1. カタラジオ
  2. 手のひらに載る脳 ~なぜ「物質..
2023-05-11 1:36:12

手のひらに載る脳 ~なぜ「物質」が「意識」を持てるのか?~【吾輩は脳であるのか?vol.2】

前回より始まった「特集シリーズ:吾輩は脳であるか?」2回目の今回はトノーニ『意識はいつ生まれるのか』の「問い」パートを担う第1章から第4章を読み進めていきます。

「タナトる」に次ぐカタラジオ発の新概念「セレブる」(ただの物質であるはずの脳が、意識という一つの宇宙を宿すなんてヤヴァすぎる!!!という感覚)爆誕!!「意識ヤヴァイ!大脳ヤヴァイ!!」と終始メンバーはセレブりっぱなし。

「脳が手のひらの上で夢をみてるかもしれない!?」「お医者さんも"意識がない"と言い切ることはできないの!?」「意識の"大小"を数字で表現できるの!?」意識に関する根源的な問いがどんどん溢れてくる、まさに「ブレイン」ストーミングな収録回!!

みんなの思う似非インテリジェントは?感想・お便りは「⁠⁠お便りポスト⁠⁠」まで


🪟コンテンツ🪟

  • コーナー:こんなご辞世だからこそ:今週のご辞世 / 在原業平って誰だっけ? / 昨日、今日って・・・ / 和歌というカルチャーで詠む / 意識の内側から世界をのぞく?
  • 特集:吾輩は脳であるのか :1章から4章を概観してみよう / 何がこの本をユニークにしてるのか / この本を貫く"めまい"と"情熱" / モノとしての脳を外から見る感覚 「セレブり」の正体 / デカルトの問いに太刀打ちできる? / 脳は置き換え可能なのか? / 手術中に意識を取り戻した麻酔科医の話 / 意識の有無は外から判断できるのか? /「手のひらに載る脳」も夢を見ている!? / 小脳死すとも意識は死せず!? / 夢 - 意識は脳の産物である! / ダーウィンとの共通点 - 理論で道を切り開け!


📻カタラジオとは?📻

  • 医師と企画者という異色で異職の二人が、交わり、語らい、化学反応を起こす、似非インテリジェントな実験型ラジオ番組です。


🤝出演🤝

  • ヤマガミ:金沢在住の医師、不遜な方、ベシャり担当。
  • ミント:東京在住の企画者、横柄な方、ゆる進行担当。


こちらもどうぞ


📚参考文献📚

キャンプの話
スピーカー 2
カタラジオ
スピーカー 1
今週も始まりました、医師と企画者が緩く語るエセインテリジェントな実験型ラジオ番組、カタラジオの時間がやってまいりました。
緩い進行のミントでございます。
スピーカー 2
スペシャリ担当、山上です。
スピーカー 1
山上さん始まりましたね。
スピーカー 2
始まってしまいましたね。
スピーカー 1
早く本編に行きたくて仕方がないってことですね。
スピーカー 2
せっかくゴールデンウィークなのにゴールデンウィークの話でもしましょうよ。
スピーカー 1
前週の話だとグランピング行ってたんだっけ?
スピーカー 2
そうそう。長野の飯塚高原のグランプロック飯塚みたいなグランピング。
グランピングっていうのは最近流行りの、すべて用意してくれるブルジョアスなキャンプみたいな。
スピーカー 1
なにブルジョアス?
スピーカー 2
ブルジョアスキャンプみたいな。グラマラスキャンピングの逆なんだよね。
スピーカー 1
そうね、グラマラスなんですよね。
スピーカー 2
普通キャンプっていうとテントの中に寝袋とか敷いてっていうのをイメージするじゃないですか。
ベッドがあるんですよ、ベッド。ベッドが2個置いてあって。
で、飯もバーベキューとかも全部持ってきてくれて、朝ごはんもテントの中に持ってきてくれて。
スピーカー 1
そんなになの?
スピーカー 2
あ、そうそうそうそう。
スピーカー 1
あらそう。
スピーカー 2
自分特に何もやることないみたいな。
スピーカー 1
それ楽しいんだけどね。
スピーカー 2
でも一応大自然の中で寝てるっていう感覚だけを気軽に味わえる。
スピーカー 1
写真見せてもらったけど、夜の芝生にランタンが浮かんでるみたいな。
スピーカー 2
モンゴルの遊牧民になったような気分だよね。
いいなこれ、すごい異国情緒あふれてるな。これ長野県か本当にっていう。日本じゃないみたいな。
ちょっと文化的に日本と切り離された感じが面白いですよ。
そうそうそう。高原だから夜すごく寒くて。
スピーカー 1
いいですね。
スピーカー 2
ミントさんはガチなキャンプの方に行かれたと。
スピーカー 1
僕はブルジョアではない。庶民的なキャンプ。
スピーカー 2
どこに行ったの?キャンプは。
スピーカー 1
庄司湖ってわかります?川口湖の隣だね。
スピーカー 2
山梨?
スピーカー 1
そう山梨県。ちょうど富士山が見える。
スピーカー 2
いいね。
スピーカー 1
湖の小鳥山キャンプ場。
スピーカー 2
そうなんですね。
スピーカー 1
いわゆるベーシックなキャンプだけど、今回はギアで新しいのを一つ追加して。
スピーカー 2
ギアね。
スピーカー 1
あれです。ハリケーンランプってわかります?
スピーカー 2
全然わかんない。何それ。
スピーカー 1
ランタンの一種なんですけど。ランタンって燃料とか着火方法に応じて3種類ぐらいに分かれるんだよね。
そうなんだ。
最近は一般的なのがLEDランタン。要は電池で動く、バッテリーで動くLED電球ですよっていうのが主流。安全だし長持ちするしっていうのが主流なんだけど。
ちょっとやっぱり趣を求めたいじゃないですか。
スピーカー 2
そうだね。せっかく雰囲気出したいよね。
スピーカー 1
そうそうそう。なのでパラフィンオイルとか豆油とかを使って、アルコールランプみたいな感じ。アルコールじゃないんだけど。
スピーカー 2
色変わるってこと?
スピーカー 1
色は変わらないかな。色は変わらない。どちらかというとオレンジっぽいのがあるんだけど、帯みたいなのをつけて、そこに氷で染み込んで、そこに火をつけて、もうオールドスクールみたいな。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
ランタンを導入しました。いい光出てましたよ。
スピーカー 2
いいね。雰囲気を演出するにはすごい良さそうだよね。
スピーカー 1
そうそうそうそうなんだよ。でね、しばらく放っておくとだんだんコススが溜まってきて暗くなってくるっていう。
スピーカー 2
いいオシャレな。なるほどね。そこにひと手間あったほうが楽しそうだね。
スピーカー 1
そうそうそう。でね、その名前がハリケーンランプっていうのは結構風に強かったりとか、それから燃料が長持ちするとかって言って。
そう、いくつかあるランタンの中だと明るさはちょっと弱いし、どちらかというと暗めなんだけれども。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そうそう。あの弱くて優しい光がずっと長持ちするよっていうのでね。
スピーカー 2
あ、ハリケーンなの。
スピーカー 1
情緒をね、体験するのがすごい良い。
スピーカー 2
はいはい。ランプフォアハリケーンってことなわけね。
スピーカー 1
そうそうそう。ハリケーンの時でも使えるランプだよっていう。
スピーカー 2
そう、今ギアって言ったけど、俺も一回そういうキャンプやろうって思ったことあるんだけど、なんかキャンプのギア揃え始めたらさ、グランピングより全然お金かかんない?あれめっちゃ高くない?一個一個。
スピーカー 1
あ、そうね。だからこれはもうこればっかり初期投資じゃないですけど、まず整えないといけないのがある。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
うん。まあ整えちゃうよ。キャンプ場数が安いと。
スピーカー 2
なるほど。俺はその勇気が出ずにグランピングに行き続けて消耗しておりますわ。
スピーカー 1
さすが資本家会議。
スピーカー 2
いやいやいや。そんなことはございません。
はい始まりました。こんなご時世だからこそ。このコーナーは様々な人の時世の苦を紹介し、それを我々なりに自由に解釈していこうというコーナーです。
人間は自分の人生の終幕にどんな台詞を放つ。コロナ、戦争と嫌でも生と死がつやつく。こんなご時世だからこそ。ささるパンチラインを紹介できたらいいなと思います。
スピーカー 1
はい。いいですね。もう今日はね後ろが詰まってるのでサクッといっちゃいましょうか。
スピーカー 2
はい。
和歌の話
スピーカー 1
さて、ではでは今週はどんなご時世なんでしょうか。
スピーカー 2
遂に行く。日とは兼ねて聞きしかど。
昨日、今日とは思わざりしよ。
和歌ですか。
和歌です。
スピーカー 1
和歌と言うことは。
どれも田の句なんでしょう。
スピーカー 2
これね、有原の成平さんってご存知ですか。
スピーカー 1
僕が苦手な時代の方ですね。有原らしいですよね。
スピーカー 2
有原さんはね、実は平安時代の歌人ですね。
六花繊って聞いたことある?
スピーカー 1
六花繊ってなんだっけ。有名な歌人だよね。
スピーカー 2
そうそうそう。有名な歌人なんだけど。俺も何って言われたらあんまりわかんないんだけど。
他には小野の小松とか、冬屋の靖ひげとか、大友のなんとかのですね。
多分高校ぐらいの時に六花繊を覚える五郎なんか確か高校の校文の先生が言ってた気がするんだけど。
ちょっと忘れちゃいましたけど。
六花繊はすごい和歌が上手かった方。
どんな方だったかというと、天皇家の地を引いたんだけど、自ら天皇家の地を降りて辞めて。
有原瀬、一般の瀬を名乗って生活されてた方。
スピーカー 1
そんな降りることできるんだね。
スピーカー 2
そうそうそう。伊勢物語っていうお話の主人公。
要は伊勢物語ってのは有原薙姫さんの実話をもとに作られてるんだけど。
和歌中心の恋愛世界
スピーカー 2
九州の女性と沖縄を流した色好みの気候子。3733人の女性と関係を持った。
スピーカー 1
すごいね。
スピーカー 2
楽はないけど和歌は上手かった。これ面白いよね。楽はないけど和歌は上手いっていう。
当時で言う和歌っていうのは別にその学問ができるできないの。あれじゃなかったんだなっていう。
スピーカー 1
これカラオケ上手いみたいな感じ?
スピーカー 2
たぶんそんな感じだよね。俺が思うのは当時で言う和歌っていうのはLINEみたいな感じなんだ。
なんかすごいチラチラしてるけどLINEだけ上手いみたいな。音楽読むのめっちゃ上手いみたいな。
たぶん今で言うそういう感じの方なんだ。
なるほどね。返信早いみたいな。
その返信マメな。マメな男で文章もすごい上手いみたいな。
スピーカー 1
面白いですね。
スピーカー 2
そんな方が読んだ曲が、さきほどの。
ついに行く道とは兼ねて危機しかど、昨日今日とは思わざりしよう。
どういう曲かというと、ついに私死んじゃいますけど、いつか死ぬとは分かっていたけど、
昨日今日のこととは思わなかったよ。なんともあってない曲ですけど、
この方どういうふうに亡くなったかというと、880年7月9日、56歳で、
歴史、池に落ちてその後死期を悟った時に読んだ歌ということです。
スピーカー 1
どういうこと?歴史ってやべえやべえ溺れそうってなりながらこれ読んだってこと?
スピーカー 2
さすがにね、読めないんだけど、歴史って実は、
俺も歴史だったりした患者さん救急ガイドで見たことあるんだけど、
本当に溺れちゃっても助かんないパターンと、
溺れた後に肺の中とかに水が入って肺炎とか起こしてそのまま弱ってなくなっていくパターンがある。
多分後者じゃないのかなみたいな予想。
スピーカー 1
後者も歴史の肺に入るんですね。
スピーカー 2
そうそう、歴史によって肺炎を起こして死んだみたいな。
スピーカー 1
そういうことか。
その割には、あっきゃらかんとしてますよね。
スピーカー 2
そうそう、すごい楽しんでいた割に、死ぬときが意外とあっきゃらかんとお亡くなりになったんだなと。
面白いよね。
当時の、この人すごいウキナを流したことで有名だったんだけど、
当時の恋愛は和歌中心で、気になる異性がいたら、まず男性が和歌を送って、
その和歌を気に入ったら女性が返事をするって世界線だったらしい。
スピーカー 1
ライン交換しようみたいなことですか。
スピーカー 2
そうそうそう、まさに。
和歌を送って、でも全然和歌が微妙だったりしたら、
ラインのテクが全然ダメだったら帰ってこないみたいな。
スピーカー 1
どっちかというとストーリーズみたいな感じですかね。
平安時代と歴史の思い出
スピーカー 2
ストーリーだね。
スピーカー 1
反応してもらえないわみたいなことですね。
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
面白いですね。
スピーカー 2
そうそう、そういう世界で。
なんかね、すごい繊細でマメな男だったらしいんだけど、平安時代から変わってないなと思って、
すごいほっこりしてたの、これ書きながら。
スピーカー 1
なるほどね。面白いですね。
なんかさ、当時の人たちにとって和歌のフォーマットっていうのが、
どれくらい非日常フォーマットだったのかが掴みきれないからさ、
これどう受け止めていいのかってさ、ちょっと距離感あるよね。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
この言葉がスーッて出てくるものなのかさ、
とはいえカッコつけて言ってるようなものなのか、
なんか分かんないところがまた面白いですよね。
スピーカー 2
確かに確かに確かに。
すごいでもなんかもう当時やっぱ平安800年代とかだから、
まあまああの想像だけども、娯楽もね、けまりと和歌ぐらいしかなかったんじゃない?
まあでもすごい和歌中心で、恋愛とかはすごい和歌中心で進んでいた時代だった。
スピーカー 1
確かにね。
なんか時間軸がある感じはそんなに意識してない感じが出てくるね。
基本的に京都は思わざるでしょ。
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
まさかこれが京都?
スピーカー 2
そう。
スピーカー 1
突然降ってきた。
スピーカー 2
突然。
そうそうそう。
昨日今日ってのは面白いよね。
そのなんか、要は今日、昨日今日っていう表現がさ。
スピーカー 1
今日明日じゃないんだみたいな。
スピーカー 2
そうそうそう。今日明日じゃないんだっていう。
スピーカー 1
過去に、だから死がちょっと、死を過ぎつつあるみたいな感じなんだろうね。
もう昨日溺れて今日苦しくてみたいな。
スピーカー 2
はいはいはいはい。
スピーカー 1
ちょっともうその出来事というか、鳥以外になった出来事が過ぎつつあるっていう、もう行ってしまいそうな状況っていうところですね。
スピーカー 2
まさに、まさにその死につつあるような状況。
スピーカー 1
大変ですよね。
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
面白いな。
スピーカー 2
例えばね、自分が溺れてもう死ぬってなった時に、そんな明らかに死を受け入れることができるかなって思ったら、なかなか難しいんじゃないかなと。
スピーカー 1
逆にその、だから歴史がどういう状態なのかあんまり想像ついてないんですけど、そんな余裕あるのかっていうのも。
スピーカー 2
確かにね。
そうそうそう。
脳と記憶の再現
スピーカー 2
いや多分ね、熱も出てすごい苦しいと思うんだけど、宇宙のさ、脳の、まあ意識の話も繋がるけど、脳の宇宙の概念を知ってからさ、その内側からその人の世界をちょっと覗くようになったわけよ。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
前の夏目漱石の時にも言ってたけど、いわゆる夏目漱石の脳を見ることによって、この脳がこういう素晴らしい小説だったりとかを生んで、みたいなことを思って。
この人もさ、いわゆるいろんな恋愛をして、いろんな和歌を読んで、この脳が読んだわけじゃん。
で、前漱石さんの時も話したけど、その記憶みたいのをさ、何らかの方法でまた再現できるみたいな。
脳に何か、その保存された脳に何か突っ込んだら、その人が見た記憶みたいのをさ、プロジェクターに映せるみたいな。
最近その意識の本を読んでから、脳っていうものをなんかハードディスクみたいに見るようになってしまって。
そうそう。だから、なんかこの人の脳にいろいろ、大体突っ込んだら、この平安時代の情景を追体験できたりするのかな、みたいなことを思って。
すげーとなっておりました。
スピーカー 1
ふわっとした心の形になってますけど大丈夫ですかね。
うん、確かにね。
それをなんか、どういうものとして取り出せるのかね、っていうのがすごい気になるよね。
記憶だったり経験だったり体験だったりさ。
物質的な能が意識を生み出すメカニズムについて
スピーカー 2
それってでもさ、できそうじゃない?その脳を。
必ず考えたっていう痕跡があるわけじゃん。
その考えた痕跡を何か映像に落とし込む技術って脳波とか、当時の流れた脳波の痕跡をまた新しく電気信号にして、
映像に落とし込むみたいな技術って、理論上できそうだなって思うんだけど、どうだろう?
スピーカー 1
確かにね。
そのあたりが、ちょっと僕も勉強不足でまだまだわからんところでもあるんですけど、
ある人の脳の中で起きている、例えばシナプスの発火なのか、ある記憶の回路なのかわからないけど、
それがさ、全く別の脳において同じ発火のパターンだったりが同じことを意味するのかどうかとかがやっぱりわかんないじゃないですか。
スピーカー 2
確かにね。
スピーカー 1
それが永遠に移植できる最小の単位というかミニマムな状態なんなんだみたいなことを突き詰めていけばいくほどさ、
それって自分が認識している、意識している主体そのものと切っても切れないんじゃない?みたいな気持ちになっていく。
その物体自体で自分自身も意識を経験しているっていう、切り離せなさんみたいなのがどこかにあるんじゃないかと勘ぐってしまうなーって思いながら聞いてて。
スピーカー 2
なるほど、この有原さんの脳を復元した時の脳波動の電気信号と夏目漱石の脳を復元した時の電気信号はまた別のものを表しているみたいな。
スピーカー 1
すごく雑に言うとね、多分そういうことなのかなと思った時に、それ自体を取り出すっていう時にさ、その取り出すっていう行為自体にも一個変換がかかっているわけだからさ、
俳句や小説などの文化を通じて考える脳の発火部位の違い
スピーカー 2
自生の句を読むみたいな変換はもしかしたらちょっと知的に高度な変換かもしれないけど、それと多かれ少なかれ、何か似通っている関数をかましてアウトプットを取り出すっていうことだから、
その関数なんなん?みたいな、そんな気持ちになるなーっていう、今の話はね。
でもいつかね、そういう技術ができた時にこの自生の句を読んだ背景みたいなのをさ、
俺らが今まで扱ってきた人間の刺激を本当に追体験できたらめちゃくちゃ面白いなみたいな。
スピーカー 1
まあそうだよね、映像として見られたらね、どんどん単純にしたいみたいな。
自生の句はそれを知るための一個の手がかりなのかもしれない。
スピーカー 2
そうだね、その句で映像を想像するような。
スピーカー 1
いやそう、でもやっぱ俳句ってすごい視覚的だね。改めて読んでもらったけど。
スピーカー 2
あー。
スピーカー 1
言葉の意味とかじゃないじゃん、これ。この今回の句もそうだけど。
スピーカー 2
あー、確かに確かに。
スピーカー 1
なんかさ、次通り読んでいくと結構、うんうんって感じじゃん。書き下していくと。
スピーカー 2
でもさ、この俳句をさ、聞いてこの映像を俺たちに浮かぶじゃん。
浮かぶというか、なんとなくこういう感じなんだって。たったこのね、31文字で浮かぶけど、これって日本人なのかね。
例えば外人、日本語をすごいわかる、デイブ・スペクターみたいな、日本のことすごいわかる外人とかがこれ聞いたらどう思うのかなみたいな。
スピーカー 1
まあ確かにね。質的には違うかもしれないよね。
スピーカー 2
結局言えばこの俳句聞いたときの日本人の脳と外人の脳の刺激されるFMRIとか使って発火する部位って同じなのかなみたいなことを考えると。
スピーカー 1
確かにね。
スピーカー 2
日本人特有のレセプターみたいなのが、俳句レセプターみたいなのがあったら思うんですよね。
俳句レセプターがあったら。
俳句読んでるとき聞いてるときだけ発火する脳の部位があるかもしれないじゃん。
スピーカー 1
うん、確かに確かに。
例えばハリーポッターみたいな独特の世界観を持った小説を読んだときに、結構みんな本を読んでるときはそれぞれの頭の中で世界を想像しながら読むじゃないですか。
確かに確かに。
映像化したときにそれが思ってたものと一緒だ、違うみたいな。そういうのが盛り上がるみたいなのあるじゃん。
スピーカー 2
あるあるある。
スピーカー 1
あの体験とかはちょっと違うよね。
すでに誰かの言葉によって語られたものを脳の頭の中で再現してるんだけど、やっぱりちょっとずつそれって違うみたいな。
なるほどね。
スピーカー 2
外人が映画見たときの発火してる部位と日本人が俳句聞いたときの発火してる部位が同じだったらすごく面白い。
映像を何かしら、映画見てるじゃなくて小説か。
外人がハリーポッター読んでるときに発火してる部位と日本人が俳句読んでるときの発火部位が同じだったら逆に俳句ってすげーってなるよね。
あんだけの小説と同じような部位をたった31文字で光らす日本の文化よ。
スピーカー 1
確かにね。それ以前にね、そもそも文字を読むときに頭の中で何が起きてるのか自体よくわかんないしね。
意識についての探究へ
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
まずはそれを知るところからですね。
スピーカー 2
はいはいはい。もう二人とも意識の話がしたくてさっそく意識の方に。
スピーカー 1
意識の話はしてない。
スピーカー 2
意識の方に意識が行ってしまってるというすごい状態になっておりますので、三田さんじゃあ進めちゃってください。
スピーカー 1
はい。今週も良いご時世でございました。
はい。
スピーカー 2
我輩は能であるのか?
スピーカー 1
なんか最後ポヘッて感じになりましたね。
スピーカー 2
ポヘッと堅いタイトルに落とすところをつけたわけでございますが。
スピーカー 1
はい。ということで始まりました。
特集ですねこれはね。コーナーというかね。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
我輩は能であるかという特集名になりました。
この特集では物質である能、答えですよね能ね。
物質である能が自分を認識して感じたり考えたり判断したりすることのできる我輩の主ともいえる意識という不思議な現象を生み出すというこのメカニズムについて本を読むことで迫っていきたいなという風に考えております。
はい。
スピーカー 2
いよいよ始まりました。
始まりましたね。第2の本編だね。進化論に次ぐ。
スピーカー 1
そうだね。ラジオ進化論に次ぐ我輩は能であるのかと。
スピーカー 2
いよいよ新スリーズ開幕でございます。
スピーカー 1
はい。ということで前回はね。実はもうすでにイントロ回やっておりまして。
はいはい。
山上くんや僕の意識についての素朴な興味だったり関心だったり。
あるいはね。これからどんな本を読んでいくのかなというところの紹介をやってまいりましたというところで。
予告通り今回は読書本編に入っていければなというところでございます。
スピーカー 2
入っていきましょう。意識の深淵に。
スピーカー 1
準備はいかがでしょうか。
物質が意識を持つ疑問
スピーカー 2
バッチリでございます。もう意識に入り込むことに意識を先ほどから集中させてまいりますので。噛みまくってますけど。
スピーカー 1
うまいこと言いたいがたまにうまくいかないみたいなね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
スピーカー 1
まあまあまあ意識するとうまくいかないみたいな話もあるかもね。
うまいね。
ではではどんな本なのかというところで。
まあ一応ねこれ前回もちらっと触れましたけれども改めてになりますけれども本の紹介から入れればなと思います。
はい今読んでいるのは意識はいつ生まれるのかというタイトルの本です。
書いたのがですね精神科医であり神経科学者のジュリオトノーニさんという方とそれから医者であり神経生理学者のマルチェロマスミンと。
これ両方ともイタリア人でしたね。前回ちょっと出身わからんよと言ってましたけどイタリア人ですね。
この方々が書いたこれ一般向けのねいわゆるサイエンス本という感じですね。
でポイントは彼らが2004年でしたっけに論文で公開された意識の情報統合理論通称IITというのがあるんですけれど
このですね咀嚼を一般向けにやった解説本だよというところで非常にいろんな人からね参照されていたりとかよく読まれている本だよというところですね。
今回この本が全9章かな9つの章に分かれていてその前にね始めに的なやつと終わりに的なやつがくっついてるんですけど
今ねyoutubeで見てる人は全体の章立てが見えてるかなと思いますけれども
これね全9章が前半と後半に大きく分かれていてちょうど真ん中にあるのがね第5章になるんですけど
これを鍵となる理論というところでこの理論がキーとなって前半4章で展開された問いというのが答えとして変換されるという
まあある種ね超都会的な構造になってますよというのが今章の構成のね特徴になってますというところですね。
これ面白いよねこの構成ね
スピーカー 2
この本自体にね仕掛けがしてあるっていうね
スピーカー 1
そうそうそうそうなんだよそうなんだよだからこのなんか論の展開自体もねこうスリーディングで楽しめる構成になってるよ
スピーカー 2
真ん中に行くにつれてこう密になってくってことだよねこう12345456が密になっているような感じなんだよね
スピーカー 1
だからなんかイメージで言うと1章から4章に向けてなんか抽象的な話からどんどんどんどんこう例えば臨床的な話とか具体的な話になっていって
で最後にこう最後の真ん中でこう理論が展開されるとそれを踏まえて具体の話からどんどん解決していって
最後にすごく抽象的で概念的な話を解いてこの本の旅を終えるという構成になっている
スピーカー 2
1章のものすごく抽象的なでもかなり印象的な問いに対して9章で答えが返ってくると思ったらもうワクワク止まりませんよ
スピーカー 1
いや本当ですよねだからね今日はその中でも特に前半4章ですね問いにフォーカスする4章というところを押さえていきたいなというところで
まずはねちょっと1章から4章までまあすでに僕ら2人とも読んでるのでどんな印象でしたというところをねちょっと具体なフレーズにお願いしますね
そうだね1章しますうまいことやります
どうでした印象
スピーカー 2
1章から4章
スピーカー 1
2章から4章
スピーカー 2
なんかねとりあえず面白すぎでしょまずまず持って具体的なこと言えないけどなんか概念を新しい概念をぶつけられるってこんなに楽しいんだっていう
日常の遭遇新体験アハ体験アハ体験っておかしいなでもなんかあのタナトルを知った時のあの衝撃またプレイバックみたいな
スピーカー 1
はいはいはい
スピーカー 2
なんだこの感覚ってなった
スピーカー 1
確かに確かにタナトルについてはねもうこのラジオを聞いてくださっている方は散々出てきているかと思いますけどね
自分がいつか死んでしまうんだってことをこう改めて認識した時にねうわぁ死ぬのかやべえって思うっていう感覚をね
タナトルっていう風に読んでますけれども今回この意識についてもそのタナトルみたいなこうなんていうか
何て言うんですかこれは壮大な感覚になるというところがあるってことね
スピーカー 2
自分の存在を揺るがすようななんかそういう感覚だよね
スピーカー 1
そうなんだよねいやそうなんですよということでちょっと今の話がもう早速で第1章の話に重なってくるので
ちょっとどんなこと書いてあったのかなと一旦僕の方から思い出しも兼ねて1章から4章までちょっとおさらいしてみたいと思います
スピーカー 2
お願いします
スピーカー 1
読んでる人は内容のおさらい初めて読む人はまあこんなこと書いてあったのかとまずねトピックベースでちょっと掴んでいただければなというところです
最初に第1章これがね手のひらに乗った脳というタイトルですこれは結構ね印象的なタイトルだよね
ちょっと前回もね山上くんとなんか意識のその原体験みたいな話をしたときにねその解剖をしたときにこう手の上に脳が乗っかってるみたいな話をしてましたけど
まさにね今回の著者のお二人もあの医者としてそういう解剖実習っていうのかなを経験していく中で
直感的になんでこの物質である脳が意識を持つんだってことをねビビビッと感じちゃうわけですよね
そういった感覚っていうのを非常に何て言うんだろうまさかこれがサイエンスの本だとはみたいな直感的な感覚をね
スピーカー 2
そうだね
スピーカー 1
記述してるっていうのがすごい面白い
スピーカー 2
感覚に訴えてくるんだよね第1章は
スピーカー 1
そうそうっていうのがね本当に初発の問いみたいな感じだねこの本を貫いている彼らの根源的なこの問いは何なのかみたいな
そういう一章になってます
スピーカー 2
なんでこの物質が意識を持つんだって
スピーカー 1
そうそうそうなんですよここちょっとね最初に掘っていきたいなと思います
ま一旦ちょっと全体ざっと見ましょうかね
疑問の出どころと既存の理論
スピーカー 2
はいはい
スピーカー 1
で2章がじゃあそういったなんで物質が意識を持つんだみたいな疑問が生じる理由ってところにアプローチするよというところで
まあ疑問の出どころにはいくつかあるよっていうのを既存の理論とかを紹介しながら教えてくれるという章ですね
で大きく分けて哲学者はこの問題どういうふうに通ってきたのかって話と
あとはもうちょっとね実践的なというか実証的な分野で生理学者がどういうふうに問いを投げかけてきたのかというところが紹介されるというのが2章ですね
で3章は今がどちらかというと理論的な枠組みの話だったんですけど
もう少し臨床に寄った知見から脳と意識あるいは意識がある状態とない状態
あるいは生と死の境界線みたいなところがどういうふうにあるのかなっていうのを考察入れていくよっていうのが3章ですね
そこで意識があるってどういうことなのみたいなところがより具体的な事例をもとに明らかになっていくという感じですね
で今回の最後4章がですね真っ先に抑えておきたい事柄という題になってるんですけど
結構この意識だったり脳の領域っていうのは一般的にね知られてるんだけど知られてるだけじゃないかな
認識されてるんだけど知られてることが少ないみたいな問題がいっぱいあるよということで
謎として残ってるのに無視されてるとか研究所なかなか扱いづらいから意図的に無視されてるものも含めて
いくつかねそういうファクターだったりとかトピックがあったりすると思うんですけど
そういったことを確認しつつ理論がね道を開いていく可能性があるんじゃないのっていう最後
ある種決意表明じゃないですけどねこの本の目指していく方向性みたいなものが示されると
そんな感じの4章になってございました
という風に言ってしまうとなんか非常にね表面をさらっただけというか
この本の面白さになかなか迫れんなというところなのでちょっとね各章から
めちゃめちゃここ面白かったよねって話を問いの形で取り出していけるといいのかなって思ってたりしますけれども
いやーこれはむずいねこの本の勢いを読まずして伝えるってめちゃくちゃむずいね
スピーカー 2
この本はでもねまず一つ本当にみんな読んでほしい
まじで感覚に訴えてくる普段全然本読まない人とかでもこれねすげー読みやすいのよ
なんでかっていうともうこの世界に没入できるからもう1章読んだだけで
なるほどっていうこのねトノーニュワールドに吸い込まれてしまう
スピーカー 1
今1章っていうと1章の前のねそもそも導入の時点ですごいからね
読者の皆様のところでさこの医学生が脳を手に取った時に
スピーカー 2
確かだと思ってたことがこう全て崩れ落ちていくみたいな
そうてか俺は医学生で脳を手に持ってるはずなのにさ
この感覚に落ち着かないのは俺いかに踏まずに解剖実習やってたのか
自分は恥じたもんなんかあれ確かにこの本にさ頭蓋骨を解剖実習で
頭蓋骨取り外してドンとなることとか書いてあったじゃん
あれも覚えてるのよ確かに首切って頭蓋骨ボンと置いたら
なんか天板ゴンってなったんだ確かに頭結構重いんだよなって
確かに脳出てきたなそう言えば確かに蹴り離したなって今思い出して
で今この本読んで改めてあの時の記憶を思い返すとやべえってなった
スピーカー 1
なるほどねなんかこの著者がさすごく意識して書いてるなと思ったのはさ
やっぱり脳のことあるいは意識のことを書こうとすると
分析的な書きっぷりになったりとかしてしまうこともあるじゃない
だけど彼はさその鮮明な驚きというか脳が意識を持つってやばくねっていうのをさ
本当にその直感的に表現しようっていうところをさ
もうすごくなんていうのを捉えしてるというか
スピーカー 2
なんか医学生の日記みたいだよ
スピーカー 1
そうそうそうまさに昨日脳を取り出して初めて取り出してみたかのような表現がいっぱい出てくるんだよね
スピーカー 2
そう日記みたいだから俺らもこの世界に没入しやすいんだよね
一緒に追体験できるんだね文章読みながら
そうなんですよそうなんですよ
みんても分かる?みんてもこれ読みながらなんとなく
俺はほら実際やってるからさなんとなくイメージできるけど
みんていもこの蹴り離して脳が出てきて脳を手に持つ感覚って
この殿井さんとシェアできた?
スピーカー 1
そうそうそうだからそれがさ
やっぱこの象徴的なのがね
宇宙から見た脳と意識
スピーカー 1
21ページとかに書いてあるんだけど
意識の謎を一つも切り捨てずに
何らかの気高い振る舞いをきっかけに
意識の神秘を感じることはできるだろうかって書いてて
すげえ面白いなと思ったんだけど
そのさこの意識って捉えどころの無さも含めて意識じゃんみたいなことを
ちゃんと研究だったりとかさ実証的な
しかもね本当に医者として実際に自分がさ
現場に立つっていう体験も含めて
それをまるっとこの本の中に収めようっていう気概が
めちゃくちゃすごいんですよね
でそれを表現するための方法としてすごい面白いのが
この一章実は脳の話から始まんないんだよね
スピーカー 2
そう宇宙から始まるっていう
スピーカー 1
宇宙の話から始まる
宇宙飛行士が初めて地球を外から眺めた時の衝撃を
ひたすら列すんだよね
スピーカー 2
これはあれだよね
だからこんぐらいやべえ感覚だぜってことを
シェアしたいんだよね
多分脳持ったって言っても分かんないから
宇宙から地球見て親指立てたら地球隠れるってやばくねっていう
その時のやばさと似てるぜってことを
シェアしたいんだよねこの人
スピーカー 1
そうなんですよ宇宙飛行士でね
ニール・アームストロングさんとかのね
言葉を引用しながら
親指を立てたら地球がすっぽり隠れてしまうみたいな
そういう表現の中から
地球の外に出て地球を感じるってこういうことなんだ
っていうようなことが書かれたテキストが
たくさん引用されてるんだよね
スピーカー 2
これも分かるよね
愛情も悩みも世界中の問題も
この一本の指向こうに隠れるんだ
ジム・ラベルってこれとかも
確かにな宇宙来てえなってなるけどねこれも
スピーカー 1
そうなんだよ
ここで表現されてることと脳を外から見た時の表現で
すごい似てるなと思うのやっぱあれだよね
いろんな出来事だったりとか現象が
この中に収まってしまってるのかっていう
なんていうの
スピーカー 2
儚さ
スピーカー 1
そう儚さもあるし
スケールのギャップというかさ
なんかそういう衝撃を
彼も表現してるけど
めまいみたいな言い方をしてたじゃない
スピーカー 2
そうだね
スピーカー 1
そのめまいを起点に
これを解き明かそうっていう
やっぱこの本の問題設定というかさ
本書の目指すところ
スピーカー 1
これがやっぱすごい
素敵だなって思う
いいよね
ロマンがあるよね
スピーカー 2
なんかでもすごい
俺はすごいこの人の感覚にすぐすって入ったのが
自分を重ねることができたのが
現に俺たち棚取ってさ
同じようなめまいがするような棚取り
っていう感覚に出会った後に
そこに関して真面目にちょっと
和田さん呼んだりして
棚取りとはなんぞやって議論してるじゃん
それと多分結構似たような方向性というか
やべえ
何ともなく自分の存在を揺るがすような
やべえ感覚を感じて
そこにちょっと科学的に切り込んでいこうっていう
やり方はすごい分かるというか
スピーカー 1
そうなんだよね
だからこの本はサイエンス本でありながら
意識っていうもう
とにかく主観的な現象について
それをもうその謎のままにね
あれのままに感じたいっていう
そのなんていうのかな
欲望みたいな感じだよね
もうちょっと言葉を選べずに
スピーカー 2
ありのまま
日記なんか情熱的なんだよね
スピーカー 1
そうそうそう
そうなのよ
スピーカー 2
意識日記なんだよこれは
スピーカー 1
そうなんですよ
だからその感じがやっぱなんだろう
僕らが棚取るという概念を作りながら
その死を思う気持ちについてさ
考えた時の感覚とすごい近いから
そこがやっぱ一番グッとくるポイントらしい
一生こそがこの本のかなめさ
スピーカー 2
そうそうそう
なんか俺たちだみたいな
スピーカー 1
これだって
この入り口あってこその後の全てだっていう
この正直さというかね
この感じがやっぱりすごく心地いいよね
スピーカー 2
心地いい
スピーカー 1
なんかこの格好つけて
理路整然といようとかっていうのと
全然違うんだよね
スピーカー 2
そうなんかだから
要は語らずの感覚だよね
なんか酒飲みながら語り明かしてる感覚で
この感覚に二人の男が襲われてるんだよね
スピーカー 1
そうそうやばいんだよやばいんだよって言ったら
なんか飲みやり言ってるみたいな
感じなんだけど
それがなんかその飲みやり言ってるってちょっと語弊があるけど
軽さを伴うやばいじゃないんだよね
この実体験を伴う
これはマジでやばいんだよみたいな
スピーカー 2
そうそうそう
説得力あるんだよ
スピーカー 1
この感覚は何て呼びます?山上さん
スピーカー 2
え?言っちゃっていい?
スピーカー 1
あるんですか?
スピーカー 2
一応いいネーミングを考えてきまして
コピーライダー山上が
ちなみにまずこの感覚がどの感覚かを整理するために
視聴者の皆さんに
この感覚どんな感覚かというと
脳っていうものを持った時に
その脳の中に
一つの宇宙
脳の中にいろんな経験だったり愛情だったり
いろんな一つの人生が詰まっていたという感覚
例えば前回の
夏目漱石さんの話ですると
夏目漱石の脳を見た時に
この脳の中から
ぼっちゃんが生まれ我が輩は猫がであるが生まれ
この脳がいろんな夏目漱石の
60年くらいの人生っていう
一つの宇宙を雇ってたんだ
でも今目の前にいるのはただの脳じゃんって
なんで?
っていう感覚のことを
セレブルと呼ぶことにしました
スピーカー 1
セレブル
スピーカー 2
セレブル
スピーカー 1
セレブル
スピーカー 2
これは由来は?
ダイノのことを
セレブラムって言うんですよ
英語で
これ読み進めてって言ったら分かるけど
俺この一章に勝手に自分でタイトルを付けて
スピーカー 1
はいはい面白いねそれ
ミスターダイノ
ミスターダイノ
そうそうそう
スピーカー 2
それ誰のこと言ってんすか?
手のひらに乗ったNO
スピーカー 2
ミスターダイノが
ダイノさんに
ダイノって一つの人間みたいなもんじゃん
スピーカー 1
ダイノって人格をね
スピーカー 2
そうそうダイノっていう
ダイノさんに敬意を表して
こいつは人間だからミスターダイノ
スピーカー 1
っていうタイトルにして
スピーカー 2
一章はミスターダイノの章だから
ダイノといえばセレブラム
だからもうセレブラムが
ヤベェ ダイノはヤベェっていう
結局ダイノはヤベェじゃん
ダイノはヤベェ
カナドリはCヤベェじゃん
宇宙ヤベェもあるけど
宇宙のやつはね
今回のヤベェのは脳というより
小脳は切り捨てても大丈夫ってくだりが
スピーカー 1
あとから出てくるじゃん
ちょっと若干ネタバレではありますが
ダイノが意識の意志を
貫ってんじゃないかって
スピーカー 2
そうそう
だからダイノヤベェってことで
セレブル
スピーカー 1
名称どうでしょう
セレブルいいんじゃないですか
セレブルはセレブレーション的な
スピーカー 2
祝福する的な感覚もあっていいですね
なるほどね
ダイノの我々が今意識がある状態を
スピーカー 1
祝福しましょうという
セレブリティじゃないんですよね
スピーカー 2
そうそうセレブルの方で
最初に発したグランピングの具合ではないんですよね
スピーカー 1
じゃあブルジョー的な価値観を
スピーカー 2
一旦捨てまして
ブルジョー的な価値観捨てて
小脳のように捨てて
ダイノヤベェセレブル
概念が誕生いたしました
スピーカー 1
いいじゃないですかセレブル
セレブッダー
いいですね
今回このコーナーというか
この特集のタイトルを
ちょうど前回
漱石さんの話を触れたという
きっかけもヒントもありつつ
今回タイトルを
我輩はNOであるかという
ふうにしたじゃないですか
ここに込めた意味も今の話に
ちょっと結構
バチッとはまる部分あるんじゃないかなと思ってて
スピーカー 2
そうだね
スピーカー 1
イッショー
ミスターダイノって話をしてくれたけど
手のひらに乗ったNOって現代なんだよね
そうだね
ここが結構面白いなと思ってて
地球の話
宇宙飛行士が初めて地球を見たときの話はまさにそうなんだけど
結構さ
このイッショーの面白いところってさ
今までずっとその
ダイノの内側の人格としてしか
NOだったりは
意識体験みたいなものをさ
経験してこなかった人が
外に出てそれを客観視したときに
あっこれって
意識っていうすごいこうなんか
豊かな体験だと思ってたものが
物質と意識の関係についての問題提起
スピーカー 1
あっものだったんだってこと
対象化されるっていう
この感覚だよね
まさにセレブルで表されてもそうじゃん
ダイノっていうものだったの
俺の意識はみたいな
そうそうそう
要はただ物質
本文にも多分あったけど
輪郭があって重さがある
物質であるNOが
どうしてこんなに豊かな体験を
持ってる意識を持つんだっていう
このギャップだよね一番
スピーカー 2
セレブルで重要なのは
本当に
皆さんネットとかでNOの
画像とか見たらいいけど本当にモノなんだよ
白いモノ
なんていうかぷにぷに豆腐みたいな
なんでこれがそう今ミントが同じこと
言ったこと同じこと言ったけどなんでこれが
意識宿せんねんっていう
同じこと繰り返しちゃうぐらいやべぇんだよ
だから今多分セレブってんだよね
セレブって
スピーカー 1
そうなんだよね
だからやっぱりこの本の
要でもあり肝でもあり
一番やっぱ僕らにとって
バシッと入ってきたのは
この問題提起だよね
なんで物質が意識を持つんだっていうところに
ちゃんと最初の問題を置いている
ってところが
圧倒的に他のNOに関する
あるいは意識に関する本とは違うところだよね
スピーカー 2
そうそうそう
この本の1章で
なんか序章だっけ
これ全部読んだら
意識が
NOが意識を宿す理由に関して
なんとなく分かってくるみたいなこと書いてあったじゃん
覚えてる?
今俺らセレブってるけど
これもしかして9章まで読んだら
セレブらなくなる説ある
なるほど
だってこの意識の仕組みさえ分かっちゃえば
ごめん1章の最後だ
27ページの
この試みに成功した暁には
NOを手のひらに乗せても
そこまでギョッとしないはずだ
その物体に意味が感じられるだろうか
って書いてある
これもしかしてセレブるって
3回収録限定の概念になっちゃうかもしれない
これ9章まで読んだら
スピーカー 1
いやこんなことではセレブらねえぞってなっちゃうかもしれない
でも一方で
ちょっと前に書いてあるのが面白くてさ
およそ意識の科学的説明の名に
値するものは
データや数字で証明し得るのみならず
目的に納得でき不値落ちるもので
なければならないっていうのが書いてある
これも僕ちょっと好きなんですよ
この一章の指名の言葉の中で
NOだったり意識の話を
客観的事実として記述する
っていうのは当然クリア
しなければいけないんだけど
僕らのこの意識体験
そのものを扱ってるということを
ちゃんと咀嚼しようという
試みが見られて僕はこの一文が
スピーカー 2
すごい好きでした
確かにね
逆に
心身の関係についての既存の学説の紹介
スピーカー 2
その一文もそうだけど俺は逆に
意識っていうこの謎めいた概念
例えば
なんで心臓って意識宿せないの?
って聞かれて答えれないじゃん
例えばさっきも
何回もネタバラしてるからついでに言っちゃうと
小脳がなんで意識宿せないの?って言われて答えれないじゃん
それをさ
数字で証明できたらやばくね
小脳はこうこう
この数字がいくつだから
心臓はこうこうこの値がいくつだから
意識を持てませんっていうふうにさ
言えたら結構やばくね
意識を持ってる度合いみたいな
数値化できたらやばくねって
俺普通にこれ読んでて思ったの
スピーカー 1
そうだね
意識を持ってるってどういうことなのかを
定義しにいこうとしてるわけだからね
スピーカー 2
むしろ感覚として踏み落ちるもそうだけど
むしろこの感覚でしかなかった意識が
数値化されるってやばくねって
俺らその
医者が意識を評価するときも
ステレオタイプというか
喋ったら目が開けるとか
そういう型にはめてしかできなくて
要はボンボンボンと
飛び飛びの評価なわけよ
間の感覚とかなくて
とてもじゃないけど数値化なんていう
意識の数値化なんてことを
僕8年間医者してきて
やったことなんてないので
もしこの人の意識指数は
いくつですみたいなのが現れたら
それはもう確信的な概念だなって
医療界の革命が起きるなみたいな
ことを思った一章で
ございました
スピーカー 1
今の話は面白いですね
そしてそういった疑問が
生まれてくる背景には何があるのか
っていう話がまさに2章でね
少し展開される
わけなんですよね
2章いっちゃいましょう
2章は実は
既存の学説の紹介みたいな
経路が強い
ようになってますよっていうところなんだよね
これは
おそらくデカルトさんだよね
心身に言論みたいなこと
スピーカー 2
言ったのがね
スピーカー 1
我思うゆえに我ありみたいなさ
ことを多分デカルトは言ってて
あれは意識の
体験っていうのを
ある種の精神活動みたいなところに
還元していって
思うというところが私の起源なんだよ
みたいなそういうことを
言わんとしてたのがデカルトさんだったかな
スピーカー 2
そうそう
精神と肉体のリンクは
日本の消化体っていう場所で行われてますよ
ってことを一つ提起してたけど
それも結構曖昧な指摘で
そんなことはないでしょってことを後日
後から
スピーカー 1
後世で否定されてるわけだよね
だからデカルトはある部分では
クリティカルな問いを発したし
ある部分では特に生理学的な観点では
間違ってた推論をしてたよみたいな話が
紹介されてるんだけど
彼が立脚してた考え方は何かっていうと
心身に言論中やつなんですよね
これがよく哲学者が
提起してる問題で
要は心っていうものと
脳という体の物体だよね
というものが
それぞれ存在してるんですよみたいなことを
哲学的ゾンビと意識の問題
スピーカー 1
言ってるっていうのが
心身に言論っていう考え方
この本の中で紹介されてるのは
心身に言論的なアプローチを
科学に寄ってたかって
心身に言論的に解こうとするのには
もう限界があるんじゃないのみたいな話が
直近の
哲学文脈での問いの
出どころになってるんですよ
っていうのが紹介されますと
いうところにして
その中でいくつか面白い
例とかも出てきててね
例えば哲学的ゾンビみたいな例が
スピーカー 2
出ました哲学的ゾンビ
スピーカー 1
これは面白かったね
外から見た時に全く意識を持ってる人間と
同じ振る舞いするんだけど実は
主観的体験として
意識を持ってないってやつが
いたとしたらどうなんだみたいな思考実験
スピーカー 2
そうそうそう
哲学的ゾンビという名前の思考実験なわけね
スピーカー 1
そうそうそう
哲学的ゾンビっていうものを仮定したら
意識をどういう風に理解できるだろうかみたいな話だったり
あるんですけどここら辺で出てくるのは
すごく雑に
整理するとさ
外から見た時に意識のありなしって
分かるんかいどうなんかいみたいなね
そういう話がひたすら展開されるんだよね
スピーカー 2
哲学的ゾンビっていうのは
スピーカー 1
意識がないんだよね
スピーカー 2
意識がないけど意識がある人間と
同じ振る舞いをするような人と
本当に意識がある人間を
区別できるかっていう話だけど
できないんだよね
スピーカー 1
そうできないんだけど
これまでのそれこそデカルトさんとかが
言ってきた考え方だと
心と脳は別々のものじゃんって
脳移植と意識の別の観点
スピーカー 1
言ってるから今みたいな状態が成立しえちゃうんだよね
思考実験できない
そこに問題があるんじゃないのって話もあるし
その中でいやいやいや
心は別のもので測ったりできるんですよ
なればそこに対する一つの解決を
提示できるかもしれないし
でも今そういうことに例えば哲学者は
そういう問いに絡められてますよ
っていう話が紹介されるし
一方でね生理学者が抱えてる問い
みたいなのも紹介されるんですよね
スピーカー 2
ああはいはい
あれブルーブレインの話か
スピーカー 1
そうそうブルーブレインとかの話ができて
スピーカー 2
ブルーブレインってどんな話だっけ
ブルーブレインってのはね
多分どっかの収録で俺話したがみ子って覚えてる
スピーカー 1
がみ子
俺がなんだっけ
エジソンの話だっけ
エジソンの答えだ
山上くんの意識をAIみたいな
シリコンがみ子に移植したときに
どこに山上くんの意識があるんだっけ
みたいな試行実験をしたらしい
スピーカー 2
まさにそう
ここに書いてくれたブルーブレインプロジェクトってのが
まさにエジソンのときに試行した
試行実験とまさに同じで
俺は結局永遠の命を手に入れた
って思ってて
まあもうおかしな前提だけど
それをオーガニックな山上から
シリコン人形
ピノコみたいながみ子という
シリコン人形の山上に臓器とか脳を全部移植したときに
俺は
永遠の命を手に入れることができるのか
って話で
まったく同じことを考えてる
スイスのノーザンヌ校
スイス前方工科大学
ノーザンヌ校の科学者たちが
結局がみ子と同じようなことを考えて
何年も前からブルーブレインといって
脳の一部支柱をすべて
軽素でできた
モジュールに
移し変えていくみたいな
実験をしてて
さてと
その状態である契約をしましょうと
人間の体が弱っていったときに
あと数時間で死ぬってなったときに
自分の脳を
いわゆるその軽素
ブルーブレインと同じ
脳移植と意識の問題点
スピーカー 2
その軽素のモジュールに全部
一個一個切って張って切って張って
移し変えて
臓器とかも年を取らない不老不死の体に
移し変えてあげましょうという
契約書にあなたはサインしますか
という試行事件があって
ここには
しないと書かれてるんだよね
なんでかというと
自分のニューロンが
すべてコピーされたからといって
何らかの感情
つまり意識が移植されるという
保証はどこにあるんだという風に
この著者は書いてるんだけど
スピーカー 1
これそうね
面白いよねこれ何を言ってるかというと
要は脳が
置き換え可能かどうかっていう議論を
してるんですよね
例えば
心臓が悪くなりましたよってなったら
心臓移植みたいな概念があるよとか
他の臓器でも
その機能が低下してきたときに
移植して別物で置き換える
あるいはペースメーカーみたいなものをサポートするとか
そういった概念って結構ね
今度は一般的なやつがあるよという
スピーカー 2
そうね心移植とかも全然あるからね
スピーカー 1
そうそうで脳っていうところに
関して同じことが起き得るかどうか
っていう問いをね
今後の脳にさん達はなりかけてくるわけですよね
スピーカー 2
まさに本当にこれ普通に
医学の世界の話だけど
肝移植心移植腎移植
心臓感情とか全然ある話なんだけど
脳移植なんてものはありません
やった人いないし
多分
どういった理由かわからないけど脳移植ってものは
ない
脳移植しちゃうと
意識が別物になるからなんだろうね
スピーカー 1
仮に脳移植が
できるって考えたときに
どっちを
主語にするのかっていう話も
スピーカー 2
あるよね
スピーカー 1
脳移植じゃなくて
脳にとってしたら体全部移植だよね
脳以外移植だよね
スピーカー 2
脳移植がミントの脳を
俺に移したときそれはミントなのか山神なのか
スピーカー 1
って話でしょ
スピーカー 2
そうそうそう
スピーカー 1
そうだよね
みたいな話にもなるし逆に今回の
ブルーブレインみたいに置き換えていく
ってことが仮にできたとしても
やらないんじゃねっていうことをね
言ってるわけですよね
意識と記憶の関係
スピーカー 2
これは結局エディションのときに俺が言ってた話だけど
ミントの脳を
俺に移したら
俺の体で考えることはミントというか
ミントの記憶って残ってないのかなみたいな
もうミントでも俺でもない
全然別の人格が生まれて
ミントだった頃の記憶だったりで
なくなっちゃうのかな
なくなっちゃうよって言ってるのがこの本なんだよね
スピーカー 1
そうねこれはちょっと
記憶の話を持ち込むとまたややこくなるかなと
そうだねまた別の
思うんだけれども
ここで言ってるのは
あるメカニズムみたいなものが
機能としてちゃんと成立してますよ
っていうことと
そこで起きていることから
生成される意識体験
ある種の主観みたいなもの
体験できる主観みたいなものって
なんかこう
どこに立脚してるんだっけ
みたいな話なんだよねきっとね
スピーカー 2
うんうんそうだね
スピーカー 1
そうそうそう
例えばこの本の中でどこまで
触れてたか若干おぼろげなんだが
例えば半分だけ交換したときに
どっちに意識が宿ってるのか
意識宿ってると言えるのかどうなのかみたいな話もある
スピーカー 2
能力を切ったみたいな話
スピーカー 1
そうじゃなくて
能力の話は別であったんだけど
意識という
一つの
全体を
統合してる部分がどこなのかみたいな
話の議論にもなりそうだなって
スピーカー 2
能だけじゃねえって話
スピーカー 1
そうそうそうそれもそうだし
能が半分だけ置き換えられた状態において
山上くんの意識がそこにあると
スピーカー 2
言えるのかみたいな話もあるだろうし
意識の住所はどこなのかって話でしょ
スピーカー 1
この2章の最後に
スピーカー 2
そうそうそうそうそう
結局その能だけ移しても
意識が移ったと言えるのかっていう
能と意識の関係性
スピーカー 2
結局この体全部の中に
意識の秘密
意識の住所が
細かく使用されてるかもしれないから
能だけ移しても結局
意識が移らないかもしれないっていう話だよね
スピーカー 1
そうなんだよね
だからある能が起こしてるメカニズム
心臓で言ったら
心臓は
白動することによって
循環っていう機能を
起こしてますよっていうのは
心臓の説明として多分正しいと思うんだけど
能がある時に
能は意識という機能を果たしてますよ
っていう言い方が
正しいのか正しくないのかみたいな話になるわけだよね
はいはいはい
旗から見ると能は正常に機能していて
そこで意識が機能していて
例えば手を開いたことに対して
目の前でさ手をパッとやられたことに対して
瞬きするとかさ
何かしらの反応を返すみたいなことだけを見ると
ちゃんと意識機能してるじゃん
って言えそうなんだけれども
もっと本人の体験っていう観点からすると
それは俺じゃなくない?
俺の体験じゃなくない?
っていう気持ちになっちゃうっていうことが
ところにこの意識の
大事なポイントがあるんじゃないの?みたいな
スピーカー 2
そういう問題っていうか
結局白動も動詞だし
反射も動詞だけど
反射する白動するだけど
意識するじゃないか意識するってまた別の意味になっちゃうから
意識が状態だから
また別の機能
というあれでは説明できないかも
スピーカー 1
英語で言うと
スピーカー 2
Hearみたいな感じ
スピーカー 1
意識されるみたいな
スピーカー 2
受動動詞
っていうの忘れたけど
意識って言葉伝えが
受動の意味を含んじゃってるから
これに関してはもう
能動的に
心臓の白動とかとはまた別の
意味がになっちゃうんだよね
スピーカー 1
みたいな話が
つまりここでね
2章で話題になってるのは
疑問の出自がどこなのか
っていう話だったんだよね
整理するとね
さっきの心心心と脳
っていうもの意識と脳ってものを
分けるっていうことに課題があるんじゃないか
という哲学者の話だったりとか
そもそも分けたとて
機能が分かったとてそこに主観
という問題がいずれ
依然として残ってるんじゃないかみたいな話が
生理学者みたいなレイヤーから見てもあるよ
というのが疑問の
根源にあるんじゃないかという話でした
閉じ込められて
スピーカー 1
これは非常にもどかしいんですけれど
読んでいっても
1章から4章までには答えが出てこないと
スピーカー 2
そうなんだよ
今日のラジオは聞いててももやもやするだけだから
スピーカー 1
もやっとし続けて終わる
スピーカー 2
もやっと感をシェアしたい
スピーカー 1
そうだね
これでもかっていうくらい
スピーカー 2
もやもやとする疑問を
スピーカー 1
投げかけられ続けて終わるっていう感じ
スピーカー 2
2章の
2章の謎は8章で解けるんだよね
超都会式に
スピーカー 1
超都会式1章が9章2章が8章
3章が7章という対応関係だよね
ということでちょっと3章の方にも
スライドしていきましょうか
3章は閉じ込められて
というタイトルですね
ちょっとしさ深いタイトルですよね
ここで言ってるのは
結構具体的な事例が
ここにも出てくるんだよね
スピーカー 2
これまでで一番具体的かもしれない
スピーカー 1
結構知見としては
臨床的な2人とも医者だっていうこともあって
臨床的な知見から
意識というものに対してアプローチしていこうと
結構彼らが問題視しているのは
意識と脳って
明らかにお隣さんというか
意識があるから脳があるよね
脳があるから意識があるよねみたいな
非常に密接な関係があることは
もう地面のものなんだが
じゃあ何が知られているのかというと
意外と少ないんですよみたいな
この3章の
最初の話題提起としては
ありますよね
3章の例と麻酔による意識の消失
スピーカー 2
3章は結構医者的だよね
割と3章読んでるときはずっと
頭の中にICUのベッド病床に
残ったという患者さんのイメージしながら
この章を読み進めております
スピーカー 1
そうだよね3章の例は
スピーカー 2
結構面白かったですよね
スピーカー 1
手術中に意識を取り戻した
麻酔会の話が出てくるんだよね
そうそうそう
スピーカー 2
本人が麻酔会
麻酔会が患者さんで
患者さんになって
手術を受けると
手術中に不幸なことに意識が戻っちゃうんだよね
意識戻っちゃうけど
結局手術中って
神経ブロックされて
体動かせないし
人工呼吸器繋がれてるから声も出せなくて
でも人工呼吸器で
肺が膨らんだりしぼんだりしてるような状態
だけど
何も自分は声を出せないから
本当に早く終われと思うことしかできない
苦痛の何時間が
続いたっていう話
スピーカー 1
コミュニケーション可能性が
立たれてる状態なのに
自分を観察する主体としての
意識は
作動してるみたいな
そういう状態のことを言ってるんですよね
結構衝撃的だったのは
観測できないだけで
そういう現象は
結構起きてるんじゃないのか
っていう話が書いてあって
スピーカー 2
びっくりしましたね
俺もオペをしたり
全身麻酔にオペする人間じゃないから
知らなかったんだけど
麻酔っていうのは結局
健忘作用は
実中の記憶を消すっていう作用もあるから
実中に患者さんが
めちゃくちゃ恐怖してて
でも手術終わったら忘れてるって可能性は
スピーカー 1
十分あるんだよ
これ結構恐ろしいこと書いてる
麻酔って記憶に作用するの?
って僕知らなかったんですけど
これで
僕若干脱線するかもしれないけど
ちょっと思ったのは
自分が体験したんだけど
ある時間断面で見たときに
過去に起きた出来事だよね
過去に起きた出来事として
痛みを経験したんだけど
その痛みを経験した出来事を忘れてしまってるってことが
今起き得るよ麻酔をかけると
スピーカー 2
ネタの種じゃないですか
スピーカー 1
その痛みって自分にとって
あるものなのかないものなのかっていう問いが
そうだわな
結構ね僕はずーんと
スピーカー 2
のしかかってる
面白い名前つけえそうだよ
スピーカー 1
とのおにさんの話だと
術中認識取り戻すみたいなケースがあるよ
って話もあったし
ある結果的な手続きをとると
術中に
体のある一部分で反応を残すことが
できるっていう方法があるよっていう
血圧計を巻いてね
なんだっけ麻酔が回らなくするのか
スピーカー 2
みたいな
腕を圧迫して麻酔回らなくして
指先だけで反応できるようにするけど
結構それは
手術の手間とか考えてあんまりされてない
スピーカー 1
方法ですよっていう
現実的ではないんだけれど
目的を持ってそういう手術の取り方を
することができるよって話があって
その時に
今意識があるかないかってことを
手術中の患者さんに
問いかけると
反応できる部位が反応を
返してくれるっていう逸話が
紹介されるっていう
その率がなんと3人に1人とかっていうんだよね
それが
僕が思ったのはそれは彼の話だと
麻酔によって結局
その反応自体も忘れさせられているよう
健忘を引き起こさせているから
手術中に意識を取り戻した話
スピーカー 1
その記憶がないって言うんだけど
それは一つの推論だけど
別の推論もできるじゃんその反応自体が
あるでしょ反射的なものでさ
意識を経由してないっていうケースも
あるんじゃないのって僕は思ったりして
非常にもやもやしながら読む
スピーカー 2
なるほどね
俺は純粋にその麻酔
じゅっちゅうに目覚めましたって覚えてる人は
1000人に1人って書いてあるじゃん
でもじゅっちゅうにその
指をパクパクってする人は3人に1人って書いてあるじゃん
だから3000
にしたら分母3000分の1000と
3000分の3でしょ
3000分の997は
じゅっちゅうに痛み感じながら
忘れてるのかと思ってすげえなと思って
スピーカー 1
その痛みはないことになってる
スピーカー 2
そうそうそう麻酔やべえなって
オペこえーって
でもそれは結局
患者も知らないわけじゃん患者本人も知らないし
医者も知らないからブラックボックスなわけじゃん
でもそんなもんなんかね
手術ってそんなもんかって言ったらそんなもんなのかもしれない
スピーカー 1
その話がちょっと
しっさしてんのはさ
意識の確認と救急外来での対応
スピーカー 1
意識があるっていうことを
確認できるか
できないかって話だよねこれってね
医者がさ
意識をチェックするための
フローチャートみたいなの持ってたりとか
チェックしましょうとか言ってるけど
それで本当にこの人に意識があるって
確認できるのかっていう
話になっていくんじゃないかな
スピーカー 2
と思いますよね
医者目線で一応言っとくと
僕ら循環機内科やってるんですけど
当番で救急外来っていう
それこそなんか意識がないような
状態で運ばれてくる患者さんとか
最初は見なきゃいけなくて
あーってなってる人に最初に俺は確認するのは
呼びかけて目を開けるか
叩いて目を開けるかっていう
ジャパニーズコーマスケールっていう
JCSっていう
評価項目がありまして
それどんなもんかというと
何もせずに目が開いてれば
レベル
3段階なんだよね
意識の評価方法
スピーカー 2
意識レベル1が一番覚醒してる状態で
2があんまり覚醒してない
3はもう全然ダメって状態で
その定義は
1ってのが刺激しないでも覚醒してる
この前覚醒するのは目を開けるっていう
で2が
刺激すると覚醒する
その中でも呼びかけで目を覚ます
揺さぶりで目を覚ます
痛みを加えると目を覚ます
3ってのが
刺激しても目を開けないけど
その中でも分かれてて
痛み刺激を加えると腹にのける動作をする
次が痛み刺激をすると
ちょっと顔をしかめる
次が痛み刺激に全く反応しない
っていうそういう風に俺らは機械的に
意識の評価をして
今この人意識ないわとか
この人意識レベル3だわとか
そういう評価をしてるんだけど
意識の実験ファイル
スピーカー 2
これがもう型通りだから
俺らは型通りこうやって
今意識レベルいくつだって
話をしてるんだけど
実用に考えると
スピーカー 1
そういう風に観察できることから
意識を判断するしかないもんね
スピーカー 2
この本に読むと結局
本に読まなくても気づくことだけど
例えば手足を動かすみたいな
反応って
要は脳の神経切れてて
手足を動かせない人に関しては
全く評価できないわけで
スピーカー 1
意味がない
スピーカー 2
そうそうだから
医者がやってる評価ってのはあくまで
勘弁な評価ではあるんだけど
本当に勘弁な評価に過ぎないってことだよね
意識レベル確認の方法ともっともらすく
って言っておきながら
本当に意識レベルっていう
医者が持ってる尺度は
評価できるけど
本当にこの本でいう意識があるかどうか
評価できてない
スピーカー 1
っていう話を
もうちょっと深ぼるために
提出されてるのが意識の実験ファイルっていうのが
ワンツーセントなんですけど
これ面白かったですね
これ実験ファイルはどういうことを
スピーカー 2
話しましたっけ
これ結局これにサブタイトル付けると
意識を探せって感じだよね
スピーカー 1
ウォーイを探せみたいな
さっき二章のところでもちょっと言ってくれたけど
意識の住所がどこなのって話を
もうちょいね
意識的な観点で特定しようぜ
っていうのがこの意識の実験ファイル
スピーカー 2
シリーズでして
スピーカー 1
3段階に分かれてるんだよな
一番最初が
身動き取れるかどうか
今の山上くんが紹介してくれたような
いわゆる基礎的なレベルでの
スピーカー 2
意識の判定
身動きが取れなければ
意識がないのかっていう話だけど
いやそれは結局身動きが取れないような
神経が切れたりしてたら
意識があるけど
手足は動かせない可能性がある
だから身動きは意識とは関係ない
っていうのが意識の
スピーカー 1
実験ファイルレベル1だよ
そうでしたね
実験ファイルレベル2は
もうちょい踏み込むんだよね
仮に体が動かなかったとしても
何か反応してるでしょ
スピーカー 2
っていうところ
それをファンクショナルMRI
という機械で
要は脳の中の
何かを想像したときに
大体人間同じ場所が光る
例えば腹減ったと思ったときに
光る場所で大体同じみたいな
そういうような血流を
ファンクショナルMRIという画像検査
酸素消費量の変動を
見てるんだけど
それを使って結局
手足を動かせなくても
この本ではテニスをしている様子を
思い浮かべてくださいと言ったら
要は手足で動かせない人でも
テニスをしている様子を動かしている場所が
光ればそいつは意識があるっていう
できますよっていう風に言ってるんだけど
それに対する反論は
何かというと
結局意識がないような
状態になってる人って
脳の別の部分もやられてて
耳が聞こえなかったとか
あと
すごい損傷を受けちゃって
精神的にPTSDってもう
トラウマになっちゃってそんなこと思う余裕もないとか
あと単純に
こんな状態でなんでこの実験に協力しなきゃいけないんだって
やる気がないとか
そういったことで脳の
テニスをつける場所が光らないかもしれないから
ファンクショナルMRIでは
意識がないとは言えない
スピーカー 1
なるほどね
だからこの閉じ込められてっていうタイトルにも
ちょっとある通り
要は何かしらの
脳の中に意識みたいなものが
内側にあるっていう風に
仮定した時に外側との
やり取りの中で意識の有無を
判断してみようぜっていうのが
今のレベル1とレベル2でやろうとしている
そうそうそう
意識のレベル3について
スピーカー 1
レベル1はより具体的に肉体的な
フィジカルな反応
レベル2はもうちょっと電気信号とか
ニューロンの発火だったりとか
そういった脳の活動における反応を
見るというのがレベル2なんですね
それでも
正確じゃないんじゃないかっていう反応が
今あってそれを超えていくのは
スピーカー 2
レベル3
レベル3はもう頭蓋骨の中に入っていこう
っていう
中傷的に言ったけど具体的に言うと
脳波を見たりとか
ペットっていう脳の活動を
脳の活動量を
測るようなデバイスを使って
脳の活動量を意識ある人ない人で
比較していこうっていうのがレベル3
スピーカー 1
これちなみにちょっと
医学的な領域に
明るくない人のためにも
確認したいなと思うんですけど
さっきのニューロンの反応を見るのと
脳の活動量を見ること
スピーカー 2
何が違うんでしょうっけ
ニューロンの活動と同期性放電
スピーカー 2
ニューロンの活動を見て
事件ファイル2でやったのは
脳の酸素消費量
FMRで
ある場所で脳が
実際に脳の細胞が動いていれば
脳の酸素が消費されるはずだから
っていうのを見ているのが
2か
レベル2
レベル3で見ているのは
ニューロン同士が同期しているかどうか
脳の中にはたくさん
ニューロンという細胞みたいなものがあるわけ
それが同期して動いているかどうか
一緒に
一つだけじゃなくて他のやつも連携して
動いているかどうかを脳波で見ることができる
同期性の放電があるかどうか
意識と外界との関係
スピーカー 2
でもこれに関しては実は俺も
読む前から
これはおかしいでしょって思ったんだけど
これは実は転換の患者さんとかって
転換っていう病気があって
わーって発作が起きているときが
意識なくなるんだけど
転換の患者さんの
脳波で特徴的なのは周期性同期性放電
これ意識おかしいけど
キーワードみたいなんだけど
同期して脳波がババババって動くっていうのが
転換の患者さんの
脳波の特徴で
意識がない状態でも
脳波は同期して動きますよ
だから結局
脳波の同期を見ても無駄ですよ
っていうのが参照に対する反応
スピーカー 1
なるほどね
そう考えると意識があるっていう風に
外から見て
外から見て判断するためには
結構いろんなシステムというかさ
脳だけじゃなくて
体というシステム全体が
うまいことを全部噛み合っている状態
正常な状態を前提としないと
なかなか意識を確認できないねっていう
そんな感じがあります
スピーカー 2
そうなんだよな
かといって正常な状態で
睡眠
じゃあその正常な状態の睡眠と
覚醒で比べてみたらどうかっていうのも
この第3
この次元ファイル第3で言ってるんだけど
結局睡眠の時も脳の活動レベルは落ちない
同じように同期して動いちゃってると
だから結局睡眠と覚醒で比べても
意味がないよってことも書いてあったよね
意識と脳の活動
スピーカー 1
はいはいはい
だいぶもやっとしますね
問題提起されてるのに
意味がないよって言われ続けて
レベル3ステップも上がっちゃうわけですから
スピーカー 2
そうだよね
スピーカー 1
これどうなんですか
医学的に
普段患者さんとかと接してる中で
意識があるないって
どれくらい普段認識
意識しながら仕事してるものなんですか
スピーカー 2
なんか俺らも例えば
不鮮脈とかで心臓がしばらく止まっちゃって
頭にしばらく血液いかなくて
要はもう意識がない
呼吸はしてるけど
意識反応はないって状態
いわゆるこの本でいう植物状態って状態
でも脳死ではないんだよね
脳死は脳幹もやられちゃって
自発呼吸もできないから
呼吸ができてる状態ってのは
要は植物状態
植物状態で戻る可能性があるんだよ
だから例えば不鮮脈で来て
不鮮脈って
感動脈って心臓の血管が詰まったりして
起こるから
意識がない状態だけど家庭で
家庭で検査して心臓の血管治して
意識戻るの待つみたいな
毎日病棟行って何々サランって
今日戻らない何々サラン戻らない
1週間後くらいに戻った覚えてます?
全然覚えてないですみたいなことは
全然稀ならずあることだ
だから普段別に心臓の
心臓の過だから
そんなに別に意識の状態が落ちまくってる
みたいな人は見ることないけど
俺たちが意識の確認するのは
心臓病が元で脳が一時的に
拒絶状態になって
意識が
しばらく落ちちゃった状態の人を
毎日見て意識のレベルを
さっき言ったJCSとかで評価していく
ってことはよくやってる
スピーカー 1
そうか
脳が拒絶状態で思い出しましたけど
それは整う時になるやつですよね
スピーカー 2
危ねえんだよ整うの
スピーカー 1
意識に
作用を働きかけてるってことだよね
スピーカー 2
そうだから意識
根源に働きかけるもので
気持ちいいからねって
スピーカー 1
そうね
そう考えると
さっき触れなかったけど
一生の最後の方に
物質がなんで意識を
持つんだみたいな話をする中で
結構面白い話が一個あって
脳が
必要としている栄養
アミノ酸と
武道糖と
なんとかって
それさえ供給してれば
脳は脳単体でも
スピーカー 2
活動できると
スピーカー 1
手のひらの上で夢を見るってやつ
今ねまさに
閉じ込められてのショーの最後でも
出てきましたけど要は夢を
見ているという風に考えると
別に外界との
コミュニケーションがなかったとしても
その内側で意識が生じているという風に
考えられるとすると
脳は普通に脳単体でさ
エネルギーを供給されてれば
脳の内側で夢を見ることができるんだ
みたいなことがささらっと書いてあってさ
スピーカー 2
すごいよね これやばいなって
だからまさに
スピーカー 1
ミスター大脳だよね
そうそうそう
スピーカー 2
セレブルですよ
今脳個人として言ってたけど脳は
人だよね
スピーカー 1
ミスター大脳さん
スピーカー 2
そうだよねそれは面白い
俺もそれ結構
衝撃よくて
だって夢見てるかもしんないでしょやばくない
スピーカー 1
そうなんだそうなんだ
スピーカー 2
夢見てるかもしんないってやばいよな
スピーカー 1
まあそうじゃないんだろうが
例えばこの前の話でできた
エジソンの脳とかアインクタインの脳とかが
脳の物質と意識の問題
スピーカー 1
どこかに保存されてるわけじゃない
あの内側で
何かしら意識的な
現象が起きていないとも
言い切れないみたいなわけでしょ
スピーカー 2
だからそう
夏目漱石の脳が
もしかしたら
今たぶん東大病院とかで保存してあるけど
はいはい
要はなんか下界の衝撃を感じ取って
今頭の中で小説書いてるかもしれないでしょ
スピーカー 1
そうなんだよね
だからあの中に
何百ページ分もの文章が
スピーカー 2
もしかしたら詰まってる可能性がある
新しい未公開作品がめっちゃあるかもしれないでしょ
やばい
これか
セレブル感覚これだよ
問題の構成と解明
スピーカー 1
やばいですよね
スピーカー 2
やばいよ
スピーカー 1
というような
話がつらつらと続いてきて
マジカの単体で
意識どうやって
観測すんねんみたいな
なってくるわけですけれど
ここでねその起義概念に
到達する前に4章でね
真っ先に押さえておきたいこと柄っていう
ものがちょっと事実の補足的な
感じでスッと差し込まれてるので
せっかくなのでちょっと確認しておきたいなと
いうところですと
これ何なのっていう話なんですけど
ちょっとね全体の構成から見ると
若干不思議な差し込みだな
っていう感もあったりは
スピーカー 2
するんだけど
なんか知識の閣議みたいな感じだよね
それは先進むための最低限
医学的な知識のシェアみたいな
スピーカー 1
そうそうそうそれで
この章があることが僕は比較的
信頼に足るな
って思いながら読んでたんだけど
やっぱりさっきも冒頭であったように
なんでこの物質である脳
っていうね
脂の塊みたいなやつが意識を持つんだ
みたいなそこに
最初の疑問というか興味を持っている
二人ならではだな
と思っていて
よく研究分野でもあると思うんですけど
研究しやすい領域の
研究って積み上がっていきやすいとかさ
あるじゃないですか
その中で意識と脳の問題
に関してはいくつかの問題が
目の前にあるにも関わらず
無視されてるんですよみたいな
脳の機能と処理
スピーカー 1
そういうことを言うのが
スピーカー 2
この四章の面白いところですね
スピーカー 1
大きく問題の
系としては三つあって
小脳と
腸皮質系という話題が
一つ
もう一つが睡眠と覚醒という話題
最後が夢
それぞれ少しずつ前半で
チラチラとできている話題ではあるかな
と思うんだけど
この三つの話題について
こういうファクトがあって
でもここはまだ解明しないよということを
事実確認みたいな感じでね
スーツ差し出してくれている
人ですよという
スピーカー 2
ここの
六章をチラッと見たんだけど
先日
ここの知識をしっかり共有しておかないと
6にスムーズに入れないから
そうだよね
ここはしっかり確認しておいたほうがいいと思う
スピーカー 1
ちょっと重ねての確認になりますけど
この本は冒頭も
お伝えしたとおり
五章を真ん中の
要として一章と九章
二章と八章三章と七章
四章と六章が
一緒になっているという構造になっている
この四章の話は
まさに六章の中で
解明されるということですね
もうちょっと一つずつ
サクッと見ていきますか
最初が性能と
思想・皮質系という
非常に噛みやすい
字面になっていますけど
思想・皮質系って言える?
スピーカー 2
思想・皮質系
スピーカー 1
思質って呼んじゃう
思質
スピーカー 2
思質はコレステロールによっちゃう
スピーカー 1
思想は目の床で
皮質は皮の質
そうだね皮の質だね
これって場所でいうとどこでしたっけ?
スピーカー 2
思想・皮質系
スピーカー 1
思想・皮質が大脳にあって
スピーカー 2
小脳が
小脳は大脳じゃない場所
脳の首のあたり
スピーカー 1
この辺にある
これあれだよね
前回まで進化論の特集やってたというところから
引きつけて話すと小脳は古い脳って
スピーカー 2
言ってるんですよね
スピーカー 1
そうそう小脳の方が昔から
比較的動物の中でも
スピーカー 2
プリミティブな機能を持っている
何かと言うと一度解説すると
小脳ってバランス取ったりとか
要はこのまっすぐ歩けるのは
小脳のおかげ
運動機能を使った
そうそう球投げたりとか
こういうのをスムーズに行えるのは
スムーズに喋れてるのも小脳のおかげで
ピエノとか練習してる時に
楽器やったことあったっけミンティ
バイオリンやってたよね
バイオリンやってる時にさ
慣れてきたらさ
スピーカー 1
ここの弦を押さえてるか考えないじゃん
スピーカー 2
それはもう小脳くんが
スピーカー 1
記憶してくれてるから
身体的な
全部身体だな
スピーカー 2
もうちょっと運動機能に近しい
そうそう運動とかの
スムーズに行えるようにしてくれてるのが小脳
スピーカー 1
逆にあれだよね
音とか視界とかは
ここでは司られてない
スピーカー 2
音とかは全部
ないの
高等用とか
スピーカー 1
外部の
インプットしかもいわゆる
情報を持ってそうなインプットって全部
インプットなんだけど
視覚情報とか聴覚情報とか
そういった何かしら情報量の
多いものの処理っていうのは
師匠 皮質系で
スピーカー 2
処理されてると
多分ミンティ収録終わったらまた調べてみたらいいけど
医学生が結構
毎回衝撃を受けるのは逆立ち小人
っていう
スピーカー 1
逆立ち小人って調べてもらったらよくて
ホームクルースだよね
脳の部位と対応してるんだよね
小脳と意識
スピーカー 1
そうそう
この部分はここで機能してるみたいな
スピーカー 2
俺最初あれ見た時
こんなことも分かってんだみたいな
だから脳の
脳の図が書いてあってその横に
逆立ちしてる小人が
書いてあるんだけど
その小人が顔を引き伸ばしたような
小人なんだけど
脳のこの場所は小人のこの鼻に当たって
脳のこの場所は足に当たっている
全部この脳の場所と
大脳の場所と
人間の感覚だったり
つかさせる場所は一対一対応で
決まってますよっていうのが
逆立ち小人の図なんだけど
小脳にはそういうのは全くないという
スピーカー 1
そうかそうか
特定の部位と紐づかないってこと
スピーカー 2
小脳はもうざっくり
3つぐらいに分かれてるんだ小脳チューブ
なんちゃらバランスをつかさせるとこと
運動をつかさせるとこと
ボンボンとざっくり3つぐらいに分かれてる
結構ざっくりした人のイメージ
小脳は
スピーカー 1
だいぶ脱線して深掘ってしまって
ごめんごめん でもそういう話があります
で面白いのは
ここで小脳と
思想皮質系のとこで一個の
命題というかテーゼが書かれていて
これ何かっていうと
小脳は意識をつかさどって
おらんと
いうことが言われてるんですよね
スピーカー 2
オペ中に小脳
使用とかで小脳をまるまる捨てた人も
意識は残ってますよっていう結構衝撃的な
スピーカー 1
話だよねこれね そうそう意識は残ってますよ
っていうのもそうだしいわゆる
健常的な意識体験を
そのまま残してますよ
みたいなそういう言い方で書かれて
いるんですよね
それが結構衝撃的
つまり意識
少なくとも我々が主体として
認識してる意識っていうのは
小脳側で担われてるんじゃないの
っていうこと
ここで明らかに
この話すげえ面白いなと思ってた
面白いなと思った一方で
ヤマハミ君がさっきどっかで
言ってたけど心臓に意識が
ないと言えるのかどうかみたいな話を
チラッと言ってたじゃない あっいたいた
あの話は僕はちょっと
結構面白いなと思って聞いていて
それ何かっていうとさ
僕らは確かに
コミュニケーションするためのツールと
アクセスできる大脳の
意識でもって
自分たちの体を制御しているかのように
スピーカー 2
思っているじゃないですか
スピーカー 1
でさっきミスター大脳
みたいな話をしてたと思うんだけど
ミスター小脳みたいな話が
スピーカー 2
仮にあった時にね
スピーカー 1
ミスター小脳の意識は
我々の大脳側の
意識からは知覚できないけど
あるっていう可能性を否定できないんじゃないの
ってちょっと思ったんですよ
スピーカー 2
なるほど
大脳側の意識には登らないってことね
スピーカー 1
ミスター小脳が持っている意識は
人格が別だっていう
比喩が結構面白いなと思ったから
それをあえて
引っ張らせてもらうと
大脳くんは
大脳くんで知覚できることしか
インプットできなくて
小脳くんはまた小脳くん
っていう意識を持っている可能性を
実は否定できないんじゃないのって
ちょっと思っちゃった
スピーカー 2
分かるけど
この本の定義している意識なのか
その小脳の持っている意識はって話
スピーカー 1
そうね、その問題はあるよね
スピーカー 2
小脳の持っている意識は
なんかまた
この本で定義されていない何かを持っている可能性は
スピーカー 1
あるよね
スピーカー 2
だって確かに
この本書いてあるけど
小脳には800億のニューロンがあって
大脳には200億のニューロンがあるって
そんな800億もニューロンあるところに
何もないはずないよなって俺も
思うんだけど
まあその
定義上の意識がたぶん大脳なんだよな
スピーカー 1
うんうんうん
そのあたりの話は5章6章でね
スピーカー 2
徐々に明らかになってくる
スピーカー 1
ちょっとそのあたりに委ねつつ
だから明らかになったことは
睡眠と覚醒時の違い
スピーカー 1
思想否定は意識を生み出すよ
これつまり大脳のことだよね
だけど小脳は意識を生み出せないよ
ということは大事です
でもなぜそうなのかは
今の事実が分かっている一方で
なぜそうなのかはよく分からない
スピーカー 2
とも同時に書いてある
スピーカー 1
このあたりが非常に
スピーカー 2
面白いところですよね
スピーカー 1
というのが一つ目のポイントだね
二つ目のファクトは
睡眠と覚醒時の違いについて
書かれてますよと
これもすでにさっきね山上くんが
閉じ込められてええなところでも
実はもうすでに触れてくれている部分だったり
するんですけど
比較的最近までは
寝てる間は脳を休んでんじゃないの
と書かれてましたと
だけど実はそうじゃなくて寝てる間も
比較的活発に活動してるんだよ
っていうことが
書かれてますよね
スピーカー 2
ただその
脳波を
寝てる時と起きてる時で
脳の
電気信号の量は
ベクトルの大きさは同じだけど
種類が違うというか
スピーカー 1
その時の差分が
カリウムだったっけね
放出されてるか否か
みたいなところが
違いなんだよってことまでは分かっているが
その違いがあることによって
じゃあその意識体験がどう違うの
とかそのあたりまでの
関連性っていうのは
スピーカー 2
未だに分かってない
なんかのヒントになるかもしれないね
そういう書き方になってますね
スピーカー 1
これがどれくらい次の章で
開けるかないのかと
スピーカー 2
最後が夢
意識と脳
スピーカー 2
さっきミント言ったけど
スピーカー 1
夢は
スピーカー 2
いいよね
意識は脳の産物
っていうこのパンツライン
スピーカー 1
はいはいありましたね
スピーカー 2
意識は脳の産物
スピーカー 1
これはだから我輩は脳
であるのかというところに
まさにバチッとはまってくる
スピーカー 2
話題ではあるんですけど
言葉引用していい?
夢を見ている時
脳が全てを担当する
脳は
脳膜の力を借りずに見て
足の力を借りずに歩く
すごくない?
そうなんだよね
すごい
当たり前のことだけど
これがさっきミントが言った
ホルマリン付ける脳が
夢を見ている可能性があるっていうことだよね
そうなんですね
別に足も目もなくても想像できるんだよ脳は
スピーカー 1
その後に続くのが
意識が今ここで生まれるためには
外部世界との交渉を
意識の情報統合理論化
スピーカー 1
しようとしない
スピーカー 2
意識は脳の産物であると
スピーカー 1
うわぁセレブル
スピーカー 2
セレブルよな
これセレブルよな本当に
スピーカー 1
やばいですね
すげーわ
これさ脳を
一回自分の神経細胞から
切り離して
脊髄とかから切り離して
もう一回くっつけるってできるの?
スピーカー 2
いやー
多分俺はちょっと
脳外科じゃないからそこを
間違ってたらごめんだけど
そんなことないんじゃないかな
あんまりやらないと思う聞いたことない
スピーカー 1
さっき脳移植できるかどうかみたいな話
ちょっと別の議論だと思うけど
一回切り離して自分自身の
頭蓋の中に
もう一回収め直すっていうこととか
スピーカー 2
できるのかなと思って
ゲームで言うカセットをフーフーしてバシャってまた入れるみたいな
スピーカー 1
そうそうそう
スピーカー 2
そしたらなんか
どうなるんだろうね
スピーカー 1
その間に意識体験があったのかしら
みたいな話とかちょっと
スピーカー 2
確かにそれでさ
もし意識なくなるとしたらすごく
議論が進みそうじゃない
一回切り離して繋いでやらなくなるような意識ってのは
なんていうか
そこにヒントがあるって話になる
スピーカー 1
そうだねそうだね
いやーというところで
少しずつねこう事実関係が
見えてきましたよというところだけど
なんか結構あれだね
って読んでくるとさ僕らがさ
意識の話に立ち入る前から
話題に上がっていた
思考実験とか考え方とか
スピーカー 2
そうだね
スピーカー 1
ちょいちょい出てきてるなっていうのが
スピーカー 2
面白いですよね
エジソン・ガミ子の下り
ガミ子のね下りとかさ
スピーカー 1
あとタナトの話もさ意識がなくなる
意識認識する主体がなくなることが
死ぬことなのかしらみたいな話とか
確かに確かに確かに
とかね閉じ込められてるところね
ラインがさちょっとさっき触れなかったけど
心肺停止から脳死をね
シート振るふうに考えようみたいな話とかさ
スピーカー 2
しかもなんかロックトイン
シンドロームの話はどっかで捨てるよね多分
スピーカー 1
あったあった今多分4章の最後の
ところにもちょろっと出てくるんだよねロックトインシンドローム
スピーカー 2
スピーカー 1
ロックトインしていても
目を動かすことができたりとかも何かしら
スピーカー 2
コミュニケーション法があったりとか
ってかそれあれか最近の収録で
なんだっけチャットCPDの
なんかショートの収録かなんかね
あったあった
俺なんかネイチャーの文載せた気がするもん
スピーカー 1
参考文献で働くと
そういう話とかも踏まえるとやっぱ
僕らの関心領域にやっぱ非常に
重なる研究をされてる先人
というところで
僕らは別に研究してるわけじゃないんですけど
スピーカー 2
でもなんか俺らが考えてるようなことを
なんか
被るフィールドだったね
スピーカー 1
そうですよね
スピーカー 2
そしてあれだよね
俺が結構この本
4章まで読んで感銘を受けたのは4章の最後
スピーカー 1
はいありましたね4章の最後
言っちゃってください山上さん
スピーカー 2
新理論で
道が開ける可能性に
関しては生物学で
著名な例がある
おやおや
生物が自然淘汰によって進化を遂げる
自称はチャールズ・ダーウィンが
種の起源を書く前にもその辺に
先人の研究と共通点
スピーカー 2
ゴロゴロ転がっていたはずである
すでに目の前にある
自称を新しい理論の光に照らして
解釈し整理することが
スピーカー 1
必要だったのだ
スピーカー 2
きたこれ きたこれですよ
スピーカー 1
いやダーウィンが引用されるとは
スピーカー 2
これもうなんかあれだよね
ダーウィンにさ
肩を押されたというか
なんかまさに
スピーカー 1
この本を読めと
スピーカー 2
チャールズ・ダーウィンが言っとらんかって感じだよね
スピーカー 1
いや本当ですよ本当ですよ
だからね
チャールズ・ダーウィンと
彼らこの2人の
共通点じゃないけど
やっぱり強烈な
原体験があるじゃない一つ
ダーウィンさんの場合は
あのビーグル号の そうビーグル号に乗って
ランドスケープの編成に伴って
生物種がこう
なんでこんな適応的なんだろうって思う
最初の初発の問い
みたいなのが強烈なわけじゃない
それを説明するために
適者生存のメカニズムだったりとか
自然生態化のメカニズムも
説明したと
ダーウィンさんらは
なんで物質が意識を持つんだよ
というのを脳を実際に
自分の手に乗せてみた経験から
強烈に感じていて
それを明らかにするために
意識の情報統合理論化
という
理論体系を構築するに至ったと
スピーカー 2
そうだからこれからは
一応言っとくと
意識の情報統合理論と新たな一般法則
スピーカー 2
あれだよね今までの問いを
今までの1章から4章までの問いを
解き明かすための
ダーウィンでいう自然淘汰の
則みたいのを
5章で
この2つが打ち立てる
新たな一般法則
それを意識の情報統合理論と呼ぶと
ちょっと僕
面白すぎて5章読んじゃったんだけど
すごい
次回も楽しみに
マジで
こんな風に考えて
意識を通識化するの
5章の打ち立てる理論・仮説
スピーカー 2
すごいっていう
ヤバってなった
ヤバい
マジでなんでこんな考えに至れるんだ
こいつらって思って
ただもんじゃねえって
すげえ失礼な言い方だけど
スピーカー 1
誰の目線で言ってんねえって感じ
スピーカー 2
ただもんじゃない
同じ医者として
スピーカー 1
すげえなって
ここはちょっと
なんていうか
希望があるというとあれですけど
理論が道を切り開く可能性について
しっかりと
ここで述べていただいて
面白いね
こういう風に考えると
こういう風に仮説が立てられるんじゃないの
っていうことから
いろんな実証的な結果を
得ることができるよねっていう話だと思うんで
それこそね
このラジオが始まった当初
機能法と円卓法みたいなのを
観察できる事実から
機能的にルールを解き明かしていく
っていう話もあるけど
今回は一個飛ばそうぜっていう話なわけですよね
スピーカー 2
そうだね
スピーカー 1
ある程度体系だった理論
っていうのを構築して
仮にこういう理論が成立してとすると
こうなるはずじゃないかっていう
現象をある種予測するような
仮説を立てる
ということが道を切り開く可能性が
あるんだよっていう風に
この4章の最後でね
そうだね
スピーカー 2
言ってるんですよね
スピーカー 1
法則
スピーカー 2
夢あるね
夢あるよ
これ今までの
1章から4章の
もやっとをさ
パッとカイトランマのごとく
解き明かす法則を
5章ってそんな長くないじゃないですか
そうなんだよね
そうすげえ
すごいとしか言えないこの5章に関しては
次回収録は
5章だけに焦点が当てていくので
本当にお楽しみにしていてください
次回は情報統合理論の解説
スピーカー 1
じっくりじっくり5章を深掘っていきたい
スピーカー 2
5章はまさに数学だもんね
見て読んだ?5章って
スピーカー 1
読みましたよ
スピーカー 2
これ数学じゃん
中学生とかでも分かるような
数学じゃんこれ
だから多分皆さん分かっていただけると思います
スピーカー 1
というところでね
この時間半に
わたって
1時間かにわたって
問いをひたすら
投げつけられてそんなこと考えたことも
なかったわっていう問いから
考えたことあるけど実際どうなんみたいな話まで
もやもやとさせ続けられて
きましたけれども
どうですかこの答えが出ないまま
スピーカー 2
じらされてる感じ
これね本当に
俺はもう手元にあるから最後まで
言っちゃったけど視聴者の皆さん
これ本当に買っちゃうんじゃない
この本の売り上げ上がっちゃうんじゃないのっていう
はい
気になるよ先が1週間待てないよって
スピーカー 1
なりそう ね本当ですよ
スピーカー 2
本当にこの世界に没入したらね
スピーカー 1
こんなスリリングな展開で
このお話を書いてくれたことに本当に感謝ですよね
スピーカー 2
いや本当に本当に
しかもこのカタラジオの
リスナーの方ね俺
自分の友達とかも聞いてくれる人いるから
結構医療関係者多かったりするかもしれないから
割と共感していただける
ことは多いんじゃないかな皆さんで
ちょっと思いながら
スピーカー 1
そうそうそう
僕は残念ながら
解剖実習で脳を取り上げたことがないタイプの
スピーカー 2
人間なので
スピーカー 1
そうだね大半がそうだと思うけど
そういう経験があるよという方が今回の
お話を聞いてどんなふうに感じた
というコメントいただけると
スピーカー 2
幸いでございます
スピーカー 1
お便りお便り
まだ来てないですよ
ではでは次回は
先ほども少し頭話ありましたけど
鍵となる理論
情報統合理論解説する
五章ということで
来週はこの一本立てで
一本立てとちょっと語弊があるのか
五章のみを読むよということですね
一緒に読みたい人は
本のリンクが概要欄に貼ってございます
ぜひぜひ一緒に本を買ってみましょう
スピーカー 2
一緒に楽しみましょう
スピーカー 1
ということでこのコーナー
閉めたいと思います
スピーカー 2
次回もお楽しみに
お楽しみに
語らずよ
はいお疲れ様でした
お疲れ様でした
どうですか
面白かったなんか白熱したわ
言いたいことがありすぎて
聞きたいことがありすぎて
スピーカー 1
なんでか
ちょっとこれね四章一本はきついね
スピーカー 2
長かったね
さすがにもう
一章一章で全然深掘りできちゃう
この本
スピーカー 1
そうなんだよね
あんまり深掘りすぎると問いの提示ですから
変なとこに聞かれないので
さらっと五章までいっちゃおうと
スピーカー 2
流れてきました
今回も危なかったじゃん
何回もいろんな方向に深掘りしそうになったと
ミントがぐって引き戻してくれたり
みたいなくだりが何回もあったじゃない
スピーカー 1
二章いこうかといったとき
山上さんすごい寂しそうな顔してたもんね
スピーカー 2
そうそうそう
もう一章
ほわほわ
抽象的な空間でフローティングしたいんだけど
スピーカー 1
みたいな
そのあたりはショーツとかで
意識の浮遊
スピーカー 2
スピンアップしちゃってもいいかもね一章の話
スピーカー 1
そうだね
九章か終わった暁に
いい感じにそのあたりを
スピーカー 2
フォローアップできたら楽しいかも
まさに前回のサムネじゃないけど
トゥーメンズフローティング
フローティングインザコンシャスネス
みたいな意識の中で
浮かんでる
スピーカー 1
前はほらサイバースペースだったけどさ
もしかしてあれですか
ミスターダイノとミスターショーノが浮かんでるんですか
スピーカー 2
あっ
なるほどあいつらミスターダイノとミスターショーノ
だからあれか
ラジオ版の話
スピーカー 2
ラジオ版の方はショーノが
ケギスやられちゃったわけね人になっちゃった
ダイノになっちゃったっていう
そういうことですか
いやいや
スピーカー 1
八百億のニューノンが
まあちょっとね
ということで非常に
深めどころの多い一冊でございますけど
次回もぜひぜひ
お楽しみにしていただければと
お楽しみにしてください
ではでは本日はこの辺で
スピーカー 2
おやすみなさい
おやすみなさい
by H.
01:36:12

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