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今回はですね、レベルを分けるということで、自分のレベルを知るということについてお話ししたいと思います。
価値の原理というのはね、関心を持つことで価値は現れるということで、
まず自分に関心を向けて自分のことを分かっていこうと、自分のタイプや自分のレベルを知りましょうというようなお話をさせていただきました。
タイプを分けて、タイプごとに自分の特徴とか強みを生かしていくということについては、
割と結構、世の中的にもそういったタイプの違いがあるんだとか、タイプを生かしてうまくいくとか、そういったことが一定程度認知されてきたんじゃないかなというふうに思っています。
一方で、レベルを分けて対応を変えたりね、取り組みを変えるということについては、まだまだ認知が低いんじゃないかなということを思っています。
じゃあ、レベルを分ける意味はどこにあるのかということについて少しお話ししたいんですけど、
日本には、茶道とか華道とか柔道とか剣道とか、そういった形で武道や芸能という道を極めていくために、道を極めるステップとして、
手法理という考え方があります。これは、型を守るという手と、型を破るという破と、新しい自分が学んだ流派を離れて自分の流派を作るという理、この3つの言葉で手法理という考え方があるんですけど、
まさにこういう種の段階なのか、葉の段階なのか、梨の段階なのかというレベルによってやることが変わるということがあるんですね。
このレベルによってやることが変わるということを知らないと、種の段階ではうまくいったことというのが、葉の段階でも同じことをしていると、葉の段階をクリアすることができない、前に進むことができないということで、
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同じことをやっているんだけど、うまくいったりうまくいかなかったり、そういう現象が起きて、なんでうまくいかないんだというふうに迷路に入ってしまうことがあります。
この種張りということで考えると、種張りの種というのは、型を守るということなので、自分が学んでいる流派の師匠の言うことを聞いて、型を徹底的に身につけて守っていくという段階です。
この時は自分なりにやるというのは、うまくいかない方法ですし、やってはいけないことになります。
今度は次に基本をクリアして、種の段階をクリアしたら、葉という型を破るという段階に入っていくんですけど、この時に前にうまくいった型を守るという戦略をずっととっていると、型を破ることができないということなので、
今度は反対に自分なりだったり応用ということをしていく必要があります。
誤解を恐れず言えば、死の時にうまくいった方法を捨てて、死の時にはダメだった自分なりというものをこの葉の段階では出していくことになります。
このように段階が変わると課題が変わって、当然課題が変わればやるべきことも変わっていくということになるので、レベルを知るとか、レベルによってやることを変えるということを知らないと前にうまくいった方法にとらわれてしまって、その先前に進めなくなってしまうという、
非常に恐ろしい状態が生まれますので、自分のレベルを知るということ、レベルをわかるということをぜひ皆さんも関心を持って捉えていただきたいなというふうに思っています。
本日は自分のレベルを知る、自分のレベルをわかるということの意味についてお話をさせていただきました。