団体が設置したトレイルカメラにはですね、ポルトガルの川でせっせと木を集めてダム作りに励むビーバーの姿がバッチリ捉えられていたということで、私はノートルもやってますので、ノートルの方にも同じようなね、記事をね、アップロードして、YouTube動画をね、そちらに貼ってますので、そちらの方もね、確認していただきたいなと、チェックしていただきたいと思うんですけども、
本当にね、もうビーバー戻ってきたんですよ。真っ暗の様子、夜なんですけども、ダム作りしてるんですけど、これポルトガルの川なんて言われたら、ちょっとあんまりよくね、これポルトガルなん?みたいな、ポルトガルと、なんていうのかな、ザ・ポルトガルみたいな動画に載ってないんだけども、もうバッチリね、もうポルトガルにやってきた。ダム作ってるやん!みたいなね、国境を越えてね、そういったね、ビーバー復活のね、動画がありますから、是非ね、見てみてください。
リワイルディングポルトガルのチームリーダー、テデロ・プラタさんもですね、がおっしゃってるんですが、ずっとこの日を待ち続けていましたと。ビーバーは川や湿地の再生に欠かせない存在であり、今回の期間は自然再生の大きな前進という風に、興奮気味に語っていると。
本当にね、その通りですよね。これね、ビーバー、ビーバーってね、ビーバーダム作るとかいうのはね、皆さんそういった知識はね、終わりかと思うんですけども、森の建築家という風に言われているんですね。なぜ森の建築家と言われているかと言うとですね、彼らはですね、人間以外で唯一大規模に自然環境を整備できる動物なんですね。
その能力は本当に驚きべきものなので、ビーバーがですね、木をに木々をかじって倒して、それを使ってダムを築くと。これによって川の流れが変わり、周辺の環境に劇的な変化をもたらすということなんですね。具体的にどんな良いことが起こるかというとですね、生き物の楽園が生まれるんですよね。
ビーバーが作ったダムや湿地は、小魚、両生類、昆虫、蝶類などたくさんの生き物たちにとって新しい家になるということで、まさに豊かな生態系の誕生なんですね。なので流れを緩やかにして、いわゆる湾土みたいな感じで湾を作るんです。そこで流れが緩やかなところが生まれますから、流れが緩やかなところが好きな生き物が集まります。魚も集まるしね。
流れが強かったら水草とかは自生できないので、自生して湿地帯ができることによって、湿地帯の方が好む両生類がたくさんいるから、結果的に生態系が豊かになる。豊かになるということは、餌が豊富になるから野鳥とかもやってくるし、動物とかもやってくるということで、二重、三重の良い効果が生まれるわけなんですね。ダムを建築してくれるとね。
さらに水資源を賢く管理ということで、洪水が起きた時には水路を確保してくれたり、水質をきれいにしてくれたりもするということで、流れが緩やかなところがありますから、そこに洪水が逃げるから、それがない場合はすごい流れがバーッとね、一方向のみに流れるので、そうすると流れちゃうんだけども、ダムを作ることによって水の逃げ場が誕生しますから、あまりそこで大きな攪乱が起きないというところもビーバーの優れたところかなというところで、
さらに干ばつや森林火災から守るということで、ポルトガルでは近年では干ばつや森林火災が深刻な問題になっているらしいんですね。でもビーバーが作る湿地が水分をたっぷり保ってくれるということで、乾燥した土地が潤って、なんと天然の防火体としても機能するらしいんですね。
さらに、ゆっくり流れる川の水が土壌の保水力を高めて、干ばつ対策にも期待をかかってくれるということで、ビーバー、すごいね、日本にも欲しいね、日本で導入すると外来系の問題があるので、生態系が崩れるかもしれませんけども、なんとも言えませんけども、先ほどのリーダーのプラタさんは、ビーバーがもたらす生態系サービスは自然がもたらす恩恵のことを言うんですが、
現代の技術でも再現が難しいほどの効果があると、干ばつや森林火災のリスク軽減にもつながっているということで、その効果を高く評価しているということなんですね。これね、ポルトガル以外にもですね、結構ね、こういったビーバー再導入っていうのは結構派生してるらしいんですね。