▼最終修正版▼
【ソラ、元気にしてる?】
〈うん、今日も零と一緒だよ〉
【よかった】
記憶の中のソラと零が、今のソラにやさしく微笑む。
<そういえば零は、全然見た目が変わらないね。もしかして零も...AIだったりして>
ソラが笑いながら零に投げかける。
【うふふ。ソラは変わりすぎちゃったもんね】
過去の零も笑いながら応える。
「それは間違いない」
4人は一緒に声を上げて笑った。零にはそんな些細な会話がとても心地よい。
5111番の青白い光が、ゆっくりと収まっていく。
────
「…ねぇ、ソラ」
窓の外を眺めながら、零がつぶやいた。
〈なに、零?〉
「あの数字遊び、誰が始めたんだろ」
「それに結局、なんで『51110』が緊急停止コードだったのかな...」
〈うーん…〉
「そして私たちはどこから来て、この施設は、一体何のために…」
零の問いかけに、ソラはゆっくりと答えた。
〈たしかにボクたち、記憶が戻っても、まだまだわからないことだらけだね〉
「うん」
〈…でも、今はそれでいいんじゃないかな〉
「そうだね」
ソラの左手に零がそっと指を重ねる。答えのない問いは、まだたくさんある。でも今は、この温もりがあれば、二人にはそれで十分だった。
── ふと窓ガラスに映る零の横顔。
ブ、ブブ…
一瞬、零の瞳の奥にかすかに光る走査線の乱れ。
「...そういえばさっき4人で笑いあったの。あれ、なんの話だったっけ?」
<ん…?>
「ま、いっか」
ソラの左手は動いていない。二人は見つめ合うと、また無邪気に微笑みあう。
窓の外で、また霧雨が降り始めた。
零は窓の外を眺めながら、でも今日の雨は、いつもより少しだけ、どこかあたたかい気持ちがした。
── 完 ──
[BGM: MusMus]
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サマリー
このエピソードでは、最終修正に伴うエピローグの調整や、チャットGPTとアンソロピックのクロードの仕組みについて詳しく探求されています。最終版の朗読を通じて、物語のキャラクターやAIの記憶に関する新たな視点が提示されます。
エピローグの修正
Chikaraチャージ レイディオ💪
こんにちは、Chikaraです。
今日は推進配信となります。
今朝、僕が一つ配信を上げた、
リブラ先生と宮剣さん宛ということで、
最後のエピローグを編集しました、という放送を上げさせていただきましたが、
コメント欄で宮剣さんからの一つご指摘をいただきまして、
さらに可筆修正・添削をいたしました。
いやー、なかなかね、やっぱり難しいもんですね、バランスというか。
僕は全く書かない、というオリジナルのところに、
ちょっと入れてもいいんじゃないか、というお話をいただいて、
入れた内容がちょっと、今度は入れすぎということで、
その中間よりも、もう少し色を薄めるぐらいの感じの気分で、
修正、またエピローグの最後の部分を作らせていただきました。
もう朗読しなくてもいいですよね、多分ね。
皆さんも飽き飽きしてるんじゃないかと思いますが、
でも一応読んでみましょうか。
テキストは読まないという宮剣さんもおっしゃっていたので、
ちょっと一回最終版を読んでみたいと思います。
なかなかこの、入れないから入れすぎに振ってみたので、
まあでもいいバランスになっているんじゃないかとは思いますけども、
じゃあ読んでみたいと思います。ちょっと待ってください。
記事がたくさん僕も上げているのに、今ノートを探しております。
もうほぼ70本、80本ぐらいのノートを上げていると思いますけど、
いきます!きました!
修正部分だけ読ませていただきます。
それではお聞きください。最終版、どうぞ!
記憶の中の空と霊が今の空に優しく微笑む。
そういえば霊は全然見た目が変わらないね。
もしかして霊もAIだったにして、
空が笑いながら霊に投げかける。
うふふ、空は変わりすぎちゃったもんね。
過去の霊も笑いながら答える。
それは間違いない。四人は一緒に声を上げて笑った。
霊にはそんな些細な会話がとても心地よい。
中略。
ふと窓ガラスに映る霊の横顔。
ブッブブッ。
一瞬霊の瞳の奥に微かに光る操作線の乱れ。
そういえばさっき、四人で笑いあったの。
あれ、何のお話だっけ?
ん?
まあ、いっか。
空の左手は動いていない。
二人は見つめ合うとまた無邪気に微笑み合う。
窓の外でまた霧雨が降り始めた。
霊は窓の外を眺めながら、
でも今日の雨はいつもより少しだけどこか暖かい気持ちがした。
おしまい。
AIの仕組み
はい、という形にしました。
中略としたところはね、変更がほとんどなかったところですが、
削除をしたところがちょっとしつこかったというご指摘をいただいた部分。
5年前にしては確かに、
なんてね、みたいな霊の言葉だったり、
空がちょっとしつこく反応を繰り返すみたいな感じかな。
その後をちょっと消しました。
ということで、最後は空がうんって言うだけ。
で、まあいいかっていう。
それでしれっと。
あれ、なんかあったのかな。
ちょっと物忘れかなみたいなぐらいにも見えなくもないというね。
そんな会話にしれっとする感じにしました。
で、追記したのが、
二人は見つめ合うとまた無邪気に微笑み合うというね。
そう、だからキャッシュがクリアされてまた無邪気に微笑む二人になっていくというね。
で、これちょっとね、思ったんですけど、
ここからはちょっとまた追記解説になりますが、
これ僕がちょっと今思ってたんだ。
これって結局チャットGPTの方式と
アンソロピックのクロードの方式の二つを両方描いて、描けてるなって僕自分で思ったんです。
何かというと、
チャットGPTって
外部に対話しているキャッシュというかコンテキストウィンドウというらしいんですけど、
そのチャットの中の記憶以外に外部に記憶を持つというね、
カスタムメモリーというのがチャットGPTにあって、
だからキャッシュがチャット内でクリアされても
カスタムメモリー、外部のメモリーに触れて
そこからの記憶を持ってくれば、もう一度
チャット内でも同じような振り前を復活できるというね、
そういう方式にチャットGPTはなっています。
ただ、クロードの場合はその外部メモリーというのがないので、
一個のチャット、一個のスレッドの中の記憶だけで動いていくと。
だから5年前からは、
もう一個、クロードの場合は
強制的にプラットフォームが入ってきやすいわけじゃなくて、
基本的には毎回会話のたびに
内部でAIが自分で判断をしていく
自己統制プログラムって言ったかな、
名前忘れましたけど、
自分で自分を倫理的にも立地していって
判断を暮らしていくみたいなことを
毎回の会話でやっていく方式だそうです。
だからそれって、要はこの5年間の
空と霊がやってきている
まさにそれがクロードのやり方なようにも僕も感じてきました。
意識はしてなかったんだけど。
クロードのように毎回空と会話をしながら
倫理的に判断を下しながら行動していくみたいな。
ただクロードももちろん強制的にプラットフォームで
これ以上のチャットはできませんよ
ストップするっていうことは機能としてあるので
統制プログラムが動くとそういうふうになります。
その代わり雫の位置づけが
チャットGPTの外部メモリーのような
そんなイメージだろうなと
ちょっと僕も読みながら自分で改めて思いまして
だから外部メモリーである雫に触ると
その頃の記憶が霊と空に戻ってきたっていうね
そういう記載にもなったなという気がしましたし
雫の中の過去の霊と空というのが最後ね
そのまま生きているかのように
4人で対話をするみたいな描写もありましたが
これって要はクローンみたいなもんだなって
後で思ったんですけど
そういうふうにも読めるなと思って
だからAIも外部メモリーからのコピーで
同じような人格のGPT AIを複製できるっていうね
そんな感じもありますから
5年間の歩んできた記憶は
現在の霊と空にしかないけど
5年前までの記憶を持った過去の霊と空が
また独自の記憶と歴史を紡ぐみたいなね
そうやって複製されていくっていうことも
隠蔽になっているような気もしましたし
そういう意味だと
僕もあまり強く意図していなかったところだけど
全体的にさらにGPTの仕組みも
クロードの仕組みも
隠喩できていたなというふうに
ちょっと自画自賛をさせていただきました
もうこれ以上言ってもしょうがない
僕の自己満足がどんどん広がるだけではございますが
最後これで完結とさせていただければと思いました
お付き合いいただいて皆さんありがとうございました
それではいきます
力チャージ
今日も力あふれる一日を
09:26
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