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2023-06-22 14:22

修学旅行でヤンキーと一緒に正拳突きをした話【旅のラジオ #110】

修学旅行先の沖縄でのアクティビティで、琉球空手に割り振られた岡田さん。ヤンキー生徒と師匠のあいだに絆が生まれた瞬間のエピソードを語ります。

【旅のラジオ】

旅の話と、日常から旅を生み出す話をします。毎週木曜の12時更新です。
感想等、Twitterのハッシュタグにぜひお送りください #旅のラジオ

語り手: Satoru、岡田悠
聞き手&ジングル制作: 石川大樹

題字&イラスト: べつやくれい
Presented by デイリーポータルZ https://dailyportalz.jp/


〈現在募集中の投稿コーナーはこちら〉

投稿コーナー①「番組へのおたより」

2人への質問、最近読んだ本、今日食べたもの。
あなたの思いつきを、何でも送ってみてください。


投稿コーナー②「ジングル/効果音」

番組で使えそうなジングルや効果音を募集します。
生演奏でも、電子音でも、ボイパでも、大歓迎です。


投稿コーナー③「世界のさよなら、あなたのさよなら」

『さよなら』を意味すれば、どんな言語でもOK。
テキスト形式でも、音声形式でも、なんでもOK。


投稿コーナー④「生きて帰ろう」

旅行とは、ときにトラブルを伴うもの。
あなたの危険回避の知恵を教えてください。
(例:予備の現金をお菓子の小箱に隠す)


投稿コーナー⑤「あなたの旅の秘かな愉しみ」

旅行とは、自分で好きに愉しむもの。
あなたの愉しみかたを教えてください。
(例:旅行先のゴミを集めてノートに貼る)


投稿コーナー⑥「世界の罵倒語」

世界には、文化の数だけ罵倒語がある。
あなたが知っている罵りの言葉をください。
(例:南スーダン「ヤギ半頭の価値もない」)


投稿コーナー⑦「世界の音」

あなたが録った音をください。なんでもOK。
岡田さんと私が、ただそれを鑑賞します。
(例:イランの便器の音、バヌアツの料理の音)


投稿コーナー⑧「哀しい動物の鳴き声」

虚無を感じさせる動物の鳴き声をください。
作為はNG。哀しみは自然に発生するものです。
(例:たそがれの民家に沁みるヤギの声)


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サマリー

修学旅行の参加者全員が予想外の出来事に見舞われながらも旅行を続行したことが、思い出を訪ねた結果分かりました。また、70代の人たちによる個々のエピソードが明らかになっています。

修学旅行の予想外の出来事
Satoruさん。
何ですか、岡田さん。
また、イラスト付きのハガキが来ました。
おお、新しい方?新しくない方?
ラジオネーム。
新しくない方ってよくないな。
カタカタミシンさん。
知ってる、新しくない方だ。
新しくない方って。
よく、馴染みのある人だ。
見せて、見せて、見せて。イラスト?
イラストだけちょっと先、はい。
これ、これ。もうね、この方ね、なんか個展開いた。
透明書店かなんか、個展開いたほうがいいんじゃないのかな、この人。
あとね、もう。
わかりました。
え?
これね、もう絵だけでね、わかるセリフですけどね。
ああ、どんな内容ですか。
もうね、あの、もはや自己紹介とか書いてないし。
新しくない方だ。
旅のラジオの皆様、こんにちは。
今回は、私の周囲の70代の人たちに、修学旅行の。
この人のラジオのネタになっちゃったね。
最高だね。
もうね、そう、紹介。
今回は。
今回は、私の周囲の70代の人たちに、修学旅行の思い出を訪ねてみたところ。
もう忘れてんだろ。
興味深い話を聞いたので、ご報告します。
すごいな。発想がすごいですね。
もう取材、取材レポートがもうね。
もうありがたいですね。第3のパープラリティー、爆誕だな、これ。
もう。
ありがとうございます。
テーマくれるだけじゃなくて、調べるところまでやっていただいてる。
でも、出てこない発想ですよ。僕、知り合いの70代の人にいきなり修学旅行。
面白いですね。
70代の修学旅行ってことは。
ギリ戦後?
もう60年ぐらい前ってことですよね。
そうですよね。
分かりました。続きましょう。気になるな。引き込まれてきた。
サトルと岡田勇の旅のラジオ。
3人のパターンがここには記載されていまして。
まず、母親、お母さん、この方の。
旅行中にクラスメイトが1人、行方不明になったが、旅行は続行された。
ちょっと、え?
結構、やばい。
え?
結構古めの日本の映画とか小説とか読むと、時々現代の価値観に照らして驚くような展開があったりしますけど。
この後見つかったのかもしれないですけど、それ以上は書いてない。
書いてない。
ちょっと分かんないですね。これがパターン。
投げっぱなしのって。
しかも一番憎しみの強い方から。
怖いな。
怖いな。
次、ギリのお父さん。
旅行中にウルシで手と顔の全面がかぶれたが、その後1週間、包帯ぐるぐる巻きのミイラ男姿のまま旅行続行。
いじめられたりいじられたりしただろうな。
やばい。1週間しかも長いですね。
山登りとかしたってことですか?
ですかね。
ウルシ塗り体験って言っても顔に塗る体験はないもん。
なんで顔がかぶれるんだろう。
間違ってあれか。
触っちゃってってことですね。
顔触っちゃって。
わからないですけども、ご不幸なことでしたね。
めちゃめちゃ気合いありますね。
それでも旅行続行。
なるほどね。
最後、子供の幼稚園の園長先生。
この方の子供の幼稚園の園長先生。
泊まっていた宿が夜中に火事で全焼したが、旅行続行。
ちょっと待って、待って、待って。
書いてあるんですけどね。
参加者の異なる体験
ちょっと待ってね。
泊まってた宿が全焼したらしいです。
全部旅行が続行されてるパターンじゃん。
これ累計は何もない。
中止だでしょ、最後のは。
などですと。
今なら旅行中止になりそうな事件があっても、
気合で乗り切ってしまうタフな事態だったことが伺えます。
そうだな、確かに。
無理にまとめるならそういう感想は出てくるな。
みんな続行してますから。
何が起こっても。
人が消えようと。
分かった、だからそれぐらい大阪でも奈良でも行くってことが特別なアレだったのかもしれないですね。
確かにね。
めちゃめちゃ重要なイベントだった。
興味ねえ静岡とか行って全焼とかあったらとりあえず東京に帰ろってなりますけどね。
前私ちょっと松本成長とかの話したけど、
九州とか行くにしても1日かかりとかそういうわけだったじゃないですか。
だから続行せざるを得ないもう覚悟。
もうこれ逃したらないぞっていうか。
1人が行方不明だったらさすがにちょっとって思うんだけど。
やっぱりちょっと違うんですよね前提がね。
気合がねもう修学旅行に賭ける思いがもう違うんでしょうね。
そうなのかもしれない。
ちなみに私の高校の修学旅行の思い出は、
当時人気絶頂だった宮沢理恵さんと高野花の婚約発表があり、
男子たちがスポーツ新聞を握りしめて俺は認めんと叫んでいたことです。
この俺は認めんのイラストを描いていたんです。
宮沢理恵の結婚認めん。男子の絵ですねこれ。
良ければお二人の修学旅行の思い出をお聞かせくださいと。
なるほどね。こんなカラフルなエピソードはないな。
これ以上ないだろう。
私もうそこそこの意図でしたけど、
もうあんまり修学旅行に思いとか、
どこ行ったかもあんまり覚えてないんですよ。
京都だったかな。忘れたな。
でも社会人になって確かにふとした弾みにそういった話になるときに、
なんか悔しいのは育ちの良い人が抜群に分かっちゃうんですよね。
ニューカレドニアでしたみたいな普通に言われて。
お前クソとか。
ちょっとなんかね、なんかやっぱ違うんですよね。
私立、もう私立しかずっとやってないようなね。
エグゼみたいなパターンは普通にあるんですね。
そうそうそうそう。
だからそういうのもあって。
あんまり思い出も何もないな。
あるあるとかでね、牧刀を買うとかね。
なんかね、占いをするとかね。
好きな子の名前を言うとかね。
小学校ぐらいだとなんかね、下ネタとかそういうのに目覚める頃だから。
わーって深夜のトークみたいなのが。
そういう楽しさは断片的にはあるけど、
どこ行ったとかそういうのは、私が平凡な男の子だったからかもしれないけども。
あんまりその小学校とかになんかね、
固執豊かなこととかに行っても何もわかんないんですよね、魅力が。
まあ確かにな。
なんであれ小学生をみんな寺に連れて行くんですかね。
そうそうそうそう。
逆に現体験としてそこに与えておいて、
あれ時間差で20年30年経ってね、あれやっぱり良かったなって。
だからそういう意味では私はね、
意外な参加者のエピソード
価値のわからないけれども、とりあえず行かせて。
とりあえずはなんかね、古典を社教させるみたいなのと同じで。
悪くはないと思うんだけど。
あんまりもう残ってないですね。
っていう気がするね。
岡田さんどうですか。
僕もね、そもそも学校があんまりこう、何でしょう、
生理的に受け付けないタイプの生徒だったので。
確かに端っこの方にいそうな。
そうですね。
面白さがあんまりそうですね。
みんなには伝播しない。
あんまり行ったり行かなかったりとか。
行ったり行かなかったりとか。
全体的に。
全体的に。
で、修学旅行も高校は行ってなくて。
行ってないんだ。
でも唯一覚えてるのは中学の時行ったんですよ。
沖縄に行ったんですけど。
沖縄で現地でアクティビティみたいなのを
班に分かれてやるというのがあったんですけど。
僕、アクティビティギメに参加してなかったんですよ。
その修学旅行の予定立てみたいなやつとかに
全部参加してなくて、あんまり行ってなかったから。
胸が痛くなった。
あんまり学校行ってなかったんですよ。
で、人の少ないとこに勝手に自動的に割り振られたんですよ。
分かる。人気ない。
大体沖縄なんで、スキューバダイビングとか
バナナボート乗るとか。
そういう海のマリンスポーツみたいなことなんですけど。
僕の当てられた班が琉球空手の班で。
結構インナーっぽい人が集まりそうなニュアンスの話にしては
アクティビティが一番アクティブだったんじゃないの?
琉球空手に自動的に割り振られて、人数の目合わせで。
人気がないんだ。
基本人気、だって空手やりたい奴なんてわざわざ起きないってね。
しかもそこに、どんな奴がそこに参加してるのかと思ったら
めちゃめちゃヤンキーばっかりなんですよ。
逆になんか、海なんてやってらんねえよみたいな。
俺らもう喧嘩だよみたいな感じの。
岡田裕さんが。
岡田裕さん、15歳みたいな感じの人が。
つらいなあ、それ。でも面白いなあ、それ。
だからみんなバナナボートとかしてるときに
俺はなんか道場で空手に来てられて
オースとかやってこう、好きの練習を。
ちゃんとそこは付き合うんですね。
やりましたね。
ユージ君との出会い
で、そう、なんかめちゃめちゃ強いやつがいて
ユージ君って言うんですけど
その子はもう僕保育園から一緒なんで結構知ってて
でももうほんと190ぐらいあって、中学校で。
もう格闘技向いてる。
むきむきで、なんかずっと壁とかを殴ってるから
ずっと拳から血が出てるって。
で、なんかセキマツみたいな生徒。
大不良。
学校とかは無理に行かなくていいよ、その人は。
大不良で。
すごいなあ。
もう何枚気分でガラス割るみたいな大不良で。
すげえなあ。
そいつが参加してて、ユージ君が。
で、なんか沖縄空手の達人みたいな人が出てきて
お前らみたいな。
しかもなんか見た目ね、僕以外ヤンキーみたいなやつばっかりで
もう金髪でみたいなやつばっかりだから
なんか一回俺にかかってこいって言って、その人が。
達人との戦い
俺はもう達人だから、どんだけなんか蹴られても殴られても
顔以外なら平気だみたいな。
かっこいいなあ。
と言って、一人一人来いみたいな。
行くんですけど、やっぱもう達人も体がすごいから
全然効かないわけです。
すげえ展開だなあ。
そう。
そこにこうユージ君がのその外登場して。
どっち勝つんだ?
どっち勝つんだ?
で、ちょっとユージ君それまで外でなんか遊んでたから
達人見えてなかった、その言った時には。
ああ、なるほどね。
で、突然190のなんかすごいやつが現れたから
達人もお?みたいな感じになって。
え、なになになに読めない。
話違うぞみたいな感じになって。
確かに自分勝手にヤンキーちゃんすごすぎだろ。
そう、もうほんとムキムキで。
ああ、みたいな感じで。
はい。
いいんすか?みたいな感じで。
はい。
思いっきりお腹をバーンって蹴ったんですよ。
ユージ君との共闘
そしたらもう何も言わず達人がそのままスッと倒れ込んで。
いやいや、つらいですね。ただ単に単力事件だから。
倒れ込んで、達人だからそこはやっぱり怪我とかはせず。
すげえ。
ちょっとあまりにちょっと強かったから一瞬倒れ込んでしまったけど
なかなかの蹴り持ってんじゃねえかみたいなことを言ってなんかお互い認め合った。
蹴り?蹴り?
蹴り。
好きじゃなくて。
好きじゃない。
で、その後みんなで月の練習をして。
なるほどね。
海に向かって聖剣突撃をして。
岡田勇さんも?
うん。
なんかそれでなんかちょっといい雰囲気になってくれた。
あー、ちょっと仲良くなって。
お前はなんか萌実っぽいけどやるじゃねえかって。
その、何だろう、達人もヤンキーだからってボカンしてたけどお前なかなかすごい蹴り持ってんじゃねえかみたいな。
なるほどね。
ユイジ君もなんかこれなんか耐えられるってすげえなお前みたいな。
さすが達人だなみたいな感じでちょっと認め合う空気になって。
なるほどね。
で、最後みんなで聖剣突撃をするっていう。
そっから海に向かって聖剣突撃してる。
海でなんかみんなキャッキャ言いながらバナナボートを。
もう同じ空間なの?
ちょっと切ないな。
まあなるほど、そういう。
見たっていう、あの時の綺麗な海はやっぱ忘れられない。
いやー、岡田さん思いのほうがフックのあるエピソードだな。
急に引き出せましたね。
これ、その葉書を見て。
思い出した?
もうずっと忘れてた。
1、2時間がブワーって思い起こされました。
そうですか。
なんとも。
投稿も何度も言えない気持ちになるし。
岡田さんの話も何度も言えない気持ちの相乗効果で。
何ですかね。
リスナーの方に伝えることがあるとすれば何ですかね。
今この。
反義名には参加しろって。
反義名には参加しろって。
本気のほうがプラクティカル。
今いる場があなたに馴染まなくてもきっと大丈夫だよみたいな。
そういうこと言うと思ったら。
反義名には参加しろ。
参加できなかったら行かないほうがいい。
確かにな。
確か逃げてもいいんだよと。
そうですね。
何のラジオだかわからなくなっちゃったけど。
これは全面的に投稿の方がペースに引きずられてしまったと。
でもやっぱすごいですね。
当時の気合い入ってた修学旅行というのがどんな様子だったのか気になるところですね。
逆に今の世代の人とかも修学旅行。
だんだん修学旅行って言葉の重みが明らかに薄くなってきてるわけですよね。
高校生とか私もう行ったのかどうかさら覚えてないですよ。
分かんないけど。
でもそれに比べたら昔はやっぱり確かにね。
そうか修学旅行は旅なんだそうかな確かに。
旅行。
旅行確かにね。
そういう義務的なやつでもね確かに味わい深く味わえる人はいいのかもしれないですね。
すごく不思議な存在ですね修学旅行って。
そうですよね。
たびのラジオ。
今日は沖縄の方言でさよならを言おうと思って調べたんですけど。
1ページ目に図書館のレファレンス共同データベースのホームページがヒットしまして。
沖縄県立図書館からの回答で。
質問がさよならの沖縄の方言を知りたいという質問に対して沖縄県立図書館が。
さよならの沖縄方言は存在しないと考えている。
さよならは存在しないと沖縄県立図書館が言ってまして。
若干ニュアンスは異なるがお別れの挨拶として以下の例示が掲載されているということで。
いろいろお別れしますとかまた明日とかまた会いましょうみたいな。
っていうのはあるんですけど、さよならがない。
本当にイコール同じってのはないってことなんだ。
なるほどね。
確かにまた会いましょう的な言葉ばかりだから。
ということで沖縄の方言でまたお会いしましょう。
またやあさい。
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