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2024-05-23 10:50

#705 食べ物の「3秒ルール」に科学的根拠はあるのか?

2024.5.23配信。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、3秒ルールについてお話しました。
それではまた。

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はい、みなさんこんばんは、こんにちは。元、公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスでは、みなさんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。ということで、みなさんはですね、こんな経験はありませんか?食べ物を食べていた時に、床に落として、周りからね、3秒ルールということで、3秒以内に食べたら、
安全で大丈夫、みたいなね、床に落とした食べ物を食べても安全なのかということと、このね、3秒以内に食べたら、ほんまに安全なん、みたいなね、そういったね、経験がある方はね、もう、これ、全国民が経験していることかなというふうにね、感じるんですけども、誰が言い出したかわからない、この3秒ルール、3秒以内に食べたら大丈夫や安全や、みたいなね、
誰が言ったかわかんないんですけど、もう、みなさん知っているね、事柄の一つかなと思います。この3秒ルールね。このね、3秒以内に食べたら大丈夫、要は、この床に物を落として、食べ物を落として、安全かどうかっていうのはですね、科学的に根拠があるのかどうかということですね。
このね、物を落として、食べても大丈夫、3秒ルールの真偽は、みたいなね、そういったですね、研究をしていらっしゃる方がいらっしゃいますので、今日はね、この3秒ルールに科学的根拠があるのかということをお話したいなと思います。
で、このね、3秒ルールね、日本で言うこのね、3秒以内に食べたら大丈夫やっていうね、このルールですね、これね、世界に目を向けるとですね、よく似たルールはですね、世界中にもあるわけなんですね。アメリカではですね、5秒ルールというふうに呼ばれているので、結構ですね、物を落とした時に早く食べたら大丈夫っていうのは、これね、世界共通の認識なんですよね。
で、これね、3秒とか5秒とかね、早く食べたらいいよっていう根拠があるとは思えないですよね。これね、世界各地、世界各国でですね、共通の論争としてですね、いろんなね、科学展であったりとか、博物館であったりとかね、それがテーマになってきたわけなんですね。
で、このね、3秒ルール、物を落としても大丈夫なのかどうかということをですね、研究している方がいらっしゃるんですね。アメリカラトガーズ大学の食品科学者、ドナルドシャフナー氏という方がですね、科学的な、厳格な科学的な手法を用いて調査したということなんですね。
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これがですね、2016年にApplied and Environmental Microbiologyというですね、学術誌にですね、論文が掲載されたんですけども、その2016年以前はですね、全然ね、物を落として食べても大丈夫みたいなね、そういった取り上げたテーマが新聞であったりとかですね、テレビであったり、いろいろあったんだけども、
科学的な厳格な手法を用いて研究した例は全然なかったということなんですね。このね、シャフナー氏の研究結果によるとですね、食べ物が細菌だらけの地面に置かれている時間が長いほど多くの細菌が付着するということはですね、間違いなかったというふうにね、結論付けているんですね。
これはもう当たり前なことというかですね、そういう本だろうみたいなね、認識が、科学的な手法を用いなくてもですね、皆さんは裸だとそれはありますよね。しかしですね、地面に落ちてすぐの時点で食べ物にはすでに大量の細菌が付着したと言うんですね。
なのでですね、3秒であれ5秒であれ、ルールとしては誤りであるということが示唆されたということなんですね。要はですね、3秒だろうが5秒だろうが、もう落ちた瞬間から細菌は付着するということなんですね。だから早めに食べたから大丈夫とかいうわけじゃなくて、3秒だろうが5秒だろうが細菌はもう付着するということなんですね。
だから3秒食べたら大丈夫というのはですね、科学的根拠は薄いということなんですね。この細菌が付着するわけなんですけども、問題はですね、時間ではなく水分量というふうにね、結論付けてるんですね。
要はですね、水分のある食品、実験で使われたのはスイカみたいですけども、水分のある食品はですね、パンやグミのような乾いた食品よりも多くの細菌が付着したという結果が出てるんですね。
タイルやステンレスに比べるとですね、絨毯の方が細菌の伝播力は少なかったということなんですね。なのでですね、なぜ絨毯が少ないのかというと、細菌が含まれる液体を床に添付したところですね、絨毯が細菌ごと液体を吸い込んだので、乾いたね、床、タイルとかステンレスに比べて絨毯の方が伝播力が低いということなんですね。
なので、落ちた瞬間から確かに細菌とかは伝播するんだけど、より水分がある食品の方がですね、より細菌が乗り移りやすい、伝播しやすいということなんです。だから落ちて、水分量の多い食品をですね、床に落としたときはですね、あんま食べない方がいいんじゃないかということに繋がっていくわけなんですね。
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その後ですね、2020年には人の指から、2023年にはまな板からでも細菌がですね、簡単に食べ物に移ることが確認されておりますので、あとですね、2021年にはインドネシアの科学者らも、このね、インドネシアも5秒ルールっていうのはですね、時刻であるみたいですけども、5秒ルールの誤りをね、学術史に発表した論文できっぱりとですね、指摘しておるわけなんですね。
5秒だろうが3秒だろうがですね、床に落としたらですね、床にいる細菌が伝播するということなんですね。じゃあですね、この3秒ルールの誤りがですね、この科学によって証明されたとしてもですね、地面に落ちた食品をね、食べるのは安全なのかどうなのかということなんですよ。
伝播は確かにするんだけども、じゃあそれ食べて、ほんまに細菌がですね、体内に入って、何かしらのね、影響が受けるのかどうかということなんですね。これはですね、落とした床がどんなところなのか、どんな細菌が付着するのかどうかによるということなんですね。
それはなんとなくわかると思うんですけども、地面の状態と付着する細菌の種類、食べ物を落とした場所がですね、病院だったらね、おそらく食べたいとは皆さん思わないんですよね。
どうよりですね、鶏肉の肉汁が台所の床にこぼれていたらですね、そこにパンと付着したらですね、サルモネラ菌とかですね、付着する可能性があるからですね、ちょっと困りますよね。なのでですね、落とした場所のその地面の状態によるというところも大きいですし、このね、論文の著者が言ってるんですけども、
しかしですね、ほとんどの場合、少しホコリが付いたクッキーを拾って食べても正常な免疫系を持つ人が床に存在する細菌のせいで健康を損なう可能性は低いという風にね、結論をつけてるわけなんですね。おそらく99%のケースは安全であるということをね、今言ってるので、確かに伝播はするんだけども、それが何か免疫系を犯してね、何か病気になるっていうことは、
非常に考えにくいと。結局はですね、一番の重要な教訓はですね、床や物体の表面をですね、きちんと掃除して衛生状態を良好に保つことが大丈夫であると。
確かに3秒、5秒のね、ルールはいろんな国々にあるかもしれないけども、落とした瞬間から細菌は伝播する試食品ね、水分量が多ければ多いほど、より細菌は伝播するっていうのは、それはね、科学的な実験だと証明されてるんだけども、それが付着したからといって、何かしらの免疫系のトラブルが起きて、何か病気になるってことは考えにくいということでね。
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科学的な問題というかですね、心理的な問題なので、科学の問題というかですね、最終的には心理的な問題、確かに伝播するんだけども大丈夫だからっていうね、一歩踏み込んで食べるか食べないかみたいなね、それはもうちょっと心理的な話になってくるんですけども、
ですけども、科学的に見るとですね、3秒、5秒のルールはちょっと誤りじゃないかなと、伝播するからですね、100%きれいとは言い切れないと、でもまあ食べても大丈夫だけどねっていう感じみたいですね、ということでね、
こういったね、普通に我々が使っているようなね、この3秒、5秒ルールね、落としたから早く食べれば大丈夫だっていうのもですね、でもこれを科学的にちゃんと証明しよう、そういったところがね、着眼点が面白いなといったところですかね、ということでね、この論文はしっかり全部読んではないですけども、
どういった手法でとか、どういった実験で、どういった条件かっていうのはですね、論文のレベルでは分からないですけども、どういったふうに実験してやっているのかということで、これもね、なかなか最近の量を調べるのはなかなか、そういった特別な研究施設じゃないと分かりませんけども、
まあそういった科学的な簡単な実験を落としてみてね、大丈夫かどうかっていうのは割と短いね、実験できると思いますのでね、ちょっと論文を軽く読んでみてですね、自分も試しにやってみるみたいなね、ということもちょっと面白いかなというふうに感じましたということで、今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさん、さよなら。バイバイ。
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