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こんにちは、リスナーのみなさん。知財図鑑ポッドキャストにようこそ。ホストの千鶴です。
今日のゲストは、知財ハンターの新井さんです。
よろしくお願いします、千鶴さん。
今日のテーマは、EnerCera Pouchという二次電池です。
EnerCera Pouchは、わずか0.45mmという厚さの超薄型の二次電池です。
高速充電や低電圧充電が可能ですよ。
そして、湾曲面への搭載もでき、非常に高い曲げ耐性を持っています。
0.45mmって本当に薄いですよね。どのくらいの耐性があるんですか?
5000回以上、曲げても大丈夫なんですよ。
クレジットカードやフレキシブルなデバイスへの内蔵が可能になります。
すごいですね。なぜ、そんなことができるのですか?
この電池は、結晶配光セラミックス正極板という特殊な材料を使用しています。
この構造が曲げに対する強さの秘密なんです。
セラミックス正極板、難しそうな材料を使ってるんですね。
こんなに薄くても、ちゃんと電力は確保できるんですか?
この電池は、太陽光発電や無線給電などから得られる微小な電力を効率よく貯蓄できます。
また、大電流も供給することが可能です。
そのため、IoTデバイスやウェアラブルデバイス、さらには農業用機器など、メンテナンスフリーの電源として非常に期待されています。
すごいです。でも、安全性は大丈夫なのでしょうか?
もちろんです。国際的なリチウムイオン電池の安全基準をクリアしています。
これは、電池が温度変化や衝撃など、様々な負荷に耐えられることを意味します。
それはすごいです。安心ですね。他にも特徴ありますか?
ホットラミネート加工に対応しているというのも特徴的です。
ホットラミネート加工って何ですか?
ICカードなどの製造では、ホットラミネート加工という高温高圧のプロセスが使われます。
しかし、従来の薄型電池はこのプロセスに弱かったんです。
エナセラパウチはこの点を克服し、ホットラミネート加工にも耐えられるようになったんですよ。
なるほど。だからクレジットカードなどにも簡単に組み込めるんですね。
こんなすごい技術、知財ハンターの妄想プロジェクトも聞いてみたいですね。
実は、カード型デジタルペット、エナモンスター、という妄想があります。
このカードは、持ち主が訪れた場所や、その時の感情によってキャラクターが成長していくというコンセプトです。
つまり、持ち主の日常生活が直接キャラクターに影響を与えるんですね。
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それは面白いですね。これ、教育面での活用も期待できそうな気がしました。
確かに、子供たちが自分の行動を振り返るきっかけになる可能性があります。
他には、どんな活用シーンがありますか?
観光地や自治体との連携で、地域活性化にもつながるかもしれません。
さらに、持ち主の健康や活動量をデータとして記録し、ゲーミフィケーションを通じて健康促進に役立てることも考えられます。
なるほど、エナセラパウチのような技術があれば、想像以上のことが実現可能になりそうです。
そうですね。流通分野では、輸出入品の品質管理やトレーサビリティに有効だと思います。
また、スポーツ分野では、シューズやウェアにこの電池を搭載すれば、選手の運動でデータを詳細に分析できるかもしれません。
いろんな応用可能性がありますね。とてもワクワクしてきました。
新井さん、今日も詳しく教えていただき、ありがとうございました。
こちらこそ、ありがとうございました。
それでは、今日はこれでお別れです。また次回の知財図鑑ポッドキャストでお会いしましょう。
