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2022-06-08 08:46

#226 最強の接着剤ができる日も近い!?〜嫌われ者にスポットライトを〜

2022.6.7収録。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、フジツボについてお話しました。
それではまた。

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00:26
みなさんこんばんは、こんにちは。元公立高校理科教授のちょぼ先生です。
ちょぼ先生の教室、2022年6月7日火曜日のホームルームの時間になりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
玉ねぎ高くないですか?
野菜の値段が、輸送費でガソリンを使いますから、
そうすると、ロシアからの輸入もほぼなくなりましたし、原油高ということで、
本当に輸送コストが上がっているのか知って、野菜の値段が高い。
玉ねぎ2倍近くないですか?
ということで、これまだまだ不安定な世界情勢ですから、
またまたまたまた値上げがずっと続くのかなと思っていますしね。
この春、たぶん種負けなかったんでね、ウクライナの小麦ね。
だから秋口からパンの値段もめちゃくちゃ上がると私は思っておりますのでね、
そういう時は米を食べましょうということですけども、
今日はお話ししていきたいと思います。
ということでですね、今日は取り上げる題材の生物はですね、
フジツボでございます。
フジツボ、皆さんご存知ですかね?
海岸の波打ち際とかですね、漁港の壁とかにですね、
ビッシリ貼り付いている貝のような、何て言うんですかね、
ホラーなみたいな、洞窟みたいな形は本当に、
カメみたいな感じの生物がビッシリ付いているのを皆さんご存知かと思うんですけども、
カキとかですね、そういったカメの手とかですね、
カメの手知ってますかね?
何か貝みたいな、貝類だと思われがちなんですけども、
実はですね、エビやカニと同じですね、甲殻類の仲間なんですね。
貼り付いているからね、何か貝みたいな感じかなという感じがすると思うんですけども、
卵から孵化したばかりの妖精赤ちゃんはですね、
海中をふわふわ漂っているんですよね。
1ヶ月とかぐらい経つと海底を動き回って、
適当な場所に貼り付くという生活をしておりますね。
ウニとかもね、最初はふわふわしてますからね、
プルテウス妖精とか言うんですけど、
ふわふわしておるんですけども。
このね、フジツボはですね、貼り付きますよね。
ビッシリ貼り付いておりますよね。
なので、生物とかと呼ばれてね、嫌われものなんですよ。
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汚染の大は汚染の大に損は損害の損ですね。
船底についてね、ビッシリつくと燃費が悪くなったりとか、
スクリューとかね歯車とかね、そういったものに貼り付くとですね、
それをわざわざ取らないといけないし、歯車回らなくなるし、
スクリューもガチャガチャ引っかかるし、
あと養殖ホタテにとって非常に悪くてですね、
くじを剥がすのが非常に大変なんですよね。
裏を返せば、逆の見方をすれば、
水の中に貼り付いているのに全然取れないじゃないですか。
めちゃくちゃすごい接着剤じゃないですか。
超セメントみたいなね。
水でも貼り付けるセメント物質っていうものじゃないですかね。
これを研究すればですよ。
だいたい水の中とかね、水漏れとかね、
接着剤つけると流れちゃうしね、
水の中で接着剤つかないじゃないですか。
でもね、このフジツボのこのビッシリ水の中でもくっつく、
このセメント物質、この接着剤がどんな成分かを
研究して理解することができれば、
最強の接着剤を作ることができると思いません?
裏を返せばね。
で、実際にこのフジツボの接着成分、接着剤をですね、
研究している人がいます。
これに注目してね。
海洋バイオテクノロジー研究所の上野圭博士っていうね、
その先生筆頭の研究グループがあるんですけども、
今は海洋バイオテクノロジー研究所とは言わずに、
今は製品評価技術基盤機構というらしいですけど、
その基盤機構の専門家である上野圭博士らが研究をしております。
この水中でも使える接着剤を開発するね、
金となりますからね。
で、このフジツボの作り出すこの接着剤、セメント成分ですね、
90%以上がタンパク質でできていると。
そのタンパク質なんですけども、
もうだいたいですね、
5種類程度のタンパク質で構成されているということをね、
突き止めたわけですよ。
で、その数種類ある5種類のタンパク質がある条件になると、
水を切らって互いに集まるものが含まれて、
そのため水で接着力を失うことなく張り付いていられるということなんですね。
この5種類のうち3種類がどういうタンパク質でどうやって作られるかというのも
発明というか解明されて、
それを遺伝子組み換えで微生物に作らせて、
06:02
それを多くそのタンパク質を作る微生物を増やして、
その5種類のうち3種類については単理化に成功して、
自由にですね、増幅できるという技術も開発されたんですね。
でも残る2つがね、残る2つがまだ解明されていなくて、
うまく単理化できていないということで、
そのフジツボ由来のセメントで接着剤ね、
まだ実用化に至っていないんですけども、
あともう2種類、その5種類あるうちのもう2種類がどんなものかというのを分かって、
微生物に遺伝子組み換えで組み込んで増やして単理化すれば、
貼れてフジツボ由来の接着剤が完成するということなんです。
もう水でも強い、どこに貼り付けてももう剥がれないよというですね、
接着剤がもう作られるのももうすぐなんじゃないかということがね、
言われてるんですが、これやるとですね、
生物由来ですからですね、化学物質ではないですから、
自分の体にとってもね、動物の体にとっても害がありませんからですね、
そのインプラントとかね、あと手術とかね、
もうなんていうの、針で縫わなくても、
バッシとかそういうことしなくてもピタッとくっつくことができるしね、
体内の中は水で覆われてるけども、水でもくっつくから。
刃とかいいよね、パン刃抜けてもさ、
もうこのフジツボの接着剤をもう刃にバーンつけとけば、
もう取れることないからね。
しかも天然由来だから安全だしね、
素晴らしい技術、接着剤がもうすぐ解明されようとしておりますのでね、
神の先生、頑張ってくださいということでね、
お会いしたことないけども、
ぜひですね、水でも引っ付く超最強の接着剤を心待ちにしておりますのでね、
皆さんもね、そういった科学の技術っていうのがですね、
今まで当たり前じゃないことが、
科学の進歩によって当たり前になるってことでね、
人と人とのね、皆さんの生活が平等になる、
差別をなくすということにつながりますから、
このサイエンスの進歩、科学の進歩をどんどんどんどん期待してですね、
生活していきましょうという感じですね。
ということで、今日はフジツボについてお話をしました。
それでは皆様、さようなら、バイバイ。
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