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2023-08-25 10:39

#531 サケは産卵の時に心臓が停止している!?

2023.8.25配信。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、サケの産卵時の心停止についてお話しました。
それではまた。

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はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
ということで、数日前までですね、最長不良で寝込んでたんですけども、人間の免疫機構、免疫は素晴らしいなというところでね、
だいぶ回復してまいりまして、まだちょっとね、ちょっと喉の調子があまり良くないので、鼻声みたいな感じで聞こえるかもしれませんけども、
まあね、免疫ってすごいなということでね、あとね、来週ぐらいには完全回復してですね、いつものようなですね、声で聞けるかなといった感じですかね、
ちょぼ100%まであともうちょっとという感じでしょうかということで、今日のお話はですね、鮭、鮭を取り上げてみたいと思います。鮭ではなくてですね、お魚の方の鮭ですね。
これからですね、鮭は産卵シーズンということで、生まれてきた川にね、操縦をして産卵するんですけども、だいたい2パターンに分かれておりまして、
夏に産卵する鮭はですね、だいたい8月から10月頃、河川に操縦をしてきて、秋に産卵するパターンの鮭はですね、9月から12月頃にね、操縦をしていくわけですけども、
まあもうね、皆さんご存知かと思いますが、河川で産まれて、鮭の子供はですね、短い河川生活の後、海に下りですね、数ヶ月間沿岸部で過ごして、その後ですね、
オホホオツク海とか、ベーリング海とか、アラスカ海とかでね、1年半から6年ほど海洋生活を送って成熟して、生成熟すると、産まれた川に戻り、
生まれた川に戻ってくるんですね。これもね、河川の匂いを覚えていたりとかですね、太陽コンポスのいろんな説があるんですけども、生まれた川に戻ってきて、
今頃から秋から冬にかけて、繁殖すると。繁殖後は全ての鮭がですね、河川内で死亡するんですよね。
これだけ見るとなんか儚いなって感じがするかもしれませんけどもね、河川に下って行ってですね、海で生活して大きくなって帰ってきますから、魚としては結構素晴らしい生活待機をね、生活サイクルをしていると思うんですけども、
鮭の産卵行動はですね、漁場をしていてですね、海から川を漁場するわけですね。オスは周囲を見張ってですね、メスがですね、川底の方に穴を掘ってですね、産卵床を、産卵する要はベッドみたいなのを作るわけです。
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オスとメスがペアになってですね、産卵床を作って、オスは見張りながらですね、メスと産卵をすると。産卵床の上でメスが口を開けて、するとオスも横について口を開けて、放卵、放生をする。
結構ね、口を開けて卵を出して、口を開けて、生殖を出すというのは、何かしらの映像とかで見たことがあると思うんですけども、この時ね、今日のお話のメインになるんですけども、産卵中、この鮭のね、体の内部どうなってんの?みたいなね、どういう体の中のメカニズム、生理現象が起こっているのかっていうのが気になったということですね。
これ、当時ですね、北海道大学の大学院であった牧口博士によるとですね、研究してみたんですね。体の内部どうなっているのかな?観察による鮭の産卵行動の研究はたくさんあるんだけど、体の中の生理状態っていうのは、心臓の動きとかですね、内臓の動きとかね、そういったものはどうなっているんだろうと、そういった研究はなかったんですよね。
さっきの産卵行動、産卵症をメスが作ったりとかオスが見張ったりするのは、さっきの産卵行動を観察したからこそ分かってきたことで、そういった外部の行動っていうものは、産卵行動そのものの研究はたくさんあったんだけど、体の中、放卵中、放生中とか、産卵中の体の中ってどうなってんだろう?っていうのを疑問に思って、その研究は少なかったので、この牧口博士はですね、研究してみたということなんですね。
そこで何をしたかというとですね、鮭の心臓の動きを記録できる装置を取り付けた、データローガーとか言いますけども、心臓のその心拍数ですね、それは分かる装置をつけて産卵行動を観察してみたということなんですね。
そうするとですね、いきなり結論から言いますとですね、鮭が放卵、放生中、産を出す、生殖を出すときにですね、なんと鮭の体の中のその心臓ね、心臓が止まるってことが分かったんですよ。これすごいんです。心臓が止まるんですよ。
心臓なんてね、心筋って言われてる心臓の筋肉なんですけど、これはもう常時365日生きてる限り動いてるんですよ。これはね、自分が動けと思っても動かすことができないんですよ。それは自動的に動くようになってるんですよ。
今皆さんがこの話を聞いているときも心臓動いてますよね。それはですね、心臓の心筋が動いてね、ドクドクドクドク動いてるからこそ全身に血を巡らすために心臓ってずっと動いてるんですけど、この産卵中の鮭は心臓止まってるんですよ。
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さっき言ったように、オスとメスが放生放乱するときに、口を開けて放生放乱しますよね。と同時にですね、数秒間心臓止まってんすよ。すごいないですか。
オスはですね、大体ですね、約5.2秒心臓止まってる。メスはですね、約7.4秒停止してるんですよね。驚きのあまり心臓が止まりそうになったというふうにね、萩口博士も言ったか言ってないかどうかわかんないけども、それぐらいびっくりする大発見だということなんでございますね。
心臓止まってるんですよ。なぜここまで止まらなければいけないのかっていうのは、まださらにね、これからの研究が必要になってくると思うんですけども、じゃあこの心停止、心臓止まるのは何で制御されているのかっていうのは気になったので、止まっているね、止まるためのメカニズムがどうなっているのかっていうところまでちょっと踏み込んで研究してみたわけなんですね。
大体ね、我々の心臓もそうなんですけども、我々の心臓は4つの部屋があります。左心房、左心室、右心房、右心室って4つの部屋がありますよね。右心房側、肺に血液を送る側の右側の部屋の右心房、上の方ですね。
自分から見れば左上ですかね。大体生物の心臓の授業では、見たまんまのところが逆になってますから。自分から見て左、自分から見て心臓って考えるので、問題にしてみたら左側が右心房になるんですけど、その細かいことは置いといて。
右心房側に逃亡結束っていう部位があるんですよ。そこは副交換神経という神経がくっついてて、別名、ペースメーカーと呼ばれるんですけど、要は自律神経によって制御されているんですね。我々の心臓の動き。この心臓のドクドクした動きを拍動って言うんですけど、自律神経によって制御されているんですね。我々の心臓ね。
この自律神経っていうのは、自動的に動いてくれる神経であってですね、明るいところに来たら、瞳孔が閉じたりとか開いたりとか、これって瞳孔閉じろ開けとか言っても制御できないんですよね。神経で自動的にやってるんです。ホルモンの分泌とかもそうですけど、自動的にオンオフの切り替えをしながらですね、神経が働いてくれている。その自動的に働いてくる、オートメーションしてくれる神経を自律神経って言うんですけども、
この逃亡結束じゃないですけど、副交換神経が働かないようにする薬剤を、鮭の体内に打って散乱行動を見てみたんですね。そうするとそのペースメーカーね、その心臓が動くかどうか心拍数見てみたらですね、
副交換神経が働かないようにした薬剤を打った鮭は、散乱行動の時に放生放乱しても心臓が止まらなかったということなんですね。なので、鮭の心停止、心臓止まっているのは副交換神経を介して、要は制御されているんじゃないかということが分かった。
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我々と一緒ですよね。我々と一緒にですね、副交換神経、自律神経を介して心臓の動きを止めたり、止まることはないんだけど、副交換神経を止めているということなんですね。なぜ止まらないといけないのかっていうのは、そこはね、さっきも言ったように、まだ先の研究の余地があるという感じなんですけども、これね、他の生き物、マダコとかも、タコですね。
マダコとかもですね、散乱の時に止まっているというね、心停止しているというね、そういった研究結果もあるので、これはですね、いろんな生き物が放生放乱の時は心臓が止まっているんじゃないかっていうね、そういう研究の示唆するね、基礎的な研究というのがあってですね、非常に大きな発見となっているということなんでございますね。
散乱した後は全部ね、稼いで死んでしまうんですけども、散乱するのも命がけということでね、命のバトンを繋ぐためには、命をかけて次の世代にバトンを渡しているというね、ロマン溢れる鮭のお話でございましたということで、今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさん、さよなら。バイバイ。
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