00:00
はいみなさん、こんばんは。こんにちは。元、公立高校理科教諭のちょぼ先生です。 ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。
ちょぼっとサイエンスでは、みなさんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、 科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております、ということで。
突然ですけど、みなさん、 ガソリンスタンドに行った時に、
なんかガソリンの匂い、 いい匂いやなぁ、みたいなね。なんか心地いい匂いがするなぁ。ガソリンの匂い好きだなぁ、みたいな
人いませんか?ちょっとね、これを言うとですね、 ちょっと周りの人に惹かれちゃうかも、とかね。ガソリンの匂い、いい匂いだなぁ、っていうのはですね、
ちょっと隠してしまいたいような、趣味、趣向としてね。なんか趣向として、ちょっと隠したいなっていうふうに思いません?
でね、このね、あの独特の甘くて少しちょっとツンとするね、あの香り。 まあ人によってはですね、いい匂いなんて思わないよ、とかね。
いや苦手やなぁ、みたいなね。 えー、という方も多いと思います。でもね、なぜか無性に、
なんかちょっと匂い嗅いでみたいな、みたいなね。 セルフで言って、5時間このね、自分でね、ガソリン入れて、
もうちょっと嗅ぎたいな、みたいなね。 いうふうに思っている人もね、中にはいるでしょう。ということで、
今日のお話はですね、なぜガソリンの匂いがですね、 ちょっといい匂いだなと。
ちょっと魅了されちゃってる、みたいな。 科学的に見ていって、なぜちょっとガソリンの匂い、ちょっといい匂いやなぁ、とかですね。
ちょっと嗅ぎたいかもっていうふうに思ってしまうのは、なぜなのかというね、お話をしたいと思います。で、このガソリンにはですね、実に150種類以上の化合物が含まれているんですね。
で、その中で、あの独特の甘い香りの主役となっているのが、主要分がですね、 ベンゼンという物質なんですね。
で、高校のね、科学を勉強した方はですね、 ベンゼンといえばですね、有機化合物の単元に出てきたな、みたいなね。
本当に、科学の最後の方に、で、習うね、 単元なんですけども、またこれがね、難しいね。
ベンゼンはですね、炭素6個のですね、 平面に並んでね、六角形をしてるんですけども、分子構造を描くとね。
ベンゼンはね、放光族、炭化水素のグループに属しておりますから、放光族なんで、匂いがね、あるんですね。
03:03
非常に甘い匂いがすると。このベンゼンを使ってですね、 19世紀にはその甘い香りから香水やアフターシェービングに使われていたこともあるくらいなんですね。
でもですね、後からですね、中毒性や発願性が判明して、今では使われておりませんけれども、 あの甘い匂いっていうのはですね、昔の人もですね、非常に魅了されてたということなんですね。
とはいえですね、ガソリンに含まれるベンゼンは全体の1%未満と、非常にね、ごくごく微量なんですよ。
法律で厳しく規制されているので、通常の生活で、ふとね、嗅ぐ程度なら心配はいりませんので、発願性があるとかですね、
持ちとれた有毒な物質なので、いろいろ規制されたんですけども、ガソリンは非常に微量に含まれているので、ガソリンスタンドでね、
セルフでガソリンを入れるぐらいの程度であれば、吸い込んでも問題はないと言われているんですけども。
で、なんであの僅かな量の香りがですね、あんなに強く感じられるのか。ちょっとしか入っていないのに、甘い香りのね、主要因はベンゼンなんですけども、
その成分を見てみるとですね、ほんのちょっとしか入ってないのに、なんでこんなにあんなに強い匂いをするのかということなんですけども、
ベンゼンはですね、非常に強い刺激臭を持って、しかも空気中でサッと蒸発する性質があるので、微量でもですね、私たちの鼻にすぐ届いて嗅ぎ分けられてしまうんですね。
それぐらいですね、非常に強い刺激臭、方向俗、炭化水素だから、もちろんそうなんだけども、サッと蒸発、揮発するので、空気中にパッと揮発しますから、我々の鼻が敏感にピュッと感じることができるということなんですね。
で、このね、あの匂い、いい匂いだ、非常に魅了されるという方もですね、少なからずいるでしょう。
なんでこう時にはですね、癖になってしまうのかということなんですけども、実はこのね、ベンゼンを吸い込むと脳の放出系と言われる部分がですね、刺激されるんですね。
ここは別名ですね、快楽中枢とも呼ばれる場所なんですね。そこをね、刺激するんですね。
具体的に言いますと、中脳変異型経路というですね、神経回路が活性化し、ドーパミンというですね、神経伝達物質が分泌されるんですね。
で、このドーパミンは快感ホルモンとも呼ばれ、一時的な多効感をもたらすということで、微量でも非常に強い刺激臭を持つ、すぐ揮発しやすい、
で、鼻で吸い込む。で、中脳の変異型経路というよりは神経回路が活性化し、ドーパミンが出る。
そうすると多効感が得られるということで、つまりですね、ガソリンの匂いを嗅ぐと、脳がちょっとしたハイな状態になるんですね。
06:08
ガソリンハイですね、ベンゼンハイとも言うんですかね。そういった状態になりますので、だからちょっといい匂いやな、とかね。
あ、もうちょっと嗅ぎたい、みたいな、脳の変化が起きるということなんですね。
で、これが繰り返されると、またあの快感を味わえたいというですね、気持ちが生まれて、匂いを求めるようになる、まさにですね、軽い中毒性のメカニズムで、ガソリン匂いやなと思う人は、そういったメカニズムなんですね。
で、面白いことにですね、ベンゼンはガソリンだけに含まれているわけではなくてですね、実は私たちの身近なものにも含まれていることがあるんですね。
例えばですね、電気や塗料、マニキュア、新品のテニスボールのあのツンとした匂いも、ベンゼンが関わっているということなんですね。
これらの新品の香りやツンとした化学的な香りをなんだか癖になると感じたことがあるなら、もしかしたらあなたもベンゼンの香りに敏感なタイプかもしれません、と言うところなんですね。
昔はシンナーとかね、シンナーを吸っているみたいなね、ヤンキーの代名詞的な、あかんよ、あかんけど、禁止薬物だからね、あかんけど、そういったことを言われていましたよね、昔ね。
それにベンゼンもそうですから、こうやみつきになっちゃう、中毒性になっちゃうと、脳の多効感を得られるドーパミンが分泌されちゃいますから、
なので、それがね、知らず知らずの間に、中毒性とはいかないまでも、なんかちょっといい匂いなというふうに思っちゃうのは、脳のね、そういった部分を刺激してドーパミンが出されるからというところなんですね。
あとはね、これも繰り返しになりますけども、ベンゼンは毒性のある物質ですから、ガソリンスタンドでふと漂ってくる香りを嗅ぐ程度なら問題ないものの、
意図的に瓶などから直接嗅いだりすることはやめた方がいいですと、中毒性になっちゃうからね、ということなんですよ。
あのいい匂いの裏には、こんな科学的な化学ですね、化学的で、そして脳科学のメカニズムが発掘されていたと思うとですね、
ちょっとまあ、踏み込んだ科学的な目で世の中のものを見ているというね、つながりにもなりますよね、ということでね。
なので皆さんはですね、ガソリンの匂いどう感じますか?良い匂いと思いますか?どう思いますか?なんかちょっと嫌やなとか思いますか?
たまに嗅ぎたくなる派なのか、それとも苦手で避ける派ね、ぜひですね、自分のことを思い返してみて、ちょっと良い匂いと思うなとかね、思い返してみてくださいということで、今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさん、さよなら。バイバイ。