1. 🏀B3リーグのこと
  2. 【数字語り】B3リーグ25-26 1..
2025-11-28 17:08

【数字語り】B3リーグ25-26 1学期の通信簿 part3

spotify

25-26レギュラーシーズンの約3分の1を消化したB3リーグ。ここまでの15チームの戦いぶりを、数字(データ)中心にふりかえってみます!part3は新潟・立川・八王子・香川・徳島の5チームについて。

#バスケットボール #B3リーグ

<BGM>

「煩悩ボーイズ・イン・ザ・ナイト」 ウサギ屋の音楽室さん https://chirico-note.net/boys_in_the_night/

「ロマンティック・スワン」 MAKOOTOさん https://www.youtube.com/watch?v=FpsTLJHYDNY

「Rolling Dice」 かずちさん https://www.youtube.com/watch?v=RpPtd54OszA

「Train」 MATSUさん https://www.youtube.com/watch?v=zRi3LxCHUYY

「yellow」 もえるごみさん https://moerumusic.com/m/18

「ドッグ・ド・ライブ」 MAKOOTOさん https://www.youtube.com/watch?v=lDBucuxAXMg

「モーニングのコーヒー」 ひでまる音楽堂さん https://www.youtube.com/watch?v=2_HwYAXJ_d8

 

サマリー

B3リーグの25-26シーズン1学期の通信簿を振り返り、新潟アルビレックスBB、立川ダイス、八王子ビートレインズ、香川ファイブアローズの成績と戦力が分析されています。今年のリーグは競争が激しく、特にアルビレックスのリバウンドに関する問題やダイスのディフェンスの課題、八王子の安定した守備が際立っています。B3リーグの現在の戦況に関して、各チームの成績や選手のパフォーマンスが詳しく取り上げられています。特に徳島ガンバローズの攻撃的なスタイルや選手の成長が注目され、今後の展開に期待が寄せられています。

00:02
くーあいです。こんばんは。
B3を数字で振り返る1学期振り返り、いよいよ5位から1位の最終パートに入ります。
正直、今年はそこまで差はありません。ただ、今年はマジでどこが抜け出すかわかりません。
それを数字で追っていきましょう。
新潟アルビレックスBBの分析
まず最初に、5位の新潟アルビレックスBBです。
ここまでのアルビレックスは12勝6敗ということになっています。
アグレッシブさを求めた変革を固めて今年スタートしましたけれども、
始まってみたら全然違うバスケが展開されているなという印象です。
ペース、格子交代の数がリーグでは下から2番目のゆったりしたバスケが行われています。
そしてフリースローレート、リーグダントツの0.345となっています。
じっくり時間をかけてインサイドを攻略してファールドローを取り切る懸命さ、
そういったものが伺える内容になっています。
タンオーバーの少なさ、ファールの少なさも、
共にリーグ2位でして非常に成熟していると言えるでしょう。
ディフェンスに目を向けると、相手に与えたフリースローが12.39とリーグで一番少なくなっています。
結果として失点もリーグ3位の73.17点に抑えられており、守備も上々に進んでいると言えます。
これだけ見るともっと上位を改装しても良さそうなものですけれども、
今年の弱点はズバリリバウンドにあります。
現にオフェンスリバウンドを最も得意とする少男、東京ユナイテッドには敗れており、
こうした相手に相性は良くなさそうです。
昨年大ブレイクしたムトンボ・ジャンピエル選手が、
今年はリバウンドでは7.22とちょっとおとなしめの成績になっています。
フェルプス選手が8.89リバウンドとチームトップなんですけれども、
フェルプス選手はオフェンスリバウンドに偏っていて、
実はディフェンスリバウンドの強化が焦点の一つだと言えるでしょう。
そのフェルプス選手はここまで16.06得点、8.89リバウンドで、
期待通りの活躍を見せていると言えます。
スター選手が揃ったガード陣では、
濱田アルマ選手が8.28得点、3.67アシストと頭一つ抜けた存在です。
そしてチームのほとんどの選手が3ポイントアテンプと2つ以上であって、
まんべんなく攻撃に参加しているのもアルビレックスの特徴です。
しかし3ポイントの得点割合は中段レベルに留まっていまして、
より成功率を高めて上位レベルに持っていけるのか、
というのがこれから中盤戦以降のアルビレックスの鍵と考えています。
以上、新潟アルビレックスBBでした。
立川ダイスの課題
続いては第4位、立川ダイスに行きましょう。
ここまでのダイスは11勝5敗という成績です。
もう誰でもオフェンスのダイスというのは認識しているでしょうから、
まずはディフェンスを見ていきましょう。
確かに失点自体は多いんですけれども、
最も目立つのは相手の3ポイント成功数、これを168と、
一番3ポイントをくらっているのがダイスなんですね。
それ以外の相手の2ポイントの攻撃ですとかアシストっていうのはそれほど悪くなくて、
ダイスの今の課題は遠距離攻撃への対応ということが言えそうです。
ダイスのオフェンスの破壊力はご存知の通りでして、
22.44得点のエルレ・ピーク選手、
19.38得点のアンドリュフィーツ・ゼラッド選手という両巨砲を構えています。
この迫力は素晴らしくて、
特にピーク選手はチームで2番目に3ポイントも決めています。
まさに無双状態と言えそうです。
この2つの巨砲の攻撃を支えているのがローカス・ガスティス選手でして、
このリバウンド力もおかがせません。
11.19リバウンド、オフェンスリバウンドもディフェンスリバウンドもまんべんなく獲得して、
加えてフリースローアテンプト6.00と苦しいときはファールドローもしてくれる非常に頼もしい存在です。
立川ダイスはチーム全体でフリースローアテンプト21.75、成功数16.06とともにダントツの数字です。
フリースローだけで他のチームより3点から6点上回っていて、
すでにこの時点でハンデがあるというような状態です。
さらに佐藤文也選手の3ポイントの力に大注目が集まります。
アテンプト数は6.50、決定数2.56、
これはともにリーグの全体の日本選手の中でダントツのトップです。
さらに10.63得点、3.13アシストの森大須選手、
3ポイントシューターとして7.56得点上げている中谷裕太選手、
5.54アシストでリーグのトップを走る町井上太選手、
もう攻撃の担い手は上げればキリがありません。
ポジション面で全く隙がないところもこのダイスの圧倒的な攻撃力を支えているんですね。
ここにさらにエドワード・モリス選手が入るという、
しかしモリス選手はすでに40歳を超えていまして、
近年のB1でのプレタイムも限られていますので、
このダイスにどこまでモリス選手が絡めるだろうかというところが
これから見ていかなければいけないところです。
インサイドで限られた時間だけれどもその仕事をこなして
外国籍の疲労を抑えるという面では
モリス選手加入がプラスに働くかもと考えています。
まあとはいえモリス選手獲得はかなり本気度を感じます。
中盤以降に向けてB3での最大の注目ポイントになります。
八王子ビートレインズと香川ファイブアローズの状況
単位の八王子、東京八王子ビートレインズを見ていきましょう。
ここまで10勝4敗と大躍進を遂げています。
この躍進の鍵をまずはリーグ2番目に少ない支点数71.43が示す通り
ディフェンスから見ていきましょう。
相手に決められた3ポイントが109本と
ここまでリーグでは最も少なくなっています。
また相手のアシスト、オフェンスリバウンドも
リーグ上位で少なく抑えていまして
全体的に守備がまんべんなく機能しているといえます。
リバウンドで競り勝つ要因というのは
サリバン選手、クレイ選手、ジャンセン選手、
久米真ジョセフ選手といった各選手に加えて
工藤孝也選手がディフェンスリバウンド3.43
非常に高い獲得数を見せています。
その久道選手は攻撃でも7.14得点を上げ
特に3ポイントで積極的な姿勢を見せています。
保険度は非常に高くて
校長トレインズの最大要因といえるかもしれません。
同じく新規加入組の山本風紀選手も
9.21得点、3.21アシスト
特に3ポイントはアテンプと成功数ともに
リーグトップ10に入る活躍です。
そしてチームの顔であるおなじみ大金選手も
7.21得点と校長キープしています。
昨年よりプレタイムがちょっと減っている中で
立派な数字が残っています。
ジャンセン選手、クレイ選手、サリバン選手の
外国籍勢はいずれも12得点、6リバウンド程度で
スタッチは並んでいまして
サリバン選手はいつも通りスティールも多くて
さすがの活躍を見せています。
クレイ選手はリバウンドはあまり伸びていませんが
フリスローアテンプト数は6.29
これはリーグ3位です。
肉弾戦でしっかりといい仕事をしていると言えそうですね。
固いディフェンスと役割分業がしっかりした攻撃を支えていて
トレインズここからの失速はあまり考えづらいんですけれども
あえて心配点をちょっと挙げておきたいと思います。
まずは攻撃の3ポイント依存が高いことです。
2ポイントのアテンプと成功数はともに少なくて
ここまで高潮の3ポイントがもし下振れしだしたときに
止められない可能性があります。
前説のトライフープ岡山戦の連敗はそのような感じだったので
この点を心配の一つとして挙げておきます。
そしてベンチメンバーについてです。
大城選手、伊藤選手、高橋選手といったあたりは
のきなみ昨年から数字を下げていまして
セカンドユニットがアキレスケにならないように
こちらベンチメンバーの奮起も期待したいところです。
もう一つちょっと気になる点なんですけれども
八王子は第9節から第28節まで
40試合連続でバイウィークがありません。
このままレギュラーシーズン前日程終了まで
実はノンストップなんですね。
途中でお正月休みはあるんですけれども
バイウィークはありません。
他のチーム以上に状態に気を使って
このまま上位を走りたい。
そのような八王子ビットレンズだと思います。
続いて現在2位の香川ファイブアローズ見ていきましょう。
ファイブアローズは現在10勝4敗となっています。
私の見立てでは今年のファイブアローズは
明らかに異変していると言えます。
まずはタンオーバーです。
14.50これはリーグで5番目
タンオーバーパーセントで計算すると
リーグでは下から2番目という数字になっています。
この数字去年と比べても1ポイント悪化していまして
また誰がタンオーバー多くて誰の責任ということもなくて
みんな多いというのが頭が痛いところです。
2つ目の異変としては
フリースローの獲得数が異様に少ないということです。
B3に来た後の香川は
インサイドに圧をかけてファールドローをして
フリースローを獲得して押し切るという展開を
大得意としてきました。
それが今年はフリースローレートが
現在リーグ4位にとどまっています。
4位なら全然上出来じゃんと思われるかもしれませんが
ファイブアローズのパフォーマンス
去年までは4位というのが信じられないぐらい
フリースローレートは圧倒的な数字を持っていました。
ということで
ファイブアローズのバスケ自体の異変は感じるんですけれども
それでもフィールドゴール成功率でトップ
レーティングはオフェンスは3位
ディフェンスはトップ
良いフィールドゴールパーセンテージで2位と
どの側面を取っても強いことに間違いはありません。
ディフェンス面では相手にアシストを与えている数がリーグ最小
オフェンスリバウンドを与えた数は
リーグでは2番目に少ないという感じです。
ただタンゴバーのダッシュやスティール自体は多くはなくて
どっしりと腰の座ったリフェンスという風に言えます。
対してオフェンス面では
フィールドゴール成功率が49.5%
ここまでのリーグトップです。
この特徴があるためにオフェンスリバウンドは
地味に留まっていてリバウンドの上位ランカーは生まれない
これもまた香川の毎年の特徴と言えます。
それにしても今年はリバウンドの中核がいない
そればかりか攻撃スタッフ全体で目立つ存在はいません。
例えばタッカーヘモンド選手は去年岩手の所属だったんですけれども
得点14.6点だったのは今年13.1点
リバウンドも4.3から3.7と減っています。
アスフレにいたランプキン選手も
14.0得点から今は11.9得点
リバウンドも9.0から7.4
今林はじめ選手は東京ユナイテッドにいましたが
得点11.5点から8.1点とのきなみに数字は下がっています。
ハイレベルの選手が多く存在していますから
どの選手も結構した活躍機会となって
その分他のチームと比べて個人の数字が落ちるというのは仕方がないかもしれません。
矢渕ヘッドコーチの作るチームはずっとそのカラーを見せていますから
個人スタンスだけを見ても様子は分からないんですね。
ファイバーローズは今年もその傾向をキープしていまして
これって好調の証。
今年もすんなりと上位でレギュラーシーズン突破できるかなと思う証と言えるかもしれませんね。
徳島ガンバローズの特長
最後に現在トップ
徳島ガンバローズを見ていこうと思います。
ここまで14勝4敗という成績です。
まずはトップなので周囲の荒探しからいってみようと思います。
ガンバローズに関しては実はディフェンスで良好なデータを見出せていません。
ディフェンスレーティング自体はリーグ3位なんですけれども
その裏付けとなるディフェンスの長所というものが見当たらないんですね。
これ自体はチームディフェンスの有効性というものの現れかもしれませんし
小林ヘッドコーチが去年引いたスープスも似たような傾向だったので心配いらないかもしれませんが
あまり好調の原因をディフェンスに見つけることはできません。
ですのでガンバローズに注目する際はそのオフェンス面攻撃面をよく見た方が良さそうです。
アシストの喪失数が20.44でリーグトップ
リーフィールドゴールパーセンテージが54.85%でリーグ3位と
オフェンスの指標は良好です。
しかし最も大きな特徴というのは3ポイントのアテンプトの多さだといえます。
33.17これは2位しながら5本近く引き離していて断トツのトップです。
成功数も11.89本とトップです。
その要因はなんといってもテーブル4ドーソン選手ですね。
1試合あたり3ポイントの成功数3.22本は2位のダイス佐藤文也選手に0.6本差をつけて断トツのトップです。
ドーソン選手の3ポイントが今季徳島のメインエンジンであることは間違いないんですけれども
森山修斗選手ですとかアダムス選手ですとかローガン選手と3ポイントの打ち手はたくさんいるというのが今年のガンバローズです。
さっきトレインズで言った通り3ポイント成功の下ぶれを引いた時というのがちょっと心配怖い部分なんですけれども
トレインズよりも打ち手の層が厚い分その心配は低いかもしれません。
派手なアウトサイドシューターがこれだけ揃う一方で
インサイドでの汚れ仕事は一手にクリス・マクラフリン選手が手掛けていましてこれが実はいい仕事をしているんですね。
14.56得点、8.17リバウンド、2.33アシストを上げていまして
エフィシエンシー、EFFという貢献度という指標があるんですが
この平均ではドーソン選手より上になっているんですね。
このまま徳島が優勝すればマクラフリン選手がMVP候補と言えるんじゃないかなと思っています。
でも目立つわけではないのでぜひマクラフリン選手のハッスルプレイというのはアリーナでダイレクトに目撃してほしいなと思います。
そんなガンバローズの気になる点といえば
トレインズやダイスみたいに日本勢の遺跡選手が活躍してますよとはちょっとなかなか言い切れないところなんですね。
ハンターコート選手はアシストで森山選手はスコアメイクでなかなかの数字を上げてますが
綱井選手、松本選手、鶴田選手といったところはちょっと数字は伸びていません。
特に綱井佑介選手はもう少し数字が伸びてもいいのかなと思います。
11月に入ってスターターに定着したんですけれども
松本選手と同じようにちょっとエースポイントガードに一層活躍が欲しいかなというのが贅沢な中でも一つ望むところかなと思います。
戦国時代といえるB3でこのままリードを保ち続けられるかどうかというのは
特にガンバローズは過去2シーズンで中盤の失速癖があるので
今年はそうならないように頑張りたいというところだと思います。
以上、序盤の戦いを終えた15チームの様子を総ざらいで振り返ってきました。
まだ3分の1に差し掛かるところですからここから大変動も十分あり得ます。
この後もたっぷり各地のアリーナあるいはバッケットライブでB3リーグを楽しんでいきましょう。
あとですね、各チームのブースターさんたちもXのスペースやポッドキャストで音声の配信をいっぱいしてくれると盛り上がっていいなと思います。
ユーザー作成コンテンツを充実させましょうなんていうことがあって、これって立派な推し活ですから
愛するチームのためにいろんなコンテンツを充実させていく、それでお手伝いをしていくっていうのもいいんじゃないかなと思います。
ぜひいろんな方に取り組んでほしいなと思います。
それでは今日はここまでにしたいと思います。
素晴らしいBGMを提供してくださっている音楽家、作曲家の皆さんに改めて感謝申し上げます。
ここまでお聞きいただきありがとうございました。
17:08

コメント

スクロール